防空識別圏 ― 2013年12月16日 02:54
防空識別圏
今、最も話題で、近くの国との関係ということになると、やっぱ、この件を素通りするわけにはいかない。
(防空識別圏)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%B2%E7%A9%BA%E8%AD%98%E5%88%A5%E5%9C%8F
(Air Defense Identification Zone)
http://en.wikipedia.org/wiki/Air_Defense_Identification_Zone
(Air Defense Identification Zone (North America))
http://en.wikipedia.org/wiki/Air_Defense_Identification_Zone_(North_America)
(Washington, DC Metropolitan Area Special Flight Rules Area)
http://en.wikipedia.org/wiki/Air_Defense_Identification_Zone_(Washington_DC)
(Air Defense Identification Zone (East China Sea))
http://en.wikipedia.org/wiki/Air_Defense_Identification_Zone_(East_China_Sea)
(방공 식별 구역)
http://ko.wikipedia.org/wiki/%EB%B0%A9%EA%B3%B5_%EC%8B%9D%EB%B3%84_%EA%B5%AC%EC%97%AD
大韓民国(韓国)の防空識別圏は、12月8日に拡大されている。
浮沈子は知らなかったのだが、全世界における防空識別圏というのは、これだけなのである。
世界各国が、みんな持っているわけではないのだ。
そもそも、内陸国がそんなことしたら、隣国の領空に戦闘機飛ばすということになる。
では、海洋国家が、あまねく設定しているかといえば、そんなことはない。
だいたい、爆撃機で攻撃するというレトロなパターンは、歴史的なものになり、実質的な意味はないのだ。
重なっていたとしても、お互いにそのことが分かっていればいい。
無闇やたらに、スクランブルをかけて、警告を与えるなんて、真面目に対応しているのは、日本だけなんじゃないだろうか(ワシントンでは、有無を言わさず撃墜される!)。
特に、マトモな空軍を持たない中国は、政治・外交目的の措置であることは明らかである。
(中国人民解放軍空軍)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E6%B0%91%E8%A7%A3%E6%94%BE%E8%BB%8D%E7%A9%BA%E8%BB%8D
「空軍の兵種は、主として航空兵、地上防空兵、レーダー兵、空挺兵、通信兵、電子対抗兵、技術偵察兵、化学兵器防護兵などから成る。総兵力33万人(空挺部隊3万5千人を含む)。」
「航空兵部隊は、作戦機約2,500機を有し、その構成は戦闘機は約1570機、攻撃機/爆撃機は約550機、輸送機は約300機となっている。また現代の航空戦に必須なAWACS機、電子戦機、空中給油機も保有している。」
「これらの航空機を運用する部隊のほかに、地上から防空任務を担う部隊を持っている。地上防空兵は運用装備の違いにより高・中高度地対空ミサイルを運用する部隊、短射程地対空ミサイルを運用する部隊、高射機関砲を運用する部隊がある。高・中高度地対空ミサイルを運用する部隊は中央政府庁舎・放送局・通信施設・発電所・重要工場・貯油施設/ガスタンクなどの重要インフラを含む都市など大エリアの防空を任務とする。日本の航空自衛隊の高射部隊と同じような役割を担っている。短距離地対空ミサイルを運用する部隊は主として基地防空を担い、空軍の所掌する航空施設やレーダーサイト、防空指揮所等を防空する。また低空侵入する航空機や、亜音速で低飛行する巡航ミサイルに対しては、高射機関砲の使用も有効な場合があり地上防空部隊の装備品となっている。」
「その他に外国の空軍と異なる中国空軍の特徴として、空挺部隊を指揮下に置いている事である。3個師団を有し、それらを束ねる第15空挺軍が空軍総司令部の直接の指揮下にある。空挺部隊の兵士は高度に訓練されており、特殊部隊としての能力を一部兵士は獲得している。」
33万人といえば、自衛隊の総兵力を上回るが、飛べる航空機は2500機で、制空権を確保するための戦闘機は、1570機となっている。
これだけで、あの広い国土を防衛しようというのだから、大変な話だ。
対して、我が国の航空自衛隊は、約4万7千名、戦闘機300機余りである。
我が国の場合、東側の防空識別圏については、事実上、無視していいので、かなり効率的に運用できる。
それと、米軍の航空戦力が無視できない。
(嘉手納飛行場)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%98%89%E6%89%8B%E7%B4%8D%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E5%A0%B4
手の届くところに、F-22ラプターがいるのである。
(F22嘉手納残留 帰還費の節減目的)
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=2013-07-01_51123
12機が常駐化とある。
(嘉手納基地には、今もF22が配備されてますか?)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14115462614
「先週アメリカに帰還したと新聞報道に出ていました。」
えーっ!?、帰っちゃったんですかあ?。
まあいい。
(<ほぼ日刊ラプターJ 1253機目>嘉手納のF22 米国に帰還か>これが重要だ)
http://asahisyougun.iza.ne.jp/blog/entry/3207722/
また来てね!(やっぱ、このタイミングで設定したのかあ?)。
さて、防空識別圏というのは、領空(12海里=22224m)に入ってからでは、対処が間に合わないから、早めに確認して対応しますよ!、という空域である。
もちろん、公海上だから、無闇に撃墜とかしたら、国際問題になるし、状況が状況なら、その場で航空戦が行われないとも限らない。
ソ連時代のロシアは、お約束どおり、旅客機撃墜しちゃったし。
(大韓航空機撃墜事件)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%9F%93%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%E6%92%83%E5%A2%9C%E4%BA%8B%E4%BB%B6
「領空を侵犯すれば、民間機であろうと撃墜するのがソ連のやり方だ。ソ連の迎撃機は、最初から目標を撃墜するつもりで発進している。地上の防空指令センターは、目標が民間機かどうか分からないまま、侵入機を迎撃できなかった責任を問われるのを恐れ、パイロットにミサイルの発射を指示した」とある。
尖閣周辺では、3か国の防空識別圏が重なっているので、三つ巴のドンパチだって、リクツの上では起こりうるのだ。
意地の張り合いみたいなもので、実際にそのようなことが起こるとは考えにくい。
(コラム:序章にすぎない中国防空圏設定)
http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPTYE9B906620131210?sp=true
怪しい分析だし、最終目標が尖閣の占領というのは、ちょっとショボイような気がするな。
せめて、ニッポン占領は最低限として、あわよくば、ハワイ・マリアナ占領して、オーストラリア脅して、太平洋の西半分を制海権に収めた上で、もう1回キューバにミサイル基地作って、ベネズエラにも作って、南北アメリカを恫喝しつつ、資源を求めて、アフリカの半分をせしめるくらい書かないと、迫力はない。
100年先には、現実になっていてもおかしくないシナリオだと思うんだが。
そのころの、我が国の人口は、たぶん、3000万人くらいで、手頃に占領できそうな国になっているし、北朝鮮も韓国も、とっくに占領されている。
インドシナの大部分と、オーストラリアまでの大経済圏を手中にして、22世紀は、中国の世紀だと豪語しているに違いない。
ただし、既に共産党政権でないことは間違いないし、北京語喋ってるかどうかも怪しい。
中国は、このまま行けば、ジリ貧になるし、拡張政策を取らないと国家として成り立たなくなる恐れがあるので、我が国を初めとして、周辺諸国への有形無形の圧力は増すばかりだろう。
米国には、既に、それら周辺の国々を支える力はない。
浮沈子は、かつての大東亜共栄圏構想は、中国によって実現されるのではないかと、ふっと、思ってしまった。
(大東亜共栄圏)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%9D%B1%E4%BA%9C%E5%85%B1%E6%A0%84%E5%9C%8F
(東アジア共同体)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E5%85%B1%E5%90%8C%E4%BD%93
我が国の国力が衰退するということが、逆に、多くの問題を氷解させ、地域が安定化する要因となるのではないだろうか。
もちろん、これは、100年後の話だ。
100年位待つことは、中国にとっては、なんでもないだろう。
占領とか、恫喝とかいっても、実態は緩やかなものになる。
肉弾相打つ戦争というのは、22世紀では流行らないのだ。
資源エネルギー戦略に長け、経済戦、情報戦に勝利した国家が、最後に軍事的プレゼンスを背景に、政治決着するわけだな。
それにしても、じわじわと真綿で首を絞めるようなやり方で、時間をかけて権益を確保しようというのは、大陸国家としてのお家芸のようなものだ。
直情径行の半島国家や、鎖国的平和(ボケ)論が横行する島嶼国家とは、戦略のスパンが違い過ぎる。
しかし、100年先のことは、そのときの人々が決めればいいのだ。
国際慣行によらず、一方的に定めた防空識別圏は、徹底してこれを非難し、撤回させ、当分の間、火遊びをさせないようにお灸を据えなければならない。
米国は、この地域の緊張を高めたくないので、ビビッて引っ込んでしまったが、実際にもあてにはできないのではないか。
ひょっとすると、日本を中国に売り飛ばすくらいは、平気でやってのけそうな気がする。
ロイターの記事は、その意味では、正確な分析を提供したのかもしれないな。
(中国戦艦、南シナ海で米艦の航路阻む 緊急回避で米抗議)
http://www.huffingtonpost.jp/2013/12/14/chinese-naval-vessel_n_4443747.html
「米ミサイル巡洋艦カウペンスが南シナ海で今月上旬、中国初の空母「遼寧」の近くを航行していた中国海軍の軍艦に航路を阻まれ、緊急回避行動をとっていたことが13日わかった。」
「米軍の準機関紙スターズ・アンド・ストライプスなどによると、5日に南シナ海の公海上を航行していたカウペンスに対し、遭遇した中国の揚陸艦が警告を発し、停船を求めた。カウペンスが応じなかったところ、中国艦が航路の前方を遮り、カウペンスが急に針路を変更して衝突を回避したという。」
やりたい放題の、中国だが、一発お見舞いしなかったカウペンスの艦長の自制心も大したもんだ(浮沈子が艦長なら、空母遼寧なんて、今頃、南シナ海の漁礁になってるさ!)。
(カウペンス (ミサイル巡洋艦))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%B9_(%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB%E5%B7%A1%E6%B4%8B%E8%89%A6)
「2010年1月、女性艦長のホリー・グラフ大佐は、部下に対する虐待などを理由に解任された。報道によると、部下に、私的なクリスマス・パーティーでのピアノ演奏や飼い犬の散歩を命じるなど艦長の立場を乱用した他、部下を辱めたりみんなの前でけなしたり言葉で攻撃したりすることにより部下を傷つけたとしている。」
いやはや、USネイビーにも、いろいろ問題はあるようだ。
(U.S., Chinese warships come dangerously close)
http://edition.cnn.com/2013/12/13/politics/us-china-confrontation/index.html?hpt=hp_t2
カウペンスが、何のために中国空母の近くを航行していたかは、想像に難くないが、点数稼ぎをしようとして、停船を求めた揚陸艦の艦長も、いい度胸だな。
南シナ海は、天気晴朗なれども、空では風強く、海では波高しである。
今、最も話題で、近くの国との関係ということになると、やっぱ、この件を素通りするわけにはいかない。
(防空識別圏)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%B2%E7%A9%BA%E8%AD%98%E5%88%A5%E5%9C%8F
(Air Defense Identification Zone)
http://en.wikipedia.org/wiki/Air_Defense_Identification_Zone
(Air Defense Identification Zone (North America))
http://en.wikipedia.org/wiki/Air_Defense_Identification_Zone_(North_America)
(Washington, DC Metropolitan Area Special Flight Rules Area)
http://en.wikipedia.org/wiki/Air_Defense_Identification_Zone_(Washington_DC)
(Air Defense Identification Zone (East China Sea))
http://en.wikipedia.org/wiki/Air_Defense_Identification_Zone_(East_China_Sea)
(방공 식별 구역)
http://ko.wikipedia.org/wiki/%EB%B0%A9%EA%B3%B5_%EC%8B%9D%EB%B3%84_%EA%B5%AC%EC%97%AD
大韓民国(韓国)の防空識別圏は、12月8日に拡大されている。
浮沈子は知らなかったのだが、全世界における防空識別圏というのは、これだけなのである。
世界各国が、みんな持っているわけではないのだ。
そもそも、内陸国がそんなことしたら、隣国の領空に戦闘機飛ばすということになる。
では、海洋国家が、あまねく設定しているかといえば、そんなことはない。
だいたい、爆撃機で攻撃するというレトロなパターンは、歴史的なものになり、実質的な意味はないのだ。
重なっていたとしても、お互いにそのことが分かっていればいい。
無闇やたらに、スクランブルをかけて、警告を与えるなんて、真面目に対応しているのは、日本だけなんじゃないだろうか(ワシントンでは、有無を言わさず撃墜される!)。
特に、マトモな空軍を持たない中国は、政治・外交目的の措置であることは明らかである。
(中国人民解放軍空軍)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E6%B0%91%E8%A7%A3%E6%94%BE%E8%BB%8D%E7%A9%BA%E8%BB%8D
「空軍の兵種は、主として航空兵、地上防空兵、レーダー兵、空挺兵、通信兵、電子対抗兵、技術偵察兵、化学兵器防護兵などから成る。総兵力33万人(空挺部隊3万5千人を含む)。」
「航空兵部隊は、作戦機約2,500機を有し、その構成は戦闘機は約1570機、攻撃機/爆撃機は約550機、輸送機は約300機となっている。また現代の航空戦に必須なAWACS機、電子戦機、空中給油機も保有している。」
「これらの航空機を運用する部隊のほかに、地上から防空任務を担う部隊を持っている。地上防空兵は運用装備の違いにより高・中高度地対空ミサイルを運用する部隊、短射程地対空ミサイルを運用する部隊、高射機関砲を運用する部隊がある。高・中高度地対空ミサイルを運用する部隊は中央政府庁舎・放送局・通信施設・発電所・重要工場・貯油施設/ガスタンクなどの重要インフラを含む都市など大エリアの防空を任務とする。日本の航空自衛隊の高射部隊と同じような役割を担っている。短距離地対空ミサイルを運用する部隊は主として基地防空を担い、空軍の所掌する航空施設やレーダーサイト、防空指揮所等を防空する。また低空侵入する航空機や、亜音速で低飛行する巡航ミサイルに対しては、高射機関砲の使用も有効な場合があり地上防空部隊の装備品となっている。」
「その他に外国の空軍と異なる中国空軍の特徴として、空挺部隊を指揮下に置いている事である。3個師団を有し、それらを束ねる第15空挺軍が空軍総司令部の直接の指揮下にある。空挺部隊の兵士は高度に訓練されており、特殊部隊としての能力を一部兵士は獲得している。」
33万人といえば、自衛隊の総兵力を上回るが、飛べる航空機は2500機で、制空権を確保するための戦闘機は、1570機となっている。
これだけで、あの広い国土を防衛しようというのだから、大変な話だ。
対して、我が国の航空自衛隊は、約4万7千名、戦闘機300機余りである。
我が国の場合、東側の防空識別圏については、事実上、無視していいので、かなり効率的に運用できる。
それと、米軍の航空戦力が無視できない。
(嘉手納飛行場)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%98%89%E6%89%8B%E7%B4%8D%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E5%A0%B4
手の届くところに、F-22ラプターがいるのである。
(F22嘉手納残留 帰還費の節減目的)
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=2013-07-01_51123
12機が常駐化とある。
(嘉手納基地には、今もF22が配備されてますか?)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14115462614
「先週アメリカに帰還したと新聞報道に出ていました。」
えーっ!?、帰っちゃったんですかあ?。
まあいい。
(<ほぼ日刊ラプターJ 1253機目>嘉手納のF22 米国に帰還か>これが重要だ)
http://asahisyougun.iza.ne.jp/blog/entry/3207722/
また来てね!(やっぱ、このタイミングで設定したのかあ?)。
さて、防空識別圏というのは、領空(12海里=22224m)に入ってからでは、対処が間に合わないから、早めに確認して対応しますよ!、という空域である。
もちろん、公海上だから、無闇に撃墜とかしたら、国際問題になるし、状況が状況なら、その場で航空戦が行われないとも限らない。
ソ連時代のロシアは、お約束どおり、旅客機撃墜しちゃったし。
(大韓航空機撃墜事件)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%9F%93%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%E6%92%83%E5%A2%9C%E4%BA%8B%E4%BB%B6
「領空を侵犯すれば、民間機であろうと撃墜するのがソ連のやり方だ。ソ連の迎撃機は、最初から目標を撃墜するつもりで発進している。地上の防空指令センターは、目標が民間機かどうか分からないまま、侵入機を迎撃できなかった責任を問われるのを恐れ、パイロットにミサイルの発射を指示した」とある。
尖閣周辺では、3か国の防空識別圏が重なっているので、三つ巴のドンパチだって、リクツの上では起こりうるのだ。
意地の張り合いみたいなもので、実際にそのようなことが起こるとは考えにくい。
(コラム:序章にすぎない中国防空圏設定)
http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPTYE9B906620131210?sp=true
怪しい分析だし、最終目標が尖閣の占領というのは、ちょっとショボイような気がするな。
せめて、ニッポン占領は最低限として、あわよくば、ハワイ・マリアナ占領して、オーストラリア脅して、太平洋の西半分を制海権に収めた上で、もう1回キューバにミサイル基地作って、ベネズエラにも作って、南北アメリカを恫喝しつつ、資源を求めて、アフリカの半分をせしめるくらい書かないと、迫力はない。
100年先には、現実になっていてもおかしくないシナリオだと思うんだが。
そのころの、我が国の人口は、たぶん、3000万人くらいで、手頃に占領できそうな国になっているし、北朝鮮も韓国も、とっくに占領されている。
インドシナの大部分と、オーストラリアまでの大経済圏を手中にして、22世紀は、中国の世紀だと豪語しているに違いない。
ただし、既に共産党政権でないことは間違いないし、北京語喋ってるかどうかも怪しい。
中国は、このまま行けば、ジリ貧になるし、拡張政策を取らないと国家として成り立たなくなる恐れがあるので、我が国を初めとして、周辺諸国への有形無形の圧力は増すばかりだろう。
米国には、既に、それら周辺の国々を支える力はない。
浮沈子は、かつての大東亜共栄圏構想は、中国によって実現されるのではないかと、ふっと、思ってしまった。
(大東亜共栄圏)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%9D%B1%E4%BA%9C%E5%85%B1%E6%A0%84%E5%9C%8F
(東アジア共同体)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E5%85%B1%E5%90%8C%E4%BD%93
我が国の国力が衰退するということが、逆に、多くの問題を氷解させ、地域が安定化する要因となるのではないだろうか。
もちろん、これは、100年後の話だ。
100年位待つことは、中国にとっては、なんでもないだろう。
占領とか、恫喝とかいっても、実態は緩やかなものになる。
肉弾相打つ戦争というのは、22世紀では流行らないのだ。
資源エネルギー戦略に長け、経済戦、情報戦に勝利した国家が、最後に軍事的プレゼンスを背景に、政治決着するわけだな。
それにしても、じわじわと真綿で首を絞めるようなやり方で、時間をかけて権益を確保しようというのは、大陸国家としてのお家芸のようなものだ。
直情径行の半島国家や、鎖国的平和(ボケ)論が横行する島嶼国家とは、戦略のスパンが違い過ぎる。
しかし、100年先のことは、そのときの人々が決めればいいのだ。
国際慣行によらず、一方的に定めた防空識別圏は、徹底してこれを非難し、撤回させ、当分の間、火遊びをさせないようにお灸を据えなければならない。
米国は、この地域の緊張を高めたくないので、ビビッて引っ込んでしまったが、実際にもあてにはできないのではないか。
ひょっとすると、日本を中国に売り飛ばすくらいは、平気でやってのけそうな気がする。
ロイターの記事は、その意味では、正確な分析を提供したのかもしれないな。
(中国戦艦、南シナ海で米艦の航路阻む 緊急回避で米抗議)
http://www.huffingtonpost.jp/2013/12/14/chinese-naval-vessel_n_4443747.html
「米ミサイル巡洋艦カウペンスが南シナ海で今月上旬、中国初の空母「遼寧」の近くを航行していた中国海軍の軍艦に航路を阻まれ、緊急回避行動をとっていたことが13日わかった。」
「米軍の準機関紙スターズ・アンド・ストライプスなどによると、5日に南シナ海の公海上を航行していたカウペンスに対し、遭遇した中国の揚陸艦が警告を発し、停船を求めた。カウペンスが応じなかったところ、中国艦が航路の前方を遮り、カウペンスが急に針路を変更して衝突を回避したという。」
やりたい放題の、中国だが、一発お見舞いしなかったカウペンスの艦長の自制心も大したもんだ(浮沈子が艦長なら、空母遼寧なんて、今頃、南シナ海の漁礁になってるさ!)。
(カウペンス (ミサイル巡洋艦))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%B9_(%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB%E5%B7%A1%E6%B4%8B%E8%89%A6)
「2010年1月、女性艦長のホリー・グラフ大佐は、部下に対する虐待などを理由に解任された。報道によると、部下に、私的なクリスマス・パーティーでのピアノ演奏や飼い犬の散歩を命じるなど艦長の立場を乱用した他、部下を辱めたりみんなの前でけなしたり言葉で攻撃したりすることにより部下を傷つけたとしている。」
いやはや、USネイビーにも、いろいろ問題はあるようだ。
(U.S., Chinese warships come dangerously close)
http://edition.cnn.com/2013/12/13/politics/us-china-confrontation/index.html?hpt=hp_t2
カウペンスが、何のために中国空母の近くを航行していたかは、想像に難くないが、点数稼ぎをしようとして、停船を求めた揚陸艦の艦長も、いい度胸だな。
南シナ海は、天気晴朗なれども、空では風強く、海では波高しである。
宇宙開発 ― 2013年12月16日 05:15
宇宙開発
浮沈子は、人類の宇宙開発には極めて関心が高い。
米国であろうと、中国であろうと、インド、韓国、北朝鮮、ロシア、どこでもいい。
我が国だって、別に区別はない。
人類が、競って宇宙に進出し、その活動領域を広げていこうとするのは、生物としての理に適っている。
時には協力し、時には反発することがあっても、それはそれでいい。
米国が、宇宙関連予算を縮減しても、まだ、我が国の10倍もあるとか、中国が我が国を実質的に上回る国力を注いでいるとか、そんなことは、些細な話である。
(中国の無人探査機が月面着陸に成功 日本は宇宙計画の練り直しを)
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7070
資源がなく、食糧自給をすることもできず、工業製品を売り繋いで食べていくしかない、基本的に貧しい国において、宇宙開発などは、そもそもが、身の丈に余る贅沢な話なのだ。
豊かな資源に恵まれ、自国の領土で国民を養うことが出来、他国に豊かさを分け与え得る国だけが、人類の栄誉を担って、宇宙への扉を開くことが許される。
上を見上げるより、足元のことをしっかりしないで、何を世迷言をいっているのか。
世界に例のない、超高齢化社会を迎えようとする時、そんな金があるなら、ノーマライゼーションとか、医療、福祉に投じるべきだと、確かに思う。
しかも、震災の復興期にあり、福島の原発の中には、とてつもない量の放射性物質が、放置されている。
向こう半世紀の間、宇宙開発予算を全て凍結し、復興と社会資本の充実に当てて悪いことは何もない。
世界第一の経済力と技術力を誇る米国と、世界第二位の経済力を手にした中国、間もなく、世界一の人口を抱えることになるインド、資源大国のロシアに任せて置けばいいのだ。
一番どころか、10番手くらいが、ちょうどいい。
国民の税金を使って、莫大な投資を行っても、その果実は永遠に収穫できない。
ドブに捨てるだけだ。
そんな金があったら、他に使い道はいくらでもあるはずである。
宇宙に行かなくても、技術開発のフィールドは、いくらでもある。
海洋や、地中といった、非日常の世界、ミクロの世界、ライフサイエンスの世界、まあ、電子計算機の世界も、あってもいいか。
そこで開発された技術や経験を、着実に生かす、世界に向けて発信する。
それが、我が国の取る道ではないのか。
まあ、せいぜい、低軌道のリモートセンシングか、静止軌道衛星の開発、運用まで。
有人飛行や、惑星探査、深宇宙探査は、他の国に任せておけばよいのだ。
月も、また同じであるな。
我が国がやらんでも、他にやりたい国があるわけだから、やってもらえばいいではないか。
もちろん、火星なんて、とんでもない話である(あかつきは、金星だから、いいことにしよう:ご都合主義)。
浮沈子は、繰り返すが、人類の宇宙開発には大賛成である。
国力に応じたスタンスを堅持すべきだ、見栄張って、背伸びすべきではない!、といっているに過ぎない。
中国だって、有人月探査を実現できるかどうかは、国力次第と認識しつつある。
米国だって、40年以上も前に着陸した月の周回軌道までしか、具体的な計画はないのだ。
人類は、1970年代から、こと、宇宙開発については、全く進歩していないように思える。
別に、それでも悪いことは何もない。
冷戦が終結し、熱核戦争による人類滅亡の危機は去った。
低強度紛争の時代になり、あちこちで小競り合いはあるが、世界大戦に発展するようなことはない。
核兵器の拡散が問題になっているが、なに、1発や2発で、人類が滅亡するようなことはない。
中国の台頭が、気になるといえば気になるし、インドやアフリカの状勢も要注意ではあるが、彼らもまた、新たな世界でのルールを学んでいかなければ、生き抜くことは出来ない。
浮沈子は、英国の宇宙開発のあり方に注目している。
(イギリスの宇宙開発)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%AE%87%E5%AE%99%E9%96%8B%E7%99%BA
欧州宇宙機関への協力によって、独自の開発を断念した経緯がある。
その一方で、リチャード・ブランソンは、民間宇宙旅行を始めようとしている。
面白いではないか。
「英国では独自の宇宙飛行士を打ち上げることや有人月面探査は政府の政策になっていない。それよりも非有人の衛星打ち上げに注力している。英国政府は国際宇宙ステーションの立ち上げには参加していない。」
北海油田を擁し、食糧自給率で我が国を上回る英国のスタンスには、我が国の宇宙開発にとって、学ぶべきものがあるのではないか。
我が国が、有人宇宙開発を行わない理由の一つが、再突入技術を保有しないという方針にある、と聞いたことがある。
大陸間弾道弾などは、超高速で宇宙空間から再突入し、弾頭をばら撒く。
そのときの衝撃や、摩擦熱に対応する技術開発を放棄することによって、物理的に兵器開発からの距離を取っているというのだ(はやぶさとか、一部の例外はあります)。
また、低軌道衛星等を中心にして、宇宙の商業利用を推進する方針であるとも聞く。
平和主義の国家として、結構な方針であると思う。
まあ、情報収集衛星という名のスパイ衛星も持ってますが。
(情報収集衛星)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%85%E5%A0%B1%E5%8F%8E%E9%9B%86%E8%A1%9B%E6%98%9F
いろいろ書いたが、言いたい事は唯一つ、宇宙開発なんて、やらなくたって何の問題もない、ということである。
そのことを、十分分かった上で、身の丈に合った参加の仕方をすればいいのだ。
浮沈子は、人類の宇宙開発には極めて関心が高い。
米国であろうと、中国であろうと、インド、韓国、北朝鮮、ロシア、どこでもいい。
我が国だって、別に区別はない。
人類が、競って宇宙に進出し、その活動領域を広げていこうとするのは、生物としての理に適っている。
時には協力し、時には反発することがあっても、それはそれでいい。
米国が、宇宙関連予算を縮減しても、まだ、我が国の10倍もあるとか、中国が我が国を実質的に上回る国力を注いでいるとか、そんなことは、些細な話である。
(中国の無人探査機が月面着陸に成功 日本は宇宙計画の練り直しを)
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7070
資源がなく、食糧自給をすることもできず、工業製品を売り繋いで食べていくしかない、基本的に貧しい国において、宇宙開発などは、そもそもが、身の丈に余る贅沢な話なのだ。
豊かな資源に恵まれ、自国の領土で国民を養うことが出来、他国に豊かさを分け与え得る国だけが、人類の栄誉を担って、宇宙への扉を開くことが許される。
上を見上げるより、足元のことをしっかりしないで、何を世迷言をいっているのか。
世界に例のない、超高齢化社会を迎えようとする時、そんな金があるなら、ノーマライゼーションとか、医療、福祉に投じるべきだと、確かに思う。
しかも、震災の復興期にあり、福島の原発の中には、とてつもない量の放射性物質が、放置されている。
向こう半世紀の間、宇宙開発予算を全て凍結し、復興と社会資本の充実に当てて悪いことは何もない。
世界第一の経済力と技術力を誇る米国と、世界第二位の経済力を手にした中国、間もなく、世界一の人口を抱えることになるインド、資源大国のロシアに任せて置けばいいのだ。
一番どころか、10番手くらいが、ちょうどいい。
国民の税金を使って、莫大な投資を行っても、その果実は永遠に収穫できない。
ドブに捨てるだけだ。
そんな金があったら、他に使い道はいくらでもあるはずである。
宇宙に行かなくても、技術開発のフィールドは、いくらでもある。
海洋や、地中といった、非日常の世界、ミクロの世界、ライフサイエンスの世界、まあ、電子計算機の世界も、あってもいいか。
そこで開発された技術や経験を、着実に生かす、世界に向けて発信する。
それが、我が国の取る道ではないのか。
まあ、せいぜい、低軌道のリモートセンシングか、静止軌道衛星の開発、運用まで。
有人飛行や、惑星探査、深宇宙探査は、他の国に任せておけばよいのだ。
月も、また同じであるな。
我が国がやらんでも、他にやりたい国があるわけだから、やってもらえばいいではないか。
もちろん、火星なんて、とんでもない話である(あかつきは、金星だから、いいことにしよう:ご都合主義)。
浮沈子は、繰り返すが、人類の宇宙開発には大賛成である。
国力に応じたスタンスを堅持すべきだ、見栄張って、背伸びすべきではない!、といっているに過ぎない。
中国だって、有人月探査を実現できるかどうかは、国力次第と認識しつつある。
米国だって、40年以上も前に着陸した月の周回軌道までしか、具体的な計画はないのだ。
人類は、1970年代から、こと、宇宙開発については、全く進歩していないように思える。
別に、それでも悪いことは何もない。
冷戦が終結し、熱核戦争による人類滅亡の危機は去った。
低強度紛争の時代になり、あちこちで小競り合いはあるが、世界大戦に発展するようなことはない。
核兵器の拡散が問題になっているが、なに、1発や2発で、人類が滅亡するようなことはない。
中国の台頭が、気になるといえば気になるし、インドやアフリカの状勢も要注意ではあるが、彼らもまた、新たな世界でのルールを学んでいかなければ、生き抜くことは出来ない。
浮沈子は、英国の宇宙開発のあり方に注目している。
(イギリスの宇宙開発)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%AE%87%E5%AE%99%E9%96%8B%E7%99%BA
欧州宇宙機関への協力によって、独自の開発を断念した経緯がある。
その一方で、リチャード・ブランソンは、民間宇宙旅行を始めようとしている。
面白いではないか。
「英国では独自の宇宙飛行士を打ち上げることや有人月面探査は政府の政策になっていない。それよりも非有人の衛星打ち上げに注力している。英国政府は国際宇宙ステーションの立ち上げには参加していない。」
北海油田を擁し、食糧自給率で我が国を上回る英国のスタンスには、我が国の宇宙開発にとって、学ぶべきものがあるのではないか。
我が国が、有人宇宙開発を行わない理由の一つが、再突入技術を保有しないという方針にある、と聞いたことがある。
大陸間弾道弾などは、超高速で宇宙空間から再突入し、弾頭をばら撒く。
そのときの衝撃や、摩擦熱に対応する技術開発を放棄することによって、物理的に兵器開発からの距離を取っているというのだ(はやぶさとか、一部の例外はあります)。
また、低軌道衛星等を中心にして、宇宙の商業利用を推進する方針であるとも聞く。
平和主義の国家として、結構な方針であると思う。
まあ、情報収集衛星という名のスパイ衛星も持ってますが。
(情報収集衛星)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%85%E5%A0%B1%E5%8F%8E%E9%9B%86%E8%A1%9B%E6%98%9F
いろいろ書いたが、言いたい事は唯一つ、宇宙開発なんて、やらなくたって何の問題もない、ということである。
そのことを、十分分かった上で、身の丈に合った参加の仕方をすればいいのだ。
全脳シミュレーション ― 2013年12月16日 22:27
全脳シミュレーション
1千億個の脳細胞は、それぞれ、1万もの他の脳細胞と接続し、数秒に1回ないし1秒に10回の発火(スパイク)を発生させている・・・。
(「京(けい)」を使い10兆個の結合の神経回路のシミュレーションに成功-世界最大の脳神経シミュレーション-)
http://www.riken.jp/pr/topics/2013/20130802_2/
今回のシミュレーションでは、17億3,000万個の神経細胞が10兆4,000億個のシナプスで結合された神経回路を想定した、とある。
ざっと、100分の1の規模だな。
じゃあ、100倍のノードを想定したシミュレーションをやれば、全脳なんて、簡単にできんじゃん!?。
というわけにはいかないらしい。
「結果として、生物学的には1秒間に相当することを「京」では計算に40分かかかりました。」
2400倍の計算速度が要求されている。
浮沈子は、NESTというプログラムがあることを、初めて知った。
(京による全脳シミュレーションへの道のり)
http://www.kobe.riken.jp/stpr1-life/newsletter/Vol.8/report03.html
(Software:About NEST)
http://www.nest-initiative.org/index.php/Software:About_NEST
脳科学の研究者は、必ずしもコンピューター技術の専門家ではない(というか、普通、違うでしょ?)。
彼らにとって使いやすいアプリケーションとして提供されているNESTは、ざっと見る限り、スケーラビリティに優れ、ノードが増えても、めちゃくちゃ負荷が増えるということはなく、指数関数的相関を保ったままスケールアップできるというのが、売りのようだ(実行時間は、オーバーヘッドがかかるので、その分落ちていきます)。
パソコンからスパコンまで、今回の「京」によるシミュレーションを通じて、一貫した実行が可能であることが証明されたわけだな。
もちろん、それは、発火というイベントを再現しているだけで、そこに何か高次の意味を見出すという段階ではない。
それは、脳科学者の領域であり、NESTは、そのためのツールに過ぎない。
ボトムアップの手法によって、脳が解明されるのか、という本質的な命題はあるが、まあ、やってみなくちゃ分からない、という、場当たり的な回答もアリだ。
世界に冠たる理研のオモチャも、脳科学とか、気象現象とかになると、殆んどお手上げとってもいい。
実物(模型もありますが)の風洞実験が、今でも有効なのは、空気の流れを完全にシミュレートできるモデルがないからでもある。
そんでもって、たぶん、この手の計算機需要というヤツは、高機能化すればするほど、新しいことがやりたくなって、そんでもって、またまた、計算機に対する需要が増えるという、研究者と計算機メーカーとの幸せな循環が、無限に続く構造になっている。
まあいい。
この手の巨大科学については、「ほどほど」がよろしい(どうせ、すぐ4番になっちゃうんだから、2番じゃダメ!、ということもない・・・)。
国を傾けるなら、電卓よりも、美女の方がいいに決まっている!。
まあ、どうでもいいんですが。
(コンピューターが人間の脳を超える日)
http://www.pc-webzine.com/modules/bulletin1/index.php?page=article&storypage=1&is=201001
「2018年にコンピューターが人間の脳を超えるという話がありますが、実現は可能でしょうか?」
「まだまだ人間の知性を超えられるコンピューターが現れることはないでしょう。」
まあ、ここまではいい。
「というのも、知性による人間の情報処理には生きるためという確固とした目的があり、生命維持のために発達しています。人間の脳で行われているあらゆる情報処理が、自己保存につながる力強いモチベーションに支えられているのです。非常に奥行きのある問題であり、生命維持の問題からかけ離れたコンピューターが人間と同様の知性を持つのはなかなか難しいのではないでしょうか。」
気持ちの問題(生きたいという意欲)というのを、持ち込んできたわけか。
「ただし、人間の脳の機能をシミュレーションするとなると話は変わります。人間の脳は1,000億個のニューロン(神経細胞)からなると言われていますが、そのニューロンの働きをシミュレーションできる日は、そう遠くないかもしれません。」
「例えば、ある調査では、スーパーコンピューターの進化によって、2013年には人間の脳をシミュレーションするのに必要な演算が可能になり、2025年には、人間の脳の神経をシミュレーションするのに必要な演算が可能になると予測しています。」
まだ、10年以上も先かあ。
「単純に脳をシミュレーションするだけでは意味がありません。脳の情報処理の仕組みがわからなければ、結局のところ、従来と同じ役割しか果たせないでしょう。」
「人間の脳が行う情報処理をコンピューターで行えるようにするには、脳の情報処理のモデルを考案することが重要でしょう。そのモデルをコンピューターでシミュレーションし、人間の生理データと合致するかを検証することで、モデルの妥当性を検証するループを回転させなければなりません。要するに、コンピューターパワーを使いこなすための知恵が必要であり、その知恵の蓄積はサイエンスの領域で行われるのです。」
(UEC(電気通信大学)西野研究室のページ)
http://www.nishino-lab.jp/
このセンセイは、計算機屋なのだが、応用領域に手を伸ばして、計算機に対する需要を喚起させようとする、ケシカラン輩であるな。
まあ、しかし、そういう方向からのアプローチがあってもいい。
需要と供給は、バランスが大切で、計算機屋のいうことを聞いていると、地球全体を多い尽くすコンピューターを作ってしまいそうだ。
世の中を健全に保っておくという意味でも、応用領域からの歯止めが必要だろう。
もっとも、前に述べたように、現状は、一緒になって盛り上がっているんだが・・・。
浮沈子的には、現実の脳は、自己保存(繁殖を含む)のモチベーションを持つように出来上がっているというのが気になったのだが、コンピューターがそれを持ったら、いったいどういうことになるのだろうか。
次々に、新しいアプリケーションプログラムを走らせ、莫大な電力を消費し、管理、運用する人間をこき使い、新たな予算獲得に奔走させ、でもって、より優れた後継機を作らせて、寿命を迎えることになるのだろうか。
それって、もうやってんじゃん!?。
浮沈子の見るところ、コンピューターは、既に、人間を越えているのである!。
1千億個の脳細胞は、それぞれ、1万もの他の脳細胞と接続し、数秒に1回ないし1秒に10回の発火(スパイク)を発生させている・・・。
(「京(けい)」を使い10兆個の結合の神経回路のシミュレーションに成功-世界最大の脳神経シミュレーション-)
http://www.riken.jp/pr/topics/2013/20130802_2/
今回のシミュレーションでは、17億3,000万個の神経細胞が10兆4,000億個のシナプスで結合された神経回路を想定した、とある。
ざっと、100分の1の規模だな。
じゃあ、100倍のノードを想定したシミュレーションをやれば、全脳なんて、簡単にできんじゃん!?。
というわけにはいかないらしい。
「結果として、生物学的には1秒間に相当することを「京」では計算に40分かかかりました。」
2400倍の計算速度が要求されている。
浮沈子は、NESTというプログラムがあることを、初めて知った。
(京による全脳シミュレーションへの道のり)
http://www.kobe.riken.jp/stpr1-life/newsletter/Vol.8/report03.html
(Software:About NEST)
http://www.nest-initiative.org/index.php/Software:About_NEST
脳科学の研究者は、必ずしもコンピューター技術の専門家ではない(というか、普通、違うでしょ?)。
彼らにとって使いやすいアプリケーションとして提供されているNESTは、ざっと見る限り、スケーラビリティに優れ、ノードが増えても、めちゃくちゃ負荷が増えるということはなく、指数関数的相関を保ったままスケールアップできるというのが、売りのようだ(実行時間は、オーバーヘッドがかかるので、その分落ちていきます)。
パソコンからスパコンまで、今回の「京」によるシミュレーションを通じて、一貫した実行が可能であることが証明されたわけだな。
もちろん、それは、発火というイベントを再現しているだけで、そこに何か高次の意味を見出すという段階ではない。
それは、脳科学者の領域であり、NESTは、そのためのツールに過ぎない。
ボトムアップの手法によって、脳が解明されるのか、という本質的な命題はあるが、まあ、やってみなくちゃ分からない、という、場当たり的な回答もアリだ。
世界に冠たる理研のオモチャも、脳科学とか、気象現象とかになると、殆んどお手上げとってもいい。
実物(模型もありますが)の風洞実験が、今でも有効なのは、空気の流れを完全にシミュレートできるモデルがないからでもある。
そんでもって、たぶん、この手の計算機需要というヤツは、高機能化すればするほど、新しいことがやりたくなって、そんでもって、またまた、計算機に対する需要が増えるという、研究者と計算機メーカーとの幸せな循環が、無限に続く構造になっている。
まあいい。
この手の巨大科学については、「ほどほど」がよろしい(どうせ、すぐ4番になっちゃうんだから、2番じゃダメ!、ということもない・・・)。
国を傾けるなら、電卓よりも、美女の方がいいに決まっている!。
まあ、どうでもいいんですが。
(コンピューターが人間の脳を超える日)
http://www.pc-webzine.com/modules/bulletin1/index.php?page=article&storypage=1&is=201001
「2018年にコンピューターが人間の脳を超えるという話がありますが、実現は可能でしょうか?」
「まだまだ人間の知性を超えられるコンピューターが現れることはないでしょう。」
まあ、ここまではいい。
「というのも、知性による人間の情報処理には生きるためという確固とした目的があり、生命維持のために発達しています。人間の脳で行われているあらゆる情報処理が、自己保存につながる力強いモチベーションに支えられているのです。非常に奥行きのある問題であり、生命維持の問題からかけ離れたコンピューターが人間と同様の知性を持つのはなかなか難しいのではないでしょうか。」
気持ちの問題(生きたいという意欲)というのを、持ち込んできたわけか。
「ただし、人間の脳の機能をシミュレーションするとなると話は変わります。人間の脳は1,000億個のニューロン(神経細胞)からなると言われていますが、そのニューロンの働きをシミュレーションできる日は、そう遠くないかもしれません。」
「例えば、ある調査では、スーパーコンピューターの進化によって、2013年には人間の脳をシミュレーションするのに必要な演算が可能になり、2025年には、人間の脳の神経をシミュレーションするのに必要な演算が可能になると予測しています。」
まだ、10年以上も先かあ。
「単純に脳をシミュレーションするだけでは意味がありません。脳の情報処理の仕組みがわからなければ、結局のところ、従来と同じ役割しか果たせないでしょう。」
「人間の脳が行う情報処理をコンピューターで行えるようにするには、脳の情報処理のモデルを考案することが重要でしょう。そのモデルをコンピューターでシミュレーションし、人間の生理データと合致するかを検証することで、モデルの妥当性を検証するループを回転させなければなりません。要するに、コンピューターパワーを使いこなすための知恵が必要であり、その知恵の蓄積はサイエンスの領域で行われるのです。」
(UEC(電気通信大学)西野研究室のページ)
http://www.nishino-lab.jp/
このセンセイは、計算機屋なのだが、応用領域に手を伸ばして、計算機に対する需要を喚起させようとする、ケシカラン輩であるな。
まあ、しかし、そういう方向からのアプローチがあってもいい。
需要と供給は、バランスが大切で、計算機屋のいうことを聞いていると、地球全体を多い尽くすコンピューターを作ってしまいそうだ。
世の中を健全に保っておくという意味でも、応用領域からの歯止めが必要だろう。
もっとも、前に述べたように、現状は、一緒になって盛り上がっているんだが・・・。
浮沈子的には、現実の脳は、自己保存(繁殖を含む)のモチベーションを持つように出来上がっているというのが気になったのだが、コンピューターがそれを持ったら、いったいどういうことになるのだろうか。
次々に、新しいアプリケーションプログラムを走らせ、莫大な電力を消費し、管理、運用する人間をこき使い、新たな予算獲得に奔走させ、でもって、より優れた後継機を作らせて、寿命を迎えることになるのだろうか。
それって、もうやってんじゃん!?。
浮沈子の見るところ、コンピューターは、既に、人間を越えているのである!。
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