スピード70 ― 2015年08月06日 08:53
スピード70
(Ebola Situation Report - 5 August 2015)
http://apps.who.int/ebola/current-situation/ebola-situation-report-5-august-2015
今週の新規確定患者は、ギニア1人、シエラレオネ1人である。
終息が近づいている。
(国連 エボラ緊急対応ミッションの終了発表)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150801/k10010174521000.html
「パン・ギムン(潘基文)事務総長は、先月31日、声明を発表し、「地域住民の関心を促し、国際社会の協力態勢を構築するなど、主要な目的を達成した」として31日をもって活動を終了することを明らかにしました。そのうえで、今月からは活動をWHO=世界保健機関に引き継ぐとしています。」
まあ、本来は、WHOがなんとかしなければならなかったのだから、正常な緊急事態(?)に戻っただけの話である。
「チャン事務局長は31日の記者会見で、ほかの国際機関と連携して早期に感染を終息させる姿勢を強調しました。」
とりあえずは、一段落というところか。
感染者の増加も、一応押さえ込まれているし、後は最後の一人を如何にして0にするかだな。
疑い、可能性を含めた感染者は、実は増加している。
シエラレオネのSuspected(疑い)が、120人急増したのだ。
来週の確定患者が増える可能性もあり、予断を許さない情況だ。
画像のグラフでも、シエラレオネだけ増えているのがわかる。
ギニアは、2人減っていて、リベリアの増加はない。
まあ、以前に比べたら楽勝の情況だな。
ここまで来れば、先は見えてきたといってもいいだろう。
完全終息までは、時間の問題になった。
このスピードシリーズも、そろそろ幕引きにしたいもんだ(このセリフ、何回目だっけ?)。
(Ebola Situation Report - 5 August 2015)
http://apps.who.int/ebola/current-situation/ebola-situation-report-5-august-2015
今週の新規確定患者は、ギニア1人、シエラレオネ1人である。
終息が近づいている。
(国連 エボラ緊急対応ミッションの終了発表)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150801/k10010174521000.html
「パン・ギムン(潘基文)事務総長は、先月31日、声明を発表し、「地域住民の関心を促し、国際社会の協力態勢を構築するなど、主要な目的を達成した」として31日をもって活動を終了することを明らかにしました。そのうえで、今月からは活動をWHO=世界保健機関に引き継ぐとしています。」
まあ、本来は、WHOがなんとかしなければならなかったのだから、正常な緊急事態(?)に戻っただけの話である。
「チャン事務局長は31日の記者会見で、ほかの国際機関と連携して早期に感染を終息させる姿勢を強調しました。」
とりあえずは、一段落というところか。
感染者の増加も、一応押さえ込まれているし、後は最後の一人を如何にして0にするかだな。
疑い、可能性を含めた感染者は、実は増加している。
シエラレオネのSuspected(疑い)が、120人急増したのだ。
来週の確定患者が増える可能性もあり、予断を許さない情況だ。
画像のグラフでも、シエラレオネだけ増えているのがわかる。
ギニアは、2人減っていて、リベリアの増加はない。
まあ、以前に比べたら楽勝の情況だな。
ここまで来れば、先は見えてきたといってもいいだろう。
完全終息までは、時間の問題になった。
このスピードシリーズも、そろそろ幕引きにしたいもんだ(このセリフ、何回目だっけ?)。
残骸 ― 2015年08月06日 13:37
残骸
(UPDATE 1-インド洋で発見の残骸、不明機の翼と確認=マレーシア首相)
http://jp.reuters.com/article/2015/08/06/malaysia-airlines-crash-wrapup-1-pix-tv-idJPL3N10H02U20150806
「マレーシアのナジブ首相は6日、インド洋のフランス領レユニオン島の海岸に漂着した飛行機の残骸が、昨年3月に消息を絶ったマレーシア航空MH370便の翼の一部と確認されたと明らかにした。同機の残骸が確認されたのは初めて。」
「パリ検事局は、製造元とマレーシア航空から提供された資料に基づくと、残骸が370便のものであることが「非常に強く推定される」としたが、断定はしなかった。シリアルナンバーなどは確認されていないという。」
この日、浮沈子は成田からグアムに飛ぶために、同じ型のB777-200に乗るところだった。
(機上の空論(ロタ編))
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/09/7240480
「10時のニュースでマレーシア航空、クアラルンプール発北京行きの行方不明の情報が流れていた。
離陸して、2時間ほどで連絡が取れなくなってしまったのだそうだ。
B777だという。
これから乗り込もうとしているユナイテッド航空827便って、B777じゃね?。」
まあ、無事にグアムには着いたが、このロタ行きの最中は、気になって仕方なかった。
それから1年半近く経って、初めて残骸が見つかったことになる。
(マレーシア航空機:ナジブ首相「残骸と確認」)
http://mainichi.jp/select/news/20150806k0000e030184000c.html
「仏検察当局によると、残骸の構造や塗装などがMH370便と同じボーイング777型機の主翼の「フラッペロン」と呼ばれる装置の特徴と一致した。またマレーシア航空から提供された資料と照合した結果、残骸とMH370便機の構造的な共通点が確認された。」
(フラッペロン)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%8F%9A%E5%8A%9B%E8%A3%85%E7%BD%AE#.E3.83.95.E3.83.A9.E3.83.83.E3.83.9A.E3.83.AD.E3.83.B3
「フラップとエルロンを兼ねたもの。」
「フラップとして使用しない水平飛行中は左右のフラッペロンは上下逆方向に動作してエルロンとして働き、離着陸時にフラップとして使用する場合は左右が同調して下向きの角度に動作してフラップとして働く。」
「最近の旅客機(B777やA380等)のエルロンも高揚力を得るためにフラッペロンが採用されている。」
主翼の後ろ側で、飛行中にパコパコしていている動翼らしい。
画像で見ると、結構でかいな。
見つかったレユニオン島というのは、マダガスカルの東にあるフランス領の島らしい。
まあ、よくも長い間浮いていたと感心する。
仏当局は、慎重に断定を避けているが、マレーシアは、さっさと断定してしまった。
まず、間違いはないだろう。
そうして、謎は更に深まる。
「両国捜査当局は今後、残骸の切断面や損傷の程度、付着した海洋生物の詳細な分析などを進め、事故時の状況や現場の特定などにつなげたい考え。」
バラバラになってから落ちたのか、落ちた時の衝撃でバラバラになったのか、1年半も、どこを漂っていたのか。
ひょっとしたら、某国の謀略で、仕組まれた漂流物だったのではないか(この妄想は、果てしなく広がりそうだな)。
そもそも、今まで、なぜ見つからなかったのか。
うみは ひろいな おおきいな・・・。
ホントにそうなんだろうか?。
マレーシアは政治的に、やや不安定になっているらしい。
(マレーシア、ナジブ首相に公金横領疑惑)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44270
「巨額の借金を抱えるマレーシア政府100%出資の国有投資会社「ワン・マレーシア・デベロップメント(1MDB)」(財務省管轄=財務相をナジブ首相が兼務。同首相は顧問委員会委員長兼非常勤代表)の運用資金疑惑にからみ、今月初旬、同投資会社からナジブ首相の銀行の個人口座に、約7億ドル(約850億円)が不正に入金された疑惑が発覚した。」
「個人流用は否定するが、実際に公金が個人口座に送金されたことは否定していないナジブ首相。このこと事態(自体?)、政治家の倫理観や規制法律で、司法機関が機能していれば、すでにナジブ首相も退陣しているはずだ。」
(UMNO内部亀裂、センポルナ支部が反ナジブ姿勢…マレーシア)
http://response.jp/article/2015/08/06/257333.html
「ナジブ・ラザク首相が先ごろムヒディン・ヤシン副首相の解任を含む内閣改造を発表したことを受けて、与党第一党・統一マレー国民組織(UMNO)党内の亀裂が次々と表面化している。」
側近中の側近を切って、生き残りを図ろうとするナジブ首相・・・。
MH-370便の件が、政局に及ぼす影響については何ともいえないが、捜査は捜査として、しっかり進めてもらいたいもんだ。
(UPDATE 1-インド洋で発見の残骸、不明機の翼と確認=マレーシア首相)
http://jp.reuters.com/article/2015/08/06/malaysia-airlines-crash-wrapup-1-pix-tv-idJPL3N10H02U20150806
「マレーシアのナジブ首相は6日、インド洋のフランス領レユニオン島の海岸に漂着した飛行機の残骸が、昨年3月に消息を絶ったマレーシア航空MH370便の翼の一部と確認されたと明らかにした。同機の残骸が確認されたのは初めて。」
「パリ検事局は、製造元とマレーシア航空から提供された資料に基づくと、残骸が370便のものであることが「非常に強く推定される」としたが、断定はしなかった。シリアルナンバーなどは確認されていないという。」
この日、浮沈子は成田からグアムに飛ぶために、同じ型のB777-200に乗るところだった。
(機上の空論(ロタ編))
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/09/7240480
「10時のニュースでマレーシア航空、クアラルンプール発北京行きの行方不明の情報が流れていた。
離陸して、2時間ほどで連絡が取れなくなってしまったのだそうだ。
B777だという。
これから乗り込もうとしているユナイテッド航空827便って、B777じゃね?。」
まあ、無事にグアムには着いたが、このロタ行きの最中は、気になって仕方なかった。
それから1年半近く経って、初めて残骸が見つかったことになる。
(マレーシア航空機:ナジブ首相「残骸と確認」)
http://mainichi.jp/select/news/20150806k0000e030184000c.html
「仏検察当局によると、残骸の構造や塗装などがMH370便と同じボーイング777型機の主翼の「フラッペロン」と呼ばれる装置の特徴と一致した。またマレーシア航空から提供された資料と照合した結果、残骸とMH370便機の構造的な共通点が確認された。」
(フラッペロン)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%8F%9A%E5%8A%9B%E8%A3%85%E7%BD%AE#.E3.83.95.E3.83.A9.E3.83.83.E3.83.9A.E3.83.AD.E3.83.B3
「フラップとエルロンを兼ねたもの。」
「フラップとして使用しない水平飛行中は左右のフラッペロンは上下逆方向に動作してエルロンとして働き、離着陸時にフラップとして使用する場合は左右が同調して下向きの角度に動作してフラップとして働く。」
「最近の旅客機(B777やA380等)のエルロンも高揚力を得るためにフラッペロンが採用されている。」
主翼の後ろ側で、飛行中にパコパコしていている動翼らしい。
画像で見ると、結構でかいな。
見つかったレユニオン島というのは、マダガスカルの東にあるフランス領の島らしい。
まあ、よくも長い間浮いていたと感心する。
仏当局は、慎重に断定を避けているが、マレーシアは、さっさと断定してしまった。
まず、間違いはないだろう。
そうして、謎は更に深まる。
「両国捜査当局は今後、残骸の切断面や損傷の程度、付着した海洋生物の詳細な分析などを進め、事故時の状況や現場の特定などにつなげたい考え。」
バラバラになってから落ちたのか、落ちた時の衝撃でバラバラになったのか、1年半も、どこを漂っていたのか。
ひょっとしたら、某国の謀略で、仕組まれた漂流物だったのではないか(この妄想は、果てしなく広がりそうだな)。
そもそも、今まで、なぜ見つからなかったのか。
うみは ひろいな おおきいな・・・。
ホントにそうなんだろうか?。
マレーシアは政治的に、やや不安定になっているらしい。
(マレーシア、ナジブ首相に公金横領疑惑)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44270
「巨額の借金を抱えるマレーシア政府100%出資の国有投資会社「ワン・マレーシア・デベロップメント(1MDB)」(財務省管轄=財務相をナジブ首相が兼務。同首相は顧問委員会委員長兼非常勤代表)の運用資金疑惑にからみ、今月初旬、同投資会社からナジブ首相の銀行の個人口座に、約7億ドル(約850億円)が不正に入金された疑惑が発覚した。」
「個人流用は否定するが、実際に公金が個人口座に送金されたことは否定していないナジブ首相。このこと事態(自体?)、政治家の倫理観や規制法律で、司法機関が機能していれば、すでにナジブ首相も退陣しているはずだ。」
(UMNO内部亀裂、センポルナ支部が反ナジブ姿勢…マレーシア)
http://response.jp/article/2015/08/06/257333.html
「ナジブ・ラザク首相が先ごろムヒディン・ヤシン副首相の解任を含む内閣改造を発表したことを受けて、与党第一党・統一マレー国民組織(UMNO)党内の亀裂が次々と表面化している。」
側近中の側近を切って、生き残りを図ろうとするナジブ首相・・・。
MH-370便の件が、政局に及ぼす影響については何ともいえないが、捜査は捜査として、しっかり進めてもらいたいもんだ。
ヘリウムタンク ― 2015年08月06日 17:07
ヘリウムタンク
トライミックスを運用するには、ヘリウムが必要だし、こいつを保管しておくためにはヘリウムタンクが必要だ・・・。
という話ではない。
先月、ネット中継を見守る浮沈子の目の前で、木っ端みじんに吹っ飛んだファルコン9ロケット。
その液化酸素タンクの「中に」(ここ、重要です)、複数のヘリウムタンクが設置されていて、爆発の原因となったストラットというのは、この液化酸素タンクに「内蔵された」ヘリウムタンクを支える構造物だったという話だ。
浮沈子は、てっきりヘリウムタンクは外付けで、それを支えていた梁が壊れて、ヘリウムタンクが酸素タンクにぶつかって爆発したんだと思っていた。
内蔵かあ・・・。
知らなかったなあ・・・。
(それらしき画像)
http://i.szoter.com/741dc2bcf5762a48.jpg
ここが最大加速時にかかる力に耐えかねて壊れたというわけだ。
(酸素)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%B8%E7%B4%A0
「沸点 90.2K, −182.96°C」
(ヘリウム)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
「沸点 4.22K, −268.93 °C」
ヘリウムは、当然、圧縮された気体の状態で液化酸素タンク内に浸かっているということになるな。
(SpaceX Falcon 9 failure investigation focuses on COPV struts)
http://www.nasaspaceflight.com/2015/07/spacex-falcon-9-failure-investigation-focuses-update/
「With the helium bottle loose – and likely becoming damaged – it is believed a large amount of helium would have been released into the LOX tank, resulting in the overpressure event.」(損傷を受けつつ、おそらく - - ルーズヘリウムボトルで、それはヘリウム多量の過圧のイベントで、その結果、LOXタンク内に放出されたであろうと考えられています。:自動翻訳のまま)
急激に膨張したヘリウムは、液体酸素タンクをぶち破ったか、それに続く配管に何らかの影響を与え、液酸の爆発をもたらしたと思われる。
ヘリウムタンクを支えていたストラットは、液酸に浸かっていたわけで、キンキンに冷えてたわけだ。
マイナス182度以下・・・。
記事の画像を見ると、結構ふつーの構造で、ボルトナットや薄板構造などもあり、使い捨て(?)とはいいながら、超低温環境中の強度的な不安を感じるな。
ファルコン9は、メイドインアメリカで、最先端の航空宇宙関係のメーカーが納入しているはずなのに、このストラットだけは違ってたんだろうか?。
それとも、他にも致命的な欠陥を抱えたまま、飛行を再開しようとしているんだろうか?。
もちろん、今回の事故を受けて、調達品の品質管理について、再点検を行っているんだろうが、それって、やっぱ一時的なものなんだろうか?。
それとも、心を入れ替えて、しっかり反省して、本物の品質管理を導入して、有人飛行に向けた安全管理を徹底するという方向に大きく舵を切るつもりなんだろうか?。
浮沈子は、ファルコン9の再使用に期待を掛けていたこともあり、今回の事故は残念の極みだ。
その原因が、設計上の瑕疵ではなく、調達部品の品質管理上の問題(果たしてそうなんだろうか?)であったことも、極めて遺憾である。
極低温に晒されるボルトと、板材・・・。
他のロケットがどうなっているのかは知らないが、ファルコン9は、枯れた技術を使って信頼性を高めながら、ソフトウェア技術を駆使して、他の追随を許さない優れたシステムを構築していたのではなかったのか。
穴があったということなのか、それとも、コンセプト自身に根本的な問題があったということなのか。
信頼性というものが、経験によって積み重ねられた実績からしか推し量ることが出来ないとすれば、新たな技術が世に出るまでには、長い長い年月が掛かることになる。
有人飛行に向けた信頼性の獲得には、少なくとも100回程度の連続した打ち上げ成功が必要だろう。
ファルコン9は振出しに戻った。
スペースXは、再び実績を積み上げる作業を繰り返すことになる。
ストラットの破断が、2段目の切り離し前に起こったことは、ある意味で絶妙だったのかもしれない。
切り離されて、1段目の再使用が成功し、ISSへの補給だけが失敗したら、再使用への取り組みにもケチがついたかもしれない。
もう一度、一から出直す覚悟が必要だな。
浮沈子は、ロケットの再使用に期待している。
別にスペースXだけでなくてもいい。
ボーイングでもどこでもいいのだ。
スペースXのプランでは、1段目、2段目、宇宙船は回収されるが、宇宙船の機械船は廃棄される。
完全再使用ではないのだ。
まあ、それは先の話ではある。
まともに飛ぶロケットを確立し、実績を積み、回収実験を成功させ、陸上回収に結び付け、コストのかかる部分をしっかりと再使用できるようにしてからの話だ。
スペースシャトルも、完全回収型ではなかったし、弾道飛行ロケットのスペースシップ2は、操縦ミスのために墜落したきりだ。
打ち上げロケットの再使用には、回収後の整備という問題も残っている。
今回のような構造部品の強度に問題がある場合には、再使用というコンセプトそのものが否定されかねない。
交換部品や工数が嵩む場合も、スペースシャトルのように、再使用によるコストの低減というメリットがなくなってしまう。
リスクを最小限にしつつ、コストも抑えなければならない。
ということは、業務潜水と同じように、一定の確率で事故(減圧症)が起こることを許容しなければならないということになる。
再使用という技術は、整備技術が確立され、耐用年数や交換頻度などの基礎的なデータが揃って、初めて実現する。
もちろん、試験は十分に行われるだろうが、それでも事故は起こる。
顧客がそれを受け入れて、価格重視でいくのか、それとも高くても新品を望むのか。
今回の事故は、それ以前の話だ(ストラットは、たぶん新品!?)。
調達部品の品質管理に問題を抱えているようでは、再使用の際の評価なんて、とてもじゃないができっこない。
まあいい。
打ち上げ再開がいつになるかは不明だが、年内にも動きがあるだろう。
次は、何としても成功して、なおかつ、1段目の回収にも目途をつけてもらいたいな。
トライミックスを運用するには、ヘリウムが必要だし、こいつを保管しておくためにはヘリウムタンクが必要だ・・・。
という話ではない。
先月、ネット中継を見守る浮沈子の目の前で、木っ端みじんに吹っ飛んだファルコン9ロケット。
その液化酸素タンクの「中に」(ここ、重要です)、複数のヘリウムタンクが設置されていて、爆発の原因となったストラットというのは、この液化酸素タンクに「内蔵された」ヘリウムタンクを支える構造物だったという話だ。
浮沈子は、てっきりヘリウムタンクは外付けで、それを支えていた梁が壊れて、ヘリウムタンクが酸素タンクにぶつかって爆発したんだと思っていた。
内蔵かあ・・・。
知らなかったなあ・・・。
(それらしき画像)
http://i.szoter.com/741dc2bcf5762a48.jpg
ここが最大加速時にかかる力に耐えかねて壊れたというわけだ。
(酸素)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%B8%E7%B4%A0
「沸点 90.2K, −182.96°C」
(ヘリウム)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
「沸点 4.22K, −268.93 °C」
ヘリウムは、当然、圧縮された気体の状態で液化酸素タンク内に浸かっているということになるな。
(SpaceX Falcon 9 failure investigation focuses on COPV struts)
http://www.nasaspaceflight.com/2015/07/spacex-falcon-9-failure-investigation-focuses-update/
「With the helium bottle loose – and likely becoming damaged – it is believed a large amount of helium would have been released into the LOX tank, resulting in the overpressure event.」(損傷を受けつつ、おそらく - - ルーズヘリウムボトルで、それはヘリウム多量の過圧のイベントで、その結果、LOXタンク内に放出されたであろうと考えられています。:自動翻訳のまま)
急激に膨張したヘリウムは、液体酸素タンクをぶち破ったか、それに続く配管に何らかの影響を与え、液酸の爆発をもたらしたと思われる。
ヘリウムタンクを支えていたストラットは、液酸に浸かっていたわけで、キンキンに冷えてたわけだ。
マイナス182度以下・・・。
記事の画像を見ると、結構ふつーの構造で、ボルトナットや薄板構造などもあり、使い捨て(?)とはいいながら、超低温環境中の強度的な不安を感じるな。
ファルコン9は、メイドインアメリカで、最先端の航空宇宙関係のメーカーが納入しているはずなのに、このストラットだけは違ってたんだろうか?。
それとも、他にも致命的な欠陥を抱えたまま、飛行を再開しようとしているんだろうか?。
もちろん、今回の事故を受けて、調達品の品質管理について、再点検を行っているんだろうが、それって、やっぱ一時的なものなんだろうか?。
それとも、心を入れ替えて、しっかり反省して、本物の品質管理を導入して、有人飛行に向けた安全管理を徹底するという方向に大きく舵を切るつもりなんだろうか?。
浮沈子は、ファルコン9の再使用に期待を掛けていたこともあり、今回の事故は残念の極みだ。
その原因が、設計上の瑕疵ではなく、調達部品の品質管理上の問題(果たしてそうなんだろうか?)であったことも、極めて遺憾である。
極低温に晒されるボルトと、板材・・・。
他のロケットがどうなっているのかは知らないが、ファルコン9は、枯れた技術を使って信頼性を高めながら、ソフトウェア技術を駆使して、他の追随を許さない優れたシステムを構築していたのではなかったのか。
穴があったということなのか、それとも、コンセプト自身に根本的な問題があったということなのか。
信頼性というものが、経験によって積み重ねられた実績からしか推し量ることが出来ないとすれば、新たな技術が世に出るまでには、長い長い年月が掛かることになる。
有人飛行に向けた信頼性の獲得には、少なくとも100回程度の連続した打ち上げ成功が必要だろう。
ファルコン9は振出しに戻った。
スペースXは、再び実績を積み上げる作業を繰り返すことになる。
ストラットの破断が、2段目の切り離し前に起こったことは、ある意味で絶妙だったのかもしれない。
切り離されて、1段目の再使用が成功し、ISSへの補給だけが失敗したら、再使用への取り組みにもケチがついたかもしれない。
もう一度、一から出直す覚悟が必要だな。
浮沈子は、ロケットの再使用に期待している。
別にスペースXだけでなくてもいい。
ボーイングでもどこでもいいのだ。
スペースXのプランでは、1段目、2段目、宇宙船は回収されるが、宇宙船の機械船は廃棄される。
完全再使用ではないのだ。
まあ、それは先の話ではある。
まともに飛ぶロケットを確立し、実績を積み、回収実験を成功させ、陸上回収に結び付け、コストのかかる部分をしっかりと再使用できるようにしてからの話だ。
スペースシャトルも、完全回収型ではなかったし、弾道飛行ロケットのスペースシップ2は、操縦ミスのために墜落したきりだ。
打ち上げロケットの再使用には、回収後の整備という問題も残っている。
今回のような構造部品の強度に問題がある場合には、再使用というコンセプトそのものが否定されかねない。
交換部品や工数が嵩む場合も、スペースシャトルのように、再使用によるコストの低減というメリットがなくなってしまう。
リスクを最小限にしつつ、コストも抑えなければならない。
ということは、業務潜水と同じように、一定の確率で事故(減圧症)が起こることを許容しなければならないということになる。
再使用という技術は、整備技術が確立され、耐用年数や交換頻度などの基礎的なデータが揃って、初めて実現する。
もちろん、試験は十分に行われるだろうが、それでも事故は起こる。
顧客がそれを受け入れて、価格重視でいくのか、それとも高くても新品を望むのか。
今回の事故は、それ以前の話だ(ストラットは、たぶん新品!?)。
調達部品の品質管理に問題を抱えているようでは、再使用の際の評価なんて、とてもじゃないができっこない。
まあいい。
打ち上げ再開がいつになるかは不明だが、年内にも動きがあるだろう。
次は、何としても成功して、なおかつ、1段目の回収にも目途をつけてもらいたいな。
ウインドウズ10 ― 2015年08月06日 22:56
ウインドウズ10
メインマシンをアップグレードしてみた。
USB接続の外付けスピーカーが使えなくなったり(これは、再起動で動きました:再起動を促すメッセージは出なかったんで・・・)、ブルートゥースが繋がらなくなったりしているが、それ以外は動いているようだ。
そのうち、対応ドライバーが出てくれば、何とかなるんだろう(追加:ブルートゥースも、メーカー対応したドライバーが出ていて、入れ替えたら使えました!)。
予備機の方は、もう少しこのまま(セブン)にしておこう(追加:ブルートゥースが繋がったので、こっちもアップグレードしようかな)。
使い勝手とかは、慣れの問題もあるが、ウインドウに枠がなくなったので、浮沈子的には区別がつきにくく、あんま、いい印象はない。
シンクパッド10の8.1に付いていたおまけアプリが付いてくるので、ニュースとか見てみるが、まあ、おんなじなので代り映えはしない。
スタートボタンの復活とか言っているが、こいつを右クリックすると、ダイレクトにアクセスできるメニューが出てきて使いやすい(画像参照)。
エッジとか試してみたが、IEと変わらないような気がする(お気に入りの順番が変えられないなど、まだ未完成な感じがする)。
タスクビューで開いているウインドウを一覧したり、デスクトップの追加もできるらしいが、同時に2つのことができない浮沈子には関係ないな(マルチ人間は重宝するだろう)。
パフォーマンス的には、満足のいく操作性と感じる。
ウインドウの開閉や、画面の切り替えも速い。
ちゃんとチューニングしてから出すようになってきたところは進歩だな。
まあ、最初はバグだらけだろうから、何が起こっても不思議ではない。
何か気づいた点があれば、報告する。
それにしても、シンクパッドX220のセブンからアップグレードするのに、1時間以上も掛かった。
無線LANの通信速度も遅いが、ダウンロードしてからのファイルの展開やコピーに、死ぬほど時間がかかっている。
大して変わっていないところでも、コードの見直しとかして、全面的に入れ替えているんだろう。
単なる見かけのバージョンアップではないようだ。
まあ、途中で、大井町に自転車漕いで出かけてしまったので、実際にかかった時間は不明だ。
その暇がある方は、試してみてもいいが、周辺機器のほとんどは未対応だろう。
今回は、比較的すんなり動いたが、セブンで十分のような気がする。
無料バージョンアップの締め切りまでには、まだ1年近くあるわけだから、しばらく様子を見たほうがいいかもしれない。
8.1とかに慣れてないと、ちょっと戸惑う操作性でもある。
シンクパッド10の8.1の方を先にアップグレードすべきだったな。
あっちの方が、メリットが大きいだろう。
しばらくは、心身症になりながら、このOSに慣れるより仕方ないな。
メインマシンをアップグレードしてみた。
USB接続の外付けスピーカーが使えなくなったり(これは、再起動で動きました:再起動を促すメッセージは出なかったんで・・・)、ブルートゥースが繋がらなくなったりしているが、それ以外は動いているようだ。
そのうち、対応ドライバーが出てくれば、何とかなるんだろう(追加:ブルートゥースも、メーカー対応したドライバーが出ていて、入れ替えたら使えました!)。
予備機の方は、もう少しこのまま(セブン)にしておこう(追加:ブルートゥースが繋がったので、こっちもアップグレードしようかな)。
使い勝手とかは、慣れの問題もあるが、ウインドウに枠がなくなったので、浮沈子的には区別がつきにくく、あんま、いい印象はない。
シンクパッド10の8.1に付いていたおまけアプリが付いてくるので、ニュースとか見てみるが、まあ、おんなじなので代り映えはしない。
スタートボタンの復活とか言っているが、こいつを右クリックすると、ダイレクトにアクセスできるメニューが出てきて使いやすい(画像参照)。
エッジとか試してみたが、IEと変わらないような気がする(お気に入りの順番が変えられないなど、まだ未完成な感じがする)。
タスクビューで開いているウインドウを一覧したり、デスクトップの追加もできるらしいが、同時に2つのことができない浮沈子には関係ないな(マルチ人間は重宝するだろう)。
パフォーマンス的には、満足のいく操作性と感じる。
ウインドウの開閉や、画面の切り替えも速い。
ちゃんとチューニングしてから出すようになってきたところは進歩だな。
まあ、最初はバグだらけだろうから、何が起こっても不思議ではない。
何か気づいた点があれば、報告する。
それにしても、シンクパッドX220のセブンからアップグレードするのに、1時間以上も掛かった。
無線LANの通信速度も遅いが、ダウンロードしてからのファイルの展開やコピーに、死ぬほど時間がかかっている。
大して変わっていないところでも、コードの見直しとかして、全面的に入れ替えているんだろう。
単なる見かけのバージョンアップではないようだ。
まあ、途中で、大井町に自転車漕いで出かけてしまったので、実際にかかった時間は不明だ。
その暇がある方は、試してみてもいいが、周辺機器のほとんどは未対応だろう。
今回は、比較的すんなり動いたが、セブンで十分のような気がする。
無料バージョンアップの締め切りまでには、まだ1年近くあるわけだから、しばらく様子を見たほうがいいかもしれない。
8.1とかに慣れてないと、ちょっと戸惑う操作性でもある。
シンクパッド10の8.1の方を先にアップグレードすべきだったな。
あっちの方が、メリットが大きいだろう。
しばらくは、心身症になりながら、このOSに慣れるより仕方ないな。
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