弾道飛行より早く実現しそうな軌道飛行による宇宙旅行2020年02月20日 00:56

弾道飛行より早く実現しそうな軌道飛行による宇宙旅行


やることは、たぶん何もない。

3日間、座席に縛り付けられて(糞尿垂れ流し?)、エコノミー症候群と大量に降り注ぐ銀河宇宙線、ひょっとしたら微小隕石や宇宙デブリなどのリスクに曝されているだけ。

スペースXだから、運が良ければ(悪ければ?)、ドカンといくオマケが付いてくるかもな・・・。

考えてみれば、ドMな話だ。

(スペースX、ISS高度を超える宇宙旅行サービスを開始。早ければ2021年末から)
https://news.yahoo.co.jp/byline/akiyamaayano/20200219-00163679/

「スペース・アドベンチャーズとの宇宙旅行ではISSドッキングは行わず、地球を周回するものになるという。」

「800~1200キロメートルの高度を目指すものとされる。」

初めに読んだのは、この秋山さんの記事だった。

ギガジンの記事は、やや詳細に触れている。

(SpaceXが「国際宇宙ステーションよりもっと遠く」まで行ける民間向けの宇宙旅行プランを発表)
https://gigazine.net/news/20200219-spacex-announced-launch-tourists-orbit/

「民間人であっても6カ月の訓練が必要となる国際宇宙ステーションへの滞在とは異なり、訓練期間は4週間程度で済む」

「国際宇宙ステーションの高度は地上から約400kmの熱圏に位置していますが、SpaceXのCrew Dragonによる宇宙旅行はさらに高度を上げた外気圏に達する予定」

外気圏って、どこよ?。

(地球の大気)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83%E3%81%AE%E5%A4%A7%E6%B0%97

わざわざ、「地球の」と断らなくてはならないところが、21世紀的だな。

「大気が存在する範囲を大気圏(たいきけん)、その外側を宇宙空間という。」

「地球大気の鉛直構造:
・対流圏(0 - 6/20km):高度とともに気温が低下
・成層圏(6/20 - 50km):高度とともに気温が上昇
・中間圏(50 - 85km):高度とともに気温が低下
・熱圏(85 - 690km):高度とともに気温が上昇
・外気圏(690 - 10000km):???
・宇宙空間(10000km以上)」

各層の高度は、添えられているイラスト(大気の各層の模式図)に従った。

厳密にいえば、大気はうっすらと存在しているのかも知れないが、どこかで区切りをつけるとすれば10000km位なんだろう。

(外気圏)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%96%E6%B0%97%E5%9C%8F

「大気層のうち、最も外側の層」

「外気圏からは大気の気体分子や原子が宇宙空間に大量に流出している。」

静止衛星を除く人工衛星は、概ねこの高度以下で飛んでいる。

地球低軌道の定義は、高度2000km以下だからな。

(低軌道)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%8E%E8%BB%8C%E9%81%93

「LEOは、地球表面からの高度2,000km以下」

「中軌道(MEO)は2,000 kmから36,000 km未満」

「静止軌道(GEO)は36 000 km前後」

クルードラゴンを使った軌道飛行宇宙旅行では、それ程高いところへは行かない。

記事にある通り、1000km前後というところか。

それでも、400km位を周っているISSよりは高い。

まあ、高けりゃ偉いってもんでもないだろうけどな。

(ザ・ブルー・マーブル)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB

「1972年12月7日にアポロ17号の乗組員によって、地球からおよそ4万5千キロメートル(2万8千マイル)の距離から撮影された」

残念ながら、静止軌道の外まで行かなければ、こういう絵面は拝めない。

「環境上の行動主義が高まった1970年代に公開されたこの写真は、アポロ8号が撮影した月から昇る地球をおさめた写真「地球の出」(アースライズ)とともに、広大な宇宙空間の真っ只中にある地球の儚さ、脆さ、孤立を描写したものであるとして、多くの人々が注目した。」

そう、このことこそが人類が地球大気圏を飛び出して宇宙空間に臨み、数々のリスクを冒す意義なのだと浮沈子は考えている。

1000kmぽっちじゃ、有り難味も薄れるかもしれないけどな・・・。

(Space AdventuresがSpaceXクルーカプセルで民間人を飛行させる計画を発表)
https://spaceflightnow.com/2020/02/18/space-adventures-announces-plans-to-launch-private-citizens-on-spacex-crew-capsule/

「座席あたりの価格は5000万ドル未満になる可能性」

「おそらく40〜50周程度の3日間が理想的です。」

「ボーイングのスターライナーの座席は約9000万ドルと見積もられており、NASAはロシアのソユーズカプセルの往復チケットあたり8000万ドル以上を支払っています。」

考えようによっては、格安と言えよう。

55億円をポンと支払って、1000kmの彼方から地球を眺めるのもいいかも知れない。

あるところにはあるわけだ。

弾道飛行(バージンは80kmくらいだろうけど)の開始がもたもたしているうちに、軌道飛行の方が先に始まってしまいそうだ。

高度1000kmで55億円、スターシップは100億円くらいで月周回飛行だというから(ただし10年後かも)、どっちがお得という気はするけどな。

まあいい。

どっちにしたって浮沈子には、縁のない(円のない?)話だ。

ちなみに、1000kmというのは、水平距離としては、浮沈子が棲息する東京都大田区から小笠原村の辺りまでになる。

まあ、都内ですけど・・・。

小笠原丸なら数万円で行けるからな・・・。

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