ガンジス河2017年07月01日 12:41

ガンジス河
ガンジス河


インドには行ったことはない。

一度行くと病みつきになるという話もあるが、まあ、インド料理のお店に行くくらいだな。

別に、こっちの方は病みつきになるほどではない。

まあ、どうでもいいんですが。

梅雨時の天気のことを調べていて、梅雨前線を辿っていくと、インドまでつながっているという話だ。

(インドの熱波と日本の梅雨)
https://ameblo.jp/marikoaraki/entry-12164117122.html

「日本付近の梅雨前線の雲というのは、モンスーンの水蒸気が続々と補給されて、活発化していくためです。」

「雲の様子をチェックして、東南アジア付近から日本に向けて雲がはっきりつながった時、それは水蒸気の補給ルートが開通した合図。日本の各地域も順次、梅雨入りとなりそうです。」

まあ、広域の話だしな。

各地の気団の勢力とか、ジェット気流の蛇行とか、気象は様々な要因が重なっているから一概には言えないんだろうが、今日も朝から降っているこの雨が、インドからやってきた(わけじゃないんでしょうが)と考えると、エキゾチックな気分に浸れる(そうなのかあ?)。

(モンスーン)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%B3

「インドでは「モンスーンというと小学生でも知っているが、気象台ではこれについて何も知らない」と言われている」

「この言葉は、モンスーンが身近でありながら厳密な定義がなされていない俗語であることを意味する」

いやあ、知らなかったな・・・。

「基本的にモンスーンの原理は、海陸風と同じである。」

意外に、シンプルな構造だ。

「特にアジアのものは非常に規模が大きく、アジアモンスーンとも呼ばれる。アフリカ東岸からインド洋を経て東アジアまでの約1万kmに渡って、高温多湿な空気の流れが形成される。」

「アジアモンスーンの源流は、5月中旬にアフリカ東岸のマダガスカル付近で発現」

さすがに、マダガスカルまで辿る気はしない。

「湿ったインド洋の空気の供給を受けながら北東に動き、西アジアにも影響を及ぼしながらインドを含めた南アジアに達する。その後もベンガル湾、インドシナ半島、中国南部を経て、日本を含めた東アジアにも及ぶ。梅雨の原因の1つである」

で、インド東北部は世界でも有数の多雨地帯といわれている。

吹き込む季節風が山に当たって雨になるためだ。

この雨や、ヒマラヤの雪解け水を集めて流れているのがガンジス河ということになる。

(ガンジス川)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%B9%E5%B7%9D

「ヒマラヤ山脈の南側、インド亜大陸の北東部を流れる大河である。全長は約2525km」

多くの支流があって、ややっこしい。

ちょっと整理しておこう。

・河口
・・パドマ(分流:メグナ、ブラマプトラが合流)
・・フーグリー(分流:ブラマプトラ合流地点の上流で分流)
・・・ダーモーダル
・・メグナ*
・・・スルマ(分流)
・・・クシヤラ(分流)
・・・バラク(上流の呼称)
・・ブラマプトラ(ジョムナ:バングラディシュにおけるブラマプトラ川の呼称、ヤルンツァンポ:中国におけるブラマプトラ川の呼称)*
・・・テスタ
・・・スバンシリ
・・・ロヒト
・・ガンジス*
・・・コシ(3番目に大きな支流)
・・・ガンダキ
・・・ソーン
・・・ガーグラー(ガンジス本流に注ぎ込む中では最大の支流)
・・・ゴムチ
・・・タムサ
・・・ヤムナー(ヤムナー川はガンジス川よりも流量が大きい:合流点で58.5%)
・・・・ベートワー
・・・・チャンバル
・・・・・バナス
(*印は流域として区分される河川系)

ちなみに、読み方はテキトーである(ウィキにカナ表示があるものはそれに準じた)。

(ブラマプトラ川)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%97%E3%83%88%E3%83%A9%E5%B7%9D

「チベットに発しバングラデシュでガンジス川と合流し、ベンガル湾へ注ぐ河川」

(メグナ川)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%B0%E3%83%8A%E5%B7%9D

「インド東部に発しバングラデシュ東部を流れてガンジス川と合流し、ベンガル湾に注ぐ河川」

途中で分流したりして、かなりややっこしい。

ヤムナー川上流では、インダス川と上流(サルトジュ川)との間で運河を建設するという話もあるようだ。

(ヤムナー川:経済)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%A0%E3%83%8A%E3%83%BC%E5%B7%9D#.E7.B5.8C.E6.B8.88

「SYL(Sutlej-Yamuna Link)の略称で知られる重要貨物運河が、上流部から西側に向けて建設されている。」

五月雨を集めて早し最上川

まあ、あまり関係ないが、数多くの支流からの水を集めてベンガル湾にそそいでいるのがガンジス河だからな。

ふっと思い出しただけ。

この川に注ぎ込まなかった水蒸気が、流れ流れて今東京で降っているというわけだ(そうなのかあ?)。

つい最近(1000万年くらい前)、インド亜大陸がユーラシア大陸にぶつかったおかげでヒマラヤ山脈が形成された。

ヒマラヤ水系では、7億5千万人の人々が暮らしているといわれている。

全人類の1割だな。

地球上で唯一、7000m以上の100を超える山々が連なっている。

ガンジスは、その南北の水源から発し、降った雨や雪を大洋に還している。

スケールのデカい話だ。

ガンジスの史上最大流量は、70,000m3/sだそうだが、最上川の平均水量は437 m³/sだという(160倍)。

もっとも、ガンジスの最低水量は180m3/sだそうだから、別に悲観することはない(そういうことかあ?)。

おや、雨が上がったようだから、飯でも食いに行くかな・・・。

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