早起き2016年06月10日 06:46

早起き
早起き


昨夜は、夕食も取らずに寝てしまう。

やはり疲れているんだろう。

昨日の講習で、足が下がっているという指摘を受けてしまったので、ベッドの上でフォームのトレーニングを繰り返す。

畳の上の水練というのはあるんだがな・・・。

まあいい。

イメージトレーニングをしているうちに、眠ってしまった。

夜中に起きることもなく、今朝まで熟睡する。

龍馬1号のプルアナ早朝ダイブ以来、実質3日間潜らなかったので、ダイビング自体がいい運動になっている(しかも、いきなり4本差し!!!!←4本)。

早朝から食堂に下りて、このブログを書き始める。

朝のブログは、金のブログ(!?)。

食堂で、朝日が山の端から登ってくるのを簾越しに見ながら、一人でパソコンを打つ。

ローカルが一人、動き回っていただけで、ほかは誰もいない。

その彼もどこかへ行ってしまって、浮沈子だけだ。

朝の食堂は、金の食堂(!?)。

そういえば、DD前で潜っているのは、加藤先生と浮沈子だけなので、ポイントも独り占めだな(二人占め?)。

まあ、どうでもいいんですが。

コーヒーを減量しようと、朝食に付いてくるコーヒー以外には、ここでは手を付けていない。

デイドリームのお店に行けば、本能の誘惑に負けて3杯くらい飲んでしまうんだが、それでも、昨日は合計4杯だった。

喉が渇けば水を飲む。

食事のときは、アイスティー。

もちろん、健康に生きていくのには十分なんだろうが、水だって拘りだせばキリはない。

浮沈子には、そういう趣味はないけど。

ベッドメイキングの時に、ペットボトルを冷蔵庫に入れてくれるが、今回はそれにも手を付けていない。

食堂には、フリーで飲める水もあるし、お湯はいつでも沸いている。

粉コーヒーがそばに有って、誘惑が厳しいのが問題だがな。

朝の早いローカルが、そろそろ動き出して、アンテロープの朝が始まる。

実に寛げるな。

ストレスがない。

水中だけで十分だけど。

この時間でも、太陽は眩しいし、朝食までにはまだ時間がある。

もう少し、のんびりして、この朝の唯一無二の時間を楽しむことにしよう・・・。

朝食2016年06月10日 08:05

朝食
朝食


何時も決めている。

フィリピンのコンティキでは、ジャーマンブレックファスト、ここではコンチネンタル。

朝食のメニューだ。

浮沈子にとっては、黒ダイヤのように貴重なコーヒーが付いている。

本当に、コーヒー断ちなんてできるのだろうか?。

テクニカルダイバーになるための、自らに課した絶対条件。

減量よりも、サイドマウント4本差しよりも、CCRでのホバリングよりも厳しい、不可能と思える関門だ。

そう、例えば、アンテロープの朝食を頼む時にも、コーヒー抜きで頼まなくてはならない・・・。

その分、安くなるわけでもないだろうしな。

命の水・・・。

浮沈子が、1日に摂取する液体の、少なくとも半分はコーヒーだ。

それを、1杯も飲まずに過ごすことなんてできるんだろうか?。

もちろん、お茶なども断つことになる。

水と、野菜ジュースと、豆乳だけ・・・。

画像は今撮った朝食のものだが、フルーツジュースも付いてくる(これは、まあ、いいことにしよう)。

飢餓状態の胃袋に、小さいトーストと共に、制限しているはずの糖質を流し込む。

狂喜乱舞する脳細胞・・・。

美味しい!。

身体に悪いものは、何でこんなに美味いんだあ?。

バターも、ジャムもたっぷり付ける。

サラダとか、目玉焼きには何もかけない。

キュウリの味、ピーマンの味、レタスの味を、そのまま楽しむ。

身体にいいものも、飢餓状態だと美味いな。

これらは全て、生き物の身体から出来ている。

従属栄養生物である人間は、他の生き物の命を頂くことでしか生きることは出来ない。

食べ残しを含め、流通過程での損失、飽食、余剰作物の生産は、それだけで罪深いと言えよう。

浮沈子の先祖たちは、こんな飽食の時代を生きては来なかった。

飢餓に苦しみ、飢えを凌いで生き抜いてきたに違いない。

そして身に着けた飢餓対策としての太りやすい体質。

代謝効率が悪く、脂肪が付きにくい体質の、本来なら淘汰されてしまうような連中がのさばる異常な現代。

もちろん、絶対的な飢餓よりは飽食の方がいいには違いないが、その時代を生き抜くのも楽ではない。

だいたい、進化の過程にはテクニカルダイバーなんてのはなかったしな・・・。

その意味でも、十分ヘンタイだ。

まあいい。

飢餓と飽食の狭間に生きる人間。

飽食の時代が続くということになれば、デブは淘汰され、飢餓に弱い連中だけが生き残るんだろう。

ダイバーの未来も、体脂肪率が低く、減圧症になりにくいテクニカルダイバー向けのやつらばかりになるってことなのかあ?。

ますますヘンタイだな・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

朝食を終え、宝石のように貴重な、しかし、やや冷めてしまったコーヒーをすする。

脳が要求する黒い液体。

生きる上では、何の足しにもならないドブの水と大して変わりのない存在。

アルコールを断つ時には、この社会の中で失うものが多いだろうと覚悟した。

飲酒運転のリスクがゼロになる程度で、それ以外に、完全な断酒が社会的にプラスになったと感じたことはない。

飲酒を伴うコミュニケーションの機会はすべて失ったしな(飲兵衛の相手をしらふで出来るほど、浮沈子は器用ではありません)。

乾杯でも、一切のアルコールは飲まない。

水か、ジュースか、空のグラスで行う。

アルコールが育んだ、数千年の文化が、いきなり牙をむいて襲ってくる。

まあ、どうってことはないけどな。

コーヒー断ちについては、アンテロープの朝食以外に特に問題はないだろう。

飲まないだけ。

社会的に干される心配もなければ、顰蹙を買うこともない。

飲まないだけ。

不調法を窘められることもなければ、ヘンタイ扱いされることもない。

飲まないだけ。

しかし、ああ、それが一番難しいのだ。

タバコもアルコールも、何らかの社会的な関わりの中で、葛藤しながら止めてきたが、逆にそれが背中を押してくれたということもある。

タバコの値上げ、禁煙の高まり、飲酒運転撲滅の機運。

コーヒーには、そんなものはない。

飲まないだけ。

だから、意志の弱い浮沈子には、最も困難な依存からの解放ということになる。

この黒い液体に捕らわれている浮沈子。

脱水作用があるから、長時間のダイビング前に飲むのは好ましくないという、それだけの理由でやめようとしているが、その時だけやめるなどという器用な真似が出来ないので、完全に断とうとしている。

朝食の時に、ノーコーヒー、プリーズなどと、怪しげな注文を付けることができるまでは、テクニカルダイバーにはなれない。

コロールのコーヒー・ベリーの店には、紅茶かコーヒーかを選ぶのが唯一の問題であるような日々は素敵だ、という意味の看板が掛かっていた。

コーヒーか、テクニカルダイビングか。

浮沈子の場合、それが問題だ・・・。

水中写真2016年06月10日 17:37

水中写真
水中写真


いつまでたっても、だめなわたーしねー・・・。

(敏いとうとハッピー&ブルー(よせばいいのに).flv)
https://www.youtube.com/watch?v=cU9k5fz8_N0

水中で、加藤先生が写してくれた写真を見せられる。

メインタンクの後ろ跳ね上がり、ステージタンクの後ろは垂れ下がる。

これを水中で見せられて、この後、メインタンクのベルトのフックを、身体の中心側のDリングに、ステージタンクのそれを体の中心から離れたDリングに掛け替えたのだが、それでも塩梅が悪いというので、少し、ステージタンクのバルブを引っ掛けているバンジーのテンションを変えて、緩くしてみたら改善されたそうだ。

まあ、メインタンクを交互に吸っていて、だんだんガスが減ってくるんだから、ロジックとしては正しい。

メインのバルブを、もう少し後方にセットしたい感じもする。

フェザリングが出来る範囲で追い込んでいけばいいんだろう。

トリムについては、改善した。

完全にBCのしっぽの部分に付けるしかないということが分かった。

浮沈子の場合、この組み合わせでは、最低でも10ポンドないと、ガスを吸いきった時に3mでのホバリングは出来ない。

最後の浮上の前に、3mの水深で、4本のタンクのガスを50バールまで放出して、トータルのウエイトを確認する。

12ポンドでも浮きそうだったな。

というわけで、今日でテックサイドマウントの講習は、今回はとりあえずおしまい。

明日からは、いよいよ本命のCCRが始まる・・・。

SMS100の着心地の良さとか、それでも鬼のようにウエイトを付けないと浮いてしまうタンクとか、おろしたての3mmのシーガルの浮力とか、まあ、身に付いている天然の浮力体(体脂肪や内臓脂肪:これが、最大の浮力体かな)とか、いろいろあったが、やはり、しっかり講習を受けて良かった。

画像では良く分からないが、疲れてくると右足が下がってくる癖があるそうだ。

昨夜の特訓の成果はあったようで、それでも昨日よりは改善されていたようだな。

今回は、とりあえず4本着けて潜ってみたということで、次回はこの構成を完成させて、80キュービックフィート4本という怒涛の構成にチャレンジすることになった。

大きいことはいいことだ(ホントかあ?)。

まあ、バルブ周りが重くなるのを承知で、ヨークのアダプターを2個使うことにする。

一応、お借りできるということなので、それで進めることにしたのだが、さていつになることやら・・・。

今日の収穫は、フェザリングというヤツを初めてやってみたということだな。

意外にスムーズにいって、拍子抜けしている。

フリーフローしているセカンドを抱えて、通常よりも早く減っていくのを見ながら吸うわけだから、嬉しい状況でないのは確かだ。

そういう状況下で、落ち着いてバルブ操作が出来るかどうかは分からない。

が、まあ、練習では合格をもらえた。

課題は、バックキックとか360度その場のターンとか、基本的なスキルの精度を上げていくこと、タンクのコンフィギュレーションを完成させること、足が下がる癖を直すこと。

40キュービックフィートのタンクとの組み合わせとはいえ、4本のタンクを付けて潜ることのしんどさと、動きにくさ、進みにくさを感じる。

これが、80キュービックフィート4本になったらと考えると、半端な話ではない。

そもそも、着けられんのかあ?。

まあいい。

それは、少なくとも、次回以降の話だ。

今回のコンフィギュレーションが、どんな感じだったのかということは、写真などに記録して分かるようにした。

次回は、器材の方は、続きから始められる。

問題は、ダイバーの方だな。

どこまで後退するか・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

龍馬1号のヘレンクルーズから帰ってきてからの3日間を、座学を含めたテックサイドマウントの講習にしたのは正解だったようだ。

自分の悪い癖や、新しい器材、4本着けた時の特性など、いろいろなことが勉強になった。

フェザリングという、新しい技も仕入れたしな。

レクリエーショナルレベルでは、確かにこんなことは必要ない。

タンクをしこたま持ち込んで、吸い終わったら水中にぶちまけるという、オープンサーキットでのテクニカルダイビングの世界だ。

この世界を突き詰めていくと、身体の周り中にタンクを付けた、ヘンタイダイバーになっていく・・・。

それって、浮沈子が指向しているダイビングではない。

最大4本だろうな。

場合によっては、全部80キュービックフィートのタンクになるかも知れない。

それが限界だ。

それ以上になるダイビングは、もうCCR以外には考えられない。

レクリエーショナルだって、CCRしかやらないつもりだったんだしな。

でも、今回は楽しかった。

加藤先生に感謝!。

続きをやる時も、ヨロシクね!。