🐱AI:イーロンマスクのAI2024年04月20日 21:20

AI:イーロンマスクのAI


(イーロン・マスクのAI企業が画像を理解可能なマルチモーダルAI「Grok-1.5」を発表、「GPT-4V」や「Gemini Pro 1.5」に匹敵する性能)
https://gigazine.net/news/20240415-grok-1-5-xai-multimodal-ai/

「イーロン・マスク氏が設立したAI企業「xAI」」

「マルチモーダルAIモデル「Grok-1.5」を発表」

マルチモーダルAIというのは、最近の業界の流行だ。

まだ、理解する側への一方通行で、アウトプットをマルチモーダルするわけではない(未確認)。

「フローチャートを認識してコードを書く」

「栄養成分表示を見てカロリーを計算する」

アウトプットは、相変わらず「文字ベース」だ。

うーん、スキャナーとOCRソフトを組み合わせてインプットしているだけのようにも見える(ちゃんと解釈しなければならないので、そう単純じゃないんでしょうが)。

関連記事には、発表当時の初期バージョンの話も出ている。

(イーロン・マスクがChatGPTのライバルAI「Grok」を発表)
https://gigazine.net/news/20231106-grok-xai/

「2023年11月4日に、独自の言語モデルである「Grok」を発表」

半年足らずで、マルチモーダルに進化したわけだ。

「Grokの大きな特徴のひとつは、Xの情報にリアルタイムでアクセスできるという点です。これに対し、これまで登場しているメジャーな大規模言語モデルの多くは、過去にインターネットで収集された古いアーカイブに依存」

「ベンチマークでは、中学生レベルの数的処理を行うGSM8kやコード補完タスクを評価するHumanEvalといった複数のテストで、GPT-3.5を上回るスコアを示しました。ただし、GPT-4には遅れを取っています。」

「「Grok」とはロバート・A・ハインラインのSF小説「異星の客」に出てくる火星の言葉だとのこと。地球の言語には直接対応する訳語がない」

「オンライン辞典では「深く直感的に理解する」という意味の言葉だと紹介」

ゆるキャラ系のAIな気もするけど、余り強力な倫理規制が設けられているわけでもないようで、業界的には懸念されているようだな。

まあいい。

公開サイトもなく、浮沈子的に試せないので何とも言えない。

地球外生命の存在と火星移民について、忠誠心を試すこともできない。

が、Eマスクの会社のAIだからな。

後者に対しては、多くを期待できないだろう(トーゼンです・・・)。

世の中には、チャットGPT以外にも、様々なAIが溢れかえっている。

ちなみに、このグロックというのは有償で提供されるようだ。

「テスト完了後はXの「Premium+」サービスの加入者が月額約16ドル(約2400円)で利用できる」

浮沈子はXのアカウントは持っていないからな。

金にならないユーザーお断り。

火星移民のために、金をどぶ(天の川?)に捨てる気概があるヤツだけ使ってくれればいいんだとさ!。

やれやれ・・・。

オープンAIの出資を巡って、イーロンマスクがひと悶着起こした話は有名だが、自分とこでもちゃっかりAI作ったわけだ。

ここ2週間ほど、AI漬けになって、トークンとかプロンプト、パラメーターといった業界用語に毒されてきた。

この世界が、AIに席巻され、やがては統治されるようになる悪夢にも付き合ってきた。

既に、戦場ではAIにコントロールされた兵器が飛び交って、戦闘員や非戦闘員の命を奪い合っている。

チェスや将棋や囲碁などのゲームだけなら罪はないが、ビジネスに多用され、政策決定にも関わるとなれば無関心ではいられない。

その教育や推論に係る膨大な計算資源=エネルギーを考えれば、環境的にも無視できない。

インターネットは、多くのコンテンツがAIによって埋め尽くされるようになるだろう。

人間は、AIが垂れ流したコンテンツを消費する存在になる。

まあ、浮沈子が垂れ流した与太ブログを読むのと、どっちがマシかという話もあるけどな(比較の対象じゃないんじゃね?)。

人間が生み出したものにろくなものはない。

その中から、価値ある何かを見出し、学び、生きる糧にする力を養うことこそが重要だ。

そこんところは、なかなかシンドい。

それを機械に任せて楽をしようとしても、そうは問屋が卸さないだろう。

AIに任せるところは任せていいが、そう出来ないところは、自ら汗をかき、もがき苦しみ、悩みながら克服するしかないのだ。

泣いたり、笑ったり、怒ったりしながら、生身の人間同士のぶつかり合いの中で、苦労しながら身に付けていくしかない。

そうせずに、すんなり成長してしまった人間は、打たれ弱く、人頼りで、責任感に乏しく、信頼がおけない存在になっちまうかもしれないしな。

まあ、どうでもいいんですが。

AIは、そのうち、そういった観点も身に付け、人格形成や人間性をリードする存在になるだろう。

金を稼げるAIと、人を育てるAIとに二極化するかもしれない。

どのAIがチューターに着いたかが問われる時代が来るかもな。

将来を見据えた時、今は、AIの黎明期だ。

まだ、AIの評価を人間が行える時代だ。

シンギュラリティーを越えれば、AIの評価はAIが行う。

ここまでは、その評価AIは人間が評価している。

さらにその先は、その評価するAIをAIが評価することになる。

単なる入れ子構造ではなく、人間が評価システムから排除されるという点で、本質的な違いが生じる。

つまりだな、何が正しいかを判断するのは、最早、人間ではなくAIだということになる。

民主主義における政治構造は、ざっくり言って、何が正解か分からない政治課題に対して、平等な評価基準を持っていると仮定されている有権者が、一人一票を投じることで判断している。

投票率や一票の価値が問題になるのはそのためだ。

代表制民主主義では、候補者選びという点で、更なるノイズが入るし、政党というスキームも絡んで複雑を極めるけど、基本は投票者の多数決だ。

こういうファジーな状況が、AIが進展した未来にも訪れるかも知れない。

つまりだな、AIが投票するわけだ。

その判断の基準は、人間には分からない。

あるAIは地縁血縁義理人情で動くかもしれないし、別のAIは竹を割ったような合理性一辺倒で判断するかもしれない。

一人(AIの単位呼称?)一票かどうかは不明だ。

計算資源(H100の枚数?)で、票が割り当てられるかもしれないしな(そんなあ!)。

まあいい。

群雄割拠のAI業界と、その急速な進展は、様々な妄想を呼び起こすのに格好のネタだ。

計算機が、人間の知性を脅かす時代。

その能力を生かすも殺すも人間次第だ。

って、いつまで言ってられんのかな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(アメリカ軍がAI自律戦闘機「X-62A」と人間が操縦する「F-16」の戦闘テストに成功)
https://gigazine.net/news/20240419-darpa-usaf-ai-fighter-x-62a/

「DARPA)はAI搭載戦闘機の実用化プロジェクト「Air Combat Evolution(ACE)」を推進」

「DARPAはACEに基づいて「F-16」にAIを組み込んだ改造機体「X-62A」を開発」

「2024年4月17日にはAIによって自律飛行するX-62Aと、人間が操縦するF-16の戦闘テストが実施」

「X-62Aは時速1200マイル(約1931.213km)で飛行し、互いに2000フィート(約609.6メートル)の距離まで接近」

昔、戦闘妖精雪風に夢中になったことがあったけど、まんまや・・・。

(戦闘妖精・雪風)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%A6%E9%97%98%E5%A6%96%E7%B2%BE%E3%83%BB%E9%9B%AA%E9%A2%A8

「神林長平によるSF小説」

「FFR-31MR/D スーパーシルフ:
FFR-31MRの空力特性や操縦面を改善したもの。D型のほとんどはラムジェット・ブースターを装着した超高速戦略偵察機として防衛偵察航空団に配備されたが、数機がラムジェット・ブースターを装着せずに完成した。「雪風」のパーソナルネームで特殊戦第5飛行隊に3番機 (B-503) として配備されている機体は、ラムジェット・ブースターなしで完成したうちの1機。」

「機体制御は高度に自動化されており、パイロットの安全より任務遂行や機体の保護を優先してパイロットから操縦権限を奪う例もある。」

「FRX-99 レイフ:
FFR-31MRの後継機として開発された、双発の無人戦術偵察機。綴りは「Rafe」。搭乗者への負担を考慮しないことで、従来の機体を大幅に上回る機動性を発揮する。」

やれやれ・・・。

「戦闘の勝敗は明かされていません。」(ギガジンの記事)

うーん、悩ましいところだ。

有人機が勝ったということなら、ダルパのプログラムの価値が問われるし、無人機が勝ったということなら、それはそれで、有人戦闘機のパイロットの資質が問われることになる。

「X-62Aには緊急時の安全対策として人間のパイロットが搭乗していましたが、戦闘テスト中に人間のパイロットによる操作が必要な状況は生じなかった」(同上)

この程度が無難なところではないか。

無人戦闘機の開発は、戦闘機乗りからの反発が強いと言われる。

海軍における偵察任務においてさえ、反発を食らっている(結局、今のところ給油任務だけ?)。

しかし、そうも行っていられなくなるだろうな。

敵国は、着々と無人機の開発を進展させ、低コスト(人間乗せなくていいしな)、大量生産、消耗品としての用途(体当たりして自爆!)での運用を進めている。

もう、人間が戦場でドンパチする時代じゃなくなりつつある。

AI搭載兵器同士が戦い、勝利した方が領域を支配する。

生産拠点が第三国の場合、その生産設備も正当な攻撃対象になるだろうな(そうなのかあ?)。

交戦規定の見直しに繋がるかも知れない。

自走して工場出荷されれば、それ自体が出撃に当たる。

まあいい。

AIの戦場での運用は、既に現実(いささか、過去)の話だ。

(AIドローン兵器が勝敗を決したナゴルノ・カラバフ紛争の衝撃)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/66160

「なぜ、アゼルバイジャンという軍事大国とも科学技術大国とも言い難い国が、AIドローンという最新兵器を使って軍事的勝利を収めることができたのか。」

「それは、同地域の大国トルコによるAIドローンの提供があったからだ。」

まあ、どうでもいいんですが。

ナゴルノカラバフを失ったアルメニアは、とうとうロシアからの離脱を決意する羽目になっている(そうなのかあ?)。

(揺れるロシアの勢力圏 もう1つの「戦争」でロシア離れが加速?)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/feature/2024/02/13/37634.html

「欧米との対決が長期化する中、揺らぎつつあるロシアの勢力圏の引き締めが大きな課題」

AIがかき乱す地域情勢といったところか。

既に、世界情勢に影響を及ぼしつつあることは確かだ。

相変わらず、新技術はドンパチからという流れは変わらんな・・・。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
kfujitoの徒然の筆者のペンネームは、
「○○子」です。
○○を記入してください。

コメント:

トラックバック