車と石ころ2012年07月31日 22:28

車と石ころ
車と石ころ


車と石ころに、どんな関係があるのか。

ホイールハウスに巻き込んだ小石が「カラカラ」と音を立てるのに驚いて、一目散に修理工場に走り込んだ笑い話か?。

清水和夫氏が、SLRマクラーレンのボディ剛性を形容している。

(2004年 カーボン・モノコックボディの世界 Mercedes-Benz SLR マクラレン南ア試乗(2004):5分25秒辺り)
http://www.youtube.com/watch?v=obii5pcWorE&feature=related

「なんか、石っころみたいなクルマ」と呟いている。

ほほうっ、そういうことか。

(メルセデス・ベンツ SLRマクラーレン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%84_SLR%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3

(メルセデス・ベンツ SLRマクラーレン ロードスター)
http://www.carview.co.jp/road_impression/2007/mb_slr_mclaren/

お約束の「屋根のない車」もある。

(マクラーレン SLR スターリングモス…1億円の限定車、日本上陸)
http://response.jp/article/2009/04/16/123366.html

「限定75台のみの生産で、『マクラーレンSLR』を既に所有している顧客にしか販売されない」そうだ。

この車は、2つの特徴がある。

一つは、AMGが開発した、5.5リットルV8スーパーチャジャー付きエンジン。

そして、カーボンモノコックボディ(一部アルミ:画像参照)。

先に登場した清水和夫氏によれば、「宇宙一のFR車」だという。フロントミッドシップに搭載されたエンジンは、確かに前輪よりも後ろにあるが、長大なエアインテークがエンジン長と同じくらい前方に伸びていて、白ける。

注目するのは、カーボンモノコックボディである。

フロントセクションがアルミであるが、コクピットはフルカーボンである。マクラーレンの面目躍如である。マクラーレンF1を作った会社だ。いまさらアルミというわけにはいかない。

(McLaren SLR review - Top Gear - BBC:トップギアの動画)
http://www.youtube.com/watch?v=N7fz-ZPWM24

その後、MP4ー12Cという「スーパーカー」を世に出す。こちらは生産台数こそ少ないが、「量産車」である。モノコックボディの製法も異なる。

(マクラーレン・MP4-12C:メカニズム)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%BBMP4-12C#.E3.83.A1.E3.82.AB.E3.83.8B.E3.82.BA.E3.83.A0

(スーパーレジン工業:RTM成形(レジントランスファーモールディング)参照)
http://www.super-resin.co.jp/tec1_3.htm

(成形法)
http://jon72.co.jp/seikei.html

様々な製法が開発されている。今後、移動体の製造には欠かせない技術になることは間違いない。

初期の自動車は、木製だった。

鉄の時代が長く続き、アルミの時代へと変化しつつあるが、電気自動車や、ハイブリッドによる「電費」「省エネ」の掛け声の中で、意外にもカーボン製の自動車が普及していくことになるかもしれない。

昔のプラモデルのように、宅配されてきた軽いボディを組み立てて、インホイールモーターのっけて、車検場で車検して、ナンバー付けて塗装工場に持ち込んで、好きな色に塗ってもらう。

廃棄するときは、「燃えるゴミ」で出すのだろうか?(炭なので・・・)。

もちろん、ハンドルやサスペンションは、ドライブバイワイヤーで、乗り味は自由自在。ボディに飽きたら交換することもできる。

ぶつけた時のリペアは大変そうだが、需要が高まれば専門店も増えるだろう。

(ランボルギーニ アヴェンタドール、ボディ修理は48時間以内)
http://response.jp/article/2011/08/01/160293.html

ボーイング社に持ち込んで修理するっていうのもすごいが、そのうちに、二酸化炭素をシューっと吹き付けるとリペアできるようになるかもしれない。一石二鳥ですかな。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
kfujitoの徒然の筆者のペンネームは、
「○○子」です。
○○を記入してください。

コメント:

トラックバック