ポルシェ雑感 ― 2014年04月05日 02:41
ポルシェ雑感
最近のポルシェネタから、いくつか気になる点を。
(ポルシェ 新型SUV「マカン」海外試乗レポート/清水和夫 (1/2))
http://autoc-one.jp/porsche/report-1684194/
「スポーツカーメーカーのポルシェがSUVを作る理由とは」とある。
浮沈子は、単純に世間の流行に乗じて金儲けがしたいだけだと思っていた。
「ポルシェは1980年台に「ポルシェ959」というスーパーカーを開発し、リアエンジン+四輪駆動を組み合わせてパリダカールラリーに出場していた。その経験があるのでオフロードを速く走ることも得意だ。」
「一方、背が高いSUVを速く走らせるにはレースで鍛えたシャシー技術が必要となる。つまり高速型SUVこそポルシェが得意とする技術領域だからだ。」
そんじゃあ、プラグインハイブリッドのパナメーラを作るのは、なぜか?。
(【ポルシェ パナメーラS E-ハイブリッド 発売】パフォーマンスにプラス環境性能の高さを志向するユーザーへ)
http://response.jp/article/2014/04/04/220525.html
プラグインハイブリッドのレーシングカーで培った技術があるわけではなく、やはり、流行に乗じて金儲けがしたいからという、健全な企業の動機なのではないか。
「ポルシェのユーザーはパフォーマンス志向が非常に多い。通常の“S”に対して(S E-ハイブリッドは)、100万円ほど高く、そうすると、四輪駆動の“4S”を選択するユーザーもいるだろう。しかし、パフォーマンスにプラスして環境性能の高さに重きを置いてクルマを選択するユーザーもいる。そこで、いまある技術の最適解がプラグインハイブリッドであるので、S E-ハイブリッドをラインナップに加え、S、4Sと共存させたのだ」
最近の流行とは、ここにもあるように「パフォーマンスと環境性能の高い次元での融合」ということである。
ポルシェを買う顧客の中には、そんな気は全然無いくせに、いかにも地球環境に配慮してますよ、というパフォーマンスをしなければならない人たちがいる。
俳優とか名前を売って商売している人、会社の役員など対外的に会社のイメージを代表してしまう人たちである。
彼らは、本当はバリバリの高性能車が欲しいのだが、本音を隠していい子ちゃんでなければならない。
世間の批判を仰ぐようなことはできないのだ。
まあいい。
動機が何であれ、環境に配慮したクルマが高く売れることはいいことだ。
パナメーラは、巨大なスポーツカーである。
ポルシェの技術(アウディの技術?)を注ぎ込んだラグジュアリーなスポーツカーだ。
何でもありで、市場が求めるものを投入できる。
制約が少ないといえば少ない。
911にプラグインハイブリッドを設定するわけにはいかんだろう。
その911には、こんなニュースもある。
(日産 GT-R NISMO、米国価格公表…ポルシェ 911ターボ を超えた)
http://response.jp/article/2014/04/03/220455.html
米国では、911ターボが1500まんえんで買えるということのほうが、浮沈子にとっては驚きだが。
(Nissan GTR vs Porsche 911 Turbo PDK (both stock))
https://www.youtube.com/watch?v=JhbhbRoZUBg#t=56
性能的にも、ほぼ互角のようだし、公平な市場で拮抗する価格設定が行われるというのは、当然のことに違いない。
こんな記事もあった。
(ポルシェ、新LMP1のエネルギー放出量は6MJに)
http://as-web.jp/news/info.php?c_id=9&no=55450
従来、8MJを回収するとしていたが、達成できずに6MJのホモロゲを受けたらしい。
(揃い踏み)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/28/7258981
この時点では8MJだったわけだ。
「マシンの技術的な詳細も明かしているものの、1周あたりに放出するエネルギー量については正式なアナウンスを行っておらず、4段階のうち最大となる8MJを採用する意向を示していた。」
「ただ、今回ポルシェが明らかにしたところによると、今季の919ハイブリッドは、6MJでホモロゲーションを取得したということだ。」
「ただ、そのシステムでは8MJを本当に実現することはできなかった。それが6MJでホモロゲーションを取得した理由だよ」
当初の思惑と異なる結果になったことで、レースにおける戦略を見直さざるを得ないだろう。
浮沈子は、このことは結構重要なファクターだと考えている。
FIAは、多くのエネルギーを回収できるクルマに多くのメリット(燃料)を与えようとしているわけだから、ポルシェに与えられる燃料が少なくなることを意味するだろう。
必然的に、ペースを落として走らざるを得なくなる。
クルマの性能を十分に発揮できないわけだ。
加速減速が激しいサーキット走行で、ハイブリッドが最高のカテゴリーになっているというのは、現代の流行を反映していて好ましい。
興行としてのレースという観点からは、最新の流行を取り入れたというところか。
しかし、浮沈子には、芸能人が見栄でハイブリッドに乗るのと大して違わないように思える。
今日は、強い風が吹いて、サクラの花の多くが散っていた。
流行の名の下に、ハイテクを弄ぶのもいいが、儚く散ってしまうことのないように、主催者側もメーカーも、しっかり取り組んでもらいたいな。
マカンの記事の中には、気になる記述もある。
「モノコックボディを除くと、部分的にはアウディのマークが入った部品が使われている」とある。
「組み立てる段階ではポルシェの独自技術で生産される。」
「しかもエンジンもAWDシステムも、アウディとは異なるポルシェの独自技術だ。ギアボックスはポルシェのPDK(ツインクラッチトランスミッション)を採用しているから、スポーツカーメーカーのDNAを踏襲している。」
清水和夫氏も、いろいろフォローしているが、機械としてのマカンの中身(外見?)がアウディであることは間違いない。
これも、流行といってしまえば、それまでなのかあ?。
最近のポルシェネタから、いくつか気になる点を。
(ポルシェ 新型SUV「マカン」海外試乗レポート/清水和夫 (1/2))
http://autoc-one.jp/porsche/report-1684194/
「スポーツカーメーカーのポルシェがSUVを作る理由とは」とある。
浮沈子は、単純に世間の流行に乗じて金儲けがしたいだけだと思っていた。
「ポルシェは1980年台に「ポルシェ959」というスーパーカーを開発し、リアエンジン+四輪駆動を組み合わせてパリダカールラリーに出場していた。その経験があるのでオフロードを速く走ることも得意だ。」
「一方、背が高いSUVを速く走らせるにはレースで鍛えたシャシー技術が必要となる。つまり高速型SUVこそポルシェが得意とする技術領域だからだ。」
そんじゃあ、プラグインハイブリッドのパナメーラを作るのは、なぜか?。
(【ポルシェ パナメーラS E-ハイブリッド 発売】パフォーマンスにプラス環境性能の高さを志向するユーザーへ)
http://response.jp/article/2014/04/04/220525.html
プラグインハイブリッドのレーシングカーで培った技術があるわけではなく、やはり、流行に乗じて金儲けがしたいからという、健全な企業の動機なのではないか。
「ポルシェのユーザーはパフォーマンス志向が非常に多い。通常の“S”に対して(S E-ハイブリッドは)、100万円ほど高く、そうすると、四輪駆動の“4S”を選択するユーザーもいるだろう。しかし、パフォーマンスにプラスして環境性能の高さに重きを置いてクルマを選択するユーザーもいる。そこで、いまある技術の最適解がプラグインハイブリッドであるので、S E-ハイブリッドをラインナップに加え、S、4Sと共存させたのだ」
最近の流行とは、ここにもあるように「パフォーマンスと環境性能の高い次元での融合」ということである。
ポルシェを買う顧客の中には、そんな気は全然無いくせに、いかにも地球環境に配慮してますよ、というパフォーマンスをしなければならない人たちがいる。
俳優とか名前を売って商売している人、会社の役員など対外的に会社のイメージを代表してしまう人たちである。
彼らは、本当はバリバリの高性能車が欲しいのだが、本音を隠していい子ちゃんでなければならない。
世間の批判を仰ぐようなことはできないのだ。
まあいい。
動機が何であれ、環境に配慮したクルマが高く売れることはいいことだ。
パナメーラは、巨大なスポーツカーである。
ポルシェの技術(アウディの技術?)を注ぎ込んだラグジュアリーなスポーツカーだ。
何でもありで、市場が求めるものを投入できる。
制約が少ないといえば少ない。
911にプラグインハイブリッドを設定するわけにはいかんだろう。
その911には、こんなニュースもある。
(日産 GT-R NISMO、米国価格公表…ポルシェ 911ターボ を超えた)
http://response.jp/article/2014/04/03/220455.html
米国では、911ターボが1500まんえんで買えるということのほうが、浮沈子にとっては驚きだが。
(Nissan GTR vs Porsche 911 Turbo PDK (both stock))
https://www.youtube.com/watch?v=JhbhbRoZUBg#t=56
性能的にも、ほぼ互角のようだし、公平な市場で拮抗する価格設定が行われるというのは、当然のことに違いない。
こんな記事もあった。
(ポルシェ、新LMP1のエネルギー放出量は6MJに)
http://as-web.jp/news/info.php?c_id=9&no=55450
従来、8MJを回収するとしていたが、達成できずに6MJのホモロゲを受けたらしい。
(揃い踏み)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/28/7258981
この時点では8MJだったわけだ。
「マシンの技術的な詳細も明かしているものの、1周あたりに放出するエネルギー量については正式なアナウンスを行っておらず、4段階のうち最大となる8MJを採用する意向を示していた。」
「ただ、今回ポルシェが明らかにしたところによると、今季の919ハイブリッドは、6MJでホモロゲーションを取得したということだ。」
「ただ、そのシステムでは8MJを本当に実現することはできなかった。それが6MJでホモロゲーションを取得した理由だよ」
当初の思惑と異なる結果になったことで、レースにおける戦略を見直さざるを得ないだろう。
浮沈子は、このことは結構重要なファクターだと考えている。
FIAは、多くのエネルギーを回収できるクルマに多くのメリット(燃料)を与えようとしているわけだから、ポルシェに与えられる燃料が少なくなることを意味するだろう。
必然的に、ペースを落として走らざるを得なくなる。
クルマの性能を十分に発揮できないわけだ。
加速減速が激しいサーキット走行で、ハイブリッドが最高のカテゴリーになっているというのは、現代の流行を反映していて好ましい。
興行としてのレースという観点からは、最新の流行を取り入れたというところか。
しかし、浮沈子には、芸能人が見栄でハイブリッドに乗るのと大して違わないように思える。
今日は、強い風が吹いて、サクラの花の多くが散っていた。
流行の名の下に、ハイテクを弄ぶのもいいが、儚く散ってしまうことのないように、主催者側もメーカーも、しっかり取り組んでもらいたいな。
マカンの記事の中には、気になる記述もある。
「モノコックボディを除くと、部分的にはアウディのマークが入った部品が使われている」とある。
「組み立てる段階ではポルシェの独自技術で生産される。」
「しかもエンジンもAWDシステムも、アウディとは異なるポルシェの独自技術だ。ギアボックスはポルシェのPDK(ツインクラッチトランスミッション)を採用しているから、スポーツカーメーカーのDNAを踏襲している。」
清水和夫氏も、いろいろフォローしているが、機械としてのマカンの中身(外見?)がアウディであることは間違いない。
これも、流行といってしまえば、それまでなのかあ?。
残圧 ― 2014年04月05日 18:42

残圧
ガスの消費が早い。
耳抜きで苦労しながら潜ると、10mの潜行ロープの下に辿り着いたときには、ガスを50バールほど消費してしまっている。
200バールのガスのうち、50バール残して浮上するとすると、残りは100しかない。
しかも、実際には最近流行のディープストップだの、減圧停止(安全停止)などをする関係で、さらに20バールくらい確保する。
なんと、もう、80バールしかない!。
3回くらい息したら、なくなっちゃいそうだ!!!(それ程でもないか・・・)。
浮沈子が、CCRやサイドマウント(ダブルタンク)で、なんとかエア持ちの問題を解決しようと苦労しているのを横目に、仙人のようなダイバー達は、100バール位残して余裕でエキジットする。
(「第10回/ガス・マネージメント」)
http://www.padi.co.jp/visitors/column/tecrec10.asp
イントラが執筆している謎のコラムである。
そもそも、どんなダイバーが対象なのかが不明であるな。
テクニカルダイビングの用語が頻出するので、テクニカルダイバーが読むのかと思ったら、レクリエーショナルダイバー向けに書いてあるところもあり、フォーカスが甘い。
テクニカルダイバーは、どうせコースの中で習うんだから無視してもいいんじゃないかと思うんだが、テクニカルではこんな考え方でこんな風にやっているという紹介も兼ねているらしい。
余計わけが分からなくなるんじゃね?。
CCRについては、有難い事に1章を割いて頂いている。
「<CCRでのガス・マネージメント>
通常オープン・サーキットに比べて少量のガスしか持ち込まないCCRダイバーにとって、ガス量の管理として重要なことは自分の酸素代謝量の把握とベイルアウト(オープン・サーキットに交換しての浮上)の計画です。実行するダイビングに対して適切な量を装備しなければなりません。
また呼気を循環させるので「現在呼吸しているガスの種類」が常に変化します。故にPO2モニターを「毎分」確認することが指導されますが、これを怠ると最も危険なハイポキシア(低酸素症)のリスクが極めて上がってしまいます。リブリーザーを使用するダイバーはガスの量も種類もオープン・サーキットでのダイビング以上に徹底的に管理することが必要でしょう。」
うーん、こんだけえ?。
浮沈子は、自分の酸素代謝量を量ったことはない(大体こんなもんかという、見当だけ)。
ベイルアウトに必要なガスも、正確に計測して持っていくというよりは、減圧ソフトに入力して、こんなもんだべ、と思われるガスに、多少余裕をみて持っていく程度だ。
CCRの場合、余程のトラブルが起きない限り、最終兵器であるベイルアウトガスだけで浮上することはない。
もちろん、トレーニングは、トラブル発生の時のことばっかで、正常に作動している時のことは、10パーセントくらいだ。
それでも、ここに書いてある通り、ガスのマネージメントは基本中の基本である。
3mでも、10mでも、20mでも、40mでもそれは変わらない。
残圧(酸素、ディリュエント)、PO2、潜水時間、深度、その他諸々。
この深度でこの時間潜っていて、この機能にこのトラブルが起こったら、ああしてこうして、あれっ?、そうだったっけ・・・(ヤバくね?)。
何事も無く、平穏無事に潜っている時、CCRダイバーの意識は、トラブルに備えてバックグラウンドでフル回転している。
今ここで、突然エンジンが火を吹いたら、どこの空港にダイバートしようかと考え続けている旅客機の機長のようなもんだ。
彼(彼女)のその気苦労に対して、航空会社は給料を払い、乗客は運賃を払うわけだな。
浮沈子は、まだ、ノーモキシックトライミックスで、ディリュエントもオンボードの1本(エア)と、ステージボトルの合計2本だが、これが大深度用に酸素が21パーセント未満の1本が加わり、合計3本になると途端にややこしいことになる。
運用深度で、直に吸えないガスを持ち込むことになって、この深度でこのガスをベイルアウトに使えるか使えないかという管理をしなければならない。
むむ、先は長いぞ。
「ダイビング中どの段階でも自分の残圧を把握し、適切なターンプレッシャーで折り返しダイビングを終了するようにガスを管理することは、オープン・ウォーター・ダイバーもベテランのテクニカル・ダイバーも同じです。」
「ターンプレッシャー」に区切りの「・」がないとか、突っ込んではいけない。
まったくそのとおりで、へっぽこCCRダイバーも同じなのだ。
5月・6月は、プール講習もお休みにして、7月くらいから再開しようと考えている。
その間は、サイドマウントの認定やら、レスキューダイバーやらで忙しいのだ。
グアムでCCRができないか、イントラに聞いてもらうことにしている。
ショップではなく、こちらの責任でダイビングするという前提で、酸素を用意してもらえればいい。
検査済みのタンクをバルブを外した状態で送り、グアムでの充填をやってもらう。
ソフノライムは現地で調達可能だそうだ。
グアムでの運用が確立すれば、その状態で、プライベートな方法(ボートとか)でロタまで持ってくればいい。
ガスマネージメントって、陸上でも大変な話なんである・・・!。
ガスの消費が早い。
耳抜きで苦労しながら潜ると、10mの潜行ロープの下に辿り着いたときには、ガスを50バールほど消費してしまっている。
200バールのガスのうち、50バール残して浮上するとすると、残りは100しかない。
しかも、実際には最近流行のディープストップだの、減圧停止(安全停止)などをする関係で、さらに20バールくらい確保する。
なんと、もう、80バールしかない!。
3回くらい息したら、なくなっちゃいそうだ!!!(それ程でもないか・・・)。
浮沈子が、CCRやサイドマウント(ダブルタンク)で、なんとかエア持ちの問題を解決しようと苦労しているのを横目に、仙人のようなダイバー達は、100バール位残して余裕でエキジットする。
(「第10回/ガス・マネージメント」)
http://www.padi.co.jp/visitors/column/tecrec10.asp
イントラが執筆している謎のコラムである。
そもそも、どんなダイバーが対象なのかが不明であるな。
テクニカルダイビングの用語が頻出するので、テクニカルダイバーが読むのかと思ったら、レクリエーショナルダイバー向けに書いてあるところもあり、フォーカスが甘い。
テクニカルダイバーは、どうせコースの中で習うんだから無視してもいいんじゃないかと思うんだが、テクニカルではこんな考え方でこんな風にやっているという紹介も兼ねているらしい。
余計わけが分からなくなるんじゃね?。
CCRについては、有難い事に1章を割いて頂いている。
「<CCRでのガス・マネージメント>
通常オープン・サーキットに比べて少量のガスしか持ち込まないCCRダイバーにとって、ガス量の管理として重要なことは自分の酸素代謝量の把握とベイルアウト(オープン・サーキットに交換しての浮上)の計画です。実行するダイビングに対して適切な量を装備しなければなりません。
また呼気を循環させるので「現在呼吸しているガスの種類」が常に変化します。故にPO2モニターを「毎分」確認することが指導されますが、これを怠ると最も危険なハイポキシア(低酸素症)のリスクが極めて上がってしまいます。リブリーザーを使用するダイバーはガスの量も種類もオープン・サーキットでのダイビング以上に徹底的に管理することが必要でしょう。」
うーん、こんだけえ?。
浮沈子は、自分の酸素代謝量を量ったことはない(大体こんなもんかという、見当だけ)。
ベイルアウトに必要なガスも、正確に計測して持っていくというよりは、減圧ソフトに入力して、こんなもんだべ、と思われるガスに、多少余裕をみて持っていく程度だ。
CCRの場合、余程のトラブルが起きない限り、最終兵器であるベイルアウトガスだけで浮上することはない。
もちろん、トレーニングは、トラブル発生の時のことばっかで、正常に作動している時のことは、10パーセントくらいだ。
それでも、ここに書いてある通り、ガスのマネージメントは基本中の基本である。
3mでも、10mでも、20mでも、40mでもそれは変わらない。
残圧(酸素、ディリュエント)、PO2、潜水時間、深度、その他諸々。
この深度でこの時間潜っていて、この機能にこのトラブルが起こったら、ああしてこうして、あれっ?、そうだったっけ・・・(ヤバくね?)。
何事も無く、平穏無事に潜っている時、CCRダイバーの意識は、トラブルに備えてバックグラウンドでフル回転している。
今ここで、突然エンジンが火を吹いたら、どこの空港にダイバートしようかと考え続けている旅客機の機長のようなもんだ。
彼(彼女)のその気苦労に対して、航空会社は給料を払い、乗客は運賃を払うわけだな。
浮沈子は、まだ、ノーモキシックトライミックスで、ディリュエントもオンボードの1本(エア)と、ステージボトルの合計2本だが、これが大深度用に酸素が21パーセント未満の1本が加わり、合計3本になると途端にややこしいことになる。
運用深度で、直に吸えないガスを持ち込むことになって、この深度でこのガスをベイルアウトに使えるか使えないかという管理をしなければならない。
むむ、先は長いぞ。
「ダイビング中どの段階でも自分の残圧を把握し、適切なターンプレッシャーで折り返しダイビングを終了するようにガスを管理することは、オープン・ウォーター・ダイバーもベテランのテクニカル・ダイバーも同じです。」
「ターンプレッシャー」に区切りの「・」がないとか、突っ込んではいけない。
まったくそのとおりで、へっぽこCCRダイバーも同じなのだ。
5月・6月は、プール講習もお休みにして、7月くらいから再開しようと考えている。
その間は、サイドマウントの認定やら、レスキューダイバーやらで忙しいのだ。
グアムでCCRができないか、イントラに聞いてもらうことにしている。
ショップではなく、こちらの責任でダイビングするという前提で、酸素を用意してもらえればいい。
検査済みのタンクをバルブを外した状態で送り、グアムでの充填をやってもらう。
ソフノライムは現地で調達可能だそうだ。
グアムでの運用が確立すれば、その状態で、プライベートな方法(ボートとか)でロタまで持ってくればいい。
ガスマネージメントって、陸上でも大変な話なんである・・・!。
ナンセンス ― 2014年04月05日 20:17
ナンセンス
日本海にいる米国のイージス艦が、某国のミサイルを警戒して展開しているという話がある。
イージスというのは、盾という意味らしい。
それはいいとして、そのイージス艦が守ろうとしているのは、何処なのかが問題だ。
本当に日本を守ろうとしているのか、それともハワイとかグアムの米軍基地なのか。
はたまた、米国本土なのか。
そうだとしたら、そのイージス艦自体の安全を確保するのは、米国自身の役割であり、そのために僚艦が必要であれば米国の艦船がその任に当たるのは当然である。
(首相 集団的自衛権行使容認重ねて意欲)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140331/k10013393481000.html
「例えば日本海側に配備されているアメリカのイージス艦が迎撃に当たる際、手薄になる周りのイージス機能を自衛艦がカバー」とあるが、それは米軍の仕事だ。
しかも、想定されている状況は、極めてクリティカルなケースであり、データリンクを解して連携対応する一体的な運用である必要がある。
集団的自衛権について国連憲章が想定しているような、侵略を受けたことを通告して発効するような、悠長な状況ではない。
これは、指揮権を含め、自衛艦を米軍の配下に置いて一体運用することを前提とした作戦行動である。
そんでもって、当然のことながら、米国のイージス艦は、グアムとか狙ってる弾道ミサイルについては補足してインターセプトするのだろうが、同時に打ち上げられた我が国を狙ったミサイルは、きれいにスルーしてくれちゃったりする。
自衛艦って、自国の防衛も単独では出来ない米軍を守るために、配備されてんだっけ?。
浮沈子は、それほどお人よしではないので、そんなもんのために、1兆円もの税金を使うことには反対だな。
自分の国を守るための仕掛けくらい、自前でなんとかしろよ!。
どーせ、日本のように近接地に落ちてくる弾道ミサイルは、打ち上げ段階では判別しにくいだろうし、弾道飛行の最中に解析して分かった頃には、イージスの防御は突破されてしまっている。
何処へ飛んでいくか分からない段階で、打ち上げ初期で迎撃するとしたら、自衛艦が米国を守るために米軍に使われることだってあるわけだ。
日本海を隔てて、たった1000kmの距離を飛来する弾道ミサイルを有効に撃破する方法はない。
打てば、当たるのである。
それを効果的に抑止するのは、通常兵器では不可能だろう。
我が国も、原子力潜水艦発射の核ミサイルを保有して、「ピョンヤンを、火の海にしてやる!」とNHKで宣伝放送するしかない。
どっちにしても、ナンセンスな話である。
米軍には、他国の軍事力を当てにしないで、自前で作戦を行う能力がある。
もしそうでなければ、他国の軍隊の指揮命令件を剥奪して、米軍と一体的に運用する。
集団的自衛権ではなく、調達であり、徴用であり、完全な一体的軍事運用である。
そんな必要は、どう考えたって無いんじゃなかろうか。
浮沈子が、何か勘違いをしているのでなければ、日米軍事同盟(日米安保条約)の改定も視野に入れなければならない。
日本海にいる米国のイージス艦が、某国のミサイルを警戒して展開しているという話がある。
イージスというのは、盾という意味らしい。
それはいいとして、そのイージス艦が守ろうとしているのは、何処なのかが問題だ。
本当に日本を守ろうとしているのか、それともハワイとかグアムの米軍基地なのか。
はたまた、米国本土なのか。
そうだとしたら、そのイージス艦自体の安全を確保するのは、米国自身の役割であり、そのために僚艦が必要であれば米国の艦船がその任に当たるのは当然である。
(首相 集団的自衛権行使容認重ねて意欲)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140331/k10013393481000.html
「例えば日本海側に配備されているアメリカのイージス艦が迎撃に当たる際、手薄になる周りのイージス機能を自衛艦がカバー」とあるが、それは米軍の仕事だ。
しかも、想定されている状況は、極めてクリティカルなケースであり、データリンクを解して連携対応する一体的な運用である必要がある。
集団的自衛権について国連憲章が想定しているような、侵略を受けたことを通告して発効するような、悠長な状況ではない。
これは、指揮権を含め、自衛艦を米軍の配下に置いて一体運用することを前提とした作戦行動である。
そんでもって、当然のことながら、米国のイージス艦は、グアムとか狙ってる弾道ミサイルについては補足してインターセプトするのだろうが、同時に打ち上げられた我が国を狙ったミサイルは、きれいにスルーしてくれちゃったりする。
自衛艦って、自国の防衛も単独では出来ない米軍を守るために、配備されてんだっけ?。
浮沈子は、それほどお人よしではないので、そんなもんのために、1兆円もの税金を使うことには反対だな。
自分の国を守るための仕掛けくらい、自前でなんとかしろよ!。
どーせ、日本のように近接地に落ちてくる弾道ミサイルは、打ち上げ段階では判別しにくいだろうし、弾道飛行の最中に解析して分かった頃には、イージスの防御は突破されてしまっている。
何処へ飛んでいくか分からない段階で、打ち上げ初期で迎撃するとしたら、自衛艦が米国を守るために米軍に使われることだってあるわけだ。
日本海を隔てて、たった1000kmの距離を飛来する弾道ミサイルを有効に撃破する方法はない。
打てば、当たるのである。
それを効果的に抑止するのは、通常兵器では不可能だろう。
我が国も、原子力潜水艦発射の核ミサイルを保有して、「ピョンヤンを、火の海にしてやる!」とNHKで宣伝放送するしかない。
どっちにしても、ナンセンスな話である。
米軍には、他国の軍事力を当てにしないで、自前で作戦を行う能力がある。
もしそうでなければ、他国の軍隊の指揮命令件を剥奪して、米軍と一体的に運用する。
集団的自衛権ではなく、調達であり、徴用であり、完全な一体的軍事運用である。
そんな必要は、どう考えたって無いんじゃなかろうか。
浮沈子が、何か勘違いをしているのでなければ、日米軍事同盟(日米安保条約)の改定も視野に入れなければならない。
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