シャルルドゴールの大規模感染に見る無症候性キャリア内での感染継続の可能性2020年04月18日 18:25

シャルルドゴールの大規模感染に見る無症候性キャリア内での感染継続の可能性
シャルルドゴールの大規模感染に見る無症候性キャリア内での感染継続の可能性


新型コロナの感染話で、無症候性キャリアが取りざたされている。

つーか、流行当初は気にしていたんだが、初期にはあまり話題にならず、むしろ、そんなことより爆発的に増加する感染者(=発症者)に気を取られて、最近になっていろいろ報じられ始めた情報を見て、改めて気になりだしたわけだな。

流されやすく、ブレない真実を見つめ続けることが苦手のミーハーな浮沈子・・・。

まあいい。

艦船に於ける大規模クラスターの発生は、感染初期にはダイヤモンドプリンセスが注目され、先日辺りからは、セオドアルーズベルトでダナンでにゃんにゃんしちゃった艦長が解任されたことで大注目の的になっている(そうなのかあ?→軍事機密のため、絶対公開されることはないな・・・)。

まあ、どうでもいいんですが。

両方とも、感染者の多くが無症候性キャリア(無症状病原体保有者)だったことが分かっている。

その中には、これから発症する感染者も含まれているんだろうが、その割合が少ないことはダイヤモンドプリンセスの事例で明らかになっている。

大型艦船の感染事例だけではない。

武漢でも、長期間敷地から出ることがなかった住民が、なぜかスポット的に新規に発症した事例が報告されている。

例外的に長期の潜伏期間だったのか、さもなければどこからか迷い込んだ猫や犬などから、感染させられたのか。

これらの事例から明らかになりつつあるのは、発症前の無症状の時期にウイルスが増殖して他者を感染させるという、まあ、ありそうな話だけではない(モーレツな感染力を持つ麻疹の場合がこれに当たる)。

無症状のまま他者に感染させ、その感染者もまた無症状で新たな感染を行い、いつの間にかそのクラスター全体が無症状で推移するステルスクラスターを形成するという、想定外の感染様式があるのではないか。

フランスの軍艦(空母1隻と随伴艦2隻)における大規模集団感染の事例には、それを疑わせる話がでてくる。

(仏空母と随伴艦、コロナ陽性1081人に 発症545人 集中治療1人)
https://www.afpbb.com/articles/-/3279154

「シャルル・ドゴールは3月13~16日に仏北西部ブレスト(Brest)に寄港したのを最後に外部との接触はなく、4月7日に最初の感染者が見つかった。新型コロナウイルスの潜伏期は2週間と考えられており、感染源は今も分かっていない。」

最初の感染者が、例外的に長期間の潜伏期間を持っていた可能性はある。

最初の感染者が発見されてから、現在までに少なくとも1081が感染し、そのうち545人が発症しているというのも凄まじいけどな(約2300人のうち2010人が検査)。

それにしても、超ウルトラスーパースプレッダーでない限り、一人でそれだけの感染を行うというのは考えづらい。

複数の感染者が、ステルス状態で増え続け、ある閾値を超えた段階で一斉に感染を始めたのかもしれない。

その元となった小さな集団は、発症することもなく1か月近く潜んでいたことになる。

まあ、大西洋上の演習中に、非公開の外部からの接触があったのかも知れないし、そもそも軍関係の話はどこまで信じていいか分からない(偽情報を流す、情報戦という可能性もあるからな)。

「シャルル・ドゴールは、大西洋で演習参加中に乗組員に新型コロナウイルス感染者が見つかったため、予定より10日早く帰国することが先週決まった。」

記事の写真のキャプションには、フランス南部のツーロンに寄港したとある。

(トゥーロン)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%B3

「地中海のトゥーロン湾にのぞみ、王政の時代から現代にいたるまでフランス海軍の基地がおかれている軍港であり、現在フランス第一の軍港、および海軍工廠、地中海艦隊の司令部がある。」

「ヴィクトル・ユゴー作『レ・ミゼラブル』では、主人公のジャン・ヴァルジャンがトゥーロン刑務所に入っていたことになっており、ここを出所することから彼の波瀾に満ちた人生の幕が開ける。」

ああ、ツーロンね・・・。

どっかで聞いたことある名前だと思ったな。

銀の燭台を盗む前の話か。

(レ・ミゼラブル)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%82%BC%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AB

「姉の子ども達のために、たった1本のパンを盗んだ罪でトゥーロンの徒刑場で19年も服役していた。」

「1815年10月のある日、76歳のディーニュのミリエル司教の司教館を、46歳のひとりの男が訪れる。」

「行く先々で冷遇された彼を、司教は温かく迎え入れる。しかし、その夜、司教が大切にしていた銀食器をヴァルジャンに盗まれてしまう。翌朝、彼を捕らえた憲兵に対して司教は「食器は私が与えた」と彼を放免させた上に、残りの唯一の財産である2本の銀の燭台も彼に差し出す。」

ああ、盗んだのは銀食器で、燭台は神父が追加でくれてやったんだっけ!。

「仏海軍は16日、シャルル・ドゴールの指揮官がブレスト寄港中に任務の中断を求めていたという仏海軍兵の主張を否定した。」

浮沈子は、また、シャルルドゴールの艦長が愛人に早く会いたくて、艦内で感染を仕組んだのかと思ったけどな(そんなあ!)。

もちろん、そんな話が表沙汰になるわけはない。

最高ランクの軍事機密として、フランス海軍ある限り、公開などされるはずもない(なんか、パターン化してね?)。

「ヴァルジャンは裁判で終身徒刑(=終身刑)の判決を受け、ツーロンの徒刑場へ送られた。ツーロンでは、入港した軍艦オリオン号で水夫が落ちる事故が起きた。綱につかまっていた水夫を助けたのが船で働いていた囚人だが、戻る途中に海に転落して消えた。それが通算5度目となる脱獄を図ったヴァルジャンだった。」

ツーロン刑務所には、何度も入ってたんだな(もう忘れちまってたけどな:半世紀も前に読んだきりだからな)。

フランスは、新型コロナの11万人近い感染者と2万人に迫る死者を出している。

感染の勢いが止まってきた感じもするが、現在も新規の感染者は止まっていない(昨日は、千人未満だったようです)。

一日も早く、終息することを願っている。

我が国は、今日、確認された国内感染者が1万人を超えた。

愛人に会うために、護衛艦内で意図的な感染が行われたなんて話は聞かない(トーゼンです!)。

(いずも (護衛艦):その他)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%84%E3%81%9A%E3%82%82_(%E8%AD%B7%E8%A1%9B%E8%89%A6)#%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96

「海上自衛隊としては初となる衛生士が配属された(衛生員は以前より存在していた)。初配置された衛生士は女性であり、准看護師と臨床検査技師の資格を持ち、部下として看護師、診療放射線技師、救命救急士の資格を持つ衛生員が乗艦した。」

えーと、PCR検査とかも出来るのかな・・・。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
kfujitoの徒然の筆者のペンネームは、
「○○子」です。
○○を記入してください。

コメント:

トラックバック