原因不明の肺炎=新型コロナ、軽症感染者は野放しで風土病確実 ― 2020年02月14日 00:11
原因不明の肺炎=新型コロナ、軽症感染者は野放しで風土病確実
おどろおどろしい標題を付けてしまったが、あながち浮沈子の妄想ばかりともいえないようだ。
晴れて汚染国昇格(?)となった本日のハイライトと言える記事は、イスラエルから正式な外交ルートで、クルーズ船から自国民の下船を要請されたことでもなければ、初めての死者が出たことでもなければ、感染ルート不明の感染者が続出していたことでもない(初日だしな、溜まってただけかも)。
(新型コロナウイルス 流行状況どうつかむか)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200213/k10012284551000.html
「ウイルスの検査は行わず、原因がわからない肺炎をすべて新型コロナウイルスによる肺炎とみなす」
「一方で今回の新型コロナウイルスは軽症の患者が多く、肺炎とは診断されない人もいるとみられるため、どこまで流行状況をつかむことができるのか、分からない部分もあります。」
数的には、そちらの方がアットーテキに多い。
数百万とかいう単位だ。
多くは自然治癒するだろうが、感染力はあるわけだから感染しまくりだな。
「別の原因の肺炎と区別が難しい」
別の肺炎かどうかは検査するだろう?。
それとも、しないで診断するんだろうか(たぶん、それが正しい)。
「簡易検査キットの開発が進めば、流行の状況を迅速に把握できるようになるということです。」
それは、数か月先だからな。
それまでの間に、状況が好転する見込みは少ない。
この記事には、余計な前提が付いている。
「万が一、新型コロナウイルスが国内の特定の地域で流行した場合」
万が一なのか、どうかだな。
特定の地域で流行したら、ベトナムの村みたいに検問作って封鎖するんだろうか。
(ベトナム、新型ウイルス流行で住民1万人の村を隔離)
https://www.afpbb.com/articles/-/3268116
「村の周囲には13日に検問所が設けられた。」
自衛隊が活発に関与しているのは、情報収集を兼ねて、その辺りの準備をしているんじゃないのかあ?。
しかし、それは感染を遅らせることはできても、封じ込める効果は限定的だ。
現在の感染状況は分からない。
貴重な検査資源を無駄に使うことを覚悟で、サンプル調査をするしかないだろう。
医療機関にも行かない無症状の人も含めなければ、実像は描けない。
「ある程度、流行が起きている状況であれば、ウイルスの検査を待つことなく、より迅速に流行を把握することができます」
インフルエンザのように、観測定点(特定の医療機関からの報告を取りまとめるため)を設置することを考えているのかもな。
それにしたって、軽症者は引っかからない。
抵抗力があれば、何の問題もなく、風邪の症状のままで治っちまうだろうしな。
それでもって、活発に動き回るから、いつの間にか周り中にうつしまくるわけだ。
やれやれ・・・。
ワクチンも、特効薬もない。
検査もロクにできない。
仕方ないな。
誰かのせいではないのだ。
恨むことは無意味だし、正しくもない。
WHOが、地域などを含まない病名(COVID-19:「CoronaVirus Disease, 2019」(2019年にコロナウイルスにより発生した病気))にしたのは、それなりの理由がある。
犠牲が大きいことが推測されるからだ。
ウイルス名は、もっと分かり辛い。
(新型コロナウイルスの症状は、かくして「COVID-19」と名づけられた)
https://wired.jp/2020/02/13/coronavirus-has-a-name-the-deadly-disease-is-covid-19/
「「SARS-CoV-2」(Severe Acute Respiratory Syndrome Coronavirus 2=重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)」
もちろん、先代のSARSウイルスから来ている。
「SARSという病名が2003年に付いたのは、ウイルスに名前が付くよりも先だった。」
「科学者は結局その病気にちなみ、「SARS-CoV」という名をウイルスに付けた。」
「新型コロナウイルスの名称「SARS-CoV-2」は、2003年のその病原体から来ている。遺伝子的に近縁だからだ。」
病名については、こんな記述もある。
「不気味に思えるのは、「COVID-19」が病名のひな形となっていくことだ。」
「末尾に付いている数字は、世界が今後の数十年でさらに多くのコロナウイルスに直面する可能性を暗示している。」
COVID-20、COVID-21、COVID-22・・・。
1年に2回出たらどーする?。
COVID-22-2かあ?。
まあ、どうでもいいんですが。
今日は、我が国が汚染国であってはならないという、麗しきタガが外れた記念すべき日だ。
PHEIC宣言のような清々しい気分にはなれない。
クルーズ船に感染者が発見された際、当局にフェイント食らった爽快な気分にもなれない。
ついに、来るものが来たという諦めにも似た気分だ。
こう、あっさり認められると、力が一気に抜ける。
本来なら、これからが本番なんだがな。
今日一日で、汚染国仲間(!)のシンガポール(感染者:50人→58人)、香港(50人→53人)は、相変わらず増え続けている(タイ(感染者33人)も汚染国のようです:追加)。
微増だが、止まることはない。
これからどれだけ増え続けるのか。
WHOへの報告とか、どうするのかな。
検査ベースで報告すれば、武漢と同じことになりかねないしな。
診断ベースでの報告に移行するのが、次のフェーズになるかも知れない。
簡易検査キットがいつできるのかにもよる。
精度管理上の問題もあるしな。
確定診断としてしまっていいのかどうか。
全ては、今日から仕切り直しだ。
和歌山で感染したのは病院の勤務医で、院内感染の疑いもあるという。
(新型ウイルス 和歌山県内 50代医師の感染確認)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200213/k10012284301000.html
「同僚の男性医師とこの病院に受診歴のある男性2人のあわせて3人が肺炎などの症状を訴えていて、県が感染していないか、検査しています。」
「すでに入院している患者は全員検査を行ったうえで病院内にとどまってもらう」
「接触者外来を新たに設ける方針で、これまで通院するなどしていて、せきなどの症状がある人は受診してほしい」
これは、表層に出てきた「事実」の一つだ。
国家のメンツに拘らず、もっと早く検査範囲を広げていれば、というのは後知恵というものだ。
東京のタクシーの運転手(70代)と神奈川県で亡くなった女性(80代)は、義理の親子と分かった。
(新型コロナウイルス 神奈川の80代女性死亡 感染者死亡は国内初)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200213/k10012284531000.html
女性の発症が22日、男性の発症は29日とある。
謎だな・・・。
逆なら何となく分かるんだがな。
別の感染ルートの可能性もある。
まあいい。
「可能な限り、患者に接触した人たちを追跡することで、感染ルートの特定につながる可能性はある。調べることが大事だ」
それによって、感染者を早期に捕捉し、新たな感染の広がりを抑制できる可能性も残っている。
その時期が過ぎてしまっていないことを願うばかりだ・・・。
おどろおどろしい標題を付けてしまったが、あながち浮沈子の妄想ばかりともいえないようだ。
晴れて汚染国昇格(?)となった本日のハイライトと言える記事は、イスラエルから正式な外交ルートで、クルーズ船から自国民の下船を要請されたことでもなければ、初めての死者が出たことでもなければ、感染ルート不明の感染者が続出していたことでもない(初日だしな、溜まってただけかも)。
(新型コロナウイルス 流行状況どうつかむか)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200213/k10012284551000.html
「ウイルスの検査は行わず、原因がわからない肺炎をすべて新型コロナウイルスによる肺炎とみなす」
「一方で今回の新型コロナウイルスは軽症の患者が多く、肺炎とは診断されない人もいるとみられるため、どこまで流行状況をつかむことができるのか、分からない部分もあります。」
数的には、そちらの方がアットーテキに多い。
数百万とかいう単位だ。
多くは自然治癒するだろうが、感染力はあるわけだから感染しまくりだな。
「別の原因の肺炎と区別が難しい」
別の肺炎かどうかは検査するだろう?。
それとも、しないで診断するんだろうか(たぶん、それが正しい)。
「簡易検査キットの開発が進めば、流行の状況を迅速に把握できるようになるということです。」
それは、数か月先だからな。
それまでの間に、状況が好転する見込みは少ない。
この記事には、余計な前提が付いている。
「万が一、新型コロナウイルスが国内の特定の地域で流行した場合」
万が一なのか、どうかだな。
特定の地域で流行したら、ベトナムの村みたいに検問作って封鎖するんだろうか。
(ベトナム、新型ウイルス流行で住民1万人の村を隔離)
https://www.afpbb.com/articles/-/3268116
「村の周囲には13日に検問所が設けられた。」
自衛隊が活発に関与しているのは、情報収集を兼ねて、その辺りの準備をしているんじゃないのかあ?。
しかし、それは感染を遅らせることはできても、封じ込める効果は限定的だ。
現在の感染状況は分からない。
貴重な検査資源を無駄に使うことを覚悟で、サンプル調査をするしかないだろう。
医療機関にも行かない無症状の人も含めなければ、実像は描けない。
「ある程度、流行が起きている状況であれば、ウイルスの検査を待つことなく、より迅速に流行を把握することができます」
インフルエンザのように、観測定点(特定の医療機関からの報告を取りまとめるため)を設置することを考えているのかもな。
それにしたって、軽症者は引っかからない。
抵抗力があれば、何の問題もなく、風邪の症状のままで治っちまうだろうしな。
それでもって、活発に動き回るから、いつの間にか周り中にうつしまくるわけだ。
やれやれ・・・。
ワクチンも、特効薬もない。
検査もロクにできない。
仕方ないな。
誰かのせいではないのだ。
恨むことは無意味だし、正しくもない。
WHOが、地域などを含まない病名(COVID-19:「CoronaVirus Disease, 2019」(2019年にコロナウイルスにより発生した病気))にしたのは、それなりの理由がある。
犠牲が大きいことが推測されるからだ。
ウイルス名は、もっと分かり辛い。
(新型コロナウイルスの症状は、かくして「COVID-19」と名づけられた)
https://wired.jp/2020/02/13/coronavirus-has-a-name-the-deadly-disease-is-covid-19/
「「SARS-CoV-2」(Severe Acute Respiratory Syndrome Coronavirus 2=重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)」
もちろん、先代のSARSウイルスから来ている。
「SARSという病名が2003年に付いたのは、ウイルスに名前が付くよりも先だった。」
「科学者は結局その病気にちなみ、「SARS-CoV」という名をウイルスに付けた。」
「新型コロナウイルスの名称「SARS-CoV-2」は、2003年のその病原体から来ている。遺伝子的に近縁だからだ。」
病名については、こんな記述もある。
「不気味に思えるのは、「COVID-19」が病名のひな形となっていくことだ。」
「末尾に付いている数字は、世界が今後の数十年でさらに多くのコロナウイルスに直面する可能性を暗示している。」
COVID-20、COVID-21、COVID-22・・・。
1年に2回出たらどーする?。
COVID-22-2かあ?。
まあ、どうでもいいんですが。
今日は、我が国が汚染国であってはならないという、麗しきタガが外れた記念すべき日だ。
PHEIC宣言のような清々しい気分にはなれない。
クルーズ船に感染者が発見された際、当局にフェイント食らった爽快な気分にもなれない。
ついに、来るものが来たという諦めにも似た気分だ。
こう、あっさり認められると、力が一気に抜ける。
本来なら、これからが本番なんだがな。
今日一日で、汚染国仲間(!)のシンガポール(感染者:50人→58人)、香港(50人→53人)は、相変わらず増え続けている(タイ(感染者33人)も汚染国のようです:追加)。
微増だが、止まることはない。
これからどれだけ増え続けるのか。
WHOへの報告とか、どうするのかな。
検査ベースで報告すれば、武漢と同じことになりかねないしな。
診断ベースでの報告に移行するのが、次のフェーズになるかも知れない。
簡易検査キットがいつできるのかにもよる。
精度管理上の問題もあるしな。
確定診断としてしまっていいのかどうか。
全ては、今日から仕切り直しだ。
和歌山で感染したのは病院の勤務医で、院内感染の疑いもあるという。
(新型ウイルス 和歌山県内 50代医師の感染確認)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200213/k10012284301000.html
「同僚の男性医師とこの病院に受診歴のある男性2人のあわせて3人が肺炎などの症状を訴えていて、県が感染していないか、検査しています。」
「すでに入院している患者は全員検査を行ったうえで病院内にとどまってもらう」
「接触者外来を新たに設ける方針で、これまで通院するなどしていて、せきなどの症状がある人は受診してほしい」
これは、表層に出てきた「事実」の一つだ。
国家のメンツに拘らず、もっと早く検査範囲を広げていれば、というのは後知恵というものだ。
東京のタクシーの運転手(70代)と神奈川県で亡くなった女性(80代)は、義理の親子と分かった。
(新型コロナウイルス 神奈川の80代女性死亡 感染者死亡は国内初)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200213/k10012284531000.html
女性の発症が22日、男性の発症は29日とある。
謎だな・・・。
逆なら何となく分かるんだがな。
別の感染ルートの可能性もある。
まあいい。
「可能な限り、患者に接触した人たちを追跡することで、感染ルートの特定につながる可能性はある。調べることが大事だ」
それによって、感染者を早期に捕捉し、新たな感染の広がりを抑制できる可能性も残っている。
その時期が過ぎてしまっていないことを願うばかりだ・・・。
やはり書かずにはいられない、あの映画のこと ― 2020年02月14日 04:20
やはり書かずにはいられない、あの映画のこと
和製パニック映画の金字塔といえば、やっぱ「復活の日」だろう。
(復活の日)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A9%E6%B4%BB%E3%81%AE%E6%97%A5
シンゴジラがどうだとかいっても、世界が滅びることはないしな。
せいぜい、湘南とか東京とか、その程度だ。
同じ小松左京の名作である日本沈没だって、名前の通り日本だけ・・・。
復活の日のスケールはデカい。
ウイルスにコテンパンにやられて、もう、人類滅亡寸前まで追い詰められて、更に、巨大地震による米ソ(当時は、まだソ連だったからな)の核兵器の自動発射システムによって、ありったけの核兵器を打ち合って、もう、ハチャメチャ(その辺りの描写は、あまり覚えていない)。
最後は、中性子爆弾で神経をやられた主人公が舞い戻って大団円になるが、その辺はどうでもいい。
南極ではウイルスは生きられないとか、中性子爆弾で変異して無害化されるとか、当時は発見されていなかったウイロイドみたいな、裸の遺伝子のみの存在とか、蘊蓄もテンコ盛り(原作は1964年出版だがウイロイドは1971年発見:追加)。
印象に残っている場面は、看護婦さん(当時は、看護師なんて言わないしな:確か、多岐川由美)が白衣着たままモーターボート乗ってっちゃうという、あれまっ!なシーンだな。
劇場公開から40年・・・。
まるで、B級SF映画のノリで、あの復活の日がトレースされているかのようだ。
MM-88に代わって主役(?)となったSARS-CoV-2。
イタリア風邪ならぬ武漢肺炎、あ、いや違った、COVID-19。
アルゼンチン基地では、現実に南極での出産が行われているし、東日本大震災は起こるし。
中距離核兵器は復活するし、極超音速ミサイルは実現するしな。
このまま行くと、世界は、2度死ぬかもな(そんなあ!)。
近未来を描いた優れたSFは、リアルな世界を映し出す鏡だ。
もちろん、細部や設定は異なる。
コロナウイルスは、宇宙生物由来のバイオ兵器ではない。
武漢近郊の微生物研究所みたいなのはあるけど、リアリティに欠ける気がする(変異しやすいし)。
大体、南極基地に派遣されているような科学者が、ウイルス研究で真実を突き止め問題を解決するとかいう設定が不自然だ。
だって、南極には、ウイルスいないって言ったじゃん!?。
まあいい。
今回の新型コロナが、人類を滅亡させる気遣いは、今のところない。
後期高齢者や、抵抗力が少ない有病者はご用心だが、一部を除き、実年齢が若い世代には影響は少ない。
だが、医療体制とか、現場の混乱とかで大きな犠牲を払わなくて済むように、今からでも早急に対策する必要がある。
昨日読んだ記事で、印象に残ったのはNHKの蔓延した時の対策の記事だったが、押谷教授の話も刺さった。
(スピード抑制と重症対策を 専門家「国内流行の可能性大」―新型肺炎)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020021301403&g=soc
「周囲にどの程度の感染者がいるかを見極めてさらなる拡大を防ぐ作業は必要だが、感染源特定や軽症者探しをやりすぎると疲弊する」
その通りだ。
救える命を救う。
そのための保健・医療体制だからな。
「医療体制を重症者に集中させるべきだ」
救えない命のために、或いは救わなくてもいい命に貴重な資源を割くことはできない。
ある程度広がってしまった感染のツリーを遡って辿るのは困難だ。
どこかに軽症者の介在があって、トレースできなくなる可能性が高い。
それよりも、テキトーに切り上げて、未来の感染者を断つ方策や、目の前の重症者の治療に資源投入した方がいい。
感染者は、今でも我が国に流入し続けているだろうし、これからも、それを完全に捕捉することはできない。
もう、広がってしまっているからな。
ワクチンの開発は、普通なら数年は掛かる。
エボラのワクチンは、2014年の大流行から6年経って、ようやくものになりつつある(たぶん、まだ未承認薬)。
18か月とか言ってるけど、リップサービスかもな。
まだ始まったばかりだというのに、今月がピークだとか、4月には終息させたいとか、夢物語のような話が出ている。
気持ちは分かるが、無理な話だ。
浮沈子は、久々に復活の日のウィキの記述を読んで驚いた。
「半年後、夏の終わりには35億人の人類を含む地球上の爬虫類・両生類・魚類・円口類を除く脊椎動物が、ほとんど絶滅してしまう」(小説あらすじより:時代設定は196X年2月とある。)
半世紀前、人類は、現在の半分以下しかいなかったのだ・・・。
また、作中に登場するウイルス(もどき?)が、気温の上昇と共に活性化するという設定にも驚く。
(南極で観測史上初めて最高気温が20℃を突破:追加)
https://gigazine.net/news/20200214-antarctic-temperature-above-20/
南極って、暖かいな・・・。
イタリア風邪とか、命名上、今では問題となる話も出てくる。
地名、人命、動物名はご法度だ。
時代を感じるとともに、透徹した思考の産物は、事実の違いを超えて真実を指し示すことがあると知る。
MM-88は、生まれるべくして生まれた。
文学的表現をするなら、人類に警鐘を与えるためにもたらされた。
復活の日に蘇った新しい人類は、二度と間違うことなく、この小さな青い星の上で争うことなく生き続けていくだろうか?。
残念ながら、浮沈子にはそうは思えないな。
SFではないけれど、トバカタストロフ理論によれば、我々は、既に一度は絶滅の危機を潜り抜けている。
(トバ・カタストロフ理論)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%95%E7%90%86%E8%AB%96
「現世人類も、トバ事変の気候変動によって総人口が1万人にまで激減したという。」(1998年提唱)
人類は皆兄弟、生まれながらにして、懲りない面々なのだ。
まあ、どうでもいいんですが。
この先、我々の文明は、何度も滅び、その度に復活し、新たな文明を携えて繁栄を繰り返すのかも知れない。
太陽と地球の天文学的な節理が、やがてその輪廻を閉じるその日まで・・・。
和製パニック映画の金字塔といえば、やっぱ「復活の日」だろう。
(復活の日)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A9%E6%B4%BB%E3%81%AE%E6%97%A5
シンゴジラがどうだとかいっても、世界が滅びることはないしな。
せいぜい、湘南とか東京とか、その程度だ。
同じ小松左京の名作である日本沈没だって、名前の通り日本だけ・・・。
復活の日のスケールはデカい。
ウイルスにコテンパンにやられて、もう、人類滅亡寸前まで追い詰められて、更に、巨大地震による米ソ(当時は、まだソ連だったからな)の核兵器の自動発射システムによって、ありったけの核兵器を打ち合って、もう、ハチャメチャ(その辺りの描写は、あまり覚えていない)。
最後は、中性子爆弾で神経をやられた主人公が舞い戻って大団円になるが、その辺はどうでもいい。
南極ではウイルスは生きられないとか、中性子爆弾で変異して無害化されるとか、当時は発見されていなかったウイロイドみたいな、裸の遺伝子のみの存在とか、蘊蓄もテンコ盛り(原作は1964年出版だがウイロイドは1971年発見:追加)。
印象に残っている場面は、看護婦さん(当時は、看護師なんて言わないしな:確か、多岐川由美)が白衣着たままモーターボート乗ってっちゃうという、あれまっ!なシーンだな。
劇場公開から40年・・・。
まるで、B級SF映画のノリで、あの復活の日がトレースされているかのようだ。
MM-88に代わって主役(?)となったSARS-CoV-2。
イタリア風邪ならぬ武漢肺炎、あ、いや違った、COVID-19。
アルゼンチン基地では、現実に南極での出産が行われているし、東日本大震災は起こるし。
中距離核兵器は復活するし、極超音速ミサイルは実現するしな。
このまま行くと、世界は、2度死ぬかもな(そんなあ!)。
近未来を描いた優れたSFは、リアルな世界を映し出す鏡だ。
もちろん、細部や設定は異なる。
コロナウイルスは、宇宙生物由来のバイオ兵器ではない。
武漢近郊の微生物研究所みたいなのはあるけど、リアリティに欠ける気がする(変異しやすいし)。
大体、南極基地に派遣されているような科学者が、ウイルス研究で真実を突き止め問題を解決するとかいう設定が不自然だ。
だって、南極には、ウイルスいないって言ったじゃん!?。
まあいい。
今回の新型コロナが、人類を滅亡させる気遣いは、今のところない。
後期高齢者や、抵抗力が少ない有病者はご用心だが、一部を除き、実年齢が若い世代には影響は少ない。
だが、医療体制とか、現場の混乱とかで大きな犠牲を払わなくて済むように、今からでも早急に対策する必要がある。
昨日読んだ記事で、印象に残ったのはNHKの蔓延した時の対策の記事だったが、押谷教授の話も刺さった。
(スピード抑制と重症対策を 専門家「国内流行の可能性大」―新型肺炎)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020021301403&g=soc
「周囲にどの程度の感染者がいるかを見極めてさらなる拡大を防ぐ作業は必要だが、感染源特定や軽症者探しをやりすぎると疲弊する」
その通りだ。
救える命を救う。
そのための保健・医療体制だからな。
「医療体制を重症者に集中させるべきだ」
救えない命のために、或いは救わなくてもいい命に貴重な資源を割くことはできない。
ある程度広がってしまった感染のツリーを遡って辿るのは困難だ。
どこかに軽症者の介在があって、トレースできなくなる可能性が高い。
それよりも、テキトーに切り上げて、未来の感染者を断つ方策や、目の前の重症者の治療に資源投入した方がいい。
感染者は、今でも我が国に流入し続けているだろうし、これからも、それを完全に捕捉することはできない。
もう、広がってしまっているからな。
ワクチンの開発は、普通なら数年は掛かる。
エボラのワクチンは、2014年の大流行から6年経って、ようやくものになりつつある(たぶん、まだ未承認薬)。
18か月とか言ってるけど、リップサービスかもな。
まだ始まったばかりだというのに、今月がピークだとか、4月には終息させたいとか、夢物語のような話が出ている。
気持ちは分かるが、無理な話だ。
浮沈子は、久々に復活の日のウィキの記述を読んで驚いた。
「半年後、夏の終わりには35億人の人類を含む地球上の爬虫類・両生類・魚類・円口類を除く脊椎動物が、ほとんど絶滅してしまう」(小説あらすじより:時代設定は196X年2月とある。)
半世紀前、人類は、現在の半分以下しかいなかったのだ・・・。
また、作中に登場するウイルス(もどき?)が、気温の上昇と共に活性化するという設定にも驚く。
(南極で観測史上初めて最高気温が20℃を突破:追加)
https://gigazine.net/news/20200214-antarctic-temperature-above-20/
南極って、暖かいな・・・。
イタリア風邪とか、命名上、今では問題となる話も出てくる。
地名、人命、動物名はご法度だ。
時代を感じるとともに、透徹した思考の産物は、事実の違いを超えて真実を指し示すことがあると知る。
MM-88は、生まれるべくして生まれた。
文学的表現をするなら、人類に警鐘を与えるためにもたらされた。
復活の日に蘇った新しい人類は、二度と間違うことなく、この小さな青い星の上で争うことなく生き続けていくだろうか?。
残念ながら、浮沈子にはそうは思えないな。
SFではないけれど、トバカタストロフ理論によれば、我々は、既に一度は絶滅の危機を潜り抜けている。
(トバ・カタストロフ理論)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%95%E7%90%86%E8%AB%96
「現世人類も、トバ事変の気候変動によって総人口が1万人にまで激減したという。」(1998年提唱)
人類は皆兄弟、生まれながらにして、懲りない面々なのだ。
まあ、どうでもいいんですが。
この先、我々の文明は、何度も滅び、その度に復活し、新たな文明を携えて繁栄を繰り返すのかも知れない。
太陽と地球の天文学的な節理が、やがてその輪廻を閉じるその日まで・・・。
湖北省絡み→浙江省追加→感染の疑いある発病者→感染の疑いあるただの人(未発症者)→全国民??? ― 2020年02月14日 14:40
湖北省絡み→浙江省追加→感染の疑いある発病者→感染の疑いあるただの人(未発症者)→全国民???
(他の運転手に検査を 感染確認のタクシー運転手の組合に指示)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200214/k10012285171000.html
「運転手が所属する個人タクシーの組合によりますと、13日、保健所から連絡があり、所属する運転手などに新型コロナウイルスの検査を受けさせるよう指示」
重大な転換が行われたということが如実にわかる。
「所属する運転手およそ100人に連絡をし、念のため検査を受けるよう要請」
別に、濃厚接触があるわけではないのに(屋形船で宴会やった人たちが対象のようです:追加)。
(新型ウイルス 感染のタクシー運転手は100人集まる新年会に参加:追加)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200214/k10012285731000.html
「新年会は貸し切りの屋形船で行われ、所属する運転手やその家族などおよそ100人が参加」
どこの保健所だか分からないが、これはある意味で調査目的のサンプル検査だ。
浮沈子はそう見る(まあ、そういう見方も可能、程度かな:追加)。
都内のタクシーについては、武漢を気化爆弾で吹っ飛ばす妄想に駆られた時に調べた。
(タクシーの謎……なぜ大手4社は「大日本帝国」?)
https://style.nikkei.com/article/DGXZZO61377660R21C13A0000000/
・法人タクシー:31092台
・個人タクシー:16144台
・ハイヤー:3636台
(記事中の図より)
地域性が強い法人タクシーより、個人タクシーの方がカバーエリアが広いのかもしれない(未確認)。
そこでの二次感染のデータが得られれば、数理モデルに放り込んで都内の蔓延状況をシミュレートできるかもしれない・・・。
(“感染拡大は否定できない” 加藤厚労相 医療体制の整備へ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200214/k10012285281000.html
「『流行、まん延している状態ではない』という見解を変えるだけのエビデンス=証拠は持っていない。・・・」
検査結果が出れば、強力なエビデンスなわけだからな。
厚労相の発言の続きにはこうある。
「・・・拡大していく可能性は否定できないので、そういう状況になっても対応できるよう準備をしている」
まさか、気化爆弾じゃないよねえ(「医療体制の整備を進める」って、書いてあるじゃん!?)。
まあ、どうでもいいんですが。
我が国の地方政府は、国への忖度などそっちのけで住民の健康第一の政策に一斉に動き出した。
結構な話だ。
全国一律の体制を維持しようと、今後も介入してくる可能性は高い。
世界最大のメガシティである東京首都圏は、我が国の3分の1である約4000万の人口と産業基盤、企業のヘッドクォーター、政治と行政の中枢を呑み込んでいる。
ここがマヒしたりしたら、えらいこっちゃ!。
その中枢エリアの感染状況を効率的に把握するために、都内のタクシー運転手をプローブとして使おうとしている(たぶん)。
感染者も出たことだしな。
ちょうどいい・・・。
浮沈子の妄想はさらに広がる。
(横田飛行場)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%AA%E7%94%B0%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E5%A0%B4
「在日アメリカ軍司令部および在日アメリカ空軍司令部と、アメリカ第5空軍司令部が置かれている、東アジアにおけるアメリカ軍の主要基地であり、極東地域全体の輸送中継ハブ空港(兵站基地)としての機能を有している。また朝鮮戦争休戦協定における国連軍の後方司令部も置かれている。」
他にも、厚木、横須賀とかもあるしな。
我が国における米軍の中枢でもある。
どーせ、米国からいろいろ言われているに違いない。
(新型ウイルス、国内初の死者に「局面が大きく変化」 重症者対策に重点)
https://www.sankeibiz.jp/econome/news/200214/ecb2002141001006-n1.htm
「検査の遅れを指摘された加藤氏は「答えを持ち合わせていない」とだけ応じた。」
もう・・・。
記者会見で詰んじゃう木っ端大臣のことなんて、米国は忖度してくれないからな。
そこでの感染状況によっては、米軍の作戦遂行能力にも関わる。
特定地域で封鎖とか行われて、国内の物資調達が滞ることがあれば、ゆゆしき事態に陥るからな・・・。
たかが個人タクシー組合の未発症調査ではない。
もちろん、例によって、浮沈子の当てにならない妄想に過ぎない。
しかし、2日前にはあり得なかった状況であることは間違いないのだ。
状況は転換した。
今まで押し留められていた様々な事柄が、ダムが決壊したように一斉に起こり始めた。
東京が第二の武漢にならない保証はどこにもない。
タクシーのトランク開けて、天然ガスのタンク見たら気化爆弾に見える気がする(幻覚です!)。
(他の運転手に検査を 感染確認のタクシー運転手の組合に指示)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200214/k10012285171000.html
「運転手が所属する個人タクシーの組合によりますと、13日、保健所から連絡があり、所属する運転手などに新型コロナウイルスの検査を受けさせるよう指示」
重大な転換が行われたということが如実にわかる。
「所属する運転手およそ100人に連絡をし、念のため検査を受けるよう要請」
別に、濃厚接触があるわけではないのに(屋形船で宴会やった人たちが対象のようです:追加)。
(新型ウイルス 感染のタクシー運転手は100人集まる新年会に参加:追加)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200214/k10012285731000.html
「新年会は貸し切りの屋形船で行われ、所属する運転手やその家族などおよそ100人が参加」
どこの保健所だか分からないが、これはある意味で調査目的のサンプル検査だ。
浮沈子はそう見る(まあ、そういう見方も可能、程度かな:追加)。
都内のタクシーについては、武漢を気化爆弾で吹っ飛ばす妄想に駆られた時に調べた。
(タクシーの謎……なぜ大手4社は「大日本帝国」?)
https://style.nikkei.com/article/DGXZZO61377660R21C13A0000000/
・法人タクシー:31092台
・個人タクシー:16144台
・ハイヤー:3636台
(記事中の図より)
地域性が強い法人タクシーより、個人タクシーの方がカバーエリアが広いのかもしれない(未確認)。
そこでの二次感染のデータが得られれば、数理モデルに放り込んで都内の蔓延状況をシミュレートできるかもしれない・・・。
(“感染拡大は否定できない” 加藤厚労相 医療体制の整備へ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200214/k10012285281000.html
「『流行、まん延している状態ではない』という見解を変えるだけのエビデンス=証拠は持っていない。・・・」
検査結果が出れば、強力なエビデンスなわけだからな。
厚労相の発言の続きにはこうある。
「・・・拡大していく可能性は否定できないので、そういう状況になっても対応できるよう準備をしている」
まさか、気化爆弾じゃないよねえ(「医療体制の整備を進める」って、書いてあるじゃん!?)。
まあ、どうでもいいんですが。
我が国の地方政府は、国への忖度などそっちのけで住民の健康第一の政策に一斉に動き出した。
結構な話だ。
全国一律の体制を維持しようと、今後も介入してくる可能性は高い。
世界最大のメガシティである東京首都圏は、我が国の3分の1である約4000万の人口と産業基盤、企業のヘッドクォーター、政治と行政の中枢を呑み込んでいる。
ここがマヒしたりしたら、えらいこっちゃ!。
その中枢エリアの感染状況を効率的に把握するために、都内のタクシー運転手をプローブとして使おうとしている(たぶん)。
感染者も出たことだしな。
ちょうどいい・・・。
浮沈子の妄想はさらに広がる。
(横田飛行場)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%AA%E7%94%B0%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E5%A0%B4
「在日アメリカ軍司令部および在日アメリカ空軍司令部と、アメリカ第5空軍司令部が置かれている、東アジアにおけるアメリカ軍の主要基地であり、極東地域全体の輸送中継ハブ空港(兵站基地)としての機能を有している。また朝鮮戦争休戦協定における国連軍の後方司令部も置かれている。」
他にも、厚木、横須賀とかもあるしな。
我が国における米軍の中枢でもある。
どーせ、米国からいろいろ言われているに違いない。
(新型ウイルス、国内初の死者に「局面が大きく変化」 重症者対策に重点)
https://www.sankeibiz.jp/econome/news/200214/ecb2002141001006-n1.htm
「検査の遅れを指摘された加藤氏は「答えを持ち合わせていない」とだけ応じた。」
もう・・・。
記者会見で詰んじゃう木っ端大臣のことなんて、米国は忖度してくれないからな。
そこでの感染状況によっては、米軍の作戦遂行能力にも関わる。
特定地域で封鎖とか行われて、国内の物資調達が滞ることがあれば、ゆゆしき事態に陥るからな・・・。
たかが個人タクシー組合の未発症調査ではない。
もちろん、例によって、浮沈子の当てにならない妄想に過ぎない。
しかし、2日前にはあり得なかった状況であることは間違いないのだ。
状況は転換した。
今まで押し留められていた様々な事柄が、ダムが決壊したように一斉に起こり始めた。
東京が第二の武漢にならない保証はどこにもない。
タクシーのトランク開けて、天然ガスのタンク見たら気化爆弾に見える気がする(幻覚です!)。
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