グアム潜初 ― 2014年01月01日 14:33
グアム潜初
まあ、3回も続けてブルーホールだけ潜ると、さすがに飽きが来ないでもない。
本日も、1本だけ(潜る前から気持ちワル・・・)。
2本目のクレバスとやらは見送り。
ブルーホールは、上の穴から入って、横の穴から出てくるという、浮沈子にとっては初めてのコース。
今日はダイコンの具合もよく、深度的には穴の上で24m、横穴の上の方で35m辺りであることを確認できた。
レクリエーショナルダイブでは、限界の深度だな。
各指導団体とも、30mを限界深度としているし、もちろん、アドバンスドダイバーに準じるサーティフィケートを取得していなければ、18mまでである。
皆さん、守ってますかあ?。
しかも、最近は、ディープストップだの、安全停止だのといった、減圧を行うのが流行っているので、もう、テクニカルとの差なんてないのだ。
我々は、サイドマウントで潜っているのでショップでは、テクニカル扱いだが、パディのサーティフィケートは、あくまでもレクリエーショナルコースのサイドマウントである。
べつに、テックじゃないんですけど。
影響されたショップの日本人スタッフが、昨日仕入れたダイブライトのサイドマウント用ブラダーで、2本目に浮沈子が潜らないので、急遽イントラに弟子入りして、潜り初めをしていた。
おっと、そういえば、今日は元旦だったな。
外洋は湾口だけ波を受けて荒れていたが、キャプテンの見事な操船で難なく乗り切る。
船着場に帰ると、本日の焼肉弁当を完食。
部屋に入ると、セ-フティボックスが開かない!。
フロントに電話しても、後で掛け直すというだけで、一向にかかって来ない。
仕方がないから、フロントに行って、直談判すると、工具箱を持った担当の爺さんが出てきて、怪しげな機械とケーブルで接続して開けてしまった!。
これって、アリかあ?。
まあいい。
開かなきゃ、日本には帰れない。
あけまして、おめでとうという決まり文句に掛ければ、元旦早々、開かなくてお目出度くない話である。
画像は、船着場から撮った写真。
移っているヤマハのクルーザーは、午後のダイビングに行く人用の小型艇。
たぶん、26フィートくらいの船内外機2機掛け。
今日は、アプラ湾の中しか行けないだろうな。
まあ、3回も続けてブルーホールだけ潜ると、さすがに飽きが来ないでもない。
本日も、1本だけ(潜る前から気持ちワル・・・)。
2本目のクレバスとやらは見送り。
ブルーホールは、上の穴から入って、横の穴から出てくるという、浮沈子にとっては初めてのコース。
今日はダイコンの具合もよく、深度的には穴の上で24m、横穴の上の方で35m辺りであることを確認できた。
レクリエーショナルダイブでは、限界の深度だな。
各指導団体とも、30mを限界深度としているし、もちろん、アドバンスドダイバーに準じるサーティフィケートを取得していなければ、18mまでである。
皆さん、守ってますかあ?。
しかも、最近は、ディープストップだの、安全停止だのといった、減圧を行うのが流行っているので、もう、テクニカルとの差なんてないのだ。
我々は、サイドマウントで潜っているのでショップでは、テクニカル扱いだが、パディのサーティフィケートは、あくまでもレクリエーショナルコースのサイドマウントである。
べつに、テックじゃないんですけど。
影響されたショップの日本人スタッフが、昨日仕入れたダイブライトのサイドマウント用ブラダーで、2本目に浮沈子が潜らないので、急遽イントラに弟子入りして、潜り初めをしていた。
おっと、そういえば、今日は元旦だったな。
外洋は湾口だけ波を受けて荒れていたが、キャプテンの見事な操船で難なく乗り切る。
船着場に帰ると、本日の焼肉弁当を完食。
部屋に入ると、セ-フティボックスが開かない!。
フロントに電話しても、後で掛け直すというだけで、一向にかかって来ない。
仕方がないから、フロントに行って、直談判すると、工具箱を持った担当の爺さんが出てきて、怪しげな機械とケーブルで接続して開けてしまった!。
これって、アリかあ?。
まあいい。
開かなきゃ、日本には帰れない。
あけまして、おめでとうという決まり文句に掛ければ、元旦早々、開かなくてお目出度くない話である。
画像は、船着場から撮った写真。
移っているヤマハのクルーザーは、午後のダイビングに行く人用の小型艇。
たぶん、26フィートくらいの船内外機2機掛け。
今日は、アプラ湾の中しか行けないだろうな。
米国と中国の狭間 ― 2014年01月01日 17:19
米国と中国の狭間
インターナショナル・ビジネス・タイムズの中に、南スーダンに対する米国の関与について記事があった。
(南スーダン:内戦の危機、米国の関与が鍵を握る)
http://jp.ibtimes.com/articles/52819/20131231/614368.htm
「米国は南スーダンがスーダンから独立した際のキープレーヤーだった。1970年代後半から、わずかではあるが米政府関係者、シンクタンク、NGOスタッフらがスーダン人民解放軍(SPLA)のジョン・ガラン(John Garang)氏らと関係を築いてきた。そのガラン氏が2005年にヘリコプター事故で死亡した後、米国は同氏の後継者らと関係を深め、さらにキラー(キール?:浮沈子:注)大統領に福音伝道主義の人権団体などを介して援助を続けてきた。(南スーダンはキリスト教徒が大半を占める。これに対してスーダンはイスラム教徒が多数である)。」
(ジョン・ガラン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%83%B3
南スーダンの独立に際して、米国が大きな役割を果たしたことは事実のようだ。
「米国家安全保障会議の東アフリカ局長を務めたジョン・プレンダガスト(John Prendergrast)氏は「Enough Project(イナフ・プロジェクト)」などの組織を2007年に共同設立して反政府活動を展開している。ワシントン下院調査局アフリカ専門官テッド・ダグネ(Ted Dagne)氏、スーザン・ライス(Susan Rice)米大統領補佐官(国家安全保障担当)らは、スーダンの首都ハルツームで強硬な姿勢でロビー活動を展開し、2011年1月の独立を問う住民投票へと道筋をつけた。」
「国民投票に続いて、米国は直ちに南スーダンを独立に導くために先導的な役割を果すとして、数億ドルの援助金をウガンダに拠点を置いていた独立軍関係者に送った。2012年1月、オバマ政権は南スーダンが武器の購入に適格であるとして防衛面で援助を行った。ちょうどスーダン人民解放軍(SPLA)が、南スーダンのジョングレー州の2民族間の流血の紛争で精彩を欠いた対応を批判されていた頃だった。」
いま、殺し合いの道具になっている武器は、カラシニコフ自動小銃だけではないのだ。
「米国アフリカ・コマンドのベンソン氏は、南スーダンの軍と米軍が「まだ初期の段階である」として「米国が提供している援助は地雷除去、健康、エンジニアリング、情報の共有である」と述べた。ただ、米国国際開発庁(USAID)の最新データによると、南スーダンへの米国の支援は2013年だけでも合計2億6,400万ドル(約260億円)以上だという。」
独立を支援し、武器を与えて援助し、金もつぎ込んだ挙句の内戦勃発なのである。
「米国企業は南スーダンの石油部門の主要なプレーヤーではないが、この地域の石油探査を初めて大規模に行ったのは、米カリフォルニア州サンラモンに本社を置くシェブロン社である。探査は1974年に利権を得て開始されたが、同社は紛争や安全性への懸念のため、1985年にこの地域から撤退した。同国の石油部門は現在、アジア企業に支配されている。南スーダンの石油分野で操業するGreater Nile Petroleum Company(GNPOC=Greater Nile Petroleum 「Operating」 Companyが正しい:浮沈子:注)の株主トップ3は、中国の国有企業である中国石油天然気集団公司(CNPC)、マレーシアの国立石油会社ペトロナス、インドの石油・天然ガス公社である。」
(Greater Nile Petroleum Operating Company:画像参照)
http://en.wikipedia.org/wiki/Greater_Nile_Petroleum_Operating_Company
「南スーダンの石油産出量は、2012年1月以前には1日あたり35万バレルであったが、その後減少し、紛争前には1日あたり20万~25万バレルを産出していた。14か月に及ぶ産出量減少は、南スーダンの原油を得るために必要なパイプラインを保持しているスーダンとの間で意見の相違を発生させ、収益の大部分を石油に依存している両国に混乱をもたらした。」
米国は、石油という利権については、既に放棄している。
スーダンをテロ支援国家と名指しし、そこと袂を分かつ国を作ったまでは良かったが、どうやら、手を抜いたようだな。
米国にさえ手出しをしなければ、利権のない国家のために血を流す政策は有り得ない。
現段階では、米国がイラクやアフガニスタンのような、大規模な軍事行動を起こすことは最早ない。
記事は、米国の関与を強く示唆しているが、客観状勢だけを考えれば、そんなことにはなりっこないことは、素人でも分かる。
中間選挙を11月に控えた現政権に、票に繋がらない政策を打ち出す理由は何もない。
手を拱いていれば、票を失うことになるのだろうか?。
所詮は、南スーダンの内戦であり、米国に危機が及ぶ話ではないのだ。
常識的に考えて、オバマ政権が積極的に関与することは考えられない。
もちろん、何らかの対応は取られるだろう。
米国国民の安全確保、仲間割れしてると、援助を打ち切るというネガティブな動機付け、国連を通じた一定の働きかけ・・・。
金も人も物も、新たに必要とされるものは殆んどない。
隣国スーダンを援助し続け、南スーダンにも多くの利権を有する中国の出方の方に、浮沈子は注目している。
国連のPKO増派に反対しなかったのが、南スーダンの内戦により、原油の確保が困難になるからであるとしてもだ。
国際社会の中で、米国が捨てた利権を、人権問題など何処吹く風で買い漁り、ジェノサイドを間接的に支援し続ける国家、中華人民共和国が、内政干渉に当る国連の調停に対して、どういう態度を示すのだろうか。
米国の関与の薄さ、今後の見込みのなさに比べ、中国の存在は、かなり大きいと見ている。
外交的なイニシャチブを取るかどうかは別として、米国よりも中国に1票だな。
(第6章 「上からの平和」と「下からの平和」―スーダン内戦と平和構築:少し古いが、参考になりました)
http://www2.jiia.or.jp/pdf/global_issues/h15_funsou-yobou/6_kurimoto.pdf
インターナショナル・ビジネス・タイムズの中に、南スーダンに対する米国の関与について記事があった。
(南スーダン:内戦の危機、米国の関与が鍵を握る)
http://jp.ibtimes.com/articles/52819/20131231/614368.htm
「米国は南スーダンがスーダンから独立した際のキープレーヤーだった。1970年代後半から、わずかではあるが米政府関係者、シンクタンク、NGOスタッフらがスーダン人民解放軍(SPLA)のジョン・ガラン(John Garang)氏らと関係を築いてきた。そのガラン氏が2005年にヘリコプター事故で死亡した後、米国は同氏の後継者らと関係を深め、さらにキラー(キール?:浮沈子:注)大統領に福音伝道主義の人権団体などを介して援助を続けてきた。(南スーダンはキリスト教徒が大半を占める。これに対してスーダンはイスラム教徒が多数である)。」
(ジョン・ガラン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%83%B3
南スーダンの独立に際して、米国が大きな役割を果たしたことは事実のようだ。
「米国家安全保障会議の東アフリカ局長を務めたジョン・プレンダガスト(John Prendergrast)氏は「Enough Project(イナフ・プロジェクト)」などの組織を2007年に共同設立して反政府活動を展開している。ワシントン下院調査局アフリカ専門官テッド・ダグネ(Ted Dagne)氏、スーザン・ライス(Susan Rice)米大統領補佐官(国家安全保障担当)らは、スーダンの首都ハルツームで強硬な姿勢でロビー活動を展開し、2011年1月の独立を問う住民投票へと道筋をつけた。」
「国民投票に続いて、米国は直ちに南スーダンを独立に導くために先導的な役割を果すとして、数億ドルの援助金をウガンダに拠点を置いていた独立軍関係者に送った。2012年1月、オバマ政権は南スーダンが武器の購入に適格であるとして防衛面で援助を行った。ちょうどスーダン人民解放軍(SPLA)が、南スーダンのジョングレー州の2民族間の流血の紛争で精彩を欠いた対応を批判されていた頃だった。」
いま、殺し合いの道具になっている武器は、カラシニコフ自動小銃だけではないのだ。
「米国アフリカ・コマンドのベンソン氏は、南スーダンの軍と米軍が「まだ初期の段階である」として「米国が提供している援助は地雷除去、健康、エンジニアリング、情報の共有である」と述べた。ただ、米国国際開発庁(USAID)の最新データによると、南スーダンへの米国の支援は2013年だけでも合計2億6,400万ドル(約260億円)以上だという。」
独立を支援し、武器を与えて援助し、金もつぎ込んだ挙句の内戦勃発なのである。
「米国企業は南スーダンの石油部門の主要なプレーヤーではないが、この地域の石油探査を初めて大規模に行ったのは、米カリフォルニア州サンラモンに本社を置くシェブロン社である。探査は1974年に利権を得て開始されたが、同社は紛争や安全性への懸念のため、1985年にこの地域から撤退した。同国の石油部門は現在、アジア企業に支配されている。南スーダンの石油分野で操業するGreater Nile Petroleum Company(GNPOC=Greater Nile Petroleum 「Operating」 Companyが正しい:浮沈子:注)の株主トップ3は、中国の国有企業である中国石油天然気集団公司(CNPC)、マレーシアの国立石油会社ペトロナス、インドの石油・天然ガス公社である。」
(Greater Nile Petroleum Operating Company:画像参照)
http://en.wikipedia.org/wiki/Greater_Nile_Petroleum_Operating_Company
「南スーダンの石油産出量は、2012年1月以前には1日あたり35万バレルであったが、その後減少し、紛争前には1日あたり20万~25万バレルを産出していた。14か月に及ぶ産出量減少は、南スーダンの原油を得るために必要なパイプラインを保持しているスーダンとの間で意見の相違を発生させ、収益の大部分を石油に依存している両国に混乱をもたらした。」
米国は、石油という利権については、既に放棄している。
スーダンをテロ支援国家と名指しし、そこと袂を分かつ国を作ったまでは良かったが、どうやら、手を抜いたようだな。
米国にさえ手出しをしなければ、利権のない国家のために血を流す政策は有り得ない。
現段階では、米国がイラクやアフガニスタンのような、大規模な軍事行動を起こすことは最早ない。
記事は、米国の関与を強く示唆しているが、客観状勢だけを考えれば、そんなことにはなりっこないことは、素人でも分かる。
中間選挙を11月に控えた現政権に、票に繋がらない政策を打ち出す理由は何もない。
手を拱いていれば、票を失うことになるのだろうか?。
所詮は、南スーダンの内戦であり、米国に危機が及ぶ話ではないのだ。
常識的に考えて、オバマ政権が積極的に関与することは考えられない。
もちろん、何らかの対応は取られるだろう。
米国国民の安全確保、仲間割れしてると、援助を打ち切るというネガティブな動機付け、国連を通じた一定の働きかけ・・・。
金も人も物も、新たに必要とされるものは殆んどない。
隣国スーダンを援助し続け、南スーダンにも多くの利権を有する中国の出方の方に、浮沈子は注目している。
国連のPKO増派に反対しなかったのが、南スーダンの内戦により、原油の確保が困難になるからであるとしてもだ。
国際社会の中で、米国が捨てた利権を、人権問題など何処吹く風で買い漁り、ジェノサイドを間接的に支援し続ける国家、中華人民共和国が、内政干渉に当る国連の調停に対して、どういう態度を示すのだろうか。
米国の関与の薄さ、今後の見込みのなさに比べ、中国の存在は、かなり大きいと見ている。
外交的なイニシャチブを取るかどうかは別として、米国よりも中国に1票だな。
(第6章 「上からの平和」と「下からの平和」―スーダン内戦と平和構築:少し古いが、参考になりました)
http://www2.jiia.or.jp/pdf/global_issues/h15_funsou-yobou/6_kurimoto.pdf
グアム潜2 ― 2014年01月02日 16:18
グアム潜2
スズキの115馬力船外機を2機積んだアルミボートが、今日のキャリアである(画像奥は、似ているが別の船)。
後でキャプテンに聞いたら、元海軍のボートだったそうだ。
肉厚もたっぷりあって、溶接もガッチリしている。
ダイビングボートとしては、もう少し船幅があったほうが使い易いだろうが、細身の船形はスピードが出るというメリットもある。
いい船だ。
波当りは柔らかく、全く突き上げがない。
プラスチックボートでは、なかなかこういう船は作れないだろう。
その船に、船長、ガイドを除く、ダイバー6人が乗り込んで、まずは、1本目のフィンガーリーフへ。
(フィンガーリーフ)
http://www.daydream-dive.com/guam/point.html#11
なんか、茶色の珊瑚が山になっているだけの、どうってことのないポイントで、透明度も悪く、4年前に来た時の湾内のリーフそのものである。
ここで、その時、確か2本目を潜ったような記憶もある。
今回は、初心者がいるようなので、とりあえず、様子見というところか。
しかし、浮沈子は、そんなのんびりしたことは言っていられない。
今回、初めての9リッターアルミタンクの2本掛けである。
ボートが狭いので、ショップで器材を作って、セットする。
それを、ポイントでチェックして、とりあえず、ダイバーだけドボン。
まずは、左側、ショートホースとインフレーター用のホースが付いたタンクを受け取って、取り急ぎ、腰のフックにかけ、ショートホース側のセカンドを咥える。
船の上にOK出して、2本目のタンクを受け取り、今度はバンジーもちゃんと付けてから、ロングホース側のレギに交換、今回はネックリングを使っているので、ショート側のレギをそこにはめる。
ショート側のタンクのバンジーを付けたり、浮沈子特製の腰のベルトのDリングの位置を調整したり、忙しいのだ。
今日は耳抜きにも問題はなく、ようやく、安心して潜行できるようになった。
昨日までは、タンクは1本だが、ここまでに何回か抜いておかないと、下に行ってから苦労する。
浮沈子の場合、耳抜きは、船に乗る前、船の上、水面、顔を水に漬けて直ぐ、潜行開始直後(深度1m以内)、6mまでの間に少なくとも3回は抜いておかないと、うまくいかない。
アゴを動かしながらつばを飲むだけで抜けることもあれば、抜けない方の耳を上にしてバルサルバ法をしなければならないこともあり、その日のコンディションによっても千差万別である。
浅いところで抜けたからといって、サボっていると、中層(10mから20mにかけて)で抜けなくなることもある。
今日は、1本目が浅いので、とりあえずは、18mくらいの深度までは、問題なく抜けた。
ふーっ、助かった。
水中では、こまめに吸っている方のタンクの残圧をチェックする。
その度に、マスクに海水が入ってくるので弱った。
後で気づいて、マスクを少し下にずらしたら納まった。
なにせ、大ぐらいの浮沈子なので、こんな水深でも、ガバガバとエアーを食う。
たぶん、イントラの倍以上は消費しているだろう。
少し流れがあったのだが、同じくらいの深度なら、中層にいるよりは、水底に近い方がエアの消費は抑えられるという。
有り難いことを聞いた。
しかし、問題もある。
浮沈子の場合、どうしても、頭下がりのトリムになりがちなので、その体勢でキックすると、前に進まないのである。
トリムが全然取れていないと、注意を受けた。
うーん、難しいなあ。
左右のタンクの切り替えは、30吸ったら行うように言われた。
レギが絡まらないように事前に注意を受けているので、その点だけは抜かりはない。
タンクがストリームラインになるように、Dリングの位置も、小まめに調整する。
ガバガバ吸って、30分で200バールも消費してエキジットした。
エキジットが、また大変で、ロングホース側を先に外して渡し、ショートホース側を渡すのだが、インフレーター用ホースは、抜き忘れないように気をつけていたが、自分が咥えているショート側のレギを、口から離すのを忘れてしまい、イントラに注意される!。
こんなことで、サーティフィケート取れるんだろうか?。
ふつー、タンクを外すことなんて考えていないから、レギは、船に上がってから吐き出していた。
さて、左右の残圧が、それぞれ100位の状況で、2本目は4度目のブルーホールである。
最早、穴を通り抜けることなど、考えも及ばない。
しかし、イントラは連れて行くという。
困ったもんだ。
まあいい。何かあれば、イントラのガスを貰うだけである(どうせ半分も吸わないくせに、新しい11リッタータンクを1本抱えているのだ)。
アルミボートは快調に大波を乗り越えて、外洋に出る。
岬を回ってしまえば、うねりも風波もない。
しかし、ブイに係留して、停船し、波に任せて揺られているときが、最も船酔いになりやすいのだ。
今まで、1本目が終わって船に戻ると、3分以内にもどしていたのだが、今回は、湾内で1本目だったのと、船が小型で揺れのピッチが早いので、それほど気持ち悪くはならなかったのだが、ブルーホールの上で待つ間はキツイ!。
ボートにはトイレがなく、ラダーを降ろして、天然水洗トイレになるのだが、嘔吐用のアイテムがないので我慢するしかない。
早く潜りたいのだが、一応、水面休息時間を取るというのが基本中の基本である。
どうしても我慢できなくなれば、飛び込んでしまうしかないのだが、体温の低下とか、疲労といった問題もあり、ギリギリまで粘ることにした。
ようやく、潜る時間となり、今回、初の2ダイブ目である。
かって知ったるブルーホールだが、今回は、ドロップオフに開いた横穴からの進入という新コースである。
水深を確認すると、横穴の上部で35.4mであった。
透視度はあまり良くなく、25mくらいか。30mまでは抜けていないと思われた。
まあ、どうでもいいんですが。
18m位に戻った時には、既に、ショート側のタンクの残圧は50を切っている!。
ロング側にスイッチすると、しばらくは持ちそうだったが、イントラはカレントにアゲインストの方角に行ってしまう。
おいおい!。
流れに逆らって泳げば、当然エア持ちは悪くなるが、復路は流れに沿ってドリフトすればいいので、分からないではない。
イントラは、深度を下げろというのだが、浮沈子は、頑なに中層を泳ぐ。
殆んど、意地の張り合いみたいになる。
だって、その方が眺めがいいんだもん!(概ね10m位)。
ここでも、頭下がりのトリムを注意され、ちょっと気が緩むと悪い癖が出ていることが分かる。
しかし、今回のコンフィギュレーションでは、意識していないと、逆に足が下がってしまうのである。
バランスの上に成り立っているサイドマウントの難しさを、改めて感じる。
とにかく、ロングホース側の残圧が50を切って、30位になって、ようやく潜行ロープに取り付く。
まあ、だいたい同じタイミングで他のダイバーも上がってくるので、ごちゃっと取り付くことになった。
この間、レギをショート側に換えたり(ロングの残圧は20!!)、なるべく、多くのダイバーが5mに取り付けるように、場所を譲ったり、最後は、仕方ないのでロープから離れてホバリングしたりと忙しい。
浮沈子は、オープンサーキットは30本くらいの初心者なのである。
イントラは、呼吸のたびに浮いたり沈んだりする浮沈子を、全く信用していない(だから、浮沈子なんだが・・・)。
安全停止の5mの深度は、確かにプールよりは深いが、海水で浮力が高いことを考えると、オープンサーキットでホバリングさせるよりは、ロープを掴ませておいた方が、安全管理上も好ましい。
何かの時に、潜行索があったのに、なぜ使用させなかったのか、という問題は起こらない。
そう、浮沈子は、講習中なのである!。
センセーのキビシー指導を無視して、勝手なことばっかしやってる、不肖の弟子であるな。
今回は、エキジットもスムーズにいって、ボートキャプテンにタンクを渡すところまで、なんとか一人で出来た。
水中にいる間に、もう少し外せるところを外しておくなどすると、スムーズにいくのだが、今後の課題であるな。
さて、船に上がれば、船酔いが始まる。
夕べは睡眠もたっぷりと取っているので、今回の船酔いについては、寝不足のためではない。
実は、このブログを書いている最中も、陸酔いが続いていて、ノートパソコンが揺れているのだ。
また、耳抜きは、気温差30度の環境変化に順応する時間が必要だったようで、今日は、特に2本目のブルーホールについては、スコスコ抜けて快適だった。
まあ、今日の感じで潜れれば、2本こなす事は可能だろう。
しかし、いいボートだったなあ!。
スズキの115馬力船外機を2機積んだアルミボートが、今日のキャリアである(画像奥は、似ているが別の船)。
後でキャプテンに聞いたら、元海軍のボートだったそうだ。
肉厚もたっぷりあって、溶接もガッチリしている。
ダイビングボートとしては、もう少し船幅があったほうが使い易いだろうが、細身の船形はスピードが出るというメリットもある。
いい船だ。
波当りは柔らかく、全く突き上げがない。
プラスチックボートでは、なかなかこういう船は作れないだろう。
その船に、船長、ガイドを除く、ダイバー6人が乗り込んで、まずは、1本目のフィンガーリーフへ。
(フィンガーリーフ)
http://www.daydream-dive.com/guam/point.html#11
なんか、茶色の珊瑚が山になっているだけの、どうってことのないポイントで、透明度も悪く、4年前に来た時の湾内のリーフそのものである。
ここで、その時、確か2本目を潜ったような記憶もある。
今回は、初心者がいるようなので、とりあえず、様子見というところか。
しかし、浮沈子は、そんなのんびりしたことは言っていられない。
今回、初めての9リッターアルミタンクの2本掛けである。
ボートが狭いので、ショップで器材を作って、セットする。
それを、ポイントでチェックして、とりあえず、ダイバーだけドボン。
まずは、左側、ショートホースとインフレーター用のホースが付いたタンクを受け取って、取り急ぎ、腰のフックにかけ、ショートホース側のセカンドを咥える。
船の上にOK出して、2本目のタンクを受け取り、今度はバンジーもちゃんと付けてから、ロングホース側のレギに交換、今回はネックリングを使っているので、ショート側のレギをそこにはめる。
ショート側のタンクのバンジーを付けたり、浮沈子特製の腰のベルトのDリングの位置を調整したり、忙しいのだ。
今日は耳抜きにも問題はなく、ようやく、安心して潜行できるようになった。
昨日までは、タンクは1本だが、ここまでに何回か抜いておかないと、下に行ってから苦労する。
浮沈子の場合、耳抜きは、船に乗る前、船の上、水面、顔を水に漬けて直ぐ、潜行開始直後(深度1m以内)、6mまでの間に少なくとも3回は抜いておかないと、うまくいかない。
アゴを動かしながらつばを飲むだけで抜けることもあれば、抜けない方の耳を上にしてバルサルバ法をしなければならないこともあり、その日のコンディションによっても千差万別である。
浅いところで抜けたからといって、サボっていると、中層(10mから20mにかけて)で抜けなくなることもある。
今日は、1本目が浅いので、とりあえずは、18mくらいの深度までは、問題なく抜けた。
ふーっ、助かった。
水中では、こまめに吸っている方のタンクの残圧をチェックする。
その度に、マスクに海水が入ってくるので弱った。
後で気づいて、マスクを少し下にずらしたら納まった。
なにせ、大ぐらいの浮沈子なので、こんな水深でも、ガバガバとエアーを食う。
たぶん、イントラの倍以上は消費しているだろう。
少し流れがあったのだが、同じくらいの深度なら、中層にいるよりは、水底に近い方がエアの消費は抑えられるという。
有り難いことを聞いた。
しかし、問題もある。
浮沈子の場合、どうしても、頭下がりのトリムになりがちなので、その体勢でキックすると、前に進まないのである。
トリムが全然取れていないと、注意を受けた。
うーん、難しいなあ。
左右のタンクの切り替えは、30吸ったら行うように言われた。
レギが絡まらないように事前に注意を受けているので、その点だけは抜かりはない。
タンクがストリームラインになるように、Dリングの位置も、小まめに調整する。
ガバガバ吸って、30分で200バールも消費してエキジットした。
エキジットが、また大変で、ロングホース側を先に外して渡し、ショートホース側を渡すのだが、インフレーター用ホースは、抜き忘れないように気をつけていたが、自分が咥えているショート側のレギを、口から離すのを忘れてしまい、イントラに注意される!。
こんなことで、サーティフィケート取れるんだろうか?。
ふつー、タンクを外すことなんて考えていないから、レギは、船に上がってから吐き出していた。
さて、左右の残圧が、それぞれ100位の状況で、2本目は4度目のブルーホールである。
最早、穴を通り抜けることなど、考えも及ばない。
しかし、イントラは連れて行くという。
困ったもんだ。
まあいい。何かあれば、イントラのガスを貰うだけである(どうせ半分も吸わないくせに、新しい11リッタータンクを1本抱えているのだ)。
アルミボートは快調に大波を乗り越えて、外洋に出る。
岬を回ってしまえば、うねりも風波もない。
しかし、ブイに係留して、停船し、波に任せて揺られているときが、最も船酔いになりやすいのだ。
今まで、1本目が終わって船に戻ると、3分以内にもどしていたのだが、今回は、湾内で1本目だったのと、船が小型で揺れのピッチが早いので、それほど気持ち悪くはならなかったのだが、ブルーホールの上で待つ間はキツイ!。
ボートにはトイレがなく、ラダーを降ろして、天然水洗トイレになるのだが、嘔吐用のアイテムがないので我慢するしかない。
早く潜りたいのだが、一応、水面休息時間を取るというのが基本中の基本である。
どうしても我慢できなくなれば、飛び込んでしまうしかないのだが、体温の低下とか、疲労といった問題もあり、ギリギリまで粘ることにした。
ようやく、潜る時間となり、今回、初の2ダイブ目である。
かって知ったるブルーホールだが、今回は、ドロップオフに開いた横穴からの進入という新コースである。
水深を確認すると、横穴の上部で35.4mであった。
透視度はあまり良くなく、25mくらいか。30mまでは抜けていないと思われた。
まあ、どうでもいいんですが。
18m位に戻った時には、既に、ショート側のタンクの残圧は50を切っている!。
ロング側にスイッチすると、しばらくは持ちそうだったが、イントラはカレントにアゲインストの方角に行ってしまう。
おいおい!。
流れに逆らって泳げば、当然エア持ちは悪くなるが、復路は流れに沿ってドリフトすればいいので、分からないではない。
イントラは、深度を下げろというのだが、浮沈子は、頑なに中層を泳ぐ。
殆んど、意地の張り合いみたいになる。
だって、その方が眺めがいいんだもん!(概ね10m位)。
ここでも、頭下がりのトリムを注意され、ちょっと気が緩むと悪い癖が出ていることが分かる。
しかし、今回のコンフィギュレーションでは、意識していないと、逆に足が下がってしまうのである。
バランスの上に成り立っているサイドマウントの難しさを、改めて感じる。
とにかく、ロングホース側の残圧が50を切って、30位になって、ようやく潜行ロープに取り付く。
まあ、だいたい同じタイミングで他のダイバーも上がってくるので、ごちゃっと取り付くことになった。
この間、レギをショート側に換えたり(ロングの残圧は20!!)、なるべく、多くのダイバーが5mに取り付けるように、場所を譲ったり、最後は、仕方ないのでロープから離れてホバリングしたりと忙しい。
浮沈子は、オープンサーキットは30本くらいの初心者なのである。
イントラは、呼吸のたびに浮いたり沈んだりする浮沈子を、全く信用していない(だから、浮沈子なんだが・・・)。
安全停止の5mの深度は、確かにプールよりは深いが、海水で浮力が高いことを考えると、オープンサーキットでホバリングさせるよりは、ロープを掴ませておいた方が、安全管理上も好ましい。
何かの時に、潜行索があったのに、なぜ使用させなかったのか、という問題は起こらない。
そう、浮沈子は、講習中なのである!。
センセーのキビシー指導を無視して、勝手なことばっかしやってる、不肖の弟子であるな。
今回は、エキジットもスムーズにいって、ボートキャプテンにタンクを渡すところまで、なんとか一人で出来た。
水中にいる間に、もう少し外せるところを外しておくなどすると、スムーズにいくのだが、今後の課題であるな。
さて、船に上がれば、船酔いが始まる。
夕べは睡眠もたっぷりと取っているので、今回の船酔いについては、寝不足のためではない。
実は、このブログを書いている最中も、陸酔いが続いていて、ノートパソコンが揺れているのだ。
また、耳抜きは、気温差30度の環境変化に順応する時間が必要だったようで、今日は、特に2本目のブルーホールについては、スコスコ抜けて快適だった。
まあ、今日の感じで潜れれば、2本こなす事は可能だろう。
しかし、いいボートだったなあ!。
サイドマウント器材選択(その1) ― 2014年01月02日 22:41
サイドマウント器材選択(その1)
せっかく講習を受けているのだから、トラベル用の専用器材を考えてはどうか。
ホテルの近くのエンという和食(?)レストランで、次々と出てくる「美味い物」に舌鼓を打ちながら、イントラが鎌をかけてきた。
来た来た・・・。
どうも、浮沈子をサイドマウントダイバーに仕立て上げたくて、仕方ないらしい。
浮沈子の目標は、あくまでもCCRのサイドマウント化を行うに当って、ちゃんとした講習も受けずに、自己流でダサダサな「なんちゃってサイドマウント」だけは、みっともないからやりたくないので、一応受けておこうということな訳で、骨の髄からサイドマウントダイバーになりきって、タンクを10本もぶら下げて潜ろうとかいうつもりは、さらさらない。
オープンサーキットで習っているのは、既成の器材がそれしかないからということと、サイドマウントリブリーザーコースなんてヘンタイなカリキュラムやサーティフィケイトが、世界中何処を見渡しても存在しないからなのである。
もちろん、現在使っているOMSのテッセラクトだって、オプションの甲羅を付けてサイドマウントにすることも可能である。
(OMS ® PROFILE™ SIDE-MOUNT SYSTEM:下の方)
http://www.omsdive.com/backplate.html
この甲羅の代わりに、アルミのプレートを付けたスペシャル仕様を使っているわけだが、確かにグアムでボートダイビングで、せいぜい40mくらいまでのファンダイビングをこなすには、イントラが言うようにオーバースペックで、オーバーウエイトで、オーバークオンティティであることは間違いない。
しかし、先々、CCRでトライミックスやら、何やらが入ったシリンダーぶら下げて100mまで行って宝探しをしないとは限らないし(まあ、しないですが)、オーバースペックであること自体は、なんら問題ではない。
オーバーウエイトといっても、どうせ、その分、鉛の錘を付けるわけだから、ウエイトを含めた総重量は同じである。
ソフトプレートではないので、嵩張る点は致し方ないが、それは、荷物を運ぶ時だけの話で、潜っている時には関係ないといえば関係ないのだ。
サイドマウントCCR用のトラベルブラダーを考えるということなら、そりゃ話は別である。
くるくるっと丸めて、バッグの中に放り込めれば、それに越したことはないが、テッセラクトのデュアルブラダーの冗長性、堅牢性、浮力コントロールの容易性、浮力そのものの優位性を捨てることになる。
安全は全てに優先するという、ダイビングに対する浮沈子のモットー(聞いてないけど?)に反する。
例によって、イントラの「シンプルイズベスト」と、浮沈子の「スキルの無さは、器材の量(?)でカバー」の宗教論争なのである。
まあ、浮沈子の場合は、何かが起こったときに、しこたま持ち込んだ器材の使い方が分からなくなって、余計リスキーになることが想定されるとしてもだ。
もともと、ミニマムかつ、必要な器材を厳選して水中に持ち込むという考え方の根本は、限られたガスを有効に利用するためには、抵抗となるものは極力持ち込まないという、ガスマネージメントの必要性から来ていると承知している。
しこたまガスを持ち込んで、ガバガバ吸っても一向に構わず、移動は水中スクーターで握力以外の筋肉は使わないというなら、器材構成をミニマムにするということは、最優先ではない。
狭いところにも入らず、天井の開けた水中を、たっぷり楽しむのに、何の制約があろう?。
浮沈子がCCRを始めたきっかけが、そもそも、ガスの残圧を気にせずに(もちろん、ゲージはチェックしますが)ナイトロックスを心ゆくまで吸いたいという、不埒な考え方からであるわけで、オープンサーキットで潜っているのは、仮の姿であるわけだ。
話が混乱した。
要するに、今後のダイビングのスタイルとして、あくまでもCCRを使い続けるとすれば、バックマウントであろうが、サイドマウントであろうが、少々運搬性が悪いからといって、世界中何処で潜るにしても、現在のブラダーやハーネス周りを弄くる必要はないのだ。
大体、いわゆる、フツーのダイビングしか出来ないグアムにおいて、わざわざサイドマウントでダイビングするメリットは、余りない。
確かに、水中では快適で、2本持って潜った時の冗長性を考えると、シングルタンクの比ではないメリットがあるが、そのためのバディシステムであり、ガイドであり、潜行索である。
そんな、大それたダイビングをやろうというわけではないのだ。
なんなら、バックマウントのダイビングで、ステージボトルを抱えて潜ってもいい(バランスとか、大変そう・・・)。
それなら、いっそのこと、サイドマウントの方がいいかも知れない。
どこへ行っても、大体2本は潜るので、サイドマウントで2本付けても、料金が変わるわけではないようだし、レクリエーショナルダイビングの世界で、サイドマウントが普及すれば、それなりのメリット(特に、安全性)を享受することが出来るだろう。
しかし、海が荒れているところで、船べりからのタンクの受け渡しには危険が伴うことも確かだ。
激しく揺れる船に、ゴツンと頭をぶつけるリスクは、相当高い。
辛うじて浮く程度の、たとえばラクスファーの軽いタンクを、少し離れたところに放り込んでもらって、泳いで取りに行く方が安全かもしれない。
だが、大勢のダイバーの浮遊する海面に、そんなものをボンボン放り込むというのも、有り得ない光景だ。
船べりでセットして、一緒にバックロールする方が現実的である。
現実の運用を、たとえば、商売として考えた場合、多少のメリットがあるからといって、現在のバックマウントがなくなるなんてことは有り得ない。
もちろん、ケーブなど、そんな心配が皆無のところでは、サイドマウント以外の選択は、今後なくなっていくだろう。
早いところ、サイドマウントCCRが製品になって出てくれば、浮沈子がこんな苦労をせずに済むんだが・・・。
ところで、イントラからは、ホリスの100か、ハルシオンのやつを奨められている。
(SMS100)
http://www.hollis.com/sms100/#
(Halcyon Contour SM)
http://halcyon.net/bc/sidemount
ハルシオンについては、去年、クソミソに書いたばかりである。
(ハルシオンSM)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/10/23/7020791
カッコのことはどうでもいいが、なんか、完成度が高くないような気がするな。
特に、アルミシリンダーの浮力の変化に対する配慮が見られない。
グアムで使っているカタリナは、アルミタンクでも重めなので、あまり影響はないかもしれないが、ラクスファーなどの軽いタンクでは、使い物にならないんじゃないかと気になる。
バンジーが、背中からだけ出ていて、裏返しになったときにどうなるのかも気になる(想定してないんでしょうな)。
まあ、その辺は、いくらでも変え様はあるが、それなら、わざわざハルシオンを選択する理由もないような気がする。
ハーネスのテンションを、チェストベルトだけで取るというのも、嬉しくない。
ホリスは、メーカーのページに動画があったので観てみたが、50とスポーツだけだった。
(Hollis Sidemount:動画出ます)
http://www.youtube.com/watch?v=OgddPfb28do#t=12
この動画で注目すべきは、1分10秒のシーンで、バックロールエントリーするダイバーは、両サイドにタンクをセットしている。
やっぱ、これだろうな。
よく見ると、やはり、空気袋の押さえが利かなくて、背中から少し浮いているのが分かる(特に、肩甲骨の辺り)。
また、最後の方では、アルミシリンダーの後ろも浮いていて、ストリームラインになっていないことも確認できる。
ついでに、100の解説も見つけた。
(Hollis SMS 100 Sidemount Harness:動画出ます)
http://www.youtube.com/watch?v=7Dkwo3_VyeY
まあ、こっちも、相当いじらなくてはならない点は、同じだな。
どうせ使わない(使えない?)ホリスの50あたりを買って、浮力少なく、シングルブラダーで、こいつにカウンターラングを付けて、サイドマウントCCRにするという大技かけるのも楽しいかもしれない。
しかし、浮沈子は、どうもソフトタイプのバックプレートというと、インスピレーションのやつが頭にあって、何となく気が進まないのだ。
もちろん、あれはあれでいいのだが、浮沈子には合わなかったということだな。
背中にガッチリと付いているのがよろしい。
ホリスのSMS100は、その点少しは考えられているようだ。
バックプレート(内側)はソフトタイプだが、しっかりとした外側のプレート(?)があって、浮き袋の背中からの浮き上がりを押さえるようになっている。
ハーネスもアジャスタブル(と、しきりに宣伝している)なので、50とかに比べれば、フィット性は優れているだろう。
しかし、普通のダブルタンク用のハーネスとブラダーの組み合わせと異なるのは、両サイドにタンクを引っ掛ける仕組みと、浮き袋の浮き上がりを押さえる仕掛けだけのような気がする。
所詮、サイドマウント用のBCなんて、そんなもんだということが、いろいろ調べていくと良く分かる。
浮沈子のように、アルミの板を、くっ付けて、ブラダーの舞い上がりを押さえてしまうのも、可搬性を無視すれば、十分ありだな。
タンクの下を引っ掛けるDリングを、追加で巻いたベルト(ウエイトベルトですが、ウエイトは付けていません)に付ければ、あとは、バンジー用のゴムを付ければ即席で出来上がる。
もちろん、専用器材には、それなりの工夫がある(肩周りの自由度を上げる形状とか、その中で浮力を確保する工夫、インフレーターホースの取り回しなどである。
ブラダーからのリリースバルブについても、サイドマウントのタンク位置に干渉しない配慮が必要だ。
手が届かないのでは、話にならない。
それなりの工夫があって、その筋の人たちが、ああでもないこうでもないと、いちゃもん付けて出来上がったのだろうから、浮沈子ごときが文句をいう筋合いではないのだろう。
この話、長くなったので、機会があれば、また書く(どうせ、すぐに書くはめになるんだが・・・)。
せっかく講習を受けているのだから、トラベル用の専用器材を考えてはどうか。
ホテルの近くのエンという和食(?)レストランで、次々と出てくる「美味い物」に舌鼓を打ちながら、イントラが鎌をかけてきた。
来た来た・・・。
どうも、浮沈子をサイドマウントダイバーに仕立て上げたくて、仕方ないらしい。
浮沈子の目標は、あくまでもCCRのサイドマウント化を行うに当って、ちゃんとした講習も受けずに、自己流でダサダサな「なんちゃってサイドマウント」だけは、みっともないからやりたくないので、一応受けておこうということな訳で、骨の髄からサイドマウントダイバーになりきって、タンクを10本もぶら下げて潜ろうとかいうつもりは、さらさらない。
オープンサーキットで習っているのは、既成の器材がそれしかないからということと、サイドマウントリブリーザーコースなんてヘンタイなカリキュラムやサーティフィケイトが、世界中何処を見渡しても存在しないからなのである。
もちろん、現在使っているOMSのテッセラクトだって、オプションの甲羅を付けてサイドマウントにすることも可能である。
(OMS ® PROFILE™ SIDE-MOUNT SYSTEM:下の方)
http://www.omsdive.com/backplate.html
この甲羅の代わりに、アルミのプレートを付けたスペシャル仕様を使っているわけだが、確かにグアムでボートダイビングで、せいぜい40mくらいまでのファンダイビングをこなすには、イントラが言うようにオーバースペックで、オーバーウエイトで、オーバークオンティティであることは間違いない。
しかし、先々、CCRでトライミックスやら、何やらが入ったシリンダーぶら下げて100mまで行って宝探しをしないとは限らないし(まあ、しないですが)、オーバースペックであること自体は、なんら問題ではない。
オーバーウエイトといっても、どうせ、その分、鉛の錘を付けるわけだから、ウエイトを含めた総重量は同じである。
ソフトプレートではないので、嵩張る点は致し方ないが、それは、荷物を運ぶ時だけの話で、潜っている時には関係ないといえば関係ないのだ。
サイドマウントCCR用のトラベルブラダーを考えるということなら、そりゃ話は別である。
くるくるっと丸めて、バッグの中に放り込めれば、それに越したことはないが、テッセラクトのデュアルブラダーの冗長性、堅牢性、浮力コントロールの容易性、浮力そのものの優位性を捨てることになる。
安全は全てに優先するという、ダイビングに対する浮沈子のモットー(聞いてないけど?)に反する。
例によって、イントラの「シンプルイズベスト」と、浮沈子の「スキルの無さは、器材の量(?)でカバー」の宗教論争なのである。
まあ、浮沈子の場合は、何かが起こったときに、しこたま持ち込んだ器材の使い方が分からなくなって、余計リスキーになることが想定されるとしてもだ。
もともと、ミニマムかつ、必要な器材を厳選して水中に持ち込むという考え方の根本は、限られたガスを有効に利用するためには、抵抗となるものは極力持ち込まないという、ガスマネージメントの必要性から来ていると承知している。
しこたまガスを持ち込んで、ガバガバ吸っても一向に構わず、移動は水中スクーターで握力以外の筋肉は使わないというなら、器材構成をミニマムにするということは、最優先ではない。
狭いところにも入らず、天井の開けた水中を、たっぷり楽しむのに、何の制約があろう?。
浮沈子がCCRを始めたきっかけが、そもそも、ガスの残圧を気にせずに(もちろん、ゲージはチェックしますが)ナイトロックスを心ゆくまで吸いたいという、不埒な考え方からであるわけで、オープンサーキットで潜っているのは、仮の姿であるわけだ。
話が混乱した。
要するに、今後のダイビングのスタイルとして、あくまでもCCRを使い続けるとすれば、バックマウントであろうが、サイドマウントであろうが、少々運搬性が悪いからといって、世界中何処で潜るにしても、現在のブラダーやハーネス周りを弄くる必要はないのだ。
大体、いわゆる、フツーのダイビングしか出来ないグアムにおいて、わざわざサイドマウントでダイビングするメリットは、余りない。
確かに、水中では快適で、2本持って潜った時の冗長性を考えると、シングルタンクの比ではないメリットがあるが、そのためのバディシステムであり、ガイドであり、潜行索である。
そんな、大それたダイビングをやろうというわけではないのだ。
なんなら、バックマウントのダイビングで、ステージボトルを抱えて潜ってもいい(バランスとか、大変そう・・・)。
それなら、いっそのこと、サイドマウントの方がいいかも知れない。
どこへ行っても、大体2本は潜るので、サイドマウントで2本付けても、料金が変わるわけではないようだし、レクリエーショナルダイビングの世界で、サイドマウントが普及すれば、それなりのメリット(特に、安全性)を享受することが出来るだろう。
しかし、海が荒れているところで、船べりからのタンクの受け渡しには危険が伴うことも確かだ。
激しく揺れる船に、ゴツンと頭をぶつけるリスクは、相当高い。
辛うじて浮く程度の、たとえばラクスファーの軽いタンクを、少し離れたところに放り込んでもらって、泳いで取りに行く方が安全かもしれない。
だが、大勢のダイバーの浮遊する海面に、そんなものをボンボン放り込むというのも、有り得ない光景だ。
船べりでセットして、一緒にバックロールする方が現実的である。
現実の運用を、たとえば、商売として考えた場合、多少のメリットがあるからといって、現在のバックマウントがなくなるなんてことは有り得ない。
もちろん、ケーブなど、そんな心配が皆無のところでは、サイドマウント以外の選択は、今後なくなっていくだろう。
早いところ、サイドマウントCCRが製品になって出てくれば、浮沈子がこんな苦労をせずに済むんだが・・・。
ところで、イントラからは、ホリスの100か、ハルシオンのやつを奨められている。
(SMS100)
http://www.hollis.com/sms100/#
(Halcyon Contour SM)
http://halcyon.net/bc/sidemount
ハルシオンについては、去年、クソミソに書いたばかりである。
(ハルシオンSM)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/10/23/7020791
カッコのことはどうでもいいが、なんか、完成度が高くないような気がするな。
特に、アルミシリンダーの浮力の変化に対する配慮が見られない。
グアムで使っているカタリナは、アルミタンクでも重めなので、あまり影響はないかもしれないが、ラクスファーなどの軽いタンクでは、使い物にならないんじゃないかと気になる。
バンジーが、背中からだけ出ていて、裏返しになったときにどうなるのかも気になる(想定してないんでしょうな)。
まあ、その辺は、いくらでも変え様はあるが、それなら、わざわざハルシオンを選択する理由もないような気がする。
ハーネスのテンションを、チェストベルトだけで取るというのも、嬉しくない。
ホリスは、メーカーのページに動画があったので観てみたが、50とスポーツだけだった。
(Hollis Sidemount:動画出ます)
http://www.youtube.com/watch?v=OgddPfb28do#t=12
この動画で注目すべきは、1分10秒のシーンで、バックロールエントリーするダイバーは、両サイドにタンクをセットしている。
やっぱ、これだろうな。
よく見ると、やはり、空気袋の押さえが利かなくて、背中から少し浮いているのが分かる(特に、肩甲骨の辺り)。
また、最後の方では、アルミシリンダーの後ろも浮いていて、ストリームラインになっていないことも確認できる。
ついでに、100の解説も見つけた。
(Hollis SMS 100 Sidemount Harness:動画出ます)
http://www.youtube.com/watch?v=7Dkwo3_VyeY
まあ、こっちも、相当いじらなくてはならない点は、同じだな。
どうせ使わない(使えない?)ホリスの50あたりを買って、浮力少なく、シングルブラダーで、こいつにカウンターラングを付けて、サイドマウントCCRにするという大技かけるのも楽しいかもしれない。
しかし、浮沈子は、どうもソフトタイプのバックプレートというと、インスピレーションのやつが頭にあって、何となく気が進まないのだ。
もちろん、あれはあれでいいのだが、浮沈子には合わなかったということだな。
背中にガッチリと付いているのがよろしい。
ホリスのSMS100は、その点少しは考えられているようだ。
バックプレート(内側)はソフトタイプだが、しっかりとした外側のプレート(?)があって、浮き袋の背中からの浮き上がりを押さえるようになっている。
ハーネスもアジャスタブル(と、しきりに宣伝している)なので、50とかに比べれば、フィット性は優れているだろう。
しかし、普通のダブルタンク用のハーネスとブラダーの組み合わせと異なるのは、両サイドにタンクを引っ掛ける仕組みと、浮き袋の浮き上がりを押さえる仕掛けだけのような気がする。
所詮、サイドマウント用のBCなんて、そんなもんだということが、いろいろ調べていくと良く分かる。
浮沈子のように、アルミの板を、くっ付けて、ブラダーの舞い上がりを押さえてしまうのも、可搬性を無視すれば、十分ありだな。
タンクの下を引っ掛けるDリングを、追加で巻いたベルト(ウエイトベルトですが、ウエイトは付けていません)に付ければ、あとは、バンジー用のゴムを付ければ即席で出来上がる。
もちろん、専用器材には、それなりの工夫がある(肩周りの自由度を上げる形状とか、その中で浮力を確保する工夫、インフレーターホースの取り回しなどである。
ブラダーからのリリースバルブについても、サイドマウントのタンク位置に干渉しない配慮が必要だ。
手が届かないのでは、話にならない。
それなりの工夫があって、その筋の人たちが、ああでもないこうでもないと、いちゃもん付けて出来上がったのだろうから、浮沈子ごときが文句をいう筋合いではないのだろう。
この話、長くなったので、機会があれば、また書く(どうせ、すぐに書くはめになるんだが・・・)。
グアム潜鬱 ― 2014年01月03日 18:33
グアム潜鬱
今日の獲物はバラクーダロック、そして5本目のブルーホール。
1本目のバラクーダロックでは、イントラから、後半、課題が出されて、あんなことやこんなことが出来ないと、サーティフィケートださないよ!、という芸をやらされる。
だいたい、出来たんじゃないかと思って、上がってきてから聞いてみると、ハーネスが緩んでいたことを指摘される。
いけね!。
そもそも、セッティングの時から、チョンボを連発しており、今回のダイビングでOKが出るかどうかは、怪しいものだ。
外洋では、ブルーホール以外のところに初めて行ったのだが、大きな岩があるだけで、どうってことはないポイント(癒し系だな)。
透視度も、グアムの外洋としては、今日はさほどでもない。
(バラクーダロック)
http://www.daydream-dive.com/guam/point.html#03
1本目を終わって上がってくると、途端に気持ちが悪くなった。
こりゃヤバイということで、今日のキャリアであるミニラの船室で、横になる。
他のお客さんは、スターンのオープンデッキに追いやられるわけだな。
26フィートにしては、船室が広く、居心地はいい。
今朝の体調は、まあまあだったが、耳抜きがうまくいかなかった。
耳抜きと船酔いに、因果関係がありそうである。
横になっているときはいいのだが、起き上がって何かしようとすると、途端にむかつく。
ぎりぎりまで横になって、今回、2度目の2本目に突入!!。
といっても、ブルーホールなので、いささか飽きる。
なんと、今回は、穴の縁までしか行かない。
耳抜きに不安があったのと、もう、ゲップが出るほど見たからいいや、というノリである。
贅沢な話だ。
ハーネスもしっかりと締めて、いつ課題を出されてもいいように準備しているのだが、なかなか指示が出ない。
大方、1本目の体たらくを見て、今回のサーティフィケイトはパスする気なんだろう。
まあいい。
深度のコントロールと、トリムの注意を1回受ける。
緩い流れの中で、ホバリングを要求されるわけだ。
やれやれ、運動神経は抜群と自負している浮沈子だが(聞いてないけど?)、「運動しない神経」を求められても困るなあ!。
だいたい、海でオープンサーキットで潜った回数なんて、せいぜい30本くらいである。
他は全てCCRのダイビングなわけで、運動神経も、「運動しない神経」も、そちら用に出来上がっているのだ。
オープンサーキットのベテランが、クローズドサーキットで苦労するのは当然だな。
どうしても、呼吸の度に浮いたり沈んだりを繰り返すし、微妙なアンバランスを修正しようとフィンを動かす。
イントラは、目ざとく見つけて、「×」サインを送ってくるのだ。
しかし、慣れというのは恐ろしいもので、神経を集中して、呼吸を安定させ、バランスのコントロールを最小限に抑えようと、早目の反応を心がけると、不思議なことにその状態をキープすることができるようになった。
ほう!。
やれば出来るじゃん!?。
と思って、ニヤニヤしていると、残圧の確認を求められる。
いけね!、忘れてた!。
頭を動かし、ゲージをチラリと見ただけで、バランスは崩れ、呼吸は乱れる・・・。
同時に2つ以上のことが出来ない浮沈子は、ダイビング向きの性格ではないのだろうか?。
自分のそういった特性を意識して、トレーニングを重ねるしかないのだろう。
2本目は、さすがに消費量は少なく、11リッタータンクで100位だった。
深度は、マックス16mくらい、時間は45分。
まあこんなもんだろう。
さて、浮上してからが問題で、帰りの船中、憂鬱な気分にどっぷり浸かってしまった。
船酔いもあるが、ダイビングそのものが楽しくなくなってしまったのだ(たぶん、疲労のせい)。
いくらブルーホールにばっかり潜っているからといって、気分までブルーになるなんてこたあ、ありえねー!。
例によって、ショップで弁当を完食してから(食べ残したことはありません!←自慢かよ!?)、一緒にもぐった方に、パラオの写真(アジの大群が美味そう!!、サメもたくさんいる)などを見せていただいているうちに、少し元気が出てきた。
単に、腹が減っていただけじゃね?。
まあ、どうでもいいんですが。
ホテルに戻ると、部屋のエアコンの調子が悪いから、部屋をかわってくれといわれる。
あと2泊なので、再び荷造りをするのも面倒くさい。
ドレーンが詰まって、床にポタポタ垂れているだけだ。
タオルを敷いておくから、ということで、そのまま鍵をわたしてもらえた。
ようやく部屋に入れて、夕べABCストアで仕入れたフルーツの切り身の詰め合わせを食べ(また食ったのかあ?)、午睡を貪る。
目覚めると、帰りの船中のブルーな気分は、殆んど治っている。
これは、きっとブルーホールに住む妖精が、せっかく来たのに穴に入って来てくれないので、魔法をかけたに違いない(画像参照:ブルーホールの入り口:画像は、借り物です)。
妖精は、もちろん女性だな(子供は、わかんなくていいです!)。
パラオにも、ブルーホールというのがあるそうだ。
(ブルーホール:パラオ)
http://www.daydream.to/palau/point.html#S1
「4つの縦穴から差し込む光がなんとも荘厳な雰囲気をかもし出すパラオ一の地形ポイント。」
こっちは、穴4つだというから、行って潜らなければ4倍返しかあ?。
今日の獲物はバラクーダロック、そして5本目のブルーホール。
1本目のバラクーダロックでは、イントラから、後半、課題が出されて、あんなことやこんなことが出来ないと、サーティフィケートださないよ!、という芸をやらされる。
だいたい、出来たんじゃないかと思って、上がってきてから聞いてみると、ハーネスが緩んでいたことを指摘される。
いけね!。
そもそも、セッティングの時から、チョンボを連発しており、今回のダイビングでOKが出るかどうかは、怪しいものだ。
外洋では、ブルーホール以外のところに初めて行ったのだが、大きな岩があるだけで、どうってことはないポイント(癒し系だな)。
透視度も、グアムの外洋としては、今日はさほどでもない。
(バラクーダロック)
http://www.daydream-dive.com/guam/point.html#03
1本目を終わって上がってくると、途端に気持ちが悪くなった。
こりゃヤバイということで、今日のキャリアであるミニラの船室で、横になる。
他のお客さんは、スターンのオープンデッキに追いやられるわけだな。
26フィートにしては、船室が広く、居心地はいい。
今朝の体調は、まあまあだったが、耳抜きがうまくいかなかった。
耳抜きと船酔いに、因果関係がありそうである。
横になっているときはいいのだが、起き上がって何かしようとすると、途端にむかつく。
ぎりぎりまで横になって、今回、2度目の2本目に突入!!。
といっても、ブルーホールなので、いささか飽きる。
なんと、今回は、穴の縁までしか行かない。
耳抜きに不安があったのと、もう、ゲップが出るほど見たからいいや、というノリである。
贅沢な話だ。
ハーネスもしっかりと締めて、いつ課題を出されてもいいように準備しているのだが、なかなか指示が出ない。
大方、1本目の体たらくを見て、今回のサーティフィケイトはパスする気なんだろう。
まあいい。
深度のコントロールと、トリムの注意を1回受ける。
緩い流れの中で、ホバリングを要求されるわけだ。
やれやれ、運動神経は抜群と自負している浮沈子だが(聞いてないけど?)、「運動しない神経」を求められても困るなあ!。
だいたい、海でオープンサーキットで潜った回数なんて、せいぜい30本くらいである。
他は全てCCRのダイビングなわけで、運動神経も、「運動しない神経」も、そちら用に出来上がっているのだ。
オープンサーキットのベテランが、クローズドサーキットで苦労するのは当然だな。
どうしても、呼吸の度に浮いたり沈んだりを繰り返すし、微妙なアンバランスを修正しようとフィンを動かす。
イントラは、目ざとく見つけて、「×」サインを送ってくるのだ。
しかし、慣れというのは恐ろしいもので、神経を集中して、呼吸を安定させ、バランスのコントロールを最小限に抑えようと、早目の反応を心がけると、不思議なことにその状態をキープすることができるようになった。
ほう!。
やれば出来るじゃん!?。
と思って、ニヤニヤしていると、残圧の確認を求められる。
いけね!、忘れてた!。
頭を動かし、ゲージをチラリと見ただけで、バランスは崩れ、呼吸は乱れる・・・。
同時に2つ以上のことが出来ない浮沈子は、ダイビング向きの性格ではないのだろうか?。
自分のそういった特性を意識して、トレーニングを重ねるしかないのだろう。
2本目は、さすがに消費量は少なく、11リッタータンクで100位だった。
深度は、マックス16mくらい、時間は45分。
まあこんなもんだろう。
さて、浮上してからが問題で、帰りの船中、憂鬱な気分にどっぷり浸かってしまった。
船酔いもあるが、ダイビングそのものが楽しくなくなってしまったのだ(たぶん、疲労のせい)。
いくらブルーホールにばっかり潜っているからといって、気分までブルーになるなんてこたあ、ありえねー!。
例によって、ショップで弁当を完食してから(食べ残したことはありません!←自慢かよ!?)、一緒にもぐった方に、パラオの写真(アジの大群が美味そう!!、サメもたくさんいる)などを見せていただいているうちに、少し元気が出てきた。
単に、腹が減っていただけじゃね?。
まあ、どうでもいいんですが。
ホテルに戻ると、部屋のエアコンの調子が悪いから、部屋をかわってくれといわれる。
あと2泊なので、再び荷造りをするのも面倒くさい。
ドレーンが詰まって、床にポタポタ垂れているだけだ。
タオルを敷いておくから、ということで、そのまま鍵をわたしてもらえた。
ようやく部屋に入れて、夕べABCストアで仕入れたフルーツの切り身の詰め合わせを食べ(また食ったのかあ?)、午睡を貪る。
目覚めると、帰りの船中のブルーな気分は、殆んど治っている。
これは、きっとブルーホールに住む妖精が、せっかく来たのに穴に入って来てくれないので、魔法をかけたに違いない(画像参照:ブルーホールの入り口:画像は、借り物です)。
妖精は、もちろん女性だな(子供は、わかんなくていいです!)。
パラオにも、ブルーホールというのがあるそうだ。
(ブルーホール:パラオ)
http://www.daydream.to/palau/point.html#S1
「4つの縦穴から差し込む光がなんとも荘厳な雰囲気をかもし出すパラオ一の地形ポイント。」
こっちは、穴4つだというから、行って潜らなければ4倍返しかあ?。
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