kfujitoの徒然（ｂｙ浮沈子）

死語（なぜか左ハンドルな、宣伝の画像である：アウディＲ８：動画出ます）
http://www.youtube.com/watch?v=-nANkG9Am2A


英語では何というのだろう？。

死語→廃語：an obsolete word　とある。

（しご 死語）
http://ejje.weblio.jp/content/%E6%AD%BB%E8%AA%9E

obsolete　なんて、聞いたことのない単語だ。

（obsolete）
http://ejje.weblio.jp/content/obsolete

「廃れた」とか、「時代遅れの」といった語感がしっくりくる。

実は、「カーオーディオ」の検索をしていて、この分野は既に過去のものであるという実感を持った。流行ではない。一部のマニアックな製品と、一山１０円のコモディティ化したアイテムとがあるだけの、寂しい世界だ。

デンオンとかナカミチとか一世を風靡したブランドが、次々と消えてゆき、オーディオ御三家（パイオニア、トリオ、サンスイ）のうち、残っているのはパイオニア（カロッツェリア）だけになった。

ケンウッド、クラリオンが続いている。

富士通テン、アルパインもある。パナソニックは、純粋なカーオーディオの製品は出していない。

現代のクルマには、カーナビが付いているのが当たり前で、オマケとして音楽が聴けるくらいに考えられているのだろう。

ステレオなんて、もう、誰も有難がって聴こうなんて思わないんだ・・・。

（カロッツェリア、アルパイン、イクリプス、ケンウッドなどカーオーディオメーカーそれぞれどんな特徴がありますか？音にこだわるならどのメーカーが良いでしょうか？）
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1461091429

そのうち、３Ｄじゃないとダメだとかいって、ビジュアルな方向にどんどんいってしまうのか？。自動車運転しながら、安全に楽しむことができるのは、カーラジオくらいなんじゃないか。

さもなければ、これだ。

（サイバーナビ）
http://pioneer.jp/carrozzeria/cybernavi/avic_vh99hud_avic_zh99hud/details.html#tab_menu

この製品は、音にも徹底的にこだわっている。

（高音質 高画質テクノロジー）
http://pioneer.jp/carrozzeria/cybernavi/avic_vh99hud_avic_zh99hud/av/highfidelity_1.html

２４ビットＤ／Ａコンバーターは当たり前、プリント基板の設計から考慮された音質へのこだわりが、随所に感じられる。

音だけを純粋に追求する世界は、ビジュアルを伴って、全速力で疾駆している。拡張現実の衣を纏って、自動車のネットワークのあり方を根底から変えようとしている。

ＣＡＮなんかで、ビット単位のデータをやり取りする時代は終わったのだ。

もうすぐ、フロントガラスなんてものを不要にする技術が搭載されるだろう。３Ｄ画像に拡張現実を重ねて、衛星からリアルタイムに映した超高解像度の映像を取り込んで、出会い頭の事故なんて、死語になっていくかもしれない。

すでに、死角センサーとかは実用化されているし、後方はバックミラーじゃなくて、レーダーとかカメラで見るのは当たり前だ。

フロントウインドウは、速度違反の際のカメラの撮影のために付いているだけになる。

そんな時代のカーオーディオなんて、何の意味があるのだろう？。

２０世紀は、遥かに遠くなりつつある。

今や、音楽を自宅や自動車の中でくつろいで聴くという習慣はなくなり、イヤホンやヘッドホンを通じて、移動しながら聴く時代になった。

絶対に、ソニーのウォークマンが悪い！。

庶民のリスニングルームであった自動車の中は、今後、どうなっていくのだろうか？。

ちなみに、画像のアウディＲ８クーペだが、2010年10月26日以降、右ハンドルの設定もある。

（アウディ・R8 (市販車)）
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BBR8_(%E5%B8%82%E8%B2%A9%E8%BB%8A)