B777の受難2014年03月09日 06:43

B777の受難


機影が消えたのは、離陸後55分。

南シナ海のどこかで、該当機との連絡は途絶えた。

北京には、日本時間で朝7時過ぎに着く予定だったそうだ。

B777は、事故を起こさない機体としての伝説を誇っていた。

去年、着陸に失敗したことで、飛行中に、人命に係わる事故をはじめて起こした。

そして、今回の行方不明である。

いったい何が起こったのか。

ニュースが伝えるところによれば、遭難信号は出ていないということだ。

航空関係者は、直前の交信で何か異常がなかったかに注目していたが、その辺りの報道はない。

突然の消失は、単独の事故だったのかという懸念さえ抱かせる。

中国民間機と北朝鮮のミサイルの話の直後だし・・・。

まあ、人命に係わることだし、余りいい加減な憶測をしてはいけないだろう。

CNNの午前零時のニュースでも、未だに不明のままだ。

何故か、NHKでは取り上げられていない。

何か手掛かり(といっても、この段階では、良い手掛かりではないだろう)が、早く見つかればいいのだが。

ボーイングのワーキングトゥギャザーによって作られた、初めての旅客機である。

20世紀の遺物だが、未だに空を飛んでいる。

信頼性の高いエンジンは、双発の長距離運行を可能にした。

次期777Xは、リチウムイオン電池を積まないんだそうだ。

主翼も米国で作る(787は、三菱)。

旅客機としては全然売れてない747-8とは対照的に、売れまくることを約束された航空機である。

A350のストレッチも、777の市場をカバーするといわれているが、本命が777Xであることに間違いはない。

JALは、早々に見切りをつけてしまったが、長年培ったノウハウを持つ777の市場を、B社が簡単に明け渡すわけはない。

B777は、無事故のまま幕を閉じてもらいたかったな・・・。

運用初期には、「トリプル」セブンではなく「トラブル」セブンと揶揄され、改良に次ぐ改良で凌いできた名機である。

消息を絶って、24時間が過ぎた。

真相の究明には時間がかかるだろうが、是非とも明らかにして欲しいものだ。

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