🐱スターシールド:本番初号機2024年04月23日 07:51

スターシールド:本番初号機


(SpaceXはインフレータブルステーション、秘密のスターシールド、新しい軌道インターネットを打ち上げる)
https://www.elonx.cz/spacex-vynese-nafukovaci-stanici-utajeny-starshield-a-nove-nabizi-orbitalni-internet/

この記事で注目したのは、スターシールド絡みだけ・・・。

「この契約には、スターシールド プラットフォーム上に構築された衛星の開発と打ち上げが含まれていました。スターシールド プラットフォームは、基本的に政府および軍事目的を目的としたスターリンク衛星の亜種です。」

「数日前、NRO 事務所上級副所長のトロイ・メインク氏が非常に興味深い発言をしました。同氏は、NROは、いくつかの大型ハイエンド機器を打ち上げるという以前の取り組みの代わりに、非常に近い将来、複数の軌道で大規模な衛星ネットワークの運用を開始することを決定したと述べた。」

数日前の記事については、リンク先で見た。

(NRO が運用可能な増殖アーキテクチャの最初の立ち上げを計画)
https://aviationweek.com/shows-events/space-symposium/nro-plans-first-launch-operational-proliferated-architecture

「NROL-146の最初の運用打ち上げが来月、カリフォルニア州ヴァンデンバーグSFBから計画されている」

「・・・この打ち上げは、実際に運用可能なシステムの最初の打ち上げとなります。」

「今年の 6 回の打ち上げに続き、NRO は 2028 年までにこのアーキテクチャをサポートする追加の打ち上げを期待しています。」

衛星の製作は、S社が行っているらしい。

「ノースロップ・グラマンがセンサーを供給するファルコン9ロケットを使って衛星を打ち上げることもほぼ公然の秘密」(イーロンX)

センサー(光学センサー?)については、おそらく機密事項の塊で、S社には触らせないようにブラックボックス化しているに違いない(未確認)。

イジーハダチが記事中で言及しているように、NROの低軌道コンステレーションについては、以前にも記事が出ている。

(Starshield プラットフォームの最初の大規模プロジェクトにより、地球の隅々までリアルタイムでスパイ活動が可能になります)
https://www.elonx.cz/prvni-velky-projekt-platformy-starshield-umozni-spehovani-kazdeho-koutu-zeme-v-realnem-case/

「NROは他の政府機関と協力して高度な衛星システムを構築していることは認めたものの、スペースXの関与の範囲についてはコメントを避けた。関係者によると、衛星の機器は第三者によって提供される予定だという。」

今回の記事で、この部分が若干明らかになったわけだな(衛星製造、打ち上げ、ノースロップグラマン)。

どうも、出所はアルスのようだ(リンクしてんじゃん!?)。

(スペースXとノースロップは偵察衛星群の開発に取り組んでいる)
https://arstechnica.com/space/2024/04/spacex-working-with-northrop-grumman-on-spy-satellites-for-us-government/

「ロイター通信によると、スペースX社による数百機の偵察衛星ネットワークの開発は、機密性の高い諜報プログラムの制御が1社の手に委ねられることを避けるため、複数の請負業者と調整されている」

おっと、またしてもロイターか・・・。

前の時も、ロイターのすっぱ抜きだったからな。

「一人の人間が経営する一つの会社に全面的に投資しないことが政府の利益になる」(誰?)

(独占記事:ノースロップ・グラマン、米国のスパイ衛星システムでマスク氏のスペースXと協力)
https://www.reuters.com/business/aerospace-defense/northrop-grumman-working-with-musks-spacex-us-spy-satellite-system-2024-04-18/

「現時点では他の請負業者が関与しているのか、あるいはプロジェクトの発展に伴って参加する可能性があるのか​​は不明である。」

「ノースロップ・グラマンはスペースX衛星の一部にセンサーを提供している。ノースロップ・グラマン社(2人)は、これらの衛星を打ち上げ前に自社の施設でテストする予定である。スペースX衛星のうち少なくとも50機が、今後数年間にテストやセンサーの設置などの手続きのためにノースロップ・グラマン社の施設で行われる予定である。」(このプロジェクトに詳しい関係者)

うーん、怪しい・・・。

実に怪しい!。

「すでに米国の偵察衛星の開発を監督する諜報機関であるNROにテスト画像を提供しているという。」

「最も有能で多様性に富んだ回復力のある宇宙ベースの諜報、監視、偵察能力を提供するために、常に多様なパートナーグループと協力してきた」(NROの広報担当者)

「このネットワークの画像処理機能は、ほとんどの既存の米国政府スパイ システムよりも優れた解像度を持つように設計されています。」

「再利用可能なロケットや商用インターネット衛星の迅速な打ち上げで知られるスペースXにとって、このプロジェクトは、長らく政府と既存の宇宙請負業者の領域であった諜報監視サービスへの初の進出となる。」

「ノースロップ・グラマンは防衛および諜報請負業者として長い歴史を持ち、すでに軍事衛星、操縦可能な宇宙船、宇宙ベースの通信などの製品とサービスを米国政府に提供しています。」

新しい革袋に、古い酒と新しい酒を入れたらどうなるか(そういうことかあ?)。

「新しい偵察衛星ネットワークが完全に配備されれば、光学技術やレーダー技術を含むさまざまなセンサーが装備されることになる。このシステムには、画像やその他のデータをネットワーク経由で送信できる中継衛星も搭載される予定」(関係者2人)

もちろん、データの送信はスペースレーザーで行われることになる(未確認)。

ダウンリンクも、レーザーになるのかは不明だ。

が、収拾されるデータの量を考えると、そうせざるを得なくなりそうな気がするけどな。

それとも、エッジサイドのAI積み込んで、ある程度処理してから送ることになるのか。

地上の資源には湯水のごとく金をつぎ込むことが出来るからな。

ひょっとすると、生データ下ろすかもしれない。

べらぼーめ・・・。

S社が、V2ミニの映像をひた隠しにしてきた理由も、何となく分かってきた。

スターシールドは、少なくとも衛星バス(ここでは基本構造の意)は、V2ミニそのものなんだろう。

毎年6回ずつの打ち上げとすれば、2028年までの5年間で30回。

毎回の打ち上げで10機程度を積み込めたとすると、300機という計算になる。

軍事衛星のコンステレーションとすれば、相当な規模だ。

まあ、スターリンクが申請している3万機に比べれば100分の1に過ぎないけどな。

ノースロップグラマンとの協業については、過去にも事例がある。

そう、あのズーマだ(忘れてませんよお!)。

(ズマ (人工衛星))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BA%E3%83%9E_(%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E8%A1%9B%E6%98%9F)

「この衛星はノースロップ・グラマンにより製造され、スペースX社のロケットによって低軌道 (高度約2,000 km) に打ち上げることが予定されていた。」

「打ち上げは2018年1月6日にケープカナベラル空軍基地のLC-40発射台で行われる予定だったが、延期となり1月8日に打上げられたものの、軌道への投入に失敗した」

「調査によると、ロケットと衛星を接続するペイロードアダプターに不具合が生じ、衛星を正常に分離できなかったため、衛星は軌道に達しなかった。このアダプターは衛星と同じくノースロップ・グラマンが製造に携わったもので、スペースXが担当したロケット本体側に問題は無かったと見られている」

アルスはさらに古い話を持ち出している。

「スペースX社は、ファルコン1号、そしてその後のファルコン9号ロケットに搭載されたマーリンロケットエンジンに使用されているピントルエンジンインジェクター技術をめぐって、早い段階でノースロップ社と法的対立を起こしていた。」

「スペースXは、ノースロップ社が空軍の顧問の立場を悪用してスペースXをスパイしたとして反訴した。結局、損害賠償なしで両訴訟は取り下げられた。」

ピントルインジェクターは、S社創業時の技術者のリクルート話が発端と記憶している。

まあいい。

因縁の対決を乗り越え、呉越同舟な両社。

「米国政府当局者らは、スペースXとノースロップ社とのこの提携がより幸福な運命を迎えることを明らかに望んでいる。」

ちょっとセンチなエリックバーガー・・・。

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