言葉を紡ぐ2015年07月06日 05:16

言葉を紡ぐ


明け方に、500Eを駆る。

暗い雨の降る道をひた走る。

ライトをつけてブレーキを踏み、右のウインカーを点けると、点滅の具合が良くない(左はOKなのに・・・)。

明日、J-AUTOで見てもらおう。

いつものルート。

第三京浜を保土ヶ谷まで行って、Uターンしてくる。

クルマはもちろん少ない。

早朝の配達に間に合わせるために走っているトラックや、休み明けのこの時間の空いた道路を狙って走る方だけ・・・。

まあ、雨だしな。

そんなクルマも少ない。

ラジオでは、ギリシャの国民投票が終了し、開票が始まったと報じている。

遠い西洋の国の話が、電波に乗ってやってくる。

浮沈子の与り知らぬ話である。

夕べ連れ去られた少女は、無事保護されたという。

良かった・・・。

しかし、物騒な世の中だな。

帰ってきて、ヨタブログを書き始める。

早起きは三文の得というが、そんな話は、朝寝坊を戒めるためのものに決まっている。

何の意味もない。

しかし、人間は、そういった様々な柵(しがらみ)に絡め取られて生きている。

どこの国に行っても、どんな生活であっても、何物にも捉われないで生きている人間など皆無だ。

皆、何かに絡め取られている。

水中拘束だな。

まあいい。

今朝は、余りに早起きしたので、一走りした(もちろん、クルマで)。

無性に走りたくなった。

それって、やはり何かに捉われているからだろう。

それは、別に悪いことじゃない。

人間は、そうやって生きている。

これをしなきゃ、あれをやらなきゃ・・・。

浮沈子は、言葉を紡ぐ。

そうしないと、生きていけなくなりそうだ。

もちろん、そんなことをしないでも、生きることは出来る。

しかし、そう感じ、突き動かされてパソコンに向かう。

だいたい、哺乳類というのは、人間に限らず、一見無駄なことばっかして生きている。

爬虫類的生活では、生きていけないのだ。

行動の多様性によって、生存率を高めてるんだから・・・。

寝て、食って、ヤルだけ(子供はわかんなくていいです!)。

それだけでは、生きていけないのが人間の性(さが)だし、それは仕方ないことだ。

その、必要悪ともいえる、一見余計なことが、生きることそのものになっている。

個体に与えられた有限の時間の中で、足掻き、悶え、苦しむ。

命を削って言葉を紡ぐ方もいるが、浮沈子は、頭に浮かんだことをダラダラと書くだけ。

外では、スズメが賑やかに囀り出す。

東京アメッシュを見ると、雨域の切れ間に入ったようだ。

さて、朝飯でも買いに行くか。

哺乳類であっても、食わねば生きていけない。

言葉では、腹は満たされないのだ・・・。