金にならない話2017年04月22日 20:25

金にならない話
金にならない話


世の中には、金になる話とそうでない話があって、大部分は金にならない話だ。

ということは、金になる話だけでは、世の中成り立っていかないということでもある。

風邪ひいて、鼻、喉をやられ、熱発して寝たり起きたりしている中で考えているので、ろくなことは思いつかない。

(Growing Ubuntu for cloud and IoT, rather than phone and convergence)
https://insights.ubuntu.com/2017/04/05/growing-ubuntu-for-cloud-and-iot-rather-than-phone-and-convergence/

先日、ウィキに書いてあった話を改めてカノニカルのシャチョーの声明で確認する。

仕方ないな。

金になる話を追求するのが、シャチョーの仕事だ。

この発表の前に書かれた記事がある。

(第447回 Unity 8をちょっとだけ体感してみる)
http://gihyo.jp/admin/serial/01/ubuntu-recipe/0447

「16.10での正式採用は諦めて,17.04以降に持ち越されました。」

その今になって、ウブンツフォンとウブンツタッチは止めちまうという発表になったわけだ。

(Ubuntu 17.04 リリース)
https://www.ubuntulinux.jp/News/ubuntu1704

「Ubuntu 17.04のサポート期間は9ヶ月です。サポート期間終了前に、より新しいバージョンへのアップデートが必要となります。」

「頻繁なアップデートに伴うコストを避けたい場合は、昨年4月にリリースされたUbuntu 16.04 LTS(2021年4月までサポート)の利用を検討してください。」

リリースノートをざっと読んでも、モバイルデバイスへの対応はない。

あーあ・・・。

「What the Unity8 team has delivered so far is beautiful, usable and solid, but I respect that markets, and community, ultimately decide which products grow and which disappear.」(Unity8チームがこれまでに提供してきたものは、美しく、使いやすくて堅実ですが、市場とコミュニティが究極的にどの製品が成長し消滅するかを尊重します。:自動翻訳のまま:以下同じ)

「The choice, ultimately, is to invest in the areas which are contributing to the growth of the company.」(最終的には、企業の成長に貢献している分野に投資するという選択肢があります。)

シャチョーは辛いよ・・・。

ここに、市場を成長させる者と、市場を生み出す者との差を見る。

スティーブジョブズが、画面を指で擦るスマートフォンを世に問うた時、そんな市場は世界にはなかった。

しかし、それは、瞬く間に世界中に溢れ、タブレットという派生商品も生み出した。

アンドロイドは、あっという間にその市場を拡大して、世界中に溢れるようになった。

軽量なOSを載せた安価な(かつ、低スペックな)端末上で、大量の広告をばらまく方法を考えついたわけだ。

今や、昔のスーパーコンピューター並になったモバイル端末で、ハイスペックのマシンと同じシステムが動いても、おかしくはない。

さらに低スペックで省電力なハードウェアが出てきて、さらに軽いシステムを動かすという選択肢もある。

ウェアラブルマシンや、埋め込み端末(!)の時代が見えてくる。

世界がそっちの方に向かって動いているのを感じるが、そうなるかどうかは分からない。

ウブンツをモバイル端末で動かすという話は消えた。

つーか、ユニティ8ごと消えた。

デスクトップ環境はグノームのまま。

マイクロソフトがウインドウズ8を出した時も、非難轟々だったが、こっちは出す前にひっこめた感じだ。

ウインドウズ10は、ちゃあんとタブレットで動いている。

この話の裏で、M社が動いていたとしても不思議とは思えないな。

BUWのこともあるし。

まあ、どうでもいいんですが。

それでなくても、タブレット市場ではⅰOSやアンドロイド、ウインドウズ10といったメジャーなOSがひしめいている。

ウブンツが参入すれば、ウインドウズ10のモバイル市場を食い荒らすことになりかねない(同じデスクトップ環境と共通のUIだしな)。

ユニティ8の完成度が低かったことが、その直接の原因だとすれば、それは仕方ないだろう。

動画を見る限り、モバイル端末としては、なかなか使いやすそうにも見えるけどな。

(u8overview:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=QZ05o0RPwUQ

これを見ていて、昔のアンドロイドの動画を思い出した。

(Android 3.0 Preview:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=hPUGNCIozp0

もう、6年以上も前の話だ。

この時期、アンドロイドも迷走(?)している。

(Android 3.0/3.1/3.2 Honeycomb)
https://ja.wikipedia.org/wiki/Android%E3%81%AE%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E5%B1%A5%E6%AD%B4#Android_3.0.2F3.1.2F3.2_Honeycomb

「タブレットに特化したバージョンであることから、タブレット以外のデバイスに搭載された場合の混乱を避けるため、Android 4.0のリリースまでソースコードが公開されなかった」

携帯電話用のアンドロイドは、この時期2.3のままだ。

タブレット端末は、事実上、アンドロイド一色になりつつある。

ウインドウズ端末も増えてきたが、個人の用途でこれを使うかどうかはビミョーだな。

アンドロイドで十分ともいうが、浮沈子のように、使い慣れた環境でモバイルしたいという需要もあるかもしれない。

メモリー食うしな。

デカいし。

ハッキリ言って、パソコンだしな。

ちょっと前のパソコンと、同じくらいの性能だからな。

デスクトップとモバイルのユーザーインターフェイスの統合は、M社も苦労したしな(今でもしている?)。

アップルは、無理せず、さっさと諦めているし、アンドロイドは専用UIにして成功している。

リナックスをタブレットで、専用のUIで走らせようという試みは潰えた。

新しいデスクトップUIと共に。

そして、金にならない話は、相変わらず溢れている。

浮沈子にとって、パソコンは道楽だから、金にならなくても構わない。

最近は、1枚1万円くらいのタブレットを買ってきては、パソコン代わりに弄っている。

ウインドウズタブレットも4枚になった。

まあ、当分は、これでいいか。

アンドロイドタブレットは、小さいのをもう1枚買いたい。

8インチくらいの軽いやつ。

メモリー2G以上(できれば4G)、ストレージ32G以上、1万円以下。

そんな、金にならない話があるもんか・・・。