台風一過2016年08月17日 19:09

台風一過


強烈な南風と共に、気温はぐんぐん上がり、東京地方は気温が34度を超えた。

体調は、相変わらず低調だが、寝込むほどではない。

ボーっとしているわけではなく、原発関係の勉強など、頭はそれなりに使っている(ボーっとしているのと、大差ないけどな)。

まあいい。

原発については、いろいろ調べるにつれて、情報の公開と政策形成過程の透明化が必要だということが分かってくる。

つーか、それが良く分からない。

定性的な表現ではなく、明確な根拠を示して、判断材料を提示してもらいたいものだ。

同じことは、核兵器についてもいえる。

事の性質上、全てを明らかにできるかどうかは分からないが、エネルギーと安全保障は国家の存亡にかかわる。

歴代の政権は、結果的に官僚にミスリードされ続けていたわけで、小泉元首相なんて、掌を返すように、原発反対を唱えるようになってしまった。

これはこれで、問題だがな。

浮沈子は、安全保障についても、同じような構図があるに違いないと思っている。

冷戦終結後、ほぼ10年周期で表沙汰になる先制不使用問題もその一つだろう。

きっと、我々一般の国民が知らない話は、ごろごろしているに違いない。

我が国の憲法には、国民主権が謳われているが、政府の情報開示義務はない。

その裁量権は、深く深く時の権力が握っている。

それは、政権が変わっても同じことだ。

国民は、十分な内容を知らされないまま、代表を選択して政治を委ねることになる。

その政治家も、まんまと騙されてしまう。

ちょっとかわいそうな気もするがな。

それとも、同じ穴の狢なんだろうか。

福一の事故は、その原因の究明が十分行われたんだろうか?。

それとも、うやむやのまま、抜本的な対策を置き去りにして、既存の原発の再稼働に驀進しているだけなんだろうか?。

世界で最も厳しい規制といわれるが、司法判断では、それでも十分ではないという。

規制は、人間が行うものだが、事故は人間だけが相手ではない。

世界で、最も原発の立地に向かない国土に作ろうというのだから、厳しいのは当然だ。

問題は、他国との比較ではなく、我が国の国土の特性に鑑みて、十分かどうかという点にある。

その説明が、国民に対して行われているとは思えない。

現実に過酷事故が起こってしまった今、二度と原発事故が起こらないと信じることは不可能だ。

従来、活断層がないと思われていた地域で次々と断層地震が発生し、科学の未熟さ、自然の厳しさが明らかになっている。

どこまで規制を強化すればいいのか、どれ程の被害を受け入れればいいのか。

それは、国民が決める。

全てを明らかにして、議論を尽くし、政治過程を経て決定されるべきだろう。

それは、その結果を受け入れることが出来るのが、国民自身であるからに他ならない。

安全保障も同じだ。

あるいは、宇宙開発だって、同じなんだろう。

浮沈子が関心を寄せることは限られている。

その限られた範囲についてさえ、十分な情報が開示されているとは思えない。

特に、ネガティブな情報は、秘匿される。

推進する立場の情報発信に、それを期待することは出来ないが、反対の立場の情報も、いささかバイアスが掛かり過ぎという気がしないでもない。

そして、何かのイベントがあって、ニュースなどで取り上げられた時だけ、上っ面の報道が流されるだけだ。

台風7号は、東京地方をかすって、北海道に上陸したそうだが、既に浮沈子の関心外だな。

原発や安全保障だって、かつてのエボラのように、一過性の関心しか抱かないに違いない。

人のことは言えない。

あらゆることに関心を払い続け、情報をトレースし、自分の立場で判断を積み重ねていくことなど、不可能だ。

民主主義は、しかし、それを国民に要求する。

欺瞞だな。

それこそが、虚構の最たるものだ。

しかし、人類は他にマシな統治機構を持っていない。

やがては、AIが統治するに違いないが、それまでの僅かな期間、この仕組みに付き合っていくしかないのだ。

そして、ある日、AI政府は、我が国に核武装を指示する。

西太平洋とインド洋、アフリカに至る海洋権益を確保せよというわけだ(どっかで聞いたような・・・)。

どっかの国のスパコンの中のAIも、似たような結論に至る(性能は、もちろん世界一だ)。

安心していい。

そういう時代の戦争は、AI同士のシミュレーションで行われるようになる。

しかしだ、その結果には従わなければならない。

やっぱ、世界で2番目じゃ、ダメなんじゃね?。

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