不発弾より・・・2016年02月04日 00:45

不発弾より・・・
不発弾より・・・


(第2次世界大戦中の不発弾、仏海底から50発)
http://www.afpbb.com/articles/-/3075556?cx_part=photo_topics

「不発弾約50発見つかり、仏海軍の潜水員らが処理作業に当たっている。」

浮沈子が色めき立ったのは、その潜水員とやらが使っている潜水器である。

どう見ても、リブリーザーだな。

黒くて良く分からないが、カウンターラングが背中のユニットの中にあるタイプに見える。

軍用の特殊器材かも知れない。

磁性体を使わないタイプとか。

なんたって、相手は不発弾だからな。

突然、不発じゃなくなったりするかも!。

機雷の撤去では、SCRが使われるという話も読んだことがある(今は、どうなんでしょうか?)。

ソロダイビングだそうだ。

万が一の際の、人的損耗を最小限にするためとか・・・。

AFPの写真では、しっかりバディ潜水してるしな。

泡も写っているので、SCRの可能性もある。

浮沈子は、そっちは良く知らないのだ。

が、まあ、リブリーザーであることは間違いない。

盛大な排気音をさせたり、潜水時間が短かったりするというネガを解消するという点では、25mといえども有効だろう。

どんな機種なのか、どのくらいの性能なのか、いくらなのか・・・。

すいません、そういうことばっか気になってしまう浮沈子なのだ。

フランス海軍のリブリーザーについては、須賀氏のホームページに記載がある。

(11ー2  地中海)
http://homepage2.nifty.com/j-suga/2010-1.htm

「二日目の午後15時過ぎにニースに移動し、スピロテクニックの工場に向かった。」

「スピロの工場は、ニース郊外の工場団地のようなところにある。」

「工場の生産ラインでは、フランス海軍用のリブリーザー(閉鎖式潜水器)を作っていたが機密だからと見せてはもらえなかった。」

うーん、これかあ?。

まあいい。

20年前の話だから、今は違うのかもしれない。

(Aqua Lung/La Spirotechnique)
https://en.wikipedia.org/wiki/Aqua_Lung/La_Spirotechnique

なんだ、アクアラングのことか。

しかし、アクアラングがリブリーザー作ってるって、聞かないなあ。

(Aqua Lung veut rendre invisibles les plongeurs démineurs)
http://www.lesechos.fr/01/02/2010/LesEchos/20605-053-ECH_aqua-lung-veut-rendre-invisibles-les-plongeurs-demineurs.htm

たぶん、これでビンゴだろう。

写真を見ると、そっくりだしな。

バディがジョンラインで繋がっているのが印象的だ。

自動翻訳で読むと、非磁性体を使った軍用の特殊器材だ。

英語圏ばっかで情報集めてると、偏りが出るかもしれないな。

(C.R.A.B.E.:Complete Range Autonomous Breathing Equipment)
http://www.aqualung.com/militaryandprofessional/product_information/2013_CRABE_Datasheet_lores.pdf

(Aqua Lung et la Marine nationale : un binôme qui tient la mer)
http://www.plongeur.com/magazine/2010/03/15/aqua-lung-militaire-marine-nationale-frogs-crabe/

フランス語は、からきしなので、コピペして自動翻訳で読むしかない。

PDFは英語なので、そっちで見ると、80mで15分とか書いてある。

SCRまで広げると、奥が深すぎる感じだな。

追跡2016年02月04日 03:53

追跡
追跡


打ち上げられたミサイルを、巨大なレーダーで追いかけて、正確な弾道を記録し、その性能を把握する。

(ミサイル追跡艦)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB%E8%BF%BD%E8%B7%A1%E8%89%A6

こんなもんがあるとは、浮沈子は知らなかったな。

ミリオタじゃないんで・・・。

しかし、これなら誰でも知っているだろう。

(海上配備Xバンドレーダー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E4%B8%8A%E9%85%8D%E5%82%99X%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC

巨大な海坊主のようなレドーム、海上掘削リグのような船体。

「ロシア製の石油プラットホームを基に、上部に装備したレドーム内に大型のXバンドフェーズドアレイレーダーを搭載したものである。全長116m、全幅73m、排水量は50,000tで、4基の電動式スラスタを使って自走航行も可能。」

「小型の弾道ミサイル弾頭を探知・追尾するため、使用周波数は短波長で解像度が高いXバンドとされており、発信出力もメガワット級と大きい。推定探知距離は5,000km」

「2012年4月には北朝鮮からの弾道ミサイル発射に対応するため、ハワイより出動し太平洋上へ配置されたことが報じられた」

今回は、残念ながら(?)お出ましはない(未確認)。

米国への直接の脅威がなければ、たぶん、展開はしないんだろう。

で、今回お出ましになったのは、こちら。

(米海軍ミサイル追跡艦が佐世保入港 目的は明かさず)
http://www.asahi.com/articles/ASJ234VGKJ23TOLB00G.html

「米海軍ミサイル追跡艦「ハワード・O・ローレンツェン」が3日、長崎県佐世保市の佐世保港に入った。」

「北朝鮮のミサイル発射に備えたのでは」

(ハワード・O・ローレンツェン (ミサイル追跡艦))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BBO%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%84%E3%82%A7%E3%83%B3_(%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB%E8%BF%BD%E8%B7%A1%E8%89%A6)

正式艦名の前にある接頭辞は、USNSである。

(USNS)
https://ja.wikipedia.org/wiki/USNS

「海軍に雇われた民間人によって運用されている。」

「United States Naval Ships are usually auxiliary support vessels owned by the US Navy and operated by Military Sealift Command .

「They are crewed by civilian mariners rather than US Navy personnel, although some ships include a small military complement to carry out communication and special mission functions, or for force protection.」

「In comparison, US Navy ships commissioned into service have the designation USS and are crewed by US Navy personnel; commissioned and held in property by the United States Government.」

「A few Navy ships have hybrid crews of both uniformed Navy personnel and civil service mariners; these ships are also designated USNS.」

英語版ウィキには、細かい解説が出ている。

まあ、少なくとも、USSを付けてる艦とは違うということだな。

(United States Ship)
https://en.wikipedia.org/wiki/United_States_Ship

よく違いが分からんのだが、米国海軍の船であることは間違いない。

「乗組員:海軍軍人・民間人:合計約88名」

「主要な観測用レーダー装置:
形状:個数:場所:種類・目的
・球状レドーム:前後2個:艦首楼部分:テレメトリー(遠隔測定)電波受信用アンテナ
・平面状のアンテナ(旋回式と見られる台座に斜めに取り付けられたもの):前後2基:船体中央部:前がXバンド、後のものがSバンド」

球状レドームは、写真で見ると前後ではなく、左右に1基ずつあるんだがな(画像参照)。

また、この映像のキャプションでは、船尾側がXバンド、上に載ってる船首側がSバンドとなっている(主契約社のレイセオンのビデオ)。

(ミサイル追跡艦 「USNS ハワード・O・ローレンツェン 」:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=LWp4qXoWiKY

まあいい。

メインは、XバンドとSバンドのレーダーだ。

現在、米国のミサイル追跡艦は、インビンシブルと2隻体制だそうだ。

(インヴィンシブル (ミサイル追跡艦))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%96%E3%83%AB_(%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB%E8%BF%BD%E8%B7%A1%E8%89%A6)

「就役:1987年1月30日」

29年物のビンテージだが、まだまだ現役。

「コブラ・ジェミニ・レーダーを搭載する」

「コブラ・ジェミニ・レーダーは1998年に開発された大型レーダーである。捜索範囲は約2,000kmに及び、S-バンドとX-バンドの2つの周波数が使用可能である。」

「コブラ・ジェミニ・レーダーはアメリカ空軍の要員が操作している。」

ハワード・O・ローレンツェンは、最新鋭の艦なので、レーダーはインビンシブルより高性能になっているに違いない。

それを送り込んできたということは、米国も、それなりの関心があるということなんだろう。

もちろん、我が国には、水上艦艇としては追跡艦のようなものはない。

(経ヶ岬通信所)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%8C%E3%83%B6%E5%B2%AC%E9%80%9A%E4%BF%A1%E6%89%80

「マイクロ波を使用したミサイル防衛用早期警戒レーダー「Xバンドレーダー TPY-2」が配備されている。」

(車力分屯基地:AN/TPY-2レーダーの配備)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8A%E5%8A%9B%E5%88%86%E5%B1%AF%E5%9F%BA%E5%9C%B0#AN.2FTPY-2.E3.83.AC.E3.83.BC.E3.83.80.E3.83.BC.E3.81.AE.E9.85.8D.E5.82.99

「2007年6月にアメリカ軍の移動型XバンドレーダーであるAN/TPY-2レーダーが設置された。このレーダーは当初THAADミサイルシステムの一部として開発されたもので、北朝鮮による弾道ミサイル打ち上げを探知・精密追尾して、ミサイル防衛システムに情報が提供される。」

うーん、全部、米軍のかあ?。

(TPY-2レーダー(「Xバンド・レーダー」)の配備について皆様の疑問にお答えします)
http://www.mod.go.jp/rdb/kinchu/tpy-2/data/tpy-2_faq.pdf

5ページ目には、全国のレーダー基地が出ている。

「弾道ミサイルを探知・追尾するレーダーなどの配備状況:
分屯地名:レーダーの種類:ウィキのリンク
・当別:J/FPS-3A:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%93%E5%88%A5%E5%88%86%E5%B1%AF%E5%9F%BA%E5%9C%B0
・車力:AN/TPY-2:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8A%E5%8A%9B%E5%88%86%E5%B1%AF%E5%9F%BA%E5%9C%B0
・大湊:J/FPS-5:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B9%8A%E5%88%86%E5%B1%AF%E5%9F%BA%E5%9C%B0
・加茂:J/FPS-3改:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E8%8C%82%E5%88%86%E5%B1%AF%E5%9F%BA%E5%9C%B0
・佐渡:J/FPS-5 :https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E6%B8%A1%E5%88%86%E5%B1%AF%E5%9F%BA%E5%9C%B0
・大滝根山:J/FPS-3A:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%BB%9D%E6%A0%B9%E5%B1%B1%E5%88%86%E5%B1%AF%E5%9F%BA%E5%9C%B0
・輪島:J/FPS-3A:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BC%AA%E5%B3%B6%E5%88%86%E5%B1%AF%E5%9F%BA%E5%9C%B0
・経ヶ岬:J/FPS-3A、 TPY-2:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%8C%E3%83%B6%E5%B2%AC%E5%88%86%E5%B1%AF%E5%9F%BA%E5%9C%B0
・笠取山:J/FPS-3A:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%A0%E5%8F%96%E5%B1%B1%E5%88%86%E5%B1%AF%E5%9F%BA%E5%9C%B0
・背振山:FPS-3改:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%8A%E6%8C%AF%E5%B1%B1%E5%88%86%E5%B1%AF%E5%9F%BA%E5%9C%B0
・下甑島:J/FPS-5:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8B%E7%94%91%E5%B3%B6%E5%88%86%E5%B1%AF%E5%9F%BA%E5%9C%B0
・与座岳:J/FPS-5:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8E%E5%BA%A7%E5%B2%B3%E5%88%86%E5%B1%AF%E5%9F%BA%E5%9C%B0

まあ、概ね日本海側だな。

(J/FPS-5)
https://ja.wikipedia.org/wiki/J/FPS-5

「L・Sバンドのレーダーが設置」

「・下甑島分屯基地:J/FPS-2より更新、2008年度末運用開始。
・佐渡分屯基地:J/FPS-2より更新、2009年度末運用開始。
・大湊分屯基地:J/FPS-2より更新、2010年度末運用開始。平成20年度予算から調達開始、J/FPS-5B配備。
・与座岳分屯基地:J/FPS-2より更新、2011年度末運用開始。平成21年度予算から調達開始、J/FPS-5C配備」

「大型であることから、取得費用のみならず、設置に向けての土木工事にも費用がかかるため、4基で調達を終了する」

これって、いわゆるガメラレーダーのこと。

ステルス機を探知しちゃったという噂のアレだな。

(自衛隊のレーダーがF-22をうつしたことがある)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1087617540

「あくまで噂ですが、J/FPS-5(ガメラレーダー)がF-22を映してしまったという話があるそうです。」

(J/FPS-7)
https://ja.wikipedia.org/wiki/J/FPS-7

「整備計画では、平成24年度に沖永良部島分屯基地、平成25年度に高畑山分屯基地及び宮古島分屯基地、平成26年度に見島分屯基地において設置予算が取得されている。それぞれ、沖永良部島・平成27年、高畑山・平成28年、宮古島・平成29年に設置完了の予定」

なお、沖永良部島分屯基地のものは、弾道弾探知能力はないようだ。

「J/FPS7は、比較的低廉な取得費用でもって、老朽化したレーダーサイトの機器更新を行い、ステルス機や巡航ミサイル等の低RCS目標への対応性を向上させることを主眼としている」

陸上配備のレーダーで、我が国の関与するものもあるということは分かった。

全世界(の一部?)が注目する北朝鮮のミサイル(ロケット?)だが、準備は着々と整い、発射は迫っている。

国際社会の大顰蹙をものともせず、お坊ちゃま君は、必ず打ち上げるに決まっている。

その前に、こっちから打ち込んで、木っ端微塵にするか、先方の気が変わらない限り、阻止することは困難だ。

(中国が「重大懸念」北朝鮮に自制求める)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160203/k10010396091000.html

「われわれは北朝鮮が朝鮮半島情勢にさらなる緊張をもたらすような行動を取らないよう望む」

中国だって、手も足も出せない。

南シナ海でやりたい放題の中国に言われたくないと、北朝鮮は言うかもしれない。

「このような先見性のない行動による負担を見極め、国際社会との対立がどのような結果をもたらすのか真剣に考えるべきだ」

まあ、ロシアについても、ウクライナの件もあるし、人のことは言えないんじゃないかと思うんだがな。

いずれにしても、誰も止められないわけで、一発ぶち込んで止めても、当事国以外からは非難は受けないと思うんだがな。

イージスの迎撃ミサイル差し替えてぶち込むという、簡単な誤操作(?)でいいわけだからな(すいません、間違いました!)。

あまり書きたい放題かいてると、粛清されちまうかもしれないから、このくらいにすっかな。

スピード892016年02月04日 06:05

スピード89


2週間ぶりのWHOのページ更新。

(Ebola Situation Report - 3 February 2016)
http://apps.who.int/ebola/current-situation/ebola-situation-report-3-february-2016

といっても、今週には新たな感染者はいない。

先週の更新をさぼって、その1名が加わっているだけだ。

というか、今年に入って、2週間に1回のペースになったのかもしれない。

実質的に、終息しているので、それでもいいということなんだろう。

それでも、いいのかあ?。

来週に更新があるかどうかを見極めなければならないが、その間に、新たな感染の発生がないことを祈ろう。

クォーツの誤差2016年02月04日 09:26

クォーツの誤差


1日に、5秒ずつ遅れていく、浮沈子の100均腕時計。

(トゥルービヨーン?)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/01/30/8005603

なんたって、108円なので、1日に1分狂っても、文句は言えない。

5秒なんて、出来のいい機械式腕時計の誤差である。

数十万円の価値がある・・・。

しかし、クォーツって、そんなに狂うもんなのかあ?。

(高精度クオーツ)
http://citizen.jp/the-citizen/story/quartz.html

「クオーツ時計の心臓部、精度をつかさどる水晶振動子にもっとも影響を与えるのが温度変化です。」

「たとえば気温25℃の状態で水晶振動子が正常なパルスを刻んでいても、気温0℃の環境では1 日1.89 秒もの誤差が生じてしまいます。」

やっぱ、寒いと縮むんだろうか?(男の子だけ、分かってください!)。

(時計用 32.768kHz ( 音叉型・X-CUT ) の温度特性(周波数)について)
http://www.tamadevice.co.jp/32768-temp.htm

「ΔF = -0.035 * ℃ * ℃ ( ppm ) Typical」

暑くても寒くても、周波数は落ちるということらしい。

なんでえ?。

グラフ読み(Typical:標準値で)だが、0度の時には、約22ppm(百万分の22)の遅れだから、1日86400秒では1.9秒ということになり、シチズンのページの値と近い。

(水晶振動子について:水晶振動子)
http://www5.epsondevice.com/ja/information/technical_info/crystal/

この資料を見ると、結晶の切断方位によって、周波数温度特性が変わるようだ。

「AT カット振動子は、常温付近での温度変化に対する周波数変化が少なく最も広く使用されています。」

上に凸の放物線の特性は、BTカットのもののようだな。

結晶構造と、深い関わりがあるようだ。

しかし、日差数秒というのは、温度だけでは説明できない。

シチズンのページには、こんなくだりもある。

「水晶の善し悪しこそがその時計の命なのです。」

「普及モデルならばそのまま使用される水晶振動子を、まずは3ヶ月間、静かに寝かせます。ここで水晶の周波数の特性を見極めたのちに、高精度なものを選りすぐり、ムーブメントへと組み込むのです。」

「その状態で、さらに1ヶ月の安定期間を設け、最終的に年差±5 秒の特性に耐え得るものだけが、「The CITIZEN」として世に出ていくのです。」

んじゃあ、安もんの時計は、不良品掴まされてるってことかよ!?。

「ムーブメントを組む際やケースに入れる際に、電気的な影響を受けたり、機械的な圧力によって、どんなに厳選された水晶でも微量のズレは生じてしまいます。そこでシチズンでは、ムーブメントがケースに納まり、完成品として裏ぶたがしまった状態から、水晶の周波数を調整する技術を開発。」

年差5秒以内という、浮沈子の時計の365倍の精度は、念力(?)による調整を加えて実現しているというわけだ。

厳選された水晶発振子、温度補正、念力(?)。

これらが相まって、高精度なクォーツ時計が実現しているわけで、そうでなければ、必然的に狂うわけだ。

テキトーな発振器、テキトーな温度管理、テキトーな組み込み・・・。

そうでなければ、108円という価格は出ない。

しかし、25度付近でBTカットの振動子が最大の周波数を出すということは、初めて知ったな。

ちなみに、時計に使われる水晶振動子の周波数は、毎秒32768回とされている。

これって、2^15ということなんだそうだ。

じゃあ、なぜその倍とか、半分ではないかという話になるが、たぶん、塩梅がいいのだろう。

(クォーツ時計が32.768kHZになる訳を教えて下さい。)
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1710990.html

こんな、気の狂うような話もある。

(選ばれし水晶振動子の精鋭)
http://www.webchronos.net/special/2010/04/50_vol5/

「時計に飛躍的な高精度をもたらした水晶振動子(クォーツ)。その振動数は、実に機械式の約1万倍近くもある。であれば、クォーツウォッチは機械式時計の1万倍正確であって良いはずだ。しかし、決してそうはならない。」

「水晶振動子の個体差が大きいことに加え、経年変化によって性能が悪化することも原因のひとつだ。」

「数カ月かけて、チャンバー内で育成された人工水晶」

「エッチング加工によって、クォーツウォッチ用の音叉型水晶振動子に成形される。」

「この状態で、水晶振動子は±5ppmという振動誤差を持っている。これを日差に直すと約±0.5秒。ほとんどのクォーツウォッチが月差±15秒である理由は、音叉型水晶振動子の振動誤差がそのまま精度に反映されるためである。なお、精度に開きがあるのは、水晶振動子の個体差によるものだ。それだけでなく、経年変化により、振動誤差はさらに拡大する。」

「一般的なクォーツウォッチなら、この程度の振動誤差は問題にならない。」

「温度特性で水晶振動子を分類。優れた個体にエイジングを施すことで、水晶振動子の性能を安定させた。期間は約3カ月。具体的には、湿度50%、温度25℃の恒温室で、基盤に固定した水晶振動子に電圧をかけ、人為的に経年変化を起こしている。当然、すべての水晶振動子は個別にモニタリングされており、基準に満たない個体は除かれる。」

「クォーツウォッチのムーブメントに載せる水晶振動子でも、実施しているのはグランドセイコーに代表されるセイコーの年差クォーツだけ」

「グランドセイコー50周年記念限定モデルに搭載されるキャリバー9R15と9F62用の水晶振動子はさらに選別され、より高い精度を実現している。」

(Grand Seiko 50th Anniversary
9F QUARTZ)
http://www.webchronos.net/special/2010/04/50_vol6/index.html

「水晶振動子は、理論上25℃で最も正確な振動数が出る。つまり、気温が25℃から離れると、振動数は変化し、時計の精度は悪化する。安定した25℃を頂点に、水晶振動子の振動がばらつく範囲を専門用語で「二次温度係数」という。」

「1980年代以降に登場した高精度クォーツの多くは、ICに二次温度係数を補正するプログラムを組み込み、優れた精度を実現してみせた。」

「9Fクォーツをはじめとする年差クォーツの驚くべき点は、その補正の仕方にある。例えば、検温と補正の回数は1日に540回も行っている。」

「加えて、ケーシングの後に、外部から信号を与えて、個体ごとに二次温度係数を再補正する。類を見ない入念さだが、これは超低電力で動くICと、個別に管理された水晶振動子を持つ年差クォーツでなければ決してできない。」

まあ、シチズンも、同じようなことやってるわけだがな。

この温度補正による精度は、スプリングドライブでは出せない。

水晶発振子の選別や、エージングを加えるところまでしか出来ないのだ。

組み込んでから、温度補正をしたり、さらに個体毎に係数を調整したりすることは、電力の関係から、電池式でないと無理なのだ。

(Grand Seiko 50th Anniversary
9R SPRING DRIVE)
http://www.webchronos.net/special/2010/04/50_vol4/index.html

「香箱に収められた動力ゼンマイで輪列を駆動するのは機械式時計に同じだが、輪列の末端に位置するローターの回転運動がコイルによって電気エネルギーに変換され、そのわずかな電力が水晶振動子とICを駆動させる。その消費電力はたった0.025μWで、一般的なクォーツウォッチに比べ格段に低い。」

「発電力の小さなスプリングドライブは、ICに9Fクォーツのような温度補正機能を搭載することができない。」

「温度特性に優れた水晶振動子を採用すれば、精度をより高めることが可能だ。そこで、9R15は、年差クォーツ級の水晶振動子をさらに選別し、精度の改善を図っている。確かに、違いは月差±5秒でしかないかもしれない。」

まあ、ちっと苦しいところだ。

スプリングドライブには、特有の良さもあるので、精度だけでは語れない。

しかし、日常的な精度を超えた精度を実現しようとする姿勢というか、拘りというか、異常さというか、何かそういうものを感じる。

電波時計が出てしまって、もう、時計が狂わない、正確だというのは当たり前になった。

秒針までもが、ぴったりと合っているのが普通になってきた。

その一方では、テレビの時報という、日常の風景に溶け込んでいたものが、消えてしまった。

妙な感じがする。

日差数秒であっても、テレビの時報で毎日合わせれば、十分実用になったのに。

人間は、時計を合わせるという行為をしなくなった。

そういう行動様式を忘れていく。

前にも書いたが、浮沈子は、時刻をパソコンで知る。

この時計は、インターネット上の時刻サーバーに自動で問い合わせをして、時刻を合わせる。

狂うことはなく、時刻合わせもしなくていい。

パソコンの中にも水晶発振子は埋め込まれていて、時刻合わせをしなければ、当然ずれていくが、それは機械が自動でやってくれるわけだ。

電波時計と同じで、放っておけば狂っていく時計を、自動で合わせているだけである。

時計そのものの精度を上げようという、極める狂気はそこにはない。

年差5秒以内というのが、現在の単独の時計の精度だ。

これ以上の単独精度を求める意味は、実用上はない。

もっと甘い精度で、電波時計にした方が価格性能比は髙くなる。

同じクォーツなら、そうした方がいい。

何か違う要素、巻き上げ式とか、機械式とか、そういう拘りがあるなら別だが、そうでなければ電波式の時計がいい。

それは、時計を合わせるという行為を人間の生活から取り去ってくれるからだ。

水汲みという行為が、水道の蛇口をひねることで消え、火をおこすという行為が電気のスイッチに触れることできえたように。

時計が時を刻んでいたのではなくて、時計を合わせるという行為が、時を刻んでいたのかもしれない。

電波時計の登場と、テレビの時報が消えた時期が、ほぼ同時だったのが、何かを象徴しているような気がするな。

正論!?2016年02月04日 11:00

正論!?


北朝鮮のロケット打ち上げが迫る中、しごくごもっともと思える記事を読んだ。

(【社説】北の核・ミサイルに口先だけの制裁を科す国際社会)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/02/04/2016020400993.html

生命線を握る中国の対応、隣国であり、同胞である韓国の対応、国連をはじめとする国際社会の対応、さらに、米国と我が国をめぐる対応に対する批判と、不満をぶちまけている。

「われわれの対応はいつもと同じパターンの繰り返しだ。」

この社説の言いたいことは、その繰り返しがもたらすものが、次には繰り返しにはならないということだ(たぶん)。

「核とミサイルそのものだけが危険なのではなく、その危険性を目の当たりにしながら対立を繰り返す米中両国、そして国際社会の無力さも今や危険なレベルに達したと言わざるを得ない。」

地続きの隣国ならではの危機感にあふれている。

水爆を積んだ大陸間弾道ミサイルの試験を、堂々と行うようなことになるのではないか。

もう、衛星打ち上げロケットなどとカモフラージュすることなく、あからさまに力をひけらかすことになるのではないか。

そうして、全世界を恫喝し、カツアゲするのではないか。

そうなった時でも、それへの対応は、繰り返しで済むと思っているのだろうか。

そこまで書いてはいないが、浮沈子には、そういっているように読める。

まずは、今回の打ち上げを止めさせるための有効な手立てを打つしかない。

対話の場を設け、緊張の緩和と、発展の道筋を示すことだ。

それって、利敵行為ではないかあ?。

それじゃあ、中国への依存を高め、瀬戸際外交を驀進する危うい国家を存続させた方がいいのかあ?。

米国は、自国に火の粉が降りかかってこない限り、この問題に深入りはしないだろう。

そして、拉致問題を抱える我が国も、本音のところでは米国と同じだ。

火中の栗は拾いたくない。

ちっと冷めてから、おもむろに手を出すのがよろしい・・・。

ソフトランディングを目指して、問題を先送りにし続ける。

国連決議を屁とも思わない国家に、自らの行為を思いとどまらせる方法はただ一つ。

実力の行使である。

実質的な効果のない制裁を振りかざすだけでは、何の効果もない。

ミサイル追跡艦の代わりに、原子力空母を配置し、戦略爆撃機に上空をを飛行させ、日本海と黄海に数万人の兵力を載せた揚陸艦を待機させるしかないだろう。

打ち上げられるものなら、打ち上げてみなさい!。

二度と、アホなセリフをほざくことが出来ないように、腹を括って対峙するしかないのだ。

中国だって、分かってるはずだ。

付ける薬はない・・・。

中朝国境に、人民軍の大部隊を集結させて、世界中の国が、北朝鮮の大使を全員退去させればいい。

それでも打ち上げたなら、即刻、北朝鮮という国家は、消えてなくなり、その空白は中国が埋める。

我が国をはじめとして、それで困るところは、どこにもないだろう・・・。

東アジアは安定を取り戻し、世界のこぶが、一つ取れるわけだな。

しかし、それを望まない国が、一つだけある。

大韓民国だ。

社説は、そこまでは書けない。

統一を永遠に放棄して、中国が半島に進出してくるなどという話を受け入れるわけにはいかない。

まあ、手法としては、中国の傀儡国家を作るということはあるかもしれない。

占領し、手下にして統治する。

手間を掛けずに、実を取る。

例えば、南北の経済交流を積極的に進めるとか、より支援を強化するとか。

ハードランディングせずに、それが出来ることが中国の目論見かも知れないが、今やそれは不可能に思える。

このまま放置し続けて、ハードランディングすれば、より多くの血が流れるかもしれない。

中国と韓国は、腹を括る時が近づいている・・・。

しっかりとした対応を示さなければ、取り返しがつかなくなる可能性が見えてきた。

それを、強く感じさせる記事だが、浮沈子は読み過ぎているのかもしれない。

徹夜明けで、ちっとばっか、妄想が激しいのだ。

イージスのミサイル差し替えるのとは、レベルの違う妄想だがな・・・。