500E復活!2012年09月05日 22:18

500E復活!
500E復活!


平均燃費6km/リットル以下(たぶん)。

エコだとか、電気自動車とかとは対極にある500Eが、1か月以上の整備から戻ってきた。足回り(概ね全部)や配管、ケーブルその他、20年ぶりの(つまり、新車以来の)リフレッシュである。

腐ったパイプ、痛んだゴム、ダンパー、ケーブル、あれもこれも交換して、大物はミッション(約50万円!)とエアコン(約100万円!!)とエンジンのオーバーホール(約200万円~!!!!)を残すのみである(うぉーっ!、考えたくなーい!)。

(腰下OHから6リッター)
http://mercedesbenznetcom.blog81.fc2.com/blog-entry-262.html

EZLとかスロットルアクチュエイター(スロアク)とか、中古ベンツ乗りの定番交換品であるラジエーターとかが宿題である。といっても、壊れているわけではない。変え時だけど、機能しているものを交換するのはエコではない(対極だけど・・・)。

今回かかった整備費は、194万円余り!。

いやはや・・・。

J-AUTOの金川さんは、仕上がりに感動して夕べ電話をくれたそうだが、留守だったので出られなかった。6万キロ程度の乗り味になったのだという(11万キロですが)。

そんな(程度の良い)500Eには乗ったことがないので、正直言って、良く分からない。受け取って走ってみても、それ程の感動はなかった。しっとりした足回り、クリーミーなハンドリング、ちょこっと踏んだだけでドカンと出る加速は久しぶりに乗ると新鮮である(加速の違いは、はっきり分かる)。

下道を駐車場まで走っただけだが、ゆるかったところがビシッと引き締まって、スキがない感じになったことは確かである。丁寧に点検してくれたので、不意に予期せぬところがぶっ壊れる不安から開放されたことのメリットは大きい。

それで200万かよ・・・。

まあ、仕方ない。

今回交換したところは、全て消耗するところで、想定の範囲内である。いつかは交換しなければならないものであり、交換することでいつまでも乗れるようになる(それって、スゴイことです!)。

「修理代がかかるのを節約したいというのもわかる、良くわかるんですが、永く乗るのが前提なら、結局高く付いちゃうんですよね、名車のオーナーになったということは、この車を残す、次に引き継ぐという使命、義務も道義的に一緒についてくるんだと思います」と書いてあるのは、いつものこのページ。

(500E倶楽部 編集後記:ステムシール)
http://mercedesbenznetcom.blog81.fc2.com/blog-entry-413.html

すいません、修理代の方も次に引き継ぎたいんですけど・・・。

まあ、仕方ない。

(car magazine さんにJ-AUTOが紹介されました!)
http://www.jauto.co.jp/349728.html

今日も、いそいそとアイスコーヒーを自ら淹れてくれる松本氏である。この会社は、女っ気がなさ過ぎじゃない?(ポルシェもBMWも、おねえさんが淹れてくれる。そういえば、ヤナセのサービスフロントの飲み物は、販売機でセルフだなあ。ベンツ系って、なんか男くさい)。

まあ、仕方ない。

整備が一段落して、宿題が重くのしかかる。EZLか、スロアクか、ラジエーターか。3つの交換のどれを優先すべきだろうか?。

部品のコーナーを見ると、500Eの大敵、熱害に対抗する究極のアイテムが載っている。

(【JAUTO CO.,LTD.】遂に発売!500Eユーザー待望の水温対策のFinal Answer!)
http://www.jauto.co.jp/142835.html

お値段も198,000円と痺れる(純正で13万円台、代替品で6万円台)。正にファイナルアンサーだなあ。

あのエンジンルームに330馬力のV8を押し込んでるんだから、考えただけでも熱い。ありとあらゆる樹脂を劣化させ、ゴムをボロボロにし、コンピューターのコンデンサーを地獄の釜の火で焙り続ける。

やっぱ、エラーコードを吐いていたスロアクが先かなあ(ワイヤーがあるので、動かなくなることはない)・・・。

しかし、そのコンピューターを劣化させる熱対策が優先かも(ラジエーター換えても、補機類の熱害はそれ程減らない)・・・。

だが、突然死のリスクが高いのはEZLである(20年前のコンピューターって、信じられない)・・・。

悩むところだ。

来年の夏までには、結論を出さなければならない。

「直せば直る 直さねば直らぬ 500E
  直らぬはオーナーの 直さぬなりけり」

本当に、この車は整備のし甲斐がある車である(トホホ・・・)。