弾道飛行による宇宙旅行の意味2020年02月21日 02:03

弾道飛行による宇宙旅行の意味


浮沈子は宇宙には行かない(行きたくても行けないけど)。

高いところと狭いところ、暗いところは嫌いだからな。

先日、スペースXの宇宙船を使って、地球低軌道をぐるぐる周る宇宙旅行の記事を書いた。

(弾道飛行より早く実現しそうな軌道飛行による宇宙旅行)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2020/02/20/9215773

その中で、宇宙旅行の意味を考えた。

(ザ・ブルー・マーブル)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB

「1972年12月7日にアポロ17号の乗組員によって、地球からおよそ4万5千キロメートル(2万8千マイル)の距離から撮影された」

「広大な宇宙空間の真っ只中にある地球の儚さ、脆さ、孤立を描写したものであるとして、多くの人々が注目した。」

「そう、このことこそが人類が地球大気圏を飛び出して宇宙空間に臨み、数々のリスクを冒す意義なのだと浮沈子は考えている。」

ブルーマーブルのような真ん丸の地球は、静止軌道より高いところまで上がらなければ見ることはできない。

低軌道では、たとえISSの2倍とか3倍に上がれたとしても、球体の地球を視野に収めることはできない。

宇宙の漆黒と、青い地球の2つに塗り分けられた世界を見るだけだ(たぶん)。

それでも、クルードラゴンの宇宙飛行は、地球を40周から50周くらいするらしいから、それなりの時間を宇宙で過ごすことになる。

考える時間、感じる時間は十分にある。

宇宙放射線に曝される時間とかも、たっぷりあるけどな。

狭い宇宙船の中で過ごすわけだし、満足できる体験になるかどうかは知らない。

55億円だってさ・・・。

まあいい。

もちっと、リアリティのある宇宙旅行の話もある。

(Virgin Galacticが商用飛行に向け準備を開始、宇宙船VSS Unityを宇宙港へ移動)
https://jp.techcrunch.com/2020/02/17/2020-02-16-virgin-galactic-relocates-spaceshiptwo-vss-unity-to-its-spaceport-for-preparations-ahead-of-commercial-flights/

「同社は、SpaceShipTwoの2号機「VSS Unity」を米国カリフォルニア州モハベにある同社の製造施設から、ニューメキシコ州のSpaceport Americaに移動させた。」

まあ、だからどーしたという話なんだが、同社の株価は2割も上がったそうだから、大層な話なんだろう。

開発拠点から、運用拠点に移ったわけで、サービスインが近いということらしい。

「最初の旅行者はチケット1枚につき約25万ドル(約2700万円)を支払うことになる。」

「同社は70歳を迎えるブランソン氏のための飛行を優先している」

サー・リチャードブランソンも、ジジイになったわけだ。

宇宙旅行なんかして、大丈夫なんだろうか?。

早ければ、今年あたりに飛ぶだろう。

同じ時期に弾道飛行する機体は、ほかにもある。

(ジェフ・ベゾスのロケットが再度打ち上げ成功、宇宙旅行に前進)
https://forbesjapan.com/articles/detail/31267

「ロケットには将来的に最大6人の宇宙飛行士を乗せるカプセルが搭載されていたが、今回は実験機器やセンサーが収められていた。」

VSSユニティ(バージンの機体)が、せいぜい80kmを目指しているのに対して、ブルーオリジンのニューシェパードのカプセルは、一応カーマンラインを超える。

「高度約105キロメートルに達すると、ロケットブースターとカプセルが切り離され、地球へと帰還した。」

この間、わずか数分。

飛行機に吊り下げられてから、空中発射されるバージンの方式では、引っ張って90分の体験ができる。

どっちがお得感があるかだな。

アトラクションとしては、バージンに軍配だろうが、手軽に無重力を楽しみたければニューシェパードも悪くない。

上がって、落ちてくるだけ・・・。

何が面白いんだか分からないな。

21世紀の観覧車のようなものだ。

それでも、高度100kmというのは高い。

ファルコン9の打ち上げで、1段目のブースターが切り離されるのは、概ね70km位だから、それよりも高いことになる。

切り離された1段目は、勢いで100km以上の高さになるけどな。

あそこに括り付けてもらって、ドローン船に降りてくるというのも簡単でいいかも。

まあ、どうでもいいんですが。

つまり、映像的には、あの切り離し位な絵面を拝めるわけだ。

数分間の無重力状態で。

それで、3千万弱というのは、高いのか安いのか。

遊園地の観覧車なら、千円くらいか。

(大観覧車:お台場パレットタウン:ご利用案内)
http://www.daikanransha.com/guide.html

「お一人様 おとな:中学生以上(12歳以上:12歳でも小学生は「こども」):1,000円」

「高さ:115m(リング直径100m)」

到達高度は1000分の1くらいだが、価格は3万分の1と格安だ。

「設置当時(1999年)、世界一高さのある観覧車としてギネスを取得しました。」

まあいい。

どうも、話がショボくなっていけない。

宇宙旅行の話だったっけ。

高度1000kmくらいのクルードラゴンと、その10分の1の弾道宇宙旅行。

到達高度だけじゃなくて、到達速度も異なる。

時速2万km以上になる軌道飛行と、水平移動速度がゼロに等しいニューシェパードでは、アドレナリンの出方も違う(未確認)。

何より、搭乗時間は、観覧車より短い。

「搭乗時間 約16分」

ああ、乗ってる人数は同じかあ。

「定員 6人(カラーゴンドラ)」

シースルーゴンドラだと、4人だそうだ。

無重力は、更に短いだろうから、そっちを楽しみたければ55億円払わなければならない。

長期間の無重力状態は、身体に悪いけど、短時間なら問題ないしな。

放射線の影響も、軽微で済む。

発射や帰還時のリスクを負えば、ほとんど問題はない。

訓練なんて必要ないし(クルードラゴンは1か月)。

それでも、宙(そら)の高みに登って、そこから地球を見下ろす意味はある。

地球というマス(かたまり)の大きさを実感することはできるだろう。

それは、高高度宇宙旅行とは異なる体験かも知れない。

地球の儚さ、脆さ、孤立ではなく、ゆるぎない大地と大洋の頼りがいのある大きさと、漆黒の宇宙との対峙を見ることになる。

やっぱ、真の宇宙旅行は、月軌道まで行って自由帰還軌道で帰ってくるくらいからだな。

ISS滞在とセットでオトクなパッケージを組むのがよろしい。

200億円くらいで、何とかなるんじゃないだろうか。

そのうち、月周回軌道にも宇宙ホテルが出来るだろうから、1か月くらいのパック旅行で、月面を見てくるのもいいかもな。

いっそ、月面着陸して、宇宙遺産のアポロ11号着陸跡とか、月面車とか見てくるのもいい。

リスクは、高い。

月面基地でもできていれば別だが、限りある酸素を使い尽くせば、お陀仏になる。

やっぱ、周回して帰ってくるのが丁度いいかも。

200億かあ・・・。

そういう体験をすれば、何か語れるかもな。

弾道飛行レベルの宇宙旅行が無意味とは言わない。

果てしない宇宙に飛び立ち、遠い所へ行きたいと願うのではなく、自らの足元を距離を置いて眺め、その立つところを見定めて戻ってくる所作が、きっと何かを与えるだろう。

それは、ブルーマーブルを高軌道から眺めるのとは異なる体験だろうと想像する。

現実の問題として、そういうことを考えることができるようになっただけでも、21世紀的だな。

今年中に、弾道軌道における宇宙旅行が始まる予感がする(5年くらい、予感だけが続いているのが問題だがな)。

宙(そら)、高きが故に尊からず。

人類の宇宙体験は、まだ始まったばかりなのだ・・・。

クルーズ船の検疫は、隔離じゃない2020年02月21日 12:54

クルーズ船の検疫は、隔離じゃない


(日本は“渡航注意国” 隔離失敗「下船者全員、感染の可能性あり」「船はウイルス培養皿と同じ」海外専門家)
https://news.yahoo.co.jp/byline/iizukamakiko/20200221-00163910/

「隔離政策がうまく機能しなかったことが示唆されており、下船者全員、感染している可能性があると考える必要がある。さらに2週間、隔離しなければならない」

我が国のクルーズ船に対する検疫が、隔離であるという誤解が世界に蔓延している。

言葉(用語)の問題はあるとしても、そこにある誤解は、新たな誤解を生む。

検疫は、ほぼ完ぺきに成功した。

船外に出た感染者は管理されており、病院や施設から脱走したりして行方不明になった人はいない。

シーツを繋げて、船から我が国に潜入した話もない。

浮沈子が問題と感じているのは、検疫作業に当たったスタッフに感染者が発生したことだ。

彼らは、さらに感染を広げた可能性がある。

濃厚接触者の追跡は、徹底して行われなければならない。

穴は、そこだけだ。

船内がウイルスの培養器になることは想定の範囲内だし、それを防ぐことはできない。

今後も、検疫は続いていくだろうが、その間も同じだ。

検疫の目的は、感染者を国内に蔓延させないことだから、船内の感染をゼロにすることではない。

下船させて、陸上の施設に収容すべきだったというが、どこにそんな施設があるというのか。

あったとして、その中での感染が防げるとでもいうのだろうか。

一般の病院ですら、医療スタッフ(医師を含む)で防護服を正しく脱着することができるものは少ない。

感染症専門のスタッフが、定期的に訓練を行い、スキルを維持して初めて防護が出来る。

我が国は、そういう対応に関しては貧しい国だ。

それでいいかどうかは別にして、船外に一斉に引き取る選択肢はなかった(感染を拡大した恐れもある)。

船内での感染が問題になっているが、船室内に留まってもらったことで、感染の拡大はある程度抑制されたかもしれない。

航海中のように、自由に過ごさせているよりは、おそらく激減したはずだ。

それは、我が国が受け入れられる感染者の数を減らすことを狙っただけで、検疫中の感染者をゼロにすることは当初から考えられていないはずだ。

600人以上が感染したといわれるが、感染者の全員が下船したかどうかも怪しい(未公表のため)。

発症していない感染者は、引き続き船内に留まっている可能性が高い。

(クルーズ船 乗り込んだDMAT医師「命助けること優先した」)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200220/k10012293081000.html

「今は重症者の搬送はほとんどなくなり、症状の無い人を経過観察してもらうために病院に搬送する仕事が中心になっている。」

そう、未発症の感染者は、引き続き船内にいた。

18日までに下船したのは、発症者だけ(たぶん)。

我が国の感染症ベッドのキャパシティは、それ程多くはないのだ。

既に、一般病棟を使用しなければならない状況に追い込まれている。

(新型ウイルス 感染患者受け入れ始めた一般病院 課題も指摘)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200220/k10012293971000.html

「感染症の患者を受け入れる指定医療機関以外の病院が自治体の要請をうけて患者を受け入れ始めています。」

「感染症に不慣れな普通の病院では限界があると思う。」

「病院ではこの感染した患者を担当していた看護師が発熱し、現在、検査を受けたうえで自宅待機しているということです。」

やれやれ・・・。

初めに引用した記事で、CDCが我が国を汚染国(渡航注意?)にしたことを問題視しているようだが、それは当然だ。

19日からの下船は、汚染国と認定したことの原因ではない。

既に、市中感染が起こり、汚染国状態になっているからこそ下船させた。

未発症で、なおかつ、検査結果も陰性なら、下船させなければ違法になるしな。

敢えて、違法性を承知で停留を継続したとしても、船内感染が続いているわけだから意味はない。

で、我が国では、記事にもある自主隔離を求めている。

妥当な選択だ。

汚染国の中に解き放たれた彼らにしてみれば、検査してない国民からの感染させられるリスクの方が高いかも知れない。

汚染国ではなく、感染経路が特定されている国が受け入れに関して検疫を行うのは当然だ。

検疫施設の中で、どの程度の感染防御を行うかは、検疫とは別の話だ。

下船した未発症かつウイルス未検出の人々が、公共交通機関やタクシーに乗って帰ったことを問題視しているようだが、浮沈子的には、かれらが感染させられないかどうかの方が心配なほどだ。

確認しておこう。

我が国は汚染国だ。

我が国に対する渡航制限は正しい(受け入れ拒否だってした方がいいかも)。

また、クルーズ船内では隔離は行っていない。

船客やクルーに対して、限定的な感染防御策が取られただけ。

それは、発症者を受け入れるキャパシティを確保するための感染抑制策だ(オーバーフローして、一般病院に回しているから、その意味でも成功とは言い切れないけどな)。

隔離政策の失敗を指摘するのは、お門違いだ(隔離なんてしてないからな)。

病院から逃げ出したり、船から実力で下船したりした事例は報道されていない。

今のところ、検疫の防護ラインは守られているようだ(今後は、分かりませんが)。

ただし、検疫スタッフが感染したのは大チョンボだ(運転手の感染は、市中感染かもしれないけどな)。

まあいい。

シンガポールの話は参考になる。

「シンガポールでは、“検査の窓”はもっと開かれている。
1. よく手洗し、顔を触らないこと。
2. 毎日2回、体温を測定すること。
3. 体調が悪い時は人混みに行かず、すぐに受診すること。」

「体調が悪い時はすぐに受診することを推奨しているのだ。」

その受診先の受け入れ態勢がどうなっているのかは気になる。

一般の待合室で長時間、マスクしないで咳き込んで、周り中にうつしまくって検査してもらうなんてことはないよね(未確認)。

レストランの検温器については、やや疑問が残るけどな。

市中感染などないというのならそもそも無意味だし、未発症の感染者には無力だ。

気休め程度だろうが、国民の意識を高める効果はあるだろう。

シンガポールで市中感染が起こっていないかどうかは、やや疑問が残る。

ウィキの日本語版には、国別の感染状況のレポートが掲載されている。

「・2月4日、新たに6人の感染が確認され、うち4人は中国に行かなかったという。
・2月5日、新たに4人の感染が確認され、うち1人は6ヶ月齢の赤ちゃんである。
・2月6日、新たに2人の感染が確認され、うち1人は不明な経路で感染されたとみられる。
・2月7日、新たに3人の感染が確認され、3人とも中国に行ったことがないとみられる。
・2月8日、新たに7人の感染が確認され、うちにタクシーなどの運転手2人が含まれた(感染経路等は未記載)。
・2月9日、新たにシンガポール人2人とバングラデシュ人1人の感染が確認され、3人とも中国に行ったことがないとみられる」

この記述だけでは詳細は分からないが、市中感染が起きていると見るのが妥当だろう。

集団感染も起こっているようだ。

「2月12日、新たにシンガポール人3人の感染が確認され、うち2人はグレイス・アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教会の信者である」

この教会の関係者からは、16日までで13人の感染者が出ている(なんか、韓国みたいだな)。

そういえば、先月には国際会議で海外からの参加者を感染させた前科もある(既に輸出国?)。

(シンガポールの憂鬱)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2020/02/11/9212574

「会議に出席した外国人2人が新型肺炎に感染していたことを受け、公共スペースや客室の消毒を進めている」

WHOが、その対策を評価している国でも、感染防御の限界を露呈しているのではないか。

別に、シンガポールを非難しているわけじゃない。

この感染症に対する認識を正しく持ち、リスクレベルと防御方法のバランスをどこに置くかを動的に調整していく必要が出てきたということだ。

我が国では、すでに市中感染が始まっているので、防御線は高齢者、免疫低下基礎疾患患者を守るところまで後退している(一般の市中感染は積極的に防御しない:致命率は高くないから)。

軽症者の受診制限も、感染弱者に対応する医療資源を温存するための政策だ(家で大人しくして、栄養とって売薬飲んで自分で治してくれ!)。

汚染国、万歳だな・・・。

浮沈子は、それもアリだと諦めている。

それで多くの国民が納得できるかどうかは、また別の話だけどな。

政策決定に至るプロセスや基礎データは未公表だし、関係する大臣が飲み会に出ている体たらくでは、納得とは程遠い話だろうけどな。

まあ、どうでもいいんですが。

何が正解かは分からない。

ただし、海外からどう見られているかということは意識しておく必要があるだろう。

海外へ行った際に、汚染国からの渡航者だという意識は忘れないようにしないとな。

レストランの入り口に、日本人お断りの紙が貼られるようになるのは想定の範囲内ということだ。

感染制御されている国なら仕方ないけどな。

そのうち、中国でも貼られるようになるかもな・・・。

韓国ハンパない!→日本に言われたくない?2020年02月21日 22:03

韓国ハンパない!→日本に言われたくない?


この2、3日で、シンガポールやクルーズ船を除く我が国を一気にぶち抜いて、中国本土に次ぐ地位に上り詰めた韓国。

(韓国 新型ウイルス感染者1日で100人増で200人超)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200221/k10012296391000.html

「21日1日で100人増え、200人を超えました。」

いわゆる感染爆発(アウトブレイク)というやつだ。

「南部のテグ(大邱)とその周辺を「特別管理地域」に指定し、重点的に対策」

浮沈子は、若い頃、ソウルにお土産旅行(一泊二日で、土産物屋さんを巡る格安旅行)しかしたことない。

そう、漢江(ハンガン)に掛かる橋が落ちたり、デパートが崩落したころの話だ。

(聖水大橋)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E6%B0%B4%E5%A4%A7%E6%A9%8B

「15年後の1994年10月21日に橋の中央部分がおよそ50メートルにわたって突然崩壊」

この記事には、デパートの話も出ていた。

「この事故が起きた翌年の1995年6月29日には三豊百貨店がこれまた手抜き工事による崩壊事故」

随分前の話だな・・・。

韓国の橋といえば、パラオの海峡を跨ぐ橋の話もあったっけ。

(日本・パラオ友好の橋)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%A9%E3%82%AA%E5%8F%8B%E5%A5%BD%E3%81%AE%E6%A9%8B

「過去に大韓民国製のコロール・バベルダオブ橋が架かっていたが、崩落事故を起こしたため存在せず」

まあ、どうでもいいんですが。

ところで、テグ(大邱)って、どこよ?。

(大邱広域市)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%82%B1%E5%BA%83%E5%9F%9F%E5%B8%82

「大韓民国東南部の内陸にある広域市。人口は韓国で第4位。ソウル・釜山に次ぐ韓国第3の拠点都市である。」

そこで感染が広がり出したら大変だな。

1日で100人というのは、どう考えても多すぎる(テグだけだと、もう少し少ないかも)。

「2018年12月31日現在の大邱国際空港国際線の主要路線は東京、成田、札幌、大阪、沖縄、福岡、佐賀、熊本、上海、北京、瀋陽、三亜、台北、香港路線が運航中である。東アジア地域はバンコク、ダナン、セブ、マカオ、ハノイ路線が、その他にもウラジオストク、グアム路線が運行中である。」

我が国や中国、東南アジアなどとも密接につながっている。

チョイヤバだな・・・。

「テグ市が信者を対象に調査を行ったところ、540人余りが何らかの症状があると回答」

宗教団体との関連で広がったらしいが、我が国からの帰国者が絡んでいるという話も出ている。

(猛威を振るう韓国・大邱での「コロナウイルス集団感染」源は日本帰りの女性!?)
https://news.yahoo.co.jp/byline/pyonjiniru/20200221-00164078/

「韓国の中央防疫対策本部の発表では2人のうち1人は82歳の韓国人女性で日本を旅行し、9日に帰国していることがわかっている。」

だから、我が国は汚染国だって言ってんじゃん!。

既に最多の感染者が確認されている東京都は、我が国の国内でも別格の扱いで、他県からは濃厚感染地域(?)と見られているようだ。

(新型ウイルス 石川県で初の感染確認 県職員の50代男性)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200221/k10012296081000.html

「渡航歴はありませんが、今月12日から14日にかけては、東京に出張していたということです。」

今後は、国内感染者の感染ルートが分からない時には、14日以内に東京に出張したかどうかが問題になるのかもな。

それなら、市中感染とはみなさないとか(そんなあ!)。

区内の感染者も多発している東京都大田区に棲息する浮沈子も、冗談抜きでいつ感染しても不思議のない環境に置かれている。

チョーヤバかもな・・・。

まあいい。

ちょっと気になる報道もあった。

(クルーズ船 253人乗客下船(午後5時))
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200221/k10012295171000.html

「感染が確認された人と同じ部屋にいた人については検査結果が陰性でも感染した人が部屋を離れてからの14日間を健康観察期間とし、今後、国が用意した宿泊施設に移ってもらうことにしています。」

当初は、船内に留まるとしていたんだがな。

方針変更した様だ。

何処に収容されるのかは分からない(埼玉かあ?)。

「乗員についてもウイルス検査を行った上でクルーズ船の運航会社と協議し、希望者を下船させるなどの対応を検討するということです。」(なんか、未感染のクルーは14日間個室で経過観察だそうです:下船させて経過観察するのはお客様だけ・・・。:追加参照)

これらのことから推測されるのは、ダイヤモンドプリンセスが、近々出港するだろうということだな。

いつまでも、大黒ふ頭に係留しておくわけにはいかない。

船客の下船、下船できるクルーがいなくなれば、船が留まる理由はない。

多くのクルーが同室だったろうから、そうしたクルーについても下船させて、船内に残った乗員から、新たに感染が起こることがないような状況にしなければならない。

さもないと、幽霊船になっちまうかもしれないからな。

どこかでドック入りとかして、船内を完全に消毒し、マットとかソファとかを入れ替えて、次の航海に備えなければならない。

ああ、船名も変えた方がいいだろうな。

MAXプリンセスとかどうだろうか?(ありえねー!)。

クルーズは、カンボジアをベースにして行うのがよろしい。

何かあっても、下船させてくれるからな。

今回の件で、プリンセスクルーズが得たノウハウは膨大だ。

リスクマネジメントをネタにして、他のクルーズ会社相手に商売できるかもしれない。

船客に対して余り情報提供しなかったのは、ひょっとするとその辺りが真相なのかもしれない。

ノウハウは、明かさないのが一番だからな。

今回の航海の支払いをロハにするとか、次回のクーポン付けるとかは、貴重な経験をビジネスに生かすことができれば安いものだ。

次回のMAXプリンセスの航海に期待だな。

下船した船客と言えば、岡崎の開院前の病院に行った、未発症の感染者とその関係者も気になる。

彼らについては、検疫は続いており、停留を掛けているわけだ。

解放される前には、一応検査で陰性を確認するんだろうが、その前に発症すれば隔離に移行される。

同室者がいれば、隔離後から、14日の健康観察期間が再スタートする(たぶん)。

長い長い検疫は、まだまだ終わらない。

米国や豪州の帰国者の中には、搭乗前や機内、帰国後に発症したケースが報告されている。

乗る前には、感染者は乗せないという話だったんだがな。

乗せちまってるわけだ。

この辺りも、腹芸を駆使しているに違いない。

当局の発表なんて、誰が信じるもんか!。

634人のクルーズ船の感染者のうち、発症者が何人いて、未発症者が何人で、下船して病院に収容されたのが何人で、何人が船内に残っていて、これから下船するのが何人かとか、そういう数字は全く発表されていない。

もちろん、毎日状況は変化しているから、動的に変わり得る数字だ。

岡崎に収容される予定の人数は、170人から200人程度とされている。

医療機関じゃないから、発症すれば直ちに移送される。

どれくらいの人数が発症するかは分からない。

全員が感染者か、その濃厚接触者と思われるから、過半数が発症してもおかしくはない(未確認)。

経過観察が必要な下船者(クルー含む)は、もっと多いだろうから、他にどこに収容されるかも問題だろうな。

感染者を扱うわけだから、発症前とはいえ、患者と同等の防護策をとって接しなければ、施設のスタッフが感染してしまう恐れがある。

清掃、配膳、下膳、リネン交換、日用品の提供、その他諸々・・・。

大丈夫なんだろうか?。

収容されているのは、感染者だから、これ以上広がる心配はないけど、スタッフを通じて地域に広がるのが心配だな。

地元説明会で反対は出なかったらしいが、ちゃんと説明していたかどうかは知らない。

全員が退所した後、スタッフ全員が14日間の健康観察期間を設けてから解放されるのかどうか。

じゃあ、そのお世話をだれがするのか。

そのお世話係の健康観察期間は?。

うーん、頭が痛い。

我が国は、汚染国だからな。

どこかで妥協して解放する。

致死率が低い感染症だから、市中感染してもやむを得ない。

高齢者、免疫低下疾患患者、妊婦など、重症化しやすいハイリスク集団をケアする医療資源(医療スタッフ、ベッド、検査試薬など)さえ守れればいい。

そう考えると、4月開院予定の施設を使ってしまうというのは、ちょっとリスキーな気もする(未発症のまま、ウイルスを保持し続ける期間は不明)。

ひょっとしたら、スタッフの感染は想定内なのかもしれない。

今のうちに免疫付けておこうとか(そんなあ!)。

中国では、再感染事例も報告されているので、どれ程の免疫が付くかどうかは不明だ。

施設内感染などせずに、無事に健康観察期間が終了するのを待つしかない。

春になれば、そう、もう少し暖かくなれば、この騒動も収まってくるに違いない(たぶん)。

もう暫くの辛抱かな・・・。

(クルーズ船乗員 14日間個室待機へ:追加)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55908350R20C20A2000000/

「乗員に14日間個室で待機してもらう方針を固めた。検査でウイルスの陽性反応がある乗員は下船し、医療機関に入院してもらう。」

「複数の政府関係者が明らかにした。」

今のところ、これについて報じているのは日経だけだ。