最近のアメ車2013年03月02日 20:53

最近のアメ車
最近のアメ車


最新のアメ車に乗ってきた。

マスタングである。

結論から言うと、食指は動かなかった。

理由は、いいクルマだから!。

乗りこなす楽しみがない。

この車は、出来過ぎている。エンジンの音こそ勇ましいが、アイドリングになると静か過ぎて寂しい。

乾いた排気音といい、車体の剛性感といい、500Eと変わらんじゃないか!。

サスペンションも、リアがリジッドサスだというが、限界まで責めればともかく、普通に走っている分には、上等の部類である。

営業さんの勧めで、後席にも乗ってみたが、頭がつかえた以外は普通に座れる。決してエマージェンシー・シートではない。

デートカーにだって使える(相手がいれば・・・)。

その気になれば、その辺のスポーツカーをカモる位は、朝飯前だ。なんてったって、DOHCのV8で、排気量は5リットルである。19インチタイヤが、ドデカイ!。

営業さんは、前の4.6リットルモデルの方が、音は良かったと言っていた。SOHCの方が迫力ある音質だったという。

そうか、音による演出も、最近では行われるようになっているというから、その辺も売る側にとっては重要なのだろう。

嘆かわしい話だ。

高性能を搾り出すために、エンジンを大型化して、結果として排気エネルギーが大きくなり、消音機を咬ませても低減できないので迫力ある音になるのに、最近では、ダウンサイジングとかいって排気量を小さくしたエンジンの音を、マイクで拾ってキャビンに流すんだと!。

世も末だなあ・・・。

マスタングGTは、さすがにそんな必要は無いが、エンジンの音は、意識的に演出されたものであることが分かってしまう。

短い試乗コースを1周して戻ってくると、なんかもうお腹いっぱいになった。

繊細な電子コントロールを行うエンジンのくせに、無理やりワイルドな雰囲気を漂わせようとする意図が見え見えで、ちょっと悲しくなる。

5リットルとか言わないで、7リットルくらいのマッスルエンジンを積んで、後ろの座席なんかいらないから、2シータにして、リジッドでもいいから、ガチガチに固めて、どこにすっ飛んでいくか分からんクルマにしてくれたら、食指が動いたかもしれない。

誤解のないように書いておくが、本当にいいクルマである。

2ドアクーペで、5リットルエンジン車が、正規輸入の新車で500万円というのは、安すぎるくらいだ。できれば、マニュアル車が欲しいところだが、アメ車らしく、オートマでズボラ運転できるのもいい。

踏み込んでみたが、ちょっとタイムラグのあるエンジンだ。今時珍しい。5リットルのトルクが溢れ出て、グイグイ走るのが気持ちいい。

並行輸入の中古車なら、300万円台で手に入る。

(フォード マスタング GT V8 6速MT 走行履歴確認済  (ブラック):売れてしまっていたら見られません。)
http://www.carsensor.net/usedcar/detail/CU1467255233/index.html?TRCD=200002

(フォード マスタング V8 GT クーペ プレミアム  (ワインレッドMe):売れてしまっていたら見られません。)
http://www.carsensor.net/usedcar/detail/CU1545545062/index.html?TRCD=200002

370万あれば、国内仕様の極上中古車が手に入る。

まあ、新車でもいいんですが。

せっかく、試乗までしたが、浮沈子のコレクションにはならないだろう。

出来のいい乗用車なら、500Eで十分だから。

最近のアメ車は、なめてかかると、痛い目みるぜ!。

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