集団免疫再び(その3):スウェーデンの死者は、何故増え続けているのか ― 2020年06月11日 09:05
集団免疫再び(その3):スウェーデンの死者は、何故増え続けているのか
今週火曜日から、フィットネスに再び通い始めている(先週後半から月曜までは体調不良のためにお休み)。
初日は無理せず水泳だけ(500m)。
昨日は水泳教室と夕方からの筋トレハーフを加えての水泳200m。
筋トレは、マシンによっては若干ウエイトを減らしている。
なにしろ、自重が75kgを超えてしまったからな(昨年の瞬間最低体重は62kg!)。
自重が掛かるマシンでは、13kgのウエイト増加だ(マジか!?)。
怪我の予防のためにも、負荷ウエイトの調整は必要だ。
水泳は、相変わらず浮き気味だが、足が少し下がるようになった。
無意識のうちに、フォームを調整しているのかも知れない。
水泳教室で習っている時には上手く泳げた気になっていても、自分だけで泳いでいる時には自己流に戻ってしまう。
今月来月は、平泳ぎだ。
手を付けて、タイミングをずらしながら泳ぐ。
上手くいくかどうかはお楽しみだ。
さて、新型コロナは全世界で700万人を超えて増加中で、毎日12万人くらいの新規患者が出ている。
死者は、40万人を超えた。
マラリアに匹敵するそうだ(未確認)。
ヒトヒト感染で免疫が有効なら、集団免疫が出来てもおかしくないが、まだ、それ程のレベルではないと言われている。
集団免疫については、このブログでも記事にしてきた。
(集団免疫再び(たぶん、その1))
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2020/05/27/9251171
「ワクチンが出来ても出来なくても、仮に出来たとしても普及するまでの間、少なくとも数年間は、このキーワードに付き合うことになる」
(集団免疫再び(やっぱ、その2):もっともな指摘と集団免疫の見えない関係はあるのか)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2020/05/29/9251886
「ショッピング、レストランやバー、スポーツジムにも通常通り出かけている。マスクをして出歩いている人は、ほぼ一人も見かけない。」
ここ数日、またスウェーデン関連の記事が上がっている。
(スウェーデンの新型コロナウイルス対策が「完全なる失敗」に終わったと言える理由)
https://wired.jp/2020/06/04/sweden-coronavirus-herd-immunity/
「信頼できるすべてのデータと向かい合わない限り、当局はこれまでの方針を変えないでしょう」
「そして死亡率が高止まりしたままの状態が続くのです」
記事は、表題の割には穏当な内容だが、死者数が多いことは気になっていた。
絶対数も多いが、増え続けていることは不思議だ(新規死者数は、徐々に下がってきているようです)。
それについては、別記事が上がっていた。
(集団免疫理論のスウェーデンはあれからどうなった 命と経済の収支は)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20200609-00182530/
「IMFの報告ではスウェーデンでは新型コロナウイルスによる死亡の半分は高齢者施設で起きました。また死者の約9割は70歳以上だったそうです。」
「なぜそうなったかと言えば、スウェーデンでは医療の逼迫を防ぐため、高齢者や基礎疾患のある人の医療へのアクセス、特に集中治療室(ICU)への搬送が国家のガイドラインで厳しく制限されていたからです。」
「他に命を救う選択肢があるのに、こうした選別を行うことが医療倫理にかなっていると言えるのでしょうか。」
記事の筆者は英国在住のようだ。
我が国で医療崩壊を防ぐために、発熱した感染者に自宅での4日間の待機を強制(?)していた事実はご存じないかも知れない(ハイリスクな高齢者や基礎疾患があっても2日間待機させていたしな)。
まあいい。
医療崩壊を回避するために、患者の命を犠牲にするというのは本末転倒も甚だしいが、福祉国家の実像を見る思いがする。
ある意味で、プラグマティズムの極致だ。
最大多数の最大幸福・・・。
「ロックダウンを望む人は少ないでしょうから、国民もいまのやり方に満足しているのです」
死人に口なしということか。
(死人に口無し)
http://kotowaza-allguide.com/si/shininnikuchinashi.html
「口のきけない死者は生きた者の思うように利用されやすいということ。」
逆に、現在の集団免疫政策を批判するために、死者の増加が利用されているということなのかもしれない。
それは、集団免疫政策のせいではなく、医療資源へのアクセスを制限している別の政策のせいなのにな。
もちろん、感染を継続しながら医療崩壊を避けるということは、何らかのコントロールが必要だし、緩やかな社会的距離政策だけで維持できればそれに越したことはないが、スウェーデンの死者数の増加は、別の、強力な要素があったからということになる。
やれやれ・・・。
世の中にうまい話はないのかも知れない。
ヤフーの記事には、欧州の100万人当たりの死者数と主な社会的距離政策に関するまとめが出ている。
「・ベルギー829人(3月13日から集会規制、同月18日から外出禁止)
・イギリス598人(3月23日から外出禁止)
・スペイン580人(3月13日から集会規制、同月30日から外出禁止)
・イタリア562人(3月1日から一部自治体で外出禁止、同月9日全国に拡大)
・スウェーデン465人(3月11日から集会規制)
・フランス448人(3月4日から集会規制、同月18日から外出禁止)
・オランダ351人(3月11日から集会規制)
・ドイツ105人(3月21日から外出禁止)
・デンマーク102人(3月18日から集会規制)
・フィンランド58人(3月12日から集会規制)
・ノルウェー44人(3月12日から集会規制)
・ギリシャ17人(3月8日から集会規制、同月23日から外出禁止)」
ギリシャすくねー・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
スウェーデンの人口当たりの死者数は、今後、ますます増えていく。
集団免疫政策の反対者は、やがて欧州トップになるだろうそのことによって批判を繰り広げることは間違いない。
悲惨な医療崩壊を起こしたイタリアを超えるのは時間の問題だしな。
そういう記事が出てくることは、灯を見るより明らかだ。
しかし、たぶん、本当の理由は集団免疫政策ではないかもしれない。
ジジババと基礎疾患を有する感染者は、高度な医療資源へのアクセスを認めないという極悪非道な政策のせいかもしれないのだ。
それって、極悪非道なのかという議論もあるだろうが、気の小さい浮沈子はそういう話には耐えられないからな。
明日から、東京アラートが解除され、規制緩和もステップ3に移行するようだ。
(「東京アラート」解除へ 休業要請の緩和も検討 新型コロナ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200611/k10012466051000.html
「11日も感染の確認が抑えられるなど状況が急激に悪化しなければ、専門家の意見も踏まえたうえで解除する方針」
「アラートの解除の判断と同時に休業要請などの緩和の段階を今の「ステップ2」から、「ステップ3」に進めることができないかも検討」
グラフを見ると、小さな山がピークを越えて縮小に転じているようにも見える。
人口では、スウェーデンより多い東京都の死者は累計で311人だ。
外出する時にはマスクしてなくちゃならんけど、死者数だけ見れば東京の方がいいかもしれない。
で、ワクチンが出来ずに第二波が来たらとか、ヤバいことは考えずに、今日もフィットネスに出かけることにしよう・・・。
今週火曜日から、フィットネスに再び通い始めている(先週後半から月曜までは体調不良のためにお休み)。
初日は無理せず水泳だけ(500m)。
昨日は水泳教室と夕方からの筋トレハーフを加えての水泳200m。
筋トレは、マシンによっては若干ウエイトを減らしている。
なにしろ、自重が75kgを超えてしまったからな(昨年の瞬間最低体重は62kg!)。
自重が掛かるマシンでは、13kgのウエイト増加だ(マジか!?)。
怪我の予防のためにも、負荷ウエイトの調整は必要だ。
水泳は、相変わらず浮き気味だが、足が少し下がるようになった。
無意識のうちに、フォームを調整しているのかも知れない。
水泳教室で習っている時には上手く泳げた気になっていても、自分だけで泳いでいる時には自己流に戻ってしまう。
今月来月は、平泳ぎだ。
手を付けて、タイミングをずらしながら泳ぐ。
上手くいくかどうかはお楽しみだ。
さて、新型コロナは全世界で700万人を超えて増加中で、毎日12万人くらいの新規患者が出ている。
死者は、40万人を超えた。
マラリアに匹敵するそうだ(未確認)。
ヒトヒト感染で免疫が有効なら、集団免疫が出来てもおかしくないが、まだ、それ程のレベルではないと言われている。
集団免疫については、このブログでも記事にしてきた。
(集団免疫再び(たぶん、その1))
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2020/05/27/9251171
「ワクチンが出来ても出来なくても、仮に出来たとしても普及するまでの間、少なくとも数年間は、このキーワードに付き合うことになる」
(集団免疫再び(やっぱ、その2):もっともな指摘と集団免疫の見えない関係はあるのか)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2020/05/29/9251886
「ショッピング、レストランやバー、スポーツジムにも通常通り出かけている。マスクをして出歩いている人は、ほぼ一人も見かけない。」
ここ数日、またスウェーデン関連の記事が上がっている。
(スウェーデンの新型コロナウイルス対策が「完全なる失敗」に終わったと言える理由)
https://wired.jp/2020/06/04/sweden-coronavirus-herd-immunity/
「信頼できるすべてのデータと向かい合わない限り、当局はこれまでの方針を変えないでしょう」
「そして死亡率が高止まりしたままの状態が続くのです」
記事は、表題の割には穏当な内容だが、死者数が多いことは気になっていた。
絶対数も多いが、増え続けていることは不思議だ(新規死者数は、徐々に下がってきているようです)。
それについては、別記事が上がっていた。
(集団免疫理論のスウェーデンはあれからどうなった 命と経済の収支は)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20200609-00182530/
「IMFの報告ではスウェーデンでは新型コロナウイルスによる死亡の半分は高齢者施設で起きました。また死者の約9割は70歳以上だったそうです。」
「なぜそうなったかと言えば、スウェーデンでは医療の逼迫を防ぐため、高齢者や基礎疾患のある人の医療へのアクセス、特に集中治療室(ICU)への搬送が国家のガイドラインで厳しく制限されていたからです。」
「他に命を救う選択肢があるのに、こうした選別を行うことが医療倫理にかなっていると言えるのでしょうか。」
記事の筆者は英国在住のようだ。
我が国で医療崩壊を防ぐために、発熱した感染者に自宅での4日間の待機を強制(?)していた事実はご存じないかも知れない(ハイリスクな高齢者や基礎疾患があっても2日間待機させていたしな)。
まあいい。
医療崩壊を回避するために、患者の命を犠牲にするというのは本末転倒も甚だしいが、福祉国家の実像を見る思いがする。
ある意味で、プラグマティズムの極致だ。
最大多数の最大幸福・・・。
「ロックダウンを望む人は少ないでしょうから、国民もいまのやり方に満足しているのです」
死人に口なしということか。
(死人に口無し)
http://kotowaza-allguide.com/si/shininnikuchinashi.html
「口のきけない死者は生きた者の思うように利用されやすいということ。」
逆に、現在の集団免疫政策を批判するために、死者の増加が利用されているということなのかもしれない。
それは、集団免疫政策のせいではなく、医療資源へのアクセスを制限している別の政策のせいなのにな。
もちろん、感染を継続しながら医療崩壊を避けるということは、何らかのコントロールが必要だし、緩やかな社会的距離政策だけで維持できればそれに越したことはないが、スウェーデンの死者数の増加は、別の、強力な要素があったからということになる。
やれやれ・・・。
世の中にうまい話はないのかも知れない。
ヤフーの記事には、欧州の100万人当たりの死者数と主な社会的距離政策に関するまとめが出ている。
「・ベルギー829人(3月13日から集会規制、同月18日から外出禁止)
・イギリス598人(3月23日から外出禁止)
・スペイン580人(3月13日から集会規制、同月30日から外出禁止)
・イタリア562人(3月1日から一部自治体で外出禁止、同月9日全国に拡大)
・スウェーデン465人(3月11日から集会規制)
・フランス448人(3月4日から集会規制、同月18日から外出禁止)
・オランダ351人(3月11日から集会規制)
・ドイツ105人(3月21日から外出禁止)
・デンマーク102人(3月18日から集会規制)
・フィンランド58人(3月12日から集会規制)
・ノルウェー44人(3月12日から集会規制)
・ギリシャ17人(3月8日から集会規制、同月23日から外出禁止)」
ギリシャすくねー・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
スウェーデンの人口当たりの死者数は、今後、ますます増えていく。
集団免疫政策の反対者は、やがて欧州トップになるだろうそのことによって批判を繰り広げることは間違いない。
悲惨な医療崩壊を起こしたイタリアを超えるのは時間の問題だしな。
そういう記事が出てくることは、灯を見るより明らかだ。
しかし、たぶん、本当の理由は集団免疫政策ではないかもしれない。
ジジババと基礎疾患を有する感染者は、高度な医療資源へのアクセスを認めないという極悪非道な政策のせいかもしれないのだ。
それって、極悪非道なのかという議論もあるだろうが、気の小さい浮沈子はそういう話には耐えられないからな。
明日から、東京アラートが解除され、規制緩和もステップ3に移行するようだ。
(「東京アラート」解除へ 休業要請の緩和も検討 新型コロナ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200611/k10012466051000.html
「11日も感染の確認が抑えられるなど状況が急激に悪化しなければ、専門家の意見も踏まえたうえで解除する方針」
「アラートの解除の判断と同時に休業要請などの緩和の段階を今の「ステップ2」から、「ステップ3」に進めることができないかも検討」
グラフを見ると、小さな山がピークを越えて縮小に転じているようにも見える。
人口では、スウェーデンより多い東京都の死者は累計で311人だ。
外出する時にはマスクしてなくちゃならんけど、死者数だけ見れば東京の方がいいかもしれない。
で、ワクチンが出来ずに第二波が来たらとか、ヤバいことは考えずに、今日もフィットネスに出かけることにしよう・・・。
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