夜と昼 ― 2014年09月28日 10:25
夜と昼
夜書いた記事を朝読む。
同じ人間が書いたとは思えないような気がする・・・。
ラブレターとかも、そうかも知れない。
夜書いては、朝破り捨てる・・・。
夕べ書いたエボラの真相(?)について、今朝読んで呆れた。
まあいい。
徒然なるままに怪しげなブログ(ウェッブ上の記録)を綴っているので、玉石混交(どれが玉なんだあ?)。
しかし、夜になると、なんで妄想が逞しくなるんだろうな(あっちの方は、全然逞しくならないんだが:子供はわかんなくていいです!)。
某国策新聞ではないが、検証をしてみよう。
検証1:
我が国は米国に援助したので、オバマから感謝された。
いや、この点については、朝読んでもすんなりと納得できたような気がするんだが。
そもそもWHOの影にはCDCが暗躍(?)しており、リベリアという国が米国からの移民(?)によって設立されたといういきさつもある。
ギニアだけが感染国なら、この話はフランスマターだったはずで、少なくとも対応はユーロ圏で行われただろう。
人道支援の枠内で、たとえ感染者が100万人になったとしても、米国が積極的に動いたかどうかは疑わしい。
タイミング的に、中間選挙の前というのも事実だ。
少なくとも、リベリアのエボラについては、実態としても、歴史的にも、政治的にも、間違いなく米国マターなのである。
我が国は、まあ、人道援助の枠組みでたくさんだと考えていた節がある。
しかし、国連が本気で取り組みだして、それでは格好がつかなくなり、仕方なく(?)拠出を決めたのだが、少なくとも報道を見る限り、医療従事者用の防護具50万セットが供与されるという話はなかった。
で、ネットで検索すると、東京都が新型インフルエンザ用として、大量の個人防護具の備蓄を行っていることが明らかになった。
(新型インフルエンザ対策の強化)
http://www.metro.tokyo.jp/POLICY/JOHO/JOHO/SHOUSAI/DATA/e9kbh164.pdf
「・平成 21 年3月:個人防護具を約 50 万セット購入
・平成 22 年3月:個人防護具(感染防護衣、マスク等)を 290 万セット購入」
この資料自体は、平成21年度までしか出ていないが、年度末の余り金で、使いもしない備蓄品を大量に買っている(まあ、使わないから備蓄になるんですが)。
医薬品と違い、使用期限とかはないんだろうが、一定量が備蓄されれば後は買わなくてもいい。
しかし、10年とか前の防護具を使うというのもいささか抵抗があることは確かだ。
これって、本当にだいじょうび?。
JICAの支援事業の中に、東京都からの寄贈として、個人防御具があったように記憶しているので、たぶん、オバマの感謝は都民に向けられたものだと、善意に解釈しておこう。
今回の援助物資の中で、速攻で調達できて、数も纏まっていて、現場で直ぐに役立つという意味では、有効な物資であることは確かだ。
しかし、だが、考えてみれば、その供出した分の備蓄は、当然、都民の税金によって新たに購入されて埋め合わされるわけだから、喜んでばかりもいられない。
浮沈子が納めた税金が使われるわけだ。
オバマは、浮沈子にも、ちっとは感謝してもらいたいな。
まあ、どうでもいいんですが。
検証2:
製薬会社は、WHOと結託して、最大の収益が上がるように、エボラの感染対策をコントロールしている。
B級サスペンスドラマもびっくりの疑惑だが、この話には裏がある。
(陳馮富珍)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B3%E9%A6%AE%E5%AF%8C%E7%8F%8D
現在もWHOに君臨する香港出身のお医者さんだ。
「2009年から10年にかけての新型インフルエンザの世界的流行に際し、WHOのマーガレット・チャン事務局長は「今、すべての人類が脅威にさらされている」として、新型インフルエンザをすべての人類の脅威とする広報を行った。その後、新型インフルエンザが弱毒性である事が発覚するも、顕著な感染や死亡の被害が著しい事態を想定した警告であるフェーズレベル6/6と警告し、パンデミック(世界的大流行)を宣言した。」
「欧州議会のボーダルク前保健衛生委員長は、WHOの宣言は偽のパンデミックであったとして問題提起をしている。WHOの意思決定には製薬企業の意向が大きく影響した可能性が高いとしている。製薬企業は研究所などで働く科学者へ大きな影響力を持っており、この事と今回WHOが広く科学者の意見を求めた事がその影響力を強める原因になったと語っている。」
「世界最大規模の製薬会社であるグラクソ・スミスクライン社(英国)は、製薬企業がWHOのパンデミック宣言に影響を与えているなどの認識は誤りであるとインタビューに応えている。」
まあ、当然そういうだろうな。
WHOは、世界の医療資源を調達して事業を行っている。
その一つとして、製薬業界との緊密な結びつきがあったとしても、それがきちんと管理され、倫理的に問題がなければ、多少判断の誤りがあったとしても致し方ないということはあるだろう。
まあ、仮にいろいろあったとしても、結果的に、新型インフルエンザが押さえ込まれたということは結構な話だと浮沈子は考えている。
そのせいで、東京都が個人防護資材を金に飽かせて大量に備蓄したおかげで、エボラ対策のの窮状を救うことにもなっているわけだし・・・。
しかし、今回の状況はこの時とは異なる。
ワクチンを開発するかどうかという、センシティブな問題に、WHOの関与が疑われるということだ。
こんなことを考えているのは、浮沈子だけかもしれないが、夜の妄想なので仕方ない。
もちろん、何のエビデンスもない。
現場の研究者やWHOの職員は、それこそ昼夜兼行で開発に取り組み、臨床試験を段取りし、費用を捻出することに懸命なのだろうが、そういったスキームを決めるレベルでは、様々な思惑が働く。
製薬会社は慈善事業ではない。
金儲けの商売である。
儲からなければ手は出さない。
そのことは、非倫理的でもなんでもない。
当然のことだ。
研究室レベルでの医薬品開発は、将来に対する投資として行うとしても、人間に対する有効性、副反応の有無、程度の検証等には莫大な経費も掛かるし、そもそもワクチンを使用してくれるかどうかは、市場があるかどうか、つまり、ある程度の感染者がいて、それが社会的な脅威になっているかどうかに掛かっている。
市場に委ねられないとすれば、誰かがその開発経費を負担しなければならない。
今回のエボラのような場合は、国際機関であるWHOが主導して、コスト負担を行うことになるのだろう(詳しくは知りません)。
で、ここで問題なのは、そのコストをあまり掛けずに開発を促すにはどうしたらいいかということだ。
そもそも、WHOのように、後発開発途上国向けの事業ばっかしている機関は、慢性的な金欠状況に置かれている。
そんな、先進国並みの医療水準を全世界で実施しようとしたら、金なんていくらあっても足りない。
人材育成や医療機関の維持拡大、医療行政システムの構築だって、莫大な金が掛かる。
先進国は、自前の努力を積み重ね、死屍累々の歴史の中で、それらを築き上げてきたのだ。
それをタナボタでやつらにくれてやるのに、財布の紐が緩むわけはない。
世の中、そんなに甘くはない。
人非人の浮沈子は、あっさりと、その論理に迎合してしまうな。
先進国から金を引き出すことが出来なければ、ワクチン開発の金も調達できない。
で、どうするかといえば、感染者が増大するのを待つしかない・・・。
市場が出来れば、おおっぴらに開発を推進することが出来る。
しかし、今までは、エボラなんてちょろい感染症は、あっという間に沈静化してしまって、弱小ボランティア団体が徒手空拳で、燃え盛る火の中に飛び込んでいくだけで解決してしまっていた。
今回の流行は、ワクチンメーカーにとっても(WHOにとっても?)、千載一遇のチャンスなのである。
ワクチンが開発されれば、エボラ出血熱という疫病を、地球上、少なくとも人類の感染症としては根絶できるかもしれないわけだ。
ここまでは、表現の問題はあるとしても、誰もが認める事実だろう。
問題は、そこに何らかの作為がなされたかどうかという点である。
「香港では、SARSに関するチャンの認識が甘く、SARS感染が深刻化した沙田の公立プリンス・オブ・ウェールズ病院(威爾斯親王醫院、香港中文大学医学院の連携訓練病院)の封鎖などの対策が遅れたとの批判がある。そのため、衛生署長退任後の2003年秋、香港立法会はチャンを喚問する。」
この件の経緯は不明だが、現在のWHOのトップは、感染症畑のプロだ。
どこをどう押すと、どういうことになるかを熟知している。
まあ、今回の流行は、そんな思惑が介入する余地のない、仮借なき様相を呈しているが、こうなった真の原因がどこにあったのかは、新型インフルエンザの時よりも、時間を掛けてじっくり検証する必要があるだろうな。
って、なーんだ、夕べとちっともかわってないじゃん!?。
夜書いた記事を朝読む。
同じ人間が書いたとは思えないような気がする・・・。
ラブレターとかも、そうかも知れない。
夜書いては、朝破り捨てる・・・。
夕べ書いたエボラの真相(?)について、今朝読んで呆れた。
まあいい。
徒然なるままに怪しげなブログ(ウェッブ上の記録)を綴っているので、玉石混交(どれが玉なんだあ?)。
しかし、夜になると、なんで妄想が逞しくなるんだろうな(あっちの方は、全然逞しくならないんだが:子供はわかんなくていいです!)。
某国策新聞ではないが、検証をしてみよう。
検証1:
我が国は米国に援助したので、オバマから感謝された。
いや、この点については、朝読んでもすんなりと納得できたような気がするんだが。
そもそもWHOの影にはCDCが暗躍(?)しており、リベリアという国が米国からの移民(?)によって設立されたといういきさつもある。
ギニアだけが感染国なら、この話はフランスマターだったはずで、少なくとも対応はユーロ圏で行われただろう。
人道支援の枠内で、たとえ感染者が100万人になったとしても、米国が積極的に動いたかどうかは疑わしい。
タイミング的に、中間選挙の前というのも事実だ。
少なくとも、リベリアのエボラについては、実態としても、歴史的にも、政治的にも、間違いなく米国マターなのである。
我が国は、まあ、人道援助の枠組みでたくさんだと考えていた節がある。
しかし、国連が本気で取り組みだして、それでは格好がつかなくなり、仕方なく(?)拠出を決めたのだが、少なくとも報道を見る限り、医療従事者用の防護具50万セットが供与されるという話はなかった。
で、ネットで検索すると、東京都が新型インフルエンザ用として、大量の個人防護具の備蓄を行っていることが明らかになった。
(新型インフルエンザ対策の強化)
http://www.metro.tokyo.jp/POLICY/JOHO/JOHO/SHOUSAI/DATA/e9kbh164.pdf
「・平成 21 年3月:個人防護具を約 50 万セット購入
・平成 22 年3月:個人防護具(感染防護衣、マスク等)を 290 万セット購入」
この資料自体は、平成21年度までしか出ていないが、年度末の余り金で、使いもしない備蓄品を大量に買っている(まあ、使わないから備蓄になるんですが)。
医薬品と違い、使用期限とかはないんだろうが、一定量が備蓄されれば後は買わなくてもいい。
しかし、10年とか前の防護具を使うというのもいささか抵抗があることは確かだ。
これって、本当にだいじょうび?。
JICAの支援事業の中に、東京都からの寄贈として、個人防御具があったように記憶しているので、たぶん、オバマの感謝は都民に向けられたものだと、善意に解釈しておこう。
今回の援助物資の中で、速攻で調達できて、数も纏まっていて、現場で直ぐに役立つという意味では、有効な物資であることは確かだ。
しかし、だが、考えてみれば、その供出した分の備蓄は、当然、都民の税金によって新たに購入されて埋め合わされるわけだから、喜んでばかりもいられない。
浮沈子が納めた税金が使われるわけだ。
オバマは、浮沈子にも、ちっとは感謝してもらいたいな。
まあ、どうでもいいんですが。
検証2:
製薬会社は、WHOと結託して、最大の収益が上がるように、エボラの感染対策をコントロールしている。
B級サスペンスドラマもびっくりの疑惑だが、この話には裏がある。
(陳馮富珍)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B3%E9%A6%AE%E5%AF%8C%E7%8F%8D
現在もWHOに君臨する香港出身のお医者さんだ。
「2009年から10年にかけての新型インフルエンザの世界的流行に際し、WHOのマーガレット・チャン事務局長は「今、すべての人類が脅威にさらされている」として、新型インフルエンザをすべての人類の脅威とする広報を行った。その後、新型インフルエンザが弱毒性である事が発覚するも、顕著な感染や死亡の被害が著しい事態を想定した警告であるフェーズレベル6/6と警告し、パンデミック(世界的大流行)を宣言した。」
「欧州議会のボーダルク前保健衛生委員長は、WHOの宣言は偽のパンデミックであったとして問題提起をしている。WHOの意思決定には製薬企業の意向が大きく影響した可能性が高いとしている。製薬企業は研究所などで働く科学者へ大きな影響力を持っており、この事と今回WHOが広く科学者の意見を求めた事がその影響力を強める原因になったと語っている。」
「世界最大規模の製薬会社であるグラクソ・スミスクライン社(英国)は、製薬企業がWHOのパンデミック宣言に影響を与えているなどの認識は誤りであるとインタビューに応えている。」
まあ、当然そういうだろうな。
WHOは、世界の医療資源を調達して事業を行っている。
その一つとして、製薬業界との緊密な結びつきがあったとしても、それがきちんと管理され、倫理的に問題がなければ、多少判断の誤りがあったとしても致し方ないということはあるだろう。
まあ、仮にいろいろあったとしても、結果的に、新型インフルエンザが押さえ込まれたということは結構な話だと浮沈子は考えている。
そのせいで、東京都が個人防護資材を金に飽かせて大量に備蓄したおかげで、エボラ対策のの窮状を救うことにもなっているわけだし・・・。
しかし、今回の状況はこの時とは異なる。
ワクチンを開発するかどうかという、センシティブな問題に、WHOの関与が疑われるということだ。
こんなことを考えているのは、浮沈子だけかもしれないが、夜の妄想なので仕方ない。
もちろん、何のエビデンスもない。
現場の研究者やWHOの職員は、それこそ昼夜兼行で開発に取り組み、臨床試験を段取りし、費用を捻出することに懸命なのだろうが、そういったスキームを決めるレベルでは、様々な思惑が働く。
製薬会社は慈善事業ではない。
金儲けの商売である。
儲からなければ手は出さない。
そのことは、非倫理的でもなんでもない。
当然のことだ。
研究室レベルでの医薬品開発は、将来に対する投資として行うとしても、人間に対する有効性、副反応の有無、程度の検証等には莫大な経費も掛かるし、そもそもワクチンを使用してくれるかどうかは、市場があるかどうか、つまり、ある程度の感染者がいて、それが社会的な脅威になっているかどうかに掛かっている。
市場に委ねられないとすれば、誰かがその開発経費を負担しなければならない。
今回のエボラのような場合は、国際機関であるWHOが主導して、コスト負担を行うことになるのだろう(詳しくは知りません)。
で、ここで問題なのは、そのコストをあまり掛けずに開発を促すにはどうしたらいいかということだ。
そもそも、WHOのように、後発開発途上国向けの事業ばっかしている機関は、慢性的な金欠状況に置かれている。
そんな、先進国並みの医療水準を全世界で実施しようとしたら、金なんていくらあっても足りない。
人材育成や医療機関の維持拡大、医療行政システムの構築だって、莫大な金が掛かる。
先進国は、自前の努力を積み重ね、死屍累々の歴史の中で、それらを築き上げてきたのだ。
それをタナボタでやつらにくれてやるのに、財布の紐が緩むわけはない。
世の中、そんなに甘くはない。
人非人の浮沈子は、あっさりと、その論理に迎合してしまうな。
先進国から金を引き出すことが出来なければ、ワクチン開発の金も調達できない。
で、どうするかといえば、感染者が増大するのを待つしかない・・・。
市場が出来れば、おおっぴらに開発を推進することが出来る。
しかし、今までは、エボラなんてちょろい感染症は、あっという間に沈静化してしまって、弱小ボランティア団体が徒手空拳で、燃え盛る火の中に飛び込んでいくだけで解決してしまっていた。
今回の流行は、ワクチンメーカーにとっても(WHOにとっても?)、千載一遇のチャンスなのである。
ワクチンが開発されれば、エボラ出血熱という疫病を、地球上、少なくとも人類の感染症としては根絶できるかもしれないわけだ。
ここまでは、表現の問題はあるとしても、誰もが認める事実だろう。
問題は、そこに何らかの作為がなされたかどうかという点である。
「香港では、SARSに関するチャンの認識が甘く、SARS感染が深刻化した沙田の公立プリンス・オブ・ウェールズ病院(威爾斯親王醫院、香港中文大学医学院の連携訓練病院)の封鎖などの対策が遅れたとの批判がある。そのため、衛生署長退任後の2003年秋、香港立法会はチャンを喚問する。」
この件の経緯は不明だが、現在のWHOのトップは、感染症畑のプロだ。
どこをどう押すと、どういうことになるかを熟知している。
まあ、今回の流行は、そんな思惑が介入する余地のない、仮借なき様相を呈しているが、こうなった真の原因がどこにあったのかは、新型インフルエンザの時よりも、時間を掛けてじっくり検証する必要があるだろうな。
って、なーんだ、夕べとちっともかわってないじゃん!?。
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