海中コンピューター2016年02月02日 22:18

海中コンピューター


といっても、ダイブコンピューターの話ではない。

データセンターというのを、海の中に沈めて、自然の海水で冷やして、データ処理に伴う膨大な発熱を解消しようというわけだな。

(マイクロソフト、海中データセンターの試験運用を完了--「Azure」の一部サービスも)
http://japan.zdnet.com/article/35077199/

「自社のデータセンターを大都市に近い沿岸部の海中に設置することで、サービス提供コストを削減するという斬新な構想を明らかにした。」

「カリフォルニア州の沖合、深さ30フィート(9.14m)の場所に沈められ、Microsoftのクラウドサービス「Microsoft Azure」上で稼働する商用データ処理プロジェクトの運用にも使用されたという。」

「海中データセンターの105日に及ぶ試験運用が完了したことを明らかにした。」

当然、メンテナンスとかは出来ないし、不測の事態が起こる可能性は排除できない。

ポッド自体の耐久性は髙そうだが、写真を見ると、ケーブル類が、結構ゴチャゴチャしていて、トラブルの種になりそうな感じだ。

接続の金属部とか、むき出しだしな。

データセンターの冷却にかかるコストは、莫大になる。

自然の恵みを生かすことが出来れば、それに越したことはないし、大都市近郊の海中に沈められれば、通信にかかる時間なども短縮できるというものだ。

(レイテンシ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%86%E3%83%B3%E3%82%B7

「デバイスに対してデータ転送などを要求してから、その結果が返送されるまでの遅延時間のこと。」

実際に展開できる場所は、高緯度地域に限られるだろうし、港湾などの内部に設置できるかどうかも問題だ。

我が国の場合、漁業権に抵触する可能性もある。

養殖とかの生簀とバッティングしそうな感じだしな。

水温が上がって、漁獲高が影響を受けるようなことになれば、漁業補償も求められるかもしれない。

データセンターは、空調を重視して寒冷地に建てられることもあるようだ。

(データセンター:空調)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC#.E7.A9.BA.E8.AA.BF

「電力消費の比較的少ない空調システムを採用するホワイトデータセンターも存在する。」

(ホワイトデータセンター)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC

「冷却を雪氷熱利用をはじめとする新エネルギー - 雪冷房で行おうという構想である。」

「大量の電力を消費しながら、低品質な熱しか回収できない、データセンターの排熱を、温水、温風として、ビニールハウスの暖房、陸上養殖、閉鎖循環式陸上養殖などの農水産業で回収する試みも検討されている。」

ダイビングプールとかにも、是非活用してもらいたいもんだな。

まあいい。

こうしてみると、データセンターは、21世紀の農業であり、栽培漁業であるともいえる。

余剰の熱で、様々な恩恵を生み出すことが出来れば、原発のように地元にも貢献できるかもしれない。

爆発したり、放射能撒き散らしたりもしないしな。

都市近郊の水中というのは、なかなかの目の付け所だが、雇用を生み出すことはない。

漬けっぱなしで10年とか目指しているようだが、それじゃあ仕方ないともいう。

大規模なデータセンターのおかげで、我々はネットを通じて、巨大なコンピューターパワーを安価に享受できるようになった。

クラウドの彼方に霞むデータセンター。

それが、水中にあるなんて、夢にも思わない。

バージョンアップ?2016年02月03日 02:02

バージョンアップ?


メーカーが対応していないのに、強引にアップグレードすれば、デバイスドライバーなどが提供されないので、機能が発揮できなくなったり、動作が不安定になることは想定の範囲内ということになる。

我が家の予備機として、1年以上ほこりを被っていたパナソニックの名機、CF-J9をウインドウズ10にアップグレードしてみようかと思っている。

(パナソニックパソコンサポート)
http://askpc.panasonic.co.jp/win10/up/

「Windows 10 動作確認対象外の機種」

「動作確認情報、およびWindows 10 対応ドライバーなどの提供は行いません。」

「レッツノート:CF-F9、S9、N9、J9(←これです!)、R9、Y9、W9、T9、C1、F8、S8、N8、R8、Y8、W8、T8シリーズ」

「なお、アップグレード対象外の機種をWindows 10にアップグレードされた場合は、ご利用の機能やソフトなどが使用できなくなったり、動作が不安定になる場合がありますので、ご注意ください。」

最悪、データが読めなくなることも覚悟の上で、1511をダウンロードしている。

このまま、ウインドウズ7のマシンとして、天寿を全うさせてやるのが武士の情けというもんだろうが、どうせ、近々もう一台中古のノートパソコンを仕入れようかと考えているので、何の遠慮も要らない。

ネットワークがしょっちゅう切れるので、デバイスが不安定になってきているのかもしれない。

シンクパッドX220も、同様の症状が出ていた(こちらは、既にブルートゥースと共に、外付けデバイスで運用中)。

イカレるのも時間の問題で、外付けのネットワークドングルを付けなければいけなくなるんだろう。

いい潮時かもしれないな。

クリーンインストールした方の記事を読むと、それ程悲惨な状況にはなっていないようだ。

(レッツノートCF-J9 をWindows10にバージョンアップしてみた)
http://rilassaru.blog.jp/archives/1841898.html

「アップデートは最初失敗してたけど、PanasonicのHPから最新のアップデートをした後だとうまくいった。もともとWindows7ベースなのでまぁ大丈夫だとは思ってましたが。
デバイスも全部認識した。」

「とりあえずざっと触ったところ、VMWareが要インストール、VirtualCDが不明なドライバとして認識されたくらい。
肝心のMPLAB IDE Ver.8も動作した。
起動直後のメモリ使用量は1.3GBだった。」

開発環境をこれ(CF-J9)にするということはないが、PICのフリーの開発環境もそのまま動くようだ。

(MPLAB)
https://ja.wikipedia.org/wiki/MPLAB

しかし、ダウンロードは遅々として進まず、まだ50パーセントくらいである。

クロームとエディターが動けば、浮沈子の用は足りる。

ネットワークが繋がってくれればそれでいい。

最悪、外付けで対応してもいいのだ。

このブログは、久々にレッツノートで書いているが、キーピッチが小さいので、上手く打てないでいる。

タッチタイピングという点では、いささかキーが小さい。

しかし、X220に切り替えた時には、デカ過ぎると感じたわけだから、何ともいえないな。

アップグレードの結末は、改めて報告する。

浮力調整装置2016年02月03日 14:34

浮力調整装置


(0203 ハイブリッドテスト)
http://jsuga.exblog.jp/25323418/

いつも、刺激をもらう須賀次郎氏のページ。

アルミタンク3本を束ねて、プールでテストしているようだ。

水中のカードルを中性浮力にしたいらしい・・・。

浮沈子は以前、CCRでの浮力コントロールに悩み、いろいろなことを考えた。

深度計と加速度計を使って、電子的にピストンを作動させて調整するものや、シンプルに長い棒の先に浮袋を付けたものなどを構想した。

後者は、その浮袋を上下に移動させることによる浮力の変化を利用しようというものだ。

綱渡りのバランス棒の発想である。

もちろん、現実的には実現することは困難で、飛行船や潜水艦でも、おそらくそんなものはないだろう(未調査)。

タンクのカードルは別にしても、ダイバーを含めて、推進するためにはトリムの調整も必要になる。

以前、田中さんの書いた文章で、ダイビングのスキルの基本は、中性浮力とトリムとフィンワークだというのがあった。

それが全てではないにしても、それができていないと、他のスキルが身につかない。

オープンサーキットは、肺の浮力を変化させることによって、ある程度の調整が可能なので、BCなどの浮力体で一定以下に追い込んでおけばいい。

トリムについては、ウエイトのバランスや、ドライスーツならば、内部の空気の溜め方で調製できる。

CCRの浮力調整は、そう簡単ではない。

カウンターラングという、第二の肺のおかげで、吐いても沈まず、吸っても浮かない。

回路内への意図せぬガスの注入まである(ポセイドン)。

それらを塩梅して、人間がセンサーを研ぎ澄まし、微調整を行って中性浮力を保つ。

何らかの機械を作って、自動で調製させるというのは、CCR10台分くらいのコストがかかるに違いない。

タンクの束に、人間を括り付けて調整させるのが一番簡単だろう。

10本くらいのクレードルに縛り付けられた奴隷のようなダイバーが、必死になって中性浮力を保ち、10mの長ーい中圧ホースの先のトップダイバーのために働く・・・。

奴隷ダイバーの呼吸装置は、もちろんCCRである。

だって、オープンサーキットのご主人様のガスを吸っちゃうわけにはいかないでしょ?。

まあ、どうでもいいんですが。

やはり、船からロープで吊るして、専門のオペレーターがダイバーの指示で上下させるか、完全に着底させておくしかない。

浮力調整装置が実用になれば、是非とも活用したいものだし、それは、まずCCRのオプション品として売れるかもしれない。

加圧されたガスを浮力体に注入したり、浮上しそうになったらバルブを開けて排気するわけで、電磁弁をデバイスにして制御できる。

動き回るダイバーの、どこにセンサーを付けて、どういう制御でコントロールするかというのが問題だな。

CCRの場合、呼吸回路の浮力も変化するから、それをどう扱うかという課題もある。

オープンサーキットの場合は、呼吸による浮力変化のノイズがでかいので、機構として成立するかどうかという問題はある。

それに比べれば、確かにタンクの束にはノイズはない。

呼吸によるガスの消費で浮力は変化するが、それは緩やかで方向も一定だ。

剛体のタンクは、深度による変化もない。

浮力体の浮力を管理すれば済む。

シンプルな話なので、まあ、簡単といえば簡単かもしれない。

しかし、そんなことをするなら、中性浮力に近くして、ロープで吊るす方がいい。

水面の船の浮力と、ロープの張力が釣り合っているわけで、これだってりっぱな浮力調整装置である。

デリックを操作したり、安全を管理したり、いろいろな手間はかかる。

それは仕方ないし、そういう手間暇を機械に置き換えて、たとえばロボット船を使って操作するようになれば、無人化も可能だろう。

CCRの100万倍くらいのコストだな。

何度も書くが、こんなもんを使って80mとか100mで作業をするというのは、暴挙を通り越して自殺行為だ。

プールで沈めて遊ぶのにはちょうどいいかもしれない。

(追記):
以前書いた記事に、須賀次郎氏からコメントをお寄せいただきました。

(無謀:コメント)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/01/13/7989804#c8007804

ご本人も、いろいろ考えておられるようですが、そのチャレンジ精神には、いつも頭が下がる思いです。

光明星4号?2016年02月03日 16:40

光明星4号?


(日米韓、ミサイル警戒 北朝鮮「発射」通告で破壊命令)
http://www.asahi.com/articles/ASJ233D74J23UTFK004.html

「北朝鮮が国際機関に「衛星」打ち上げと称して事実上のミサイル発射を通告した」

「日本政府は、ミサイルの破壊措置命令を出したことを公表した。」

「「光明星」と名付けた「地球観測衛星」を打ち上げるという。発射は8~25日の期間中、午前7時から正午(日本時間午前7時半から午後0時半)に実施。」

「機体の落下予想海域はそれぞれ、1段目が韓国西南部・全羅道の西方沖、「衛星」をカバーする先端部が韓国済州島の西方沖、2段目がフィリピン・ルソン島の東方沖となっている。」

前回の打ち上げについてはこちら。

(光明星3号2号機)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E6%98%8E%E6%98%9F3%E5%8F%B72%E5%8F%B7%E6%A9%9F

「北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が初めて衛星軌道への投入に成功した人工衛星(地球観測衛星)である」

「光明星シリーズの4機目の人工衛星である。」

このシリーズの衛星は、1号、2号、3号1号機、3号2号機である。

成功したといわれているのは、最後のヤツだけ。

他は、超能力がないと、成功とはいえない・・・。

今回打ち上げられるのは、4号になる(たぶん)。

世界は、衛星打ち上げとは認めず、弾道ミサイルだとして大騒ぎになっている。

浮沈子は、どっちかというと、衛星の方がヤバいんじゃないかと思ってるんだがな。

ミサイルは、まあ、その時だけ気を付けていればいいんだろうが、一度打ち上げた衛星は、いつ落ちてくるかわからない。

宇宙空間に、落下して攻撃するような兵器を置いて、世界中を恫喝することも可能だ。

いつでも、どこでも、好きなところに落とせる。

もちろん、普通の衛星は、燃え尽きちゃったり、燃えカス(?)が落ちてくるところは人気のないところだったりするんだろうが、狙って落とそうと思えばできないことはない。

打ち上げコースは、前回と同じような感じだが、我が国の上空も通過するということで、石垣島にはPAC-3が配備されるようだ。

これから持ってくんだろうが、間に合うのかあ?。

まあいい。

ロケットが、大陸間弾道弾と同じであるということは、世界の常識だし、歴史的にも技術的にも共通点は多い。

燃料がどうのこうのという話とかあるが、V2は液体燃料だったし、我が国のイプシロンは固体燃料で、いつでもぶっ放せる。

ロケット技術は、基本的には兵器と紙一重ということになる。

だから、世界中でミサイルだと騒ぐのは当然だな。

打ち上げる国が国なので、どっちに転ぶかは予想がつかない。

衛星打ち上げ「だけ」だといっても、誰も信じない。

政府は、やっと大っぴらに破壊措置命令を出したが、相手が衛星だということでは「防衛出動」にはならない。

(破壊措置命令)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/02/02/8007051

べつに、北朝鮮と戦争状態になるわけではない。

そこのところは、一応、一安心というところだ。

ただ、打ち上げたロケットが失敗して、とんでもない方向に飛んできたときは問題だ。

可能かどうかは別にして、撃ち落とす体制は取らなければならないだろう。

性能、危ういしな・・・。

米国のロケットだって、最近でも何度か爆発してるわけだし、用心に越したことはない。

その意味では、どーせ打ち上げるなら、ちゃんとしたコースを取って成功してもらいたいし、部品の落下地点も、想定の範囲で収めてもらいたいものだ。

まあ、一番いいのは、打ち上げを断念してくれるのが安心だがな。

世界は、衛星とは認めずに、ミサイルだと言い張るだろうから、今後、新たな制裁も課されることになるだろう。

いくら制裁しても、中国からどんどん援助を受けられるので、何も心配することはない。

開き直って、北京に落とすぞといえば、何でも手に入ると思ってるに違いない。

まあ、どうでもいいんですが。

核実験(半分成功?)、潜水艦搭載ロケット(失敗)に続く第3弾というわけだが、浮沈子は成功すると思っている。

だって、前回も成功してるし、たいして難しい打ち上げではないんだろう。

金星まで飛ばすとかいえば、そりゃあ大変だろうが、太陽同期軌道への投入なんて、それに比べれば屁のようなもんだ。

(太陽同期軌道)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E5%90%8C%E6%9C%9F%E8%BB%8C%E9%81%93

「軌道傾斜角が95度以上の、地球の自転に対してやや逆行した軌道である。」

「同一条件下での地球表面の観測が可能となり、この軌道がその観測に適している。」

地球観測衛星だというから、その意味でも筋は通っている。

前回の打ち上げでは、高度500kmから600km位の軌道に投入された。

ロケットは、前回は銀河3号。

(銀河3号 (ロケット))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E6%B2%B33%E5%8F%B7_(%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88)

「銀河3号は衛星打ち上げに使用される機体に名付けられた「平和目的」を主張するための別称であり、長距離弾道ミサイルとしての名称は「火星13号」である、とする報道がある」

「このように打ち上げ機とミサイルでほぼ同じ設計のロケットを使用し、異なる名称を付けることは、ロシア、アメリカ、中国などでもかつて行われていた。」

「防衛省は、この北朝鮮のロケットは射程1万キロメートルを超え、アメリカ本土を射程に収めている可能性があると分析している。」

平和目的と称して、兵器開発を行うというのは、世界の常識である。

我が国だって、近隣諸国からは、そういう目で見られているわけだしな。

まあ、最近は、堂々と兵器開発やれるようになったし、輸出だって認められるわけだから、こそこそやる必要もないかもしれない。

北朝鮮は、どっちにしても、やっちゃダメ!、って言われてるわけだし、浮沈子的には、わざわざ平和目的と謳うことはないんじゃないかと思うんだがな。

そういう観点からは、国内向けの意味合いが強いのかもしれない。

ちゃんと、平和目的の軍事開発(?)もやってるぞ、世界からつまはじきされてるだけじゃないぞ、と。

ロケット(ミサイル)開発については、イランとの結びつきも懸念される。

米国は、イランへの制裁を解除して、我が国からも、民間ベースでインフラ関係の支援が行われる。

(経済制裁解除のイラン 日本企業が初の受注へ)
http://www.nhk.or.jp/knews/20160203/k10010395121000.html

「制裁解除後、日本の企業がイランでインフラ事業に乗り出す初めての案件となります。」

そういう流れのなかで、密接な関係にある北朝鮮に、ヤバイ技術が流出するわけだな。

「イランが次世代ロケットとして開発中のシムルグは銀河2号及び3号と外見が酷似していることが知られている。」

(シムルグ (ロケット))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A0%E3%83%AB%E3%82%B0_(%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88)

「最新の情報では2016年3月までに打ち上げられると報じられている」

おう、タイミングもぴったりだな。

ロケット開発では、北朝鮮の方が先んじているともいわれ、今後の動静には注目だな。

核兵器でも協力し合っていたが、制裁解除の際にはイランは核開発を、事実上断念させられている。

(核協議の合意と制裁解除)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%A0%B8%E9%96%8B%E7%99%BA%E5%95%8F%E9%A1%8C#.E6.A0.B8.E5.8D.94.E8.AD.B0.E3.81.AE.E5.90.88.E6.84.8F.E3.81.A8.E5.88.B6.E8.A3.81.E8.A7.A3.E9.99.A4

「2016年1月16日、IAEAはイランが核濃縮に必要な遠心分離器などを大幅に削減したことを確認したと発表」

中国との関係は維持しつつも、周辺の協力が得られなくなる中で、北朝鮮の核開発、ロケット開発は続く。

核兵器の小型化、ロケットの大型化の延長線上には、真の大陸間弾道ミサイルの姿がある。

今回の打ち上げが、地球観測衛星だったとしても、その先には兵器の影がちらついている。

今月中には、その成否が分かるだろう。

自動運転ミニバス2016年02月03日 18:22

自動運転ミニバス


(オランダ初、自動運転ミニバスの試運転開始)
http://www.afpbb.com/articles/-/3075472

「オランダで1月28日、無人で走行する初のミニバスの試運転が開始された。」

試運転といっても、既に人を乗せて走っている。

「同国のメラニ・シュルツ・ファンハーヘン(Melanie Schultz van Haegen)社会基盤相がこのミニバスに初乗車した。」

「ミニバスは今は大学の周りを周回しているが、試験の終了段階となる今年の半ばには大学から離れ、「エーデとワーゲニンゲンと間の一般道で走行させる」」

「この電動ミニバスの走行速度は最大時速40キロ」

「航続可能距離は約100キロ」

自動運転バスについては、このブログでも取り上げた。

(ロボットバス)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/12/04/

「スイスのヴァレー州シオンにおいて、世界で初めて自動運転車が公共交通機関で使用される。」

その後、どうなったか追いかけてはいないが、オランダの事例は、運行が始まったという点では世界初かも知れない。

現在は、大学周辺ということだが、ここでも他の交通や、歩行者はいるだろう。

そこで、無人バスを走らせるわけだな(お客はいますが)。

浮沈子の近所は住宅街で、道幅も狭く、一方通行の道が多くて車で走るには不便なところだ。

自転車とかが便利だが、ちょっと離れたところに行くには坂もあるので、電動アシスト自転車が欠かせない。

しかし、スーパーとか駅前の駐輪場は、ピーク時には停めにくい。

何とかならんもんかあ?。

数人相乗りでもいいから、小型の循環バスがあって、買い物とか、駅までとかのチョイ乗りできるといいと思ってるんだが、正にそんな感じだな。

イメージ的には、横に動くエレベーターのようなもんだ。

基本的に無料。

エレベーターって、無料でしょ?。

メンテナンスとか、充電とかも必要だから、夜間や昼間の需要の少ない時間帯は、運行する台数を絞り、ピーク時にはどんどん投入する。

それでも、ピーク需要を賄おうとすると、暇なときは、ホントに暇というか、無駄なユニットが出てしまう。

そこで、浮沈子は考えたわけだな。

移動商店の貸店舗みたいにして、街中を動き回る移動販売に活用できないかということだ。

あまりデカイと、邪魔になるが、手ごろな大きさなら、道端に停めても大丈夫だろう。

イメージ的には、豆腐屋とか、竿竹屋、焼き芋屋だな。

完全自動運転というわけにはいかないから、運用に工夫が必要かもしれないが、低速走行で、日常シーンに近い乗り物としては、活用の余地がありそうだ。

歳をとると分かるが、毎日の買い物がおっくうになる。

それでも、運動のために外出した方が身体にも精神にもいいんだろうが、雨とか降るとホントにつらい。

部屋の中からボタンを押して、欲しいものを家の前まで届けてくれれば、玄関位なら出てもいいかな(少し、動けばあ?)。

そういう移動店舗みたいなことにも使えるかもしれない。

限られた地域に特化すれば、道路などの情報も、ち密に入れ込むことが出来る。

「木や街灯など、すべての障害物が細かく示されたルートがインプットされるという。」

汎用的な自動運転自動車ではなく、こういうローカルなモビリティの方が、導入の敷居は低いかもしれない。

もう、個人がクルマを所有するとか、人間がクルマを運転するとかいう時代は、終わりに近づいている。

このロボットバスは、新たな時代の始まりを告げる。

そうすると、最後まで問題になるのは自転車だな。

一時停止はしないし、3台くらい横に並んで走るし、道路の右側走るし、スマホしながら走るし、信号は無視するし、違法駐車(駐輪?)はするし、もう、やりたい放題・・・。

裏道は、概ね30km制限だが、当然、速度違反車も多い。

もう、自転車なんて、人間に運転させちゃあ、まずいんじゃね?(極論ですな)。

ミニバスにも、課題はある。

絶対、イタズラするやつが出てくる。

わざと前を横切ったり、バッテリー盗もうとしたり、障害物を置いてトラブルを楽しんだり・・・。

後ろにロープ掛けて、電柱に結んで動けなくしたり・・・。

いや、浮沈子はしませんよ、絶対に(やたら詳しいとか・・・)。

日常に身近なモビリティは、地域で守っていかなければならない。

性悪説では成り立たない。

欧州で、最初にこの手のロボットバスが始まったのも、その辺りに理由があるような気がする。

テクノロジーだけではダメで、社会が受容していくことが何より大切だ。