サウンドコミュニケーション ― 2014年01月12日 04:48
サウンドコミュニケーション
(ハンドウイルカ:感覚とコミュニケーション)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%AB#.E6.84.9F.E8.A6.9A.E3.81.A8.E3.82.B3.E3.83.9F.E3.83.A5.E3.83.8B.E3.82.B1.E3.83.BC.E3.82.B7.E3.83.A7.E3.83.B3
「ハンドウイルカ同士は身体表現と音声によって互いにコミュニケーションを行っていると考えられている。声帯は持たないが、噴気孔近くにある6個の気嚢(きのう)を用いて、様々な音声を発している。個々のハンドウイルカには、自分自身を表現する「名前」(音)があり、他の個体に対して自分自身を表現することが可能らしい。約30種類程度の識別可能な音を使って音声によるコミュニケーションを行っているようであるが、まだ「イルカ語」として確認できてはいない。」
「ただし一頭のイルカに教えたゲーム内容が別の個体に伝わることから言語に相当する伝達手段を持つことが確認されている。エコー音で状況を直接イメージするように進化した脳を持つイルカが、わざわざ記号に変換して配列する体系の言語を採用する合理性は乏しく、そのような、イメージ中心で単語を補助的にしか用いない世界観に基づいた「イルカ語」はあったにしろ翻訳不可能であろうと言われている。」
「しかしイルカ用の人工単語を覚えさせて「このフリスビーを尻尾で触った後でそれを飛び越えよ」程度の文章なら理解できる能力を持つ。またこの実験により、イルカは「誰が」「何を」「どうした」の入った文章を理解したが、「いつ」「どのように」という文章は理解できなかったことが報告されている。この結果によりイルカの脳が持つ世界観の一端が伺われる。」
(軍用イルカ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8D%E7%94%A8%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%AB
「軍用イルカ(ぐんようイルカ、Military dolphin)は、軍事目的で利用されるイルカである。アメリカ軍が利用中であり、ロシア軍には利用計画が存在した。主な任務としては、ダイバーの救助、及び、機雷の探知等である。1990年代の湾岸戦争、2003年のイラク戦争においては実戦で使用された。」
イルカが、ある意味で高い知能を持ち、人間とのコミュニケーションを行っていることには、概ね異論は無かろう。
音波による状況把握とあるが、距離とか方向といった単純なものではない。
(反響定位)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8D%E9%9F%BF%E5%AE%9A%E4%BD%8D
「反響定位とは、動物が自分が発した音が何かにぶつかって返ってきたものを受信し、それによってぶつかってきたものの距離を知ることである。それぞれの方向からの反響を受信すれば、そこから周囲のものの位置関係、それに対する自分の位置を知ることができる。したがって、音による感受法でありながら、一般の聴覚よりも、むしろ視覚に近い役割を担っている。」
しかし、コミュニケーションという手段に音波を使用する場合、抽象化せずに伝達することが可能なのだろうか?。
浮沈子は、仮に言語化(抽象化)されていないとしても、その範囲は限られていると考える。
ある状況を表す単語(きっと、その種類は膨大にあると思われる)を組み合わせて、意志を伝達するということは必ずあるはずであり、彼らにとっての視覚(反響定位による像)と組み合わされた、例えばプログラミングでいう構造化言語のような体系を駆使することで、あらゆる状況と意志を伝達しているに違いない。
映像が、言語に取り込まれているのだ。
うーん、イルカの半分も無い脳を駆使している浮沈子には、これが限界だな。
ところで、こんなことを考えたのは、先日知ったLogosease(ロゴシーズ)というダイブトランシーバーのことを考えていたら、ふと、こいつはダイバーとイルカのコミュニケーションに使えるんじゃないか、と思ったからだ。
(饒舌の世界?)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/01/10/7186929
超音波、内臓コンピューター、言語翻訳、骨伝道・・・。
しかし、映像と言語をハイパーミックスした「イルカ語」を、一体、どうやって翻訳しようというのか。
きっと、カメラと自動翻訳が合体して、そんでもって、膨大な単語帳(イルカ語の)を備え、彼らの構造化言語を訳出するための3次元モニターを備えたデータマスク(おおっ、懐かしいね!)を開発しなければならない。
(データーマスク HUD)
http://www.oceanic.jp/pg201.html
いや、そんなことは、きっと誰かがとっくに考えて、始めているに違いない。
人類が、1000年かかっても知り得ない、膨大な水中世界の秘密を、彼らから(文字通り)聞きだすことが出来るのも、間近かもしれないのだ。
(Cetacean intelligence)
http://en.wikipedia.org/wiki/Cetacean_intelligence
この中に、彼らが、人間の手話を理解するというくだりがある。
「While there is little evidence for dolphin language, experiments have shown that they can learn human sign language.」
このことは、人間の言語体形を、イルカが学習し得るという、大変有り難いことが可能であることを示している。
どうやら、彼らは我々よりも学習能力が高く、複雑怪奇なイルカ語を人間が学ぶよりも容易に、シンプルな人間の言葉を理解してくれるようだ(なんか、馬鹿にされた感じ?)。
どっちかが、どっちかに合わせても、通じ合えればそれでいい。
場合によっては、仮想言語(両方が理解しやすい、中間言語)を作って、お互いにそれを共通語としてもいい。
彼らの中には、きっと、心を病んでいる個体もいることだろう。
複雑な精神構造を持つ動物は、必然的に機能不全になることがあるのだ。
そんな時に、お互いに意志を通じ合い、悩みを分かち合っていければ、信頼の醸成も可能になるだろう。
宝物が満載の沈没船の在り処だって、きっと教えてもらえるに違いない!(結局、それかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
イルカの日という映画があった。
(イルカの日)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%81%AE%E6%97%A5
「世界的に有名な海洋動物学者ジェイクは、妻のマギーと共にフロリダ沖の小島に造った研究施設で、イルカに簡単な言葉を覚えさせる研究を行なっていた。研究はみるみる成果を上げ、2頭のイルカは人間との会話が出来るまでになっていった。」
1973年の作品である。
もう、40年も経つのだ。
しかし、未だに人間とイルカは悩みを分かち合うことが出来ないでいる。
この監督、マイク・ニコルズは、「卒業」の監督でもある。
「エレーン、エレーン!」
(卒業 (1967年の映画))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%92%E6%A5%AD_(1967%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)
ベンジャミンへの愛に気づくエレーンはそれに答える。
「ベーンッ!」。
まあいい。
イルカに、このシーンの何たるかを説明する資格は、浮沈子にはない。
お宝満載の沈没船は、夢に終わりそうだな。
(ハンドウイルカ:感覚とコミュニケーション)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%AB#.E6.84.9F.E8.A6.9A.E3.81.A8.E3.82.B3.E3.83.9F.E3.83.A5.E3.83.8B.E3.82.B1.E3.83.BC.E3.82.B7.E3.83.A7.E3.83.B3
「ハンドウイルカ同士は身体表現と音声によって互いにコミュニケーションを行っていると考えられている。声帯は持たないが、噴気孔近くにある6個の気嚢(きのう)を用いて、様々な音声を発している。個々のハンドウイルカには、自分自身を表現する「名前」(音)があり、他の個体に対して自分自身を表現することが可能らしい。約30種類程度の識別可能な音を使って音声によるコミュニケーションを行っているようであるが、まだ「イルカ語」として確認できてはいない。」
「ただし一頭のイルカに教えたゲーム内容が別の個体に伝わることから言語に相当する伝達手段を持つことが確認されている。エコー音で状況を直接イメージするように進化した脳を持つイルカが、わざわざ記号に変換して配列する体系の言語を採用する合理性は乏しく、そのような、イメージ中心で単語を補助的にしか用いない世界観に基づいた「イルカ語」はあったにしろ翻訳不可能であろうと言われている。」
「しかしイルカ用の人工単語を覚えさせて「このフリスビーを尻尾で触った後でそれを飛び越えよ」程度の文章なら理解できる能力を持つ。またこの実験により、イルカは「誰が」「何を」「どうした」の入った文章を理解したが、「いつ」「どのように」という文章は理解できなかったことが報告されている。この結果によりイルカの脳が持つ世界観の一端が伺われる。」
(軍用イルカ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8D%E7%94%A8%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%AB
「軍用イルカ(ぐんようイルカ、Military dolphin)は、軍事目的で利用されるイルカである。アメリカ軍が利用中であり、ロシア軍には利用計画が存在した。主な任務としては、ダイバーの救助、及び、機雷の探知等である。1990年代の湾岸戦争、2003年のイラク戦争においては実戦で使用された。」
イルカが、ある意味で高い知能を持ち、人間とのコミュニケーションを行っていることには、概ね異論は無かろう。
音波による状況把握とあるが、距離とか方向といった単純なものではない。
(反響定位)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8D%E9%9F%BF%E5%AE%9A%E4%BD%8D
「反響定位とは、動物が自分が発した音が何かにぶつかって返ってきたものを受信し、それによってぶつかってきたものの距離を知ることである。それぞれの方向からの反響を受信すれば、そこから周囲のものの位置関係、それに対する自分の位置を知ることができる。したがって、音による感受法でありながら、一般の聴覚よりも、むしろ視覚に近い役割を担っている。」
しかし、コミュニケーションという手段に音波を使用する場合、抽象化せずに伝達することが可能なのだろうか?。
浮沈子は、仮に言語化(抽象化)されていないとしても、その範囲は限られていると考える。
ある状況を表す単語(きっと、その種類は膨大にあると思われる)を組み合わせて、意志を伝達するということは必ずあるはずであり、彼らにとっての視覚(反響定位による像)と組み合わされた、例えばプログラミングでいう構造化言語のような体系を駆使することで、あらゆる状況と意志を伝達しているに違いない。
映像が、言語に取り込まれているのだ。
うーん、イルカの半分も無い脳を駆使している浮沈子には、これが限界だな。
ところで、こんなことを考えたのは、先日知ったLogosease(ロゴシーズ)というダイブトランシーバーのことを考えていたら、ふと、こいつはダイバーとイルカのコミュニケーションに使えるんじゃないか、と思ったからだ。
(饒舌の世界?)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/01/10/7186929
超音波、内臓コンピューター、言語翻訳、骨伝道・・・。
しかし、映像と言語をハイパーミックスした「イルカ語」を、一体、どうやって翻訳しようというのか。
きっと、カメラと自動翻訳が合体して、そんでもって、膨大な単語帳(イルカ語の)を備え、彼らの構造化言語を訳出するための3次元モニターを備えたデータマスク(おおっ、懐かしいね!)を開発しなければならない。
(データーマスク HUD)
http://www.oceanic.jp/pg201.html
いや、そんなことは、きっと誰かがとっくに考えて、始めているに違いない。
人類が、1000年かかっても知り得ない、膨大な水中世界の秘密を、彼らから(文字通り)聞きだすことが出来るのも、間近かもしれないのだ。
(Cetacean intelligence)
http://en.wikipedia.org/wiki/Cetacean_intelligence
この中に、彼らが、人間の手話を理解するというくだりがある。
「While there is little evidence for dolphin language, experiments have shown that they can learn human sign language.」
このことは、人間の言語体形を、イルカが学習し得るという、大変有り難いことが可能であることを示している。
どうやら、彼らは我々よりも学習能力が高く、複雑怪奇なイルカ語を人間が学ぶよりも容易に、シンプルな人間の言葉を理解してくれるようだ(なんか、馬鹿にされた感じ?)。
どっちかが、どっちかに合わせても、通じ合えればそれでいい。
場合によっては、仮想言語(両方が理解しやすい、中間言語)を作って、お互いにそれを共通語としてもいい。
彼らの中には、きっと、心を病んでいる個体もいることだろう。
複雑な精神構造を持つ動物は、必然的に機能不全になることがあるのだ。
そんな時に、お互いに意志を通じ合い、悩みを分かち合っていければ、信頼の醸成も可能になるだろう。
宝物が満載の沈没船の在り処だって、きっと教えてもらえるに違いない!(結局、それかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
イルカの日という映画があった。
(イルカの日)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%81%AE%E6%97%A5
「世界的に有名な海洋動物学者ジェイクは、妻のマギーと共にフロリダ沖の小島に造った研究施設で、イルカに簡単な言葉を覚えさせる研究を行なっていた。研究はみるみる成果を上げ、2頭のイルカは人間との会話が出来るまでになっていった。」
1973年の作品である。
もう、40年も経つのだ。
しかし、未だに人間とイルカは悩みを分かち合うことが出来ないでいる。
この監督、マイク・ニコルズは、「卒業」の監督でもある。
「エレーン、エレーン!」
(卒業 (1967年の映画))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%92%E6%A5%AD_(1967%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)
ベンジャミンへの愛に気づくエレーンはそれに答える。
「ベーンッ!」。
まあいい。
イルカに、このシーンの何たるかを説明する資格は、浮沈子にはない。
お宝満載の沈没船は、夢に終わりそうだな。
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