爆音 ― 2016年01月06日 15:25
爆音
北朝鮮が水爆実験を行ったと発表された。
(北朝鮮、水爆実験に成功と発表 「今後も核開発続ける」)
http://jp.reuters.com/article/north-korea-nuclear-success-idJPKBN0UK0AM20160106
「北朝鮮は、6日午前に水爆実験を実施し、実験が成功したと発表した。国営テレビで発表した。北朝鮮が核実験を実施するのは今回で4度目。」
先月11日の報道から、1か月も経たないうちに実験が行われた。
もちろん、このブログでも触れている。
(水爆かよ!?)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/12/11/7944593
(水素弾)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/12/11/7945072
「浮沈子は、これはブラフなどではないと断言する。
少なくとも、対外的発言として、それなりの効果を発揮させるに十分な程度、開発が進んでいるという点では、専門家だって異論はないはずだ。
そこから踏み込んで、最低でも2年以内に実験可能なレベルまで到達しているとみている。」
たった1か月で実験できるレベルにあったとは、想定外だったな。
「国名:原爆実験:水爆実験:期間
・米国:1945:1952:7年
・ソ連:1949:1955:6年
・英国:1952:1957:5年
・仏国:1960:1966:5年
・中国:1964:1967:3年」
ここに、北朝鮮の名が加わるわけだ。
「国名:原爆実験:水爆実験:期間
・北朝鮮:1998:2016年:18年」
パキスタンにおける代理実験を原爆実験としているが、北朝鮮領内での実験ということになると2006年になる。
この時は、実験は失敗だったとされているので、一応形になった年でいえば2009年だ。
原爆開発期間はそれなりに長くなってはいても、水爆へ移行する期間は短い。
ロイターの記事にはこうある。
「北朝鮮は、米国の敵視政策から自国を防衛するため、今後も核開発プログラムの強化を続ける、との方針を表明。」
まあ、核兵器の開発や維持には、莫大なコストがかかるので、実際に継続できるかどうかは分からない。
「さらに、核技術を他者に移転しない、とも表明した。」
これを文字通り受け取るほど、世の中は甘くないだろう。
もうイランには技術移転したに決まってる。
テロリスト集団に渡った日には、B級映画が現実になる。
国際社会は、断固たる対応を取るべきだ。
北朝鮮が直ちに核兵器を放棄することはないだろうが、拡張を思いとどまらせることも重要だ。
直接的な経済的な制裁に加え、同国を支援する国についてもペナルティを課さなければならない。
いずれにしても、極東の軍事バランスに重大な変化をもたらしたことは確かだ。
見て見ぬふりをすることはできない。
これは、現実の脅威であり、今そこにある危機だ。
我が国政府にも、適切かつ早急な対応が望まれる。
そして、大量破壊兵器の脅威に依存して平和を贖おうとする潜在的な欲望を捨て去ることだ。
我々にとって、最も必要なことは、あるいはそのことなのかもしれない。
北朝鮮が水爆実験を行ったと発表された。
(北朝鮮、水爆実験に成功と発表 「今後も核開発続ける」)
http://jp.reuters.com/article/north-korea-nuclear-success-idJPKBN0UK0AM20160106
「北朝鮮は、6日午前に水爆実験を実施し、実験が成功したと発表した。国営テレビで発表した。北朝鮮が核実験を実施するのは今回で4度目。」
先月11日の報道から、1か月も経たないうちに実験が行われた。
もちろん、このブログでも触れている。
(水爆かよ!?)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/12/11/7944593
(水素弾)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/12/11/7945072
「浮沈子は、これはブラフなどではないと断言する。
少なくとも、対外的発言として、それなりの効果を発揮させるに十分な程度、開発が進んでいるという点では、専門家だって異論はないはずだ。
そこから踏み込んで、最低でも2年以内に実験可能なレベルまで到達しているとみている。」
たった1か月で実験できるレベルにあったとは、想定外だったな。
「国名:原爆実験:水爆実験:期間
・米国:1945:1952:7年
・ソ連:1949:1955:6年
・英国:1952:1957:5年
・仏国:1960:1966:5年
・中国:1964:1967:3年」
ここに、北朝鮮の名が加わるわけだ。
「国名:原爆実験:水爆実験:期間
・北朝鮮:1998:2016年:18年」
パキスタンにおける代理実験を原爆実験としているが、北朝鮮領内での実験ということになると2006年になる。
この時は、実験は失敗だったとされているので、一応形になった年でいえば2009年だ。
原爆開発期間はそれなりに長くなってはいても、水爆へ移行する期間は短い。
ロイターの記事にはこうある。
「北朝鮮は、米国の敵視政策から自国を防衛するため、今後も核開発プログラムの強化を続ける、との方針を表明。」
まあ、核兵器の開発や維持には、莫大なコストがかかるので、実際に継続できるかどうかは分からない。
「さらに、核技術を他者に移転しない、とも表明した。」
これを文字通り受け取るほど、世の中は甘くないだろう。
もうイランには技術移転したに決まってる。
テロリスト集団に渡った日には、B級映画が現実になる。
国際社会は、断固たる対応を取るべきだ。
北朝鮮が直ちに核兵器を放棄することはないだろうが、拡張を思いとどまらせることも重要だ。
直接的な経済的な制裁に加え、同国を支援する国についてもペナルティを課さなければならない。
いずれにしても、極東の軍事バランスに重大な変化をもたらしたことは確かだ。
見て見ぬふりをすることはできない。
これは、現実の脅威であり、今そこにある危機だ。
我が国政府にも、適切かつ早急な対応が望まれる。
そして、大量破壊兵器の脅威に依存して平和を贖おうとする潜在的な欲望を捨て去ることだ。
我々にとって、最も必要なことは、あるいはそのことなのかもしれない。
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