これだけ見ればゲテモノだが、スターリンクの後だとコンサバに思えてくるワンウェブ衛星 ― 2020年02月05日 21:51
これだけ見ればゲテモノだが、スターリンクの後だとコンサバに思えてくるワンウェブ衛星
(今週の打ち上げに向けて設定されたOneWebの新しいフロリダ組立ラインからの最初の衛星)
https://spaceflightnow.com/2020/02/04/first-satellites-off-onewebs-new-florida-assembly-line-set-for-launch-this-week/
「OneWebのグローバルインターネットネットワークに約650の衛星を展開」(初期運用は648機)
34機の衛星(1機当たり147.5キログラム)は、フレガート上段ロケットに結合され、日本時間の明後日早朝にバイコヌールからソユーズ2.1bロケットで打ち上げられる予定だ。
(ソユーズ2:ソユーズ 2.1b)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%BA2#%E3%82%BD%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%BA_2.1b
「第2段エンジンをRD-0124に交換することによってa型の性能を向上させた形式」
(フレガート (ロケット))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%88_(%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88)
「宇宙空間で3年の設計寿命を持ち、20回以上の再点火が可能である」
「この再点火能力のため、フレガートは複雑な軌道投入シーケンスを柔軟に実行できる。」
放出軌道は、高度約450kmで傾斜角87.4度。
そこから、えっちらおっちらキセノンスラスターで、1200kmの運用軌道まで上がっていく。
ワンウェブの通信は、地上局との間で行われる。
衛星間通信は想定されていない。
まあ、先のことは分からないけどな。
60機の折り畳み衛星を、一度にぶん回してデプロイする驚愕のスターリンク衛星の打ち上げの後だと、34機の一斉打ち上げも保守的に思えてくるから不思議だ。
これはこれで、大変な打ち上げに違いない。
提供されるサービスの質と値段の兼ね合いで、どういう棲み分けになるか分からないが、本格的な衛星打ち上げにこぎつけたのは喜ばしい。
最新型の2.1bとはいえ、枯れた技術のソユーズロケットと、概ねダメ出しが済んでいるフレガート上段ロケットの組み合わせも悪くない。
衛星の製造はエアバス(初期の6機のみ:今回からのは内製)、打ち上げはアリアン。
全ては危なげなく、コンサバだ。
衛星打ち上げの成功は疑いない・・・。
問題は、ライバルとの間の競争で生き残れるかだな。
自前の衛星、自前の再使用ロケットで垂直統合し、数に物を言わせて爆走するスターリンクと、多方面と協力して地道にコツコツ積み上げていくワンウェブ。
対照的でもあり、ビジネススタイルの違いが際立って面白い。
通信方式でも目指すところが違うしな。
地球低軌道にメガコンステレーションをばら撒いてインターネットメインに商売する。
20世紀には夢物語だったし、実際、夢破れて散っていった話も多い。
その屍を踏み越えて、21世紀に花開こうとしているわけだ。
どちらも、成功してもらいたいもんだな・・・。
(今週の打ち上げに向けて設定されたOneWebの新しいフロリダ組立ラインからの最初の衛星)
https://spaceflightnow.com/2020/02/04/first-satellites-off-onewebs-new-florida-assembly-line-set-for-launch-this-week/
「OneWebのグローバルインターネットネットワークに約650の衛星を展開」(初期運用は648機)
34機の衛星(1機当たり147.5キログラム)は、フレガート上段ロケットに結合され、日本時間の明後日早朝にバイコヌールからソユーズ2.1bロケットで打ち上げられる予定だ。
(ソユーズ2:ソユーズ 2.1b)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%BA2#%E3%82%BD%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%BA_2.1b
「第2段エンジンをRD-0124に交換することによってa型の性能を向上させた形式」
(フレガート (ロケット))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%88_(%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88)
「宇宙空間で3年の設計寿命を持ち、20回以上の再点火が可能である」
「この再点火能力のため、フレガートは複雑な軌道投入シーケンスを柔軟に実行できる。」
放出軌道は、高度約450kmで傾斜角87.4度。
そこから、えっちらおっちらキセノンスラスターで、1200kmの運用軌道まで上がっていく。
ワンウェブの通信は、地上局との間で行われる。
衛星間通信は想定されていない。
まあ、先のことは分からないけどな。
60機の折り畳み衛星を、一度にぶん回してデプロイする驚愕のスターリンク衛星の打ち上げの後だと、34機の一斉打ち上げも保守的に思えてくるから不思議だ。
これはこれで、大変な打ち上げに違いない。
提供されるサービスの質と値段の兼ね合いで、どういう棲み分けになるか分からないが、本格的な衛星打ち上げにこぎつけたのは喜ばしい。
最新型の2.1bとはいえ、枯れた技術のソユーズロケットと、概ねダメ出しが済んでいるフレガート上段ロケットの組み合わせも悪くない。
衛星の製造はエアバス(初期の6機のみ:今回からのは内製)、打ち上げはアリアン。
全ては危なげなく、コンサバだ。
衛星打ち上げの成功は疑いない・・・。
問題は、ライバルとの間の競争で生き残れるかだな。
自前の衛星、自前の再使用ロケットで垂直統合し、数に物を言わせて爆走するスターリンクと、多方面と協力して地道にコツコツ積み上げていくワンウェブ。
対照的でもあり、ビジネススタイルの違いが際立って面白い。
通信方式でも目指すところが違うしな。
地球低軌道にメガコンステレーションをばら撒いてインターネットメインに商売する。
20世紀には夢物語だったし、実際、夢破れて散っていった話も多い。
その屍を踏み越えて、21世紀に花開こうとしているわけだ。
どちらも、成功してもらいたいもんだな・・・。
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