SLS2014年02月04日 01:56

SLS
SLS


メルセデスベンツの傘下になったAMGが、本気で作ったスーパーカー。

SLRマクラーレンの後に、まあ、似たような車をよくぞ出したものだと思った。

(フロントミッドシップ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/10/01/6589216

(メルセデス・ベンツ SLRマクラーレン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%84_SLR%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3

(メルセデス・ベンツ SLS AMG)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%84_SLS_AMG

浮沈子には、バタフライドアとガルウイングドアの違いしか分からないんだが。

「メルセデス・ベンツ SLRマクラーレン
・販売期間 2004年 - 2009年5月
・乗車定員 2人
・ボディタイプ 2ドア クーペ(2ドア オープン)
・エンジン 5.4L V8 SOHC スーパーチャージャー
 最高出力 ノーマル:626PS/6,500rpm 722エディション:650PS
 最大トルク 79.59kgfm/3,250-5,000rpm 722エディション:83.6kgm
・変速機 5速AT
・駆動方式 FR
・全長 4,656mm
・全幅 1,908mm
・全高 クーペ:1,261mm(オープン:1,281mm)
・ホイールベース 2,700mm
・車両重量 クーペ:1,768kg(オープン:1,825kg)
・最高速度 クーペ 334km/h(オープン332km/h)
・タイヤ 前・245/40R18 後・295/35R18
・後継 SLS AMG」

「メルセデス・ベンツ SLS AMG
・販売期間 2009年-
・乗車定員 2人
・ボディタイプ 2ドアクーペ
・エンジン 6.2L V8 M159型
 最高出力 420kW (571PS) /6,800rpm
 最大トルク 650N·m (66.3kgf·m) /4,750rpm
・変速機 7速DCT
・駆動方式 FR
・サスペンション ダブルウィッシュボーン式
・全長 4,638mm
・全幅 1,939mm
・全高 1,262mm
・ホイールベース 2,680mm
・車両重量 1,620kg
・先代 SLRマクラーレン」

スーパーカーが、軒並み1000馬力を窺うような時代になって、ダイムラーの経営陣は、パワー競争から手を引く決断を下らしい。

(メルセデスベンツ AMG、新型スポーツカー発表へ…2014年後半)
http://response.jp/article/2014/02/03/216370.html

「車名に関しては、『AMG GT』が有力。SLS AMGのスーパーカーセグメントから下へ降り、ポルシェ『911』クラスのスポーツカーと競合すると見られる。」

1500万から2000万円クラスの、お手軽スポーツカーなわけだ。

あれっ?、どっかで聞いたような話だな。

(P13)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/02/02/7209696

「ポルシェターボは、素で520馬力、Sで560馬力で、お値段は2000万円をちょっと超える(20,300,000 円:24,460,000 円:消費税5パーセント込み)。

カレラは、350馬力と400馬力だから、この間に割り込みたいわけだ。

ニッチな市場を見ているわけだな。

ポルシェにばっかり、美味しい思いをさせてたまるか!、とロン・デニスは思ったに違いない。」

今のダイムラーのCEO(ディーター・ツェッチェ:取締役会会長)も、同じことを考えたのに違いない。

パワー競争は、フェラーリ、マクラーレン、ポルシェに任せておけばいい・・・。

(独ダイムラー、ルノー・日産連合やテスラとの提携拡大に意欲)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA0U01120140131

「ツェッチェCEOは、ルノー・日産連合と共同開発中の、コンパクトカーより一回り小さいサブコンパクトカー「トゥインゴ」と「スマート」について「共同開発の最終段階にある」とし、「(提携は)一つの製品や一つのセグメントに限定される必要はない。(コンパクトカーを含めた)他の分野でも可能だ」と述べた。」

「CEOは、日産の高級車ブランド「インフィニティ」での協業の可能性にも言及。メルセデスの前輪駆動ベースのMFAプラットフォームの採用で、インフィニティと幅広い基盤を共有していると述べた。メルセデスはこのプラットフォームを小型車に採用している。」

「ツェッチェCEOはまた、機会があれば、小型車の生産でルノー・日産連合と工場を共同使用することに前向きな姿勢を示し、中長期的には生産能力の強化が必要で、北米がその対象となる可能性があるとした。」

「CEOは、ダイムラーにEV向け製品を供給するテスラとの提携拡大にもあらためて意欲を示し、「テスラのプロジェクトリーダーはわれわれのチームの出身者であるため、両社は非常に建設的で良好な関係を築いており、提携を拡大する余地は確かにある」と述べた。」

この口髭のおっさんは、一体何を考えているのやら。

ダイムラーは、昔から、経営が独立していることに異常なほどの拘りを見せる会社だった。

クライスラーとの合併も、他社に乗っ取られないための方策だった。

ルノー・日産連合とは、お互いの利益となる事業ベースでの提携だが、テスラはわからんぞお。

浮沈子は、明日朝の新聞で、ダイムラーが傘下に収めたという記事が出ても驚かない。

ともあれ、ダイムラーは、スーパーカーを止めて、ウハウハのポルシェのお零れに与ろうとしているわけだ。

ロン・デニスと考えてることが同じで、大丈夫かあ?。

(メルセデスベンツ SLS AMG【河口まなぶの動くインプレッション:動画出ます)
http://www.youtube.com/watch?v=UplUc5N7v0s

このクルマ、FRのくせに、リアの重量配分の方が大きい(47:53)。

ちなみに、同じトランスアクスルレイアウトのF12ベルリネッタは、46:54である。

(F12ベルリネッタ)
http://www.ferrari.com/Japanese/GT_Sport%20Cars/CurrentRange/f12berlinetta/Pages/120528-f12berlinetta-article.aspx

参考までに、GT-Rは、4WDなどの言い訳はあるが、前53-54:後46-47となっている(もちろんトランスアクスル)。

(日産・PMプラットフォーム)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%94%A3%E3%83%BBPM%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0

まあ、どうでもいいんですが。

河口まなぶに、安いと言わせたSLS AMGだが、日本での販売価格は、2490万円からとなっている。

ここから1千万円削りこんだ安物が、どんな悲惨な姿で登場するか、いささか心配になる。

だって、2500万円なんて、このクルマにしたら、十分過ぎるほどこなれた値段だと思うんだが。

電子制御てんこ盛りの、ギミックに満ちたクルマが出てくるんじゃなかろうか。

SLSは、サスペンションに電子制御を付けなかったし、エンジンも、ノンターボで通した。

AMGの拘りと、それを認めたダイムラーの懐の深さの産物だ。

たぶん、こんなクルマは二度と出ないのだろう。

お買い得かもしれない。

今のうちに、お金持ってる人に買っておいてもらって、30年後の中古車市場で捕まえよう。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
kfujitoの徒然の筆者のペンネームは、
「○○子」です。
○○を記入してください。

コメント:

トラックバック