🐼宇宙の宝石:ISSの意義:2030年まで存続 ― 2022年01月25日 07:26

宇宙の宝石:ISSの意義:2030年まで存続


土曜日(1月22日)は、生涯最悪の厄日だった。

大瀬崎経由(タンクの受け取り)で富戸に到着する寸前で、Nバンの左サイドミラーを電柱にぶつけて大破!(木っ端微塵でした)。

さらに、中圧ホースの調子が悪く、新品のシェルドライが全没!(水温14度で死ぬかと思った)。

早速、日曜日に大井町に持ち込んで、シェルドライ自体には問題ないことを確認してもらった。

やれやれ・・・。

サイドミラーも、急遽取り寄せてもらえて、昨日の夕方には復旧。

リカバリーは完了した。

地上と水中での話はさておき、ISSはそんな浮沈子の大事件とはかかわりなく(トーゼンですが)、静かに地球の周りを回り続けている・・・。

(ISS IS FINE —
国際宇宙ステーションの新しい画像は、それがまだ宝石であることを明らかにしています
宇宙飛行士が再び宇宙ステーションを飛び回れるようになったので、改めて感謝することができます。)
https://arstechnica.com/science/2022/01/new-images-of-the-international-space-station-reveal-that-it-is-still-a-jewel/

エリックバーガーの、ロマンチックというか、極めて情緒的な記事だ。

ISSなんて、さっさと落としちまった方が世のため人のためだと公言して憚らない浮沈子としては、この巨大な構造物を宝石に例えた記事には疑問を感じざるを得ない。

「これらの写真を数分見てみると、国際宇宙ステーションが低軌道で生活し呼吸している巨大で複雑な機械であるという工学的および外交的成果が何であるかを思い出さずにはいられません。」

うーん、まあ、外交的にはやや怪しい雰囲気もあるが、工学的成果であることは間違いない。

「多くの点で、国際宇宙ステーションは、宇宙における私たちの未来が何を保持できるかについての希望に満ちたビジョンを提供します。」

「それは、米国とロシアを宇宙に集めただけでなく、日本とカナダに加えて他の多くのヨーロッパ諸国を集めました。これらの国々の多くは20世紀に戦争をしました。しかし今世紀、彼らは協力し、各国が自力で作ることができたよりも大きな何かの建設に向けてお金とハードウェアを寄付しました。」

例えば、深海とか地面の下にISSがあったとしたら、これ程の象徴的な意義が生まれたかどうかは分からない。

人類には見上げるものが必要だというのは、先代のNASA長官であったブライデンスタインの名セリフだが、確かに世界中どこでも(高緯度地方を除けば)空を見ればそこにISSが見えるわけだから、その象徴的意義は高いといえる。

「多くの点で、宇宙ステーションは、宇宙飛行における協力と持続可能性への道を人類に提供します。」

中国を排除し、ロシアの斜陽化と政治的な軋轢の中で、辛うじて国際協力の名目を保っている状況だからな。

浮沈子的には、有人宇宙ステーションを飛ばしておくことの意味は薄れてきていると感じる。

人類の宇宙への進出は、生身の人間が宇宙空間に出張っていくことではないというのが持論だ。

なぜなら、人間はそのように出来ているわけではないからな。

宇宙には不向きな存在だ。

それを言ったら、水中だって同じことには違いない。

ダイバーとして、器材を背負って(サイドマウントの時は抱えて?)水中でもがいている身としては、なぜ宇宙空間だけがダメなのかを説明しなければならないけどな。

一つには、浅い水中へのアクセスは、宇宙のそれに比べて手軽だということだ。

個人が、遊びとして楽しむのにちょうどいい。

だが、それは技術的な問題が解決されているからにすぎず、例えば、圧力の問題を見ても、宇宙空間はせいぜい1気圧の差しかないが、水中は最大で千気圧余りの差があるからな。

宇宙服では、二酸化炭素の除去に水酸化リチウムを使えるけど、水中ではヤバ過ぎて使えないかもしれないし(未確認:リチウムは水と反応すると爆発するからな)。

この先、技術が進歩して、簡便安価に宇宙旅行が楽しめるようになれば、そっちの方が手軽なレジャーになるかも知れない(水没のリスクは小さい:冷却用の水が漏れて、宇宙服の中に溢れ、溺れそうになったというトラブルは聞いたことあるけど)。

まあいい。

少なくとも、今のところは、数万円で楽しめる水中レジャーの方が手軽であることは間違いない。

宇宙旅行は千倍も金がかかり、楽しめる時間も短い(弾道軌道の場合)。

地球周回軌道上に出るには、数十万倍の金をつぎ込まなければならない。

べらぼーめ・・・。

人類は、その宇宙空間に、数百トンの器材を打ち上げ、20年以上にわたって維持し続けている。

この先も10年近く維持することが決まったという。

ご苦労なことだ。

「宇宙ステーションは、人間の健康と微小重力に関する先駆的な実験でも、人間が宇宙で何ヶ月、あるいは何年も生き、働き、繁栄する方法を理解するためのテンプレートを提供しています。現在、何百人もの人々がステーションに住んでおり、将来の宇宙船や探査ミッションに情報を提供する生物学的情報を提供しています。」

それはそれで意義あることかも知れないが、その結論として、人類が宇宙で生存することができないということになれば、宇宙ステーションには先がないということになる。

物見遊山で訪問する宇宙ホテルや、微小重力で研究するための施設として存続するにとどまる。

研究施設としては、人間を常駐させておく必要性は少ないからな。

エリックバーガーをはじめ、人類の継続的な宇宙進出を信じている連中は皆、ISSに夢を託しているのだ。

空を見上げれば、そこに夢の象徴が浮かんでいる。

「宇宙ステーションは、それがそうすることができる限り、飛行する価値があります。」

浮沈子はそうは思わない。

人類は、地上に留まるべきだと信じているし、これ以上の投資をISSに行うのは犯罪的だと思っている。

一刻も早く、解体撤去し、海の藻屑とするのがよろしい(ちゃんと、制御落下させてね!)。

人間が常駐しているといっても、標準的には半年が限界だ。

筋肉は衰え、視力は低下し、血液は破壊される(赤血球が減るようです)。

放射線の影響がどれ程かは知らないけど、地球低軌道であっても影響は出ているに違いない。

月面への継続的なアクセスを模索しているけど、それこそ致命的な影響が出るだろうな。

(月の石を溶かして金属を引き出す機械は2024年に発売される可能性があります)
https://arstechnica.com/science/2022/01/machine-to-melt-moon-rocks-and-derive-metals-may-launch-in-2024/

「国立科学財団とNASAは、実証試験のために月に送ることができるプロトタイプ原子炉を開発するために約300万ドルの資金を会社に提供しました。キャロル氏は、このデモ用原子炉は2024年の「前」に飛行する準備ができていると述べた。」

月や火星に原子炉を送ってエネルギー源にするという話は、このブログでも何度か取り上げているし、我が国でも過去に検討されたことがある。

民間資本が投入され、技術的なめどが立てば実現する可能性もある。

公的資金の投入(3億円余り)は、まあ、情報収集のための手数料の域を出ない。

無人基地であっても、太陽光が利用できない時期に、その機能を維持するためには何らかのエネルギーは必要だからな。

規模が大きくなれば、蓄電池とかでは賄えなくなるだろう(それを運ぶコストもあるし)。

原子炉を送ってしまうのが手っ取り早い。

「産業技術を実証する際の課題は、それらが科学のペイロードよりも重いことです」

0.5トンの原子炉を、月面で稼働させて実証実験を行うという。

「これはまさに、宇宙機関が持続可能な深宇宙探査への道を見つけるためにNASAの月のペイロードプログラムがサポートすべき種類の実験的な仕事です。」

宇宙開発に超楽観的なエリックバーガーが飛びつきそうな話ではある。

地上では引き合いがない小型原子炉も、宇宙では使い道があるということなわけだ。

月面とかでは、ちゃんと重力もあるからな。

それを利用した設計を施すこともできる。

暴走してメルトダウンしても、誰に迷惑が掛かるわけじゃないし、反対派が原子炉前で座り込みすることもない(誰も住んでいません)。

やりたい放題だな。

燃料の高濃縮ウランとかを打ち上げる際には、やや神経質になるかも知れない(エネルギー密度などの点で、低濃縮ウランは使わないだろう)。

核拡散防止があるしな。

月面ならいいんだろうか?。

まあ、どうでもいいんですが。

廃棄物の問題もあるけど、そのまま放置されるのがオチだ。

米国は、やりたい放題だな・・・。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
kfujitoの徒然の筆者のペンネームは、
「○○子」です。
○○を記入してください。

コメント:

トラックバック