NHKの誤用 ― 2013年02月20日 10:27
NHKの誤用
「リチウムイオン電池は、高温になると中の液体が気体に変わり、膨らむ特性があります」と書いてあるのはこのページ。
(787 別のバッテリーも膨らむ異変)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130219/k10015630841000.html
表題や、最初のパラグラフで「異変」と明確に述べていながら、第2パラグラフでは、「この電池は高温になると膨らむ特性があります」と書いている。
特性って、一体どういう意味なのか?。
(特性)
http://kotobank.jp/word/%E7%89%B9%E6%80%A7
「そのものだけが持つ性質。特有のすぐれた性質。特質。」とある。特質についても調べてみよう。
(特質)
http://kotobank.jp/word/%E7%89%B9%E8%B3%AA
「そのものだけがもっている特別の性質。特性。」とあり、辞書が持っている「特性」である、循環的な説明になってしまっている。
まあ、電池の場合、一般的に想定される使用状態の中で示される性質のうち、他の電池にない(全くないかどうかは別にして)特別の性質であると考えていい。
一般的でない状態は、「異常」であり、明らかな変化を伴えば「異変」と呼ばれる。
NHKは、放送用語に神経を尖らせているので、たまに誤用があると、(大喜びした(?)視聴者から)メールや電話が殺到するらしい。
NHKの誤用が「異変」だからである。
ここで、以前にも引用したユアサの論文を読み返してみる。
(<産業界の技術動向> 大形リチウムイオン電池の実用化の
現状:2-2 深海潜水艇)
http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/108655/1/cue22_03.pdf
深海潜水艇の項に、「リチウムイオン電池の単セルは、ガスが発生せず完全密閉にすることができる」と明記されている。
メーカーの論文に「ガスが発生せず」と明記されているので、少なくとも「一般的に想定される使用状態の中で示される性質」ではないと考えられる。
そりゃ、ガスが発生したって密封することは可能だし(ガスボンベは、全部そうなってんじゃん!)、単セルのステンレス製ケースが内圧によって多少膨張したって、設計上問題は起こらないし、そもそもそんな事態は想定済みで、ケースには「Rupture Plate」という脆弱な構造を取り入れて、ステンレスケースの耐圧限界の超高圧になるまえに圧力を開放する仕組みがとられている。
(電池の研究:画像参照)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/02/17/6723109
しかし、問題は、メーカーが「ガスが発生せず完全密閉にすることができる」といっている「特性」を、「高温になると中の液体が気体に変わり、膨らむ特性があります」と言い換えて、あたかも「一般的に想定される使用状態の中で示される性質」であるかのように、日本国民全体に声高に言い放つ「誤用」である。
NHKに代わって、浮沈子が正しく表現すると、「メーカーが一般的な使用状態と想定しているよりも高い温度に達し、中の液体が気体に変わるという異常が発生したため、単セルのケースが膨らむという異変が見られました。」ということになる。
まあ、いい。
「特性」という言葉も、通常状態だけに使われるとは限らないし、明らかな誤用ではないかも知れない。「異変」であるとの認識も繰り返し明示しているので、記事全体としては今回の事態の報道としてのニュアンスは正しいのだろう。
しかし、リチウムイオン電池の「特性」として、「一般的に」内部でガスが発生して膨張するものだという「誤解」を与える報道ではある。
(ご‐かい【誤解】)
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/76204/m0u/
「相手の言葉などの意味を取り違えること。」とあるが、意図的に用いられた場合は、「欺瞞」に当る。
(欺瞞)
http://kotobank.jp/word/%E6%AC%BA%E7%9E%9E
「あざむくこと。だますこと。」とある。
放送法に定められた特殊法人が、受信料を払って契約している視聴者を欺いたり、騙したりするなんてことがあっていいはずがない。
今回は、「誤用」くらいが適当だろう。
「リチウムイオン電池は、高温になると中の液体が気体に変わり、膨らむ特性があります」と書いてあるのはこのページ。
(787 別のバッテリーも膨らむ異変)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130219/k10015630841000.html
表題や、最初のパラグラフで「異変」と明確に述べていながら、第2パラグラフでは、「この電池は高温になると膨らむ特性があります」と書いている。
特性って、一体どういう意味なのか?。
(特性)
http://kotobank.jp/word/%E7%89%B9%E6%80%A7
「そのものだけが持つ性質。特有のすぐれた性質。特質。」とある。特質についても調べてみよう。
(特質)
http://kotobank.jp/word/%E7%89%B9%E8%B3%AA
「そのものだけがもっている特別の性質。特性。」とあり、辞書が持っている「特性」である、循環的な説明になってしまっている。
まあ、電池の場合、一般的に想定される使用状態の中で示される性質のうち、他の電池にない(全くないかどうかは別にして)特別の性質であると考えていい。
一般的でない状態は、「異常」であり、明らかな変化を伴えば「異変」と呼ばれる。
NHKは、放送用語に神経を尖らせているので、たまに誤用があると、(大喜びした(?)視聴者から)メールや電話が殺到するらしい。
NHKの誤用が「異変」だからである。
ここで、以前にも引用したユアサの論文を読み返してみる。
(<産業界の技術動向> 大形リチウムイオン電池の実用化の
現状:2-2 深海潜水艇)
http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/108655/1/cue22_03.pdf
深海潜水艇の項に、「リチウムイオン電池の単セルは、ガスが発生せず完全密閉にすることができる」と明記されている。
メーカーの論文に「ガスが発生せず」と明記されているので、少なくとも「一般的に想定される使用状態の中で示される性質」ではないと考えられる。
そりゃ、ガスが発生したって密封することは可能だし(ガスボンベは、全部そうなってんじゃん!)、単セルのステンレス製ケースが内圧によって多少膨張したって、設計上問題は起こらないし、そもそもそんな事態は想定済みで、ケースには「Rupture Plate」という脆弱な構造を取り入れて、ステンレスケースの耐圧限界の超高圧になるまえに圧力を開放する仕組みがとられている。
(電池の研究:画像参照)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/02/17/6723109
しかし、問題は、メーカーが「ガスが発生せず完全密閉にすることができる」といっている「特性」を、「高温になると中の液体が気体に変わり、膨らむ特性があります」と言い換えて、あたかも「一般的に想定される使用状態の中で示される性質」であるかのように、日本国民全体に声高に言い放つ「誤用」である。
NHKに代わって、浮沈子が正しく表現すると、「メーカーが一般的な使用状態と想定しているよりも高い温度に達し、中の液体が気体に変わるという異常が発生したため、単セルのケースが膨らむという異変が見られました。」ということになる。
まあ、いい。
「特性」という言葉も、通常状態だけに使われるとは限らないし、明らかな誤用ではないかも知れない。「異変」であるとの認識も繰り返し明示しているので、記事全体としては今回の事態の報道としてのニュアンスは正しいのだろう。
しかし、リチウムイオン電池の「特性」として、「一般的に」内部でガスが発生して膨張するものだという「誤解」を与える報道ではある。
(ご‐かい【誤解】)
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/76204/m0u/
「相手の言葉などの意味を取り違えること。」とあるが、意図的に用いられた場合は、「欺瞞」に当る。
(欺瞞)
http://kotobank.jp/word/%E6%AC%BA%E7%9E%9E
「あざむくこと。だますこと。」とある。
放送法に定められた特殊法人が、受信料を払って契約している視聴者を欺いたり、騙したりするなんてことがあっていいはずがない。
今回は、「誤用」くらいが適当だろう。
第4の道 ― 2013年02月20日 13:38
第4の道
B787のバッテリーがリチウムイオン電池以外に選択肢がないとしたら、運行断念、暫定運行、問題解決の3つの出口しかないと書いた。
(B787の真実?)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/02/19/6725490
よくよく考えてみれば、電池を積まないで飛ばすというのも、一つの方法ではある。考え方としては、燃料電池自動車や、シリーズ式のハイブリッド自動車のようなものである。
それ自体はデマンド負荷を担わない起動用のバッテリー(鉛電池でたくさんだ)は搭載するが、何でもいいから電気は全て発電機で賄う。
独立の燃料系統を与えれば、燃料切れなどの事態にも適応できる。
まあ、航空機ということを考えれば、水素とかはご法度だろうが、アルコールとかヒドラジンなどの低温でも凍結しない化学エネルギーを蓄積できる液体ならいい。
高空での希薄な酸素で着火、燃焼できるかどうかは別だが、何なら
四酸化二窒素を酸化剤にしてもいい。毒性、腐食性高く、問題は多いだろうが、いつ火を噴くかわからないリチウムイオン電池を積んで飛ぶよりは、マシというものだ。
ロータリーエンジンでも積んでおけば、効率よく発電できる。多少重量が増えたって、荷物や乗客の搭載重量を減らすとか、航続距離が短くなる程度の影響で済むだろう。
(超小型ロータリーエンジンでガジェットの充電も?)
http://wired.jp/2011/06/14/%E8%B6%85%E5%B0%8F%E5%9E%8B%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%81%A7%E3%82%AC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E5%85%85%E9%9B%BB%E3%82%82/
とりあえず、思い付いたので書き留めておく。
B787のバッテリーがリチウムイオン電池以外に選択肢がないとしたら、運行断念、暫定運行、問題解決の3つの出口しかないと書いた。
(B787の真実?)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/02/19/6725490
よくよく考えてみれば、電池を積まないで飛ばすというのも、一つの方法ではある。考え方としては、燃料電池自動車や、シリーズ式のハイブリッド自動車のようなものである。
それ自体はデマンド負荷を担わない起動用のバッテリー(鉛電池でたくさんだ)は搭載するが、何でもいいから電気は全て発電機で賄う。
独立の燃料系統を与えれば、燃料切れなどの事態にも適応できる。
まあ、航空機ということを考えれば、水素とかはご法度だろうが、アルコールとかヒドラジンなどの低温でも凍結しない化学エネルギーを蓄積できる液体ならいい。
高空での希薄な酸素で着火、燃焼できるかどうかは別だが、何なら
四酸化二窒素を酸化剤にしてもいい。毒性、腐食性高く、問題は多いだろうが、いつ火を噴くかわからないリチウムイオン電池を積んで飛ぶよりは、マシというものだ。
ロータリーエンジンでも積んでおけば、効率よく発電できる。多少重量が増えたって、荷物や乗客の搭載重量を減らすとか、航続距離が短くなる程度の影響で済むだろう。
(超小型ロータリーエンジンでガジェットの充電も?)
http://wired.jp/2011/06/14/%E8%B6%85%E5%B0%8F%E5%9E%8B%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%81%A7%E3%82%AC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E5%85%85%E9%9B%BB%E3%82%82/
とりあえず、思い付いたので書き留めておく。
「水中エンジン」 ― 2013年02月20日 15:45
「水中エンジン」
こんな発想は、浮沈子のオリジナルだと思っていたら、既に先達(せんだつ)がいた。
(國府理 展「水中エンジン」、今村源・袴田京太朗・東島毅「Melting Zone」)
http://artscape.jp/report/curator/10032843_1634.html
文章の方はどうでもいいが、こちらの動画を観て考えさせられた。
(水中エンジン Engine in the Water:動画出ます)
http://www.youtube.com/watch?v=b63GuY59V84
まるで、ドノヴァンの脳髄である。
(ドノヴァンの脳髄:画像のみ)
http://www.fantascienza.com/cinema/citta-perduta/media/14.jpg
そして、この水中のエンジンは、ダイバーそのものだと感じた。
本来、水中にいるべきではない人間が、水上から燃料と空気をもらって、あたかも水中人間のような顔をして潜っている。
ある種の不気味さ、醜さ、ミスマッチ、騒々しさ・・・。
これは、スゴイ!。
ゲイジュツだ!!。
まあ、どうでもいいんですが(なんだ、前振りかよ)。
実は、水中で超小型のエンジンを回せないかと考えている。
可燃性の燃料を酸素と適当に混合して、エンジンに吸入させ、圧縮・爆発・排気を行う。
混合比なら、いくらでも調整できるだろう。
そして、発電機を回す。
これでガスが続く限り、電源の心配はなくなる。燃料電池でもいい(これは、既に実績がある)。
(深海巡航探査機「うらしま」)
http://www.jamstec.go.jp/j/about/equipment/ships/urashima.html
ゆくゆくは火星探査機キュリオシティのような、原子力電池が長寿命でいい(放射能、どーする?)。
(原子力電池)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/08/07/6533777
海水から酸素や水素を取り出したり、栄養を抽出したり、二酸化炭素除去剤の再生を行って、長時間(長期間?)の潜水を可能にする。
(二酸化炭素の除去はどのようにしておこなっているのですか)
http://iss.jaxa.jp/iss_faq/iss/iss_020.html
既にISSや原子力潜水艦で行われているようなことを、パーソナルに実現しようというわけだ。
こんな話は、ずいぶん前に書いた記憶がある。
(CCRと潜水艦)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2011/09/28/6116579
まあ、電気さえあれば、水中での行動も、もっと快適になるわけで、手っ取り早く、リチウムイオン電池でも持ちこんで電気を得るのが現実的かもしれない。
その前に、インスピのサイドマウント化をやらなくっちゃ!。
こんな発想は、浮沈子のオリジナルだと思っていたら、既に先達(せんだつ)がいた。
(國府理 展「水中エンジン」、今村源・袴田京太朗・東島毅「Melting Zone」)
http://artscape.jp/report/curator/10032843_1634.html
文章の方はどうでもいいが、こちらの動画を観て考えさせられた。
(水中エンジン Engine in the Water:動画出ます)
http://www.youtube.com/watch?v=b63GuY59V84
まるで、ドノヴァンの脳髄である。
(ドノヴァンの脳髄:画像のみ)
http://www.fantascienza.com/cinema/citta-perduta/media/14.jpg
そして、この水中のエンジンは、ダイバーそのものだと感じた。
本来、水中にいるべきではない人間が、水上から燃料と空気をもらって、あたかも水中人間のような顔をして潜っている。
ある種の不気味さ、醜さ、ミスマッチ、騒々しさ・・・。
これは、スゴイ!。
ゲイジュツだ!!。
まあ、どうでもいいんですが(なんだ、前振りかよ)。
実は、水中で超小型のエンジンを回せないかと考えている。
可燃性の燃料を酸素と適当に混合して、エンジンに吸入させ、圧縮・爆発・排気を行う。
混合比なら、いくらでも調整できるだろう。
そして、発電機を回す。
これでガスが続く限り、電源の心配はなくなる。燃料電池でもいい(これは、既に実績がある)。
(深海巡航探査機「うらしま」)
http://www.jamstec.go.jp/j/about/equipment/ships/urashima.html
ゆくゆくは火星探査機キュリオシティのような、原子力電池が長寿命でいい(放射能、どーする?)。
(原子力電池)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/08/07/6533777
海水から酸素や水素を取り出したり、栄養を抽出したり、二酸化炭素除去剤の再生を行って、長時間(長期間?)の潜水を可能にする。
(二酸化炭素の除去はどのようにしておこなっているのですか)
http://iss.jaxa.jp/iss_faq/iss/iss_020.html
既にISSや原子力潜水艦で行われているようなことを、パーソナルに実現しようというわけだ。
こんな話は、ずいぶん前に書いた記憶がある。
(CCRと潜水艦)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2011/09/28/6116579
まあ、電気さえあれば、水中での行動も、もっと快適になるわけで、手っ取り早く、リチウムイオン電池でも持ちこんで電気を得るのが現実的かもしれない。
その前に、インスピのサイドマウント化をやらなくっちゃ!。
サイドマウント仮組み(その1) ― 2013年02月20日 22:02
サイドマウント仮組み(その1)
世界初(浮沈子調べ)のサイドマウント・インスピレーションも、仮組みを行うところまで来た。
といっても、背中の箱をバラしてホースやファースト、マニフォールドを外して、適当に纏めただけ。
Tパイプは、可動式だったので(すみません、5年目にして気が付きました・・・)180度ひっくり返しておしまい。
あとは、下になったネジのところに、送られてきた蛇腹を付け替えてはめ込めば、本体ハダカのサイドマウントになる。
いろいろな部品を固定していた黒いボディが、いかにうまく作られているかが、良く分かる。マニフォールドを外すのに、パズルのように順番に中圧ホースを外さないと抜けない。
ディリュエント側のファーストから、マニフォールドへ行っている中圧がオスオスで長さも手頃だったので、マニフォールドの穴を変えて、横出しにして再利用する。
先っぽには、昨日ゲットした、オス側に付けるコネクターを手締めする。先端は、ブラダーのインフレーターと同じ形状なので、汎用性があってよろしい。
試しにステージボトルのメス側のコネクターを付けてみたら、「カチャッ」と小気味良い音を立ててはまった。
ここは、当然、カチャカチャやって遊ぶ・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
ガス漏れしないかどうかは、一応タンクを繋いで確認する。
酸素側は、ちゃんと酸素シリンダーでチェックするわけだな。
この辺りの手順に抜かりはない。
オーリングが多いとか、そんなこと言ってたら、リブリーザーなんて使えんだろうが。浮沈子が軽く思いつくだけで、30個位のオーリングが使われている。ステージボトルを入れると、もっと多くなるだろう。
エクス・スクーバのコネクター(カプラー)は、部屋の中で試した限りではオススメかもしれない。酸素側のカプラーもこれでいこうかな(酸素クリーニングとかできるのか?)。
このコネクターのおかげで、ディリュエント側は完全に切り離された。
ゲージだけが問題だが、ケースが来てから考えよう。
高圧用のマイフレックスホースで、自由自在にどこにでも付けられるようにするのも一興だ。
酸素側は、まだ切り離しができないので、仮組みの段階では、とりあえず付けてみた。カウンターラングのインフレーションホースを、シャットオフバルブ付き(分岐したところに付いてます)に交換したら、こっちもばらばらになる。
(こんなの見っけ!)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/01/02/6677772
画像で「ENGLAND」とかいてあるホースの先(オス側)に、手締めのコネクターを付け、タンク側に適当な長さのオスメスホースを付けて、その先に、メス側のコネクターを締め付けで付ければ、「カチャカチャ」オモチャの出来上がりである。
オス側は、酸素もディリュエントも浸水する。エントリーして水面で接続することになる。エキジットの時も同様だ。ここにシャットオフバルブを噛ませるというのもアリだが、実際の運用でそこまでやる必要があるかどうかは疑問である。
とりあえずは、適当なキャップで保護して、なくさないように紐でどこかに結んでおけば十分である。
水中での接続は、当面考えないでおこう。
Tパイプについては、天地を逆にしたことで、水のトラップが効かなくなるという弊害がある。浮沈子は、前下がりのトリムになりやすい悪いクセが付いてしまっているので、なんとか修正しないとカウンターラングからスクラバーへジャバジャバ海水を送り込む破目になる。
この辺りの状況は、実際に水中で試してから考えよう。
長さ的には、70センチの純正蛇腹ホースでも標準的な取り回しのままで届かないことはない。
(この項続く)
世界初(浮沈子調べ)のサイドマウント・インスピレーションも、仮組みを行うところまで来た。
といっても、背中の箱をバラしてホースやファースト、マニフォールドを外して、適当に纏めただけ。
Tパイプは、可動式だったので(すみません、5年目にして気が付きました・・・)180度ひっくり返しておしまい。
あとは、下になったネジのところに、送られてきた蛇腹を付け替えてはめ込めば、本体ハダカのサイドマウントになる。
いろいろな部品を固定していた黒いボディが、いかにうまく作られているかが、良く分かる。マニフォールドを外すのに、パズルのように順番に中圧ホースを外さないと抜けない。
ディリュエント側のファーストから、マニフォールドへ行っている中圧がオスオスで長さも手頃だったので、マニフォールドの穴を変えて、横出しにして再利用する。
先っぽには、昨日ゲットした、オス側に付けるコネクターを手締めする。先端は、ブラダーのインフレーターと同じ形状なので、汎用性があってよろしい。
試しにステージボトルのメス側のコネクターを付けてみたら、「カチャッ」と小気味良い音を立ててはまった。
ここは、当然、カチャカチャやって遊ぶ・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
ガス漏れしないかどうかは、一応タンクを繋いで確認する。
酸素側は、ちゃんと酸素シリンダーでチェックするわけだな。
この辺りの手順に抜かりはない。
オーリングが多いとか、そんなこと言ってたら、リブリーザーなんて使えんだろうが。浮沈子が軽く思いつくだけで、30個位のオーリングが使われている。ステージボトルを入れると、もっと多くなるだろう。
エクス・スクーバのコネクター(カプラー)は、部屋の中で試した限りではオススメかもしれない。酸素側のカプラーもこれでいこうかな(酸素クリーニングとかできるのか?)。
このコネクターのおかげで、ディリュエント側は完全に切り離された。
ゲージだけが問題だが、ケースが来てから考えよう。
高圧用のマイフレックスホースで、自由自在にどこにでも付けられるようにするのも一興だ。
酸素側は、まだ切り離しができないので、仮組みの段階では、とりあえず付けてみた。カウンターラングのインフレーションホースを、シャットオフバルブ付き(分岐したところに付いてます)に交換したら、こっちもばらばらになる。
(こんなの見っけ!)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/01/02/6677772
画像で「ENGLAND」とかいてあるホースの先(オス側)に、手締めのコネクターを付け、タンク側に適当な長さのオスメスホースを付けて、その先に、メス側のコネクターを締め付けで付ければ、「カチャカチャ」オモチャの出来上がりである。
オス側は、酸素もディリュエントも浸水する。エントリーして水面で接続することになる。エキジットの時も同様だ。ここにシャットオフバルブを噛ませるというのもアリだが、実際の運用でそこまでやる必要があるかどうかは疑問である。
とりあえずは、適当なキャップで保護して、なくさないように紐でどこかに結んでおけば十分である。
水中での接続は、当面考えないでおこう。
Tパイプについては、天地を逆にしたことで、水のトラップが効かなくなるという弊害がある。浮沈子は、前下がりのトリムになりやすい悪いクセが付いてしまっているので、なんとか修正しないとカウンターラングからスクラバーへジャバジャバ海水を送り込む破目になる。
この辺りの状況は、実際に水中で試してから考えよう。
長さ的には、70センチの純正蛇腹ホースでも標準的な取り回しのままで届かないことはない。
(この項続く)
サイドマウント仮組み(その2) ― 2013年02月20日 23:17
サイドマウント仮組み(その2)
ゴムベルトで止めただけという、悲惨な状態のマニフォールドには目をつぶっていただいて(すみません、これだけはなんとかします)、2本組みにしたタンクを担いでみる。
重い!。
これを完全に別体にするだけでも、相当の改善になる。
セブのローカルは、大喜びするだろう(チップ、半分でいいや)。
150.08ポンドと微妙な端数が付いているSolenoid Shut Off Valveだが、セブ行きまでには、是非ともゲットしたい(本日のレートで、2万1千533円)。
(Solenoid Shut Off Valve for Inspiration (with Medium C/Lungs):このページはログインしなくても見られますなあ)
http://www.apdivingdirect.com/int/catalog/product_info.php?products_id=476
タンク組みは、まだ仮なので不安定である。もはや使用することはないだろうシングルタンク用BCから、ひっぺがしてきたバックル付きのベルトである。
タンクの間に挟んでいるのも、ベルトに付いているシングルタンク用の滑り止めである。100均で仕入れたゴムの板を加工して作成する予定の滑り止めについては、若干のアイデアがあるが、まだ秘密にしておこう。
中圧ホースの長さとか、実際にフィッティングしながらでないと確認できない要素が多い。
ねじ込み式のコネクターがあるので、自由自在に様々な長さのホースを作れる。横浜ゴムの中圧は、陸上での評価は極めて高い。柔らかく、かつ、しっかりした感触である。
器材については、全く知識がなかったが、この世界もなかなか奥が深そうだ。ダイビングの器材は医療機器と同じで、命を支える重要なアイテムである。メンテナンスや交換など、今まではプロにお任せだった。器材屋さんにも足を運んで、そちらの方からダイビングの楽しさを見直してみるのもいいかもしれない。
考えてみれば、サイドマウントにして何がメリットかといえば、タンクの種類を問わず、酸素さえ手に入れば世界中のどこでもリブリーザーが楽しめるということだ(メガロドンみたいなタイプでも当然できますが)。
地元の酸素を扱うお店にコンタクトして、充填してもらってもいいし、タンクを借りてもいい。
少し大きな病院があるところなら、酸素は必ずあるはずだし、そこに供給する業者がいるわけだ。ダイバーには純酸素を水中で絶対吸わせないなんて、アホな法律作っている国は日本だけだろう。
(高気圧作業安全衛生規則:第35条参照)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S47/S47F04101000040.html
「(純酸素の使用制限)
第三十五条 事業者は、潜水業務を行なうときは、潜水作業者に純酸素を吸入させてはならない。」と明記されている。
自分で吸う分には、いいってことか?。
それに、リブリーザーでは通常は純酸素は吸わないし。
まあ、いい。
ロタホールや松運丸で、リブリーザーダイビングを楽しめる日も近いかもしれない。
DINバルブ(ヨークでもいいです)の酸素タンクがあれば、エアディリュエントの方は、当然現地のサービスでOKである。ハードウェアとバンジーでぶら下げて、コネクターをカチャッといわせればそれでおしまい。
朝から晩までロタホールで過ごすという、途方もない夢の実現もだんだん現実になってきた。
サイドマウントの仮組みで、これほど盛り上がるとは思っていなかった。完全に組みあがって、プールで実際に潜るのが楽しみである。
ゴムベルトで止めただけという、悲惨な状態のマニフォールドには目をつぶっていただいて(すみません、これだけはなんとかします)、2本組みにしたタンクを担いでみる。
重い!。
これを完全に別体にするだけでも、相当の改善になる。
セブのローカルは、大喜びするだろう(チップ、半分でいいや)。
150.08ポンドと微妙な端数が付いているSolenoid Shut Off Valveだが、セブ行きまでには、是非ともゲットしたい(本日のレートで、2万1千533円)。
(Solenoid Shut Off Valve for Inspiration (with Medium C/Lungs):このページはログインしなくても見られますなあ)
http://www.apdivingdirect.com/int/catalog/product_info.php?products_id=476
タンク組みは、まだ仮なので不安定である。もはや使用することはないだろうシングルタンク用BCから、ひっぺがしてきたバックル付きのベルトである。
タンクの間に挟んでいるのも、ベルトに付いているシングルタンク用の滑り止めである。100均で仕入れたゴムの板を加工して作成する予定の滑り止めについては、若干のアイデアがあるが、まだ秘密にしておこう。
中圧ホースの長さとか、実際にフィッティングしながらでないと確認できない要素が多い。
ねじ込み式のコネクターがあるので、自由自在に様々な長さのホースを作れる。横浜ゴムの中圧は、陸上での評価は極めて高い。柔らかく、かつ、しっかりした感触である。
器材については、全く知識がなかったが、この世界もなかなか奥が深そうだ。ダイビングの器材は医療機器と同じで、命を支える重要なアイテムである。メンテナンスや交換など、今まではプロにお任せだった。器材屋さんにも足を運んで、そちらの方からダイビングの楽しさを見直してみるのもいいかもしれない。
考えてみれば、サイドマウントにして何がメリットかといえば、タンクの種類を問わず、酸素さえ手に入れば世界中のどこでもリブリーザーが楽しめるということだ(メガロドンみたいなタイプでも当然できますが)。
地元の酸素を扱うお店にコンタクトして、充填してもらってもいいし、タンクを借りてもいい。
少し大きな病院があるところなら、酸素は必ずあるはずだし、そこに供給する業者がいるわけだ。ダイバーには純酸素を水中で絶対吸わせないなんて、アホな法律作っている国は日本だけだろう。
(高気圧作業安全衛生規則:第35条参照)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S47/S47F04101000040.html
「(純酸素の使用制限)
第三十五条 事業者は、潜水業務を行なうときは、潜水作業者に純酸素を吸入させてはならない。」と明記されている。
自分で吸う分には、いいってことか?。
それに、リブリーザーでは通常は純酸素は吸わないし。
まあ、いい。
ロタホールや松運丸で、リブリーザーダイビングを楽しめる日も近いかもしれない。
DINバルブ(ヨークでもいいです)の酸素タンクがあれば、エアディリュエントの方は、当然現地のサービスでOKである。ハードウェアとバンジーでぶら下げて、コネクターをカチャッといわせればそれでおしまい。
朝から晩までロタホールで過ごすという、途方もない夢の実現もだんだん現実になってきた。
サイドマウントの仮組みで、これほど盛り上がるとは思っていなかった。完全に組みあがって、プールで実際に潜るのが楽しみである。
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