スピード23 ― 2014年10月03日 00:07
スピード23
ウィキの統計に、また、新たな国が加わった。
(Timeline of cases and deaths)
http://en.wikipedia.org/wiki/Ebola_virus_epidemic_in_West_Africa#Timeline_of_cases_and_deaths
「28 Sep 2014:
国名:感染者:死者
Guinea:1,157:710
Liberia:3,696:1,998
Sierra Leone:2,317:570
Nigeria:20:8
Senegal:1:0
United States:1:0
合計:7192:3286」
今回の集計では、死者数に意味があるかもしれない。
過去の累計の死者数(1590人)に対して、単一の感染でその2倍を超えたことになる。
まあ、もう、そんな比較をしても、何の意味もなくなってるんですけど。
米国の感染については、追加の情報が報道されている。
(米でエボラ発症の男性、最初は渡航歴見過ごされ帰宅)
http://www.cnn.co.jp/usa/35054582.html
「患者の男性が最初に米テキサス州ダラスの病院を受診した時点でリベリアから来たと告げたにもかかわらず、病院側は男性を入院させないまま帰宅させていたことが2日までに分かった。」
「男性は9月25日に急患としてこの病院を受診。低い熱と腹痛などの症状があったものの、「入院が必要な容体ではなく、エボラ特有の症状も出ていなかった」という。男性は血液検査は受けたもののエボラの検査は受けず、医師が抗生剤を処方して帰宅させた。」
「その3日後、男性はこの病院に運ばれ、エボラ感染の疑いがあると診断されて隔離された。」
「ユナイテッド航空の広報はCDCからの情報として、男性が同航空を使って米国に来たと話していることを明らかにした。ベルギーのブリュッセルから米ワシントンのダレス空港を経由して、9月20日にダラスのフォートワース空港に到着したと思われる。」
ベルギーは、今頃パニックだな。
ダレス国際空港は、浮沈子も30年位前に行ったことがある。
ワシントン郊外の、軍用と民間が併設された空港で、広大な敷地を持ち、なんと、地平線が見えるのだ!。
初めて米国本土を見た浮沈子は、腹の底からおったまげた。
遠い遠い昔の話である。
(米のエボラ患者、子どもらと接触 病院のミスで帰宅許可か)
http://www.afpbb.com/articles/-/3027775
「リベリアの首都モンロビア(Monrovia)の米疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)関係者は、男性がリベリア人であることを認めたが、名前は公表していない。」
とっくの昔に特定されているでしょうな。
まあ、どうでもいいんですが。
一方、WHOは、10月1日付のレポートを発表した。
(WHO: Ebola Response Roadmap Situation Report
1 October 2014)
http://apps.who.int/iris/bitstream/10665/135600/1/roadmapsitrep_1Oct2014_eng.pdf?ua=1
感染者7178人、死者3338人。
この感染者の中には、米国で確認された1名は含まれていない。
シエラレオネの死者数が異常に多い(感染者2304人に対して、死者622人)。
(EBOLA OUTBREAK UPDATES---October 1, 2014)
http://ogi.gov.sl/content/press-release-27
10月1日付けの集計だが、疑い、可能性を入れても、598人である。
感染者数は、2442人になっているのに・・・。
シエラレオネが公表している資料とも合わない。
(Government of Sierra Leone
Ministry of Health and Sanitation
EBOLA VIRUS DISEASE - SITUATION REPORT (Sit-Rep) – 30 September, 2014)
https://wca.humanitarianresponse.info/fr/system/files/documents/files/Ebola-Situation-Report_Vol-125.pdf
感染者2407に対して、死者575となっている。
まあいい。
重箱の隅に過ぎない。
この程度の差は、もう誤差のうちだ。
例によって、各国が公表している数字で最新の状況を見てみる。
国名:感染者:死者:集計日
・ギニア:1169:714:9月29日
・リベリア:3696:1998:9月28日
・シエラレオネ:2442:598:10月1日
・ナイジェリア:20:8:ー
・セネガル:1:0:-
・米国:1:0:-
合計:7329:3318
9月になって、少し増加の勢いが落ちてきたようだな。
あくまでも、集計上の問題なのかもしれない。
WHOも、一喜一憂しないように警告しているが、エボラの追っかけ(フォロワー)の浮沈子は、それが生きがい(?)なのだ。
一体、CDCは、何を根拠に2万1千人の感染者がいるとはじいたんだろう?。
どうやら、少なくとも集計上は、9月末では7千人台半ばで終わりそうだ。
コナクリやフリータウンで感染爆発が起これば、1000人や2000人はあっという間に増えるだろうが。
しかし、幸いなことに、その兆候は今のところない。
両国とも、リベリアの轍は踏むまいと肝に銘じているに違いない。
まあ、だからって、首都圏以外の感染を放置していていいわけじゃないんですが。
画像は、ギニアの最新情報で、今回の特徴は、マセンタ県がゲケドウ県を抜いて、総数でトップになったことと、ンゼレコレ県がジワリと不気味に増加していること。
もちろん、コナクリの増加も見逃せない。
参考までに前回のグラフはここ。
(スピード21:画像参照)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/09/25/7442688
誰かが、ギニアの感染は落ち着いたとかなんとか言っていたが、とてもそういう状況ではないな。
一触即発、感染爆発の爆弾を抱えて、なんとか爆発させないようにと、火消しに必至というのが実態だ。
エボラは、まだ、加速のエネルギーを秘めている。
もちろん、加速させているのは人間の方なんだが・・・。
ウィキの統計に、また、新たな国が加わった。
(Timeline of cases and deaths)
http://en.wikipedia.org/wiki/Ebola_virus_epidemic_in_West_Africa#Timeline_of_cases_and_deaths
「28 Sep 2014:
国名:感染者:死者
Guinea:1,157:710
Liberia:3,696:1,998
Sierra Leone:2,317:570
Nigeria:20:8
Senegal:1:0
United States:1:0
合計:7192:3286」
今回の集計では、死者数に意味があるかもしれない。
過去の累計の死者数(1590人)に対して、単一の感染でその2倍を超えたことになる。
まあ、もう、そんな比較をしても、何の意味もなくなってるんですけど。
米国の感染については、追加の情報が報道されている。
(米でエボラ発症の男性、最初は渡航歴見過ごされ帰宅)
http://www.cnn.co.jp/usa/35054582.html
「患者の男性が最初に米テキサス州ダラスの病院を受診した時点でリベリアから来たと告げたにもかかわらず、病院側は男性を入院させないまま帰宅させていたことが2日までに分かった。」
「男性は9月25日に急患としてこの病院を受診。低い熱と腹痛などの症状があったものの、「入院が必要な容体ではなく、エボラ特有の症状も出ていなかった」という。男性は血液検査は受けたもののエボラの検査は受けず、医師が抗生剤を処方して帰宅させた。」
「その3日後、男性はこの病院に運ばれ、エボラ感染の疑いがあると診断されて隔離された。」
「ユナイテッド航空の広報はCDCからの情報として、男性が同航空を使って米国に来たと話していることを明らかにした。ベルギーのブリュッセルから米ワシントンのダレス空港を経由して、9月20日にダラスのフォートワース空港に到着したと思われる。」
ベルギーは、今頃パニックだな。
ダレス国際空港は、浮沈子も30年位前に行ったことがある。
ワシントン郊外の、軍用と民間が併設された空港で、広大な敷地を持ち、なんと、地平線が見えるのだ!。
初めて米国本土を見た浮沈子は、腹の底からおったまげた。
遠い遠い昔の話である。
(米のエボラ患者、子どもらと接触 病院のミスで帰宅許可か)
http://www.afpbb.com/articles/-/3027775
「リベリアの首都モンロビア(Monrovia)の米疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)関係者は、男性がリベリア人であることを認めたが、名前は公表していない。」
とっくの昔に特定されているでしょうな。
まあ、どうでもいいんですが。
一方、WHOは、10月1日付のレポートを発表した。
(WHO: Ebola Response Roadmap Situation Report
1 October 2014)
http://apps.who.int/iris/bitstream/10665/135600/1/roadmapsitrep_1Oct2014_eng.pdf?ua=1
感染者7178人、死者3338人。
この感染者の中には、米国で確認された1名は含まれていない。
シエラレオネの死者数が異常に多い(感染者2304人に対して、死者622人)。
(EBOLA OUTBREAK UPDATES---October 1, 2014)
http://ogi.gov.sl/content/press-release-27
10月1日付けの集計だが、疑い、可能性を入れても、598人である。
感染者数は、2442人になっているのに・・・。
シエラレオネが公表している資料とも合わない。
(Government of Sierra Leone
Ministry of Health and Sanitation
EBOLA VIRUS DISEASE - SITUATION REPORT (Sit-Rep) – 30 September, 2014)
https://wca.humanitarianresponse.info/fr/system/files/documents/files/Ebola-Situation-Report_Vol-125.pdf
感染者2407に対して、死者575となっている。
まあいい。
重箱の隅に過ぎない。
この程度の差は、もう誤差のうちだ。
例によって、各国が公表している数字で最新の状況を見てみる。
国名:感染者:死者:集計日
・ギニア:1169:714:9月29日
・リベリア:3696:1998:9月28日
・シエラレオネ:2442:598:10月1日
・ナイジェリア:20:8:ー
・セネガル:1:0:-
・米国:1:0:-
合計:7329:3318
9月になって、少し増加の勢いが落ちてきたようだな。
あくまでも、集計上の問題なのかもしれない。
WHOも、一喜一憂しないように警告しているが、エボラの追っかけ(フォロワー)の浮沈子は、それが生きがい(?)なのだ。
一体、CDCは、何を根拠に2万1千人の感染者がいるとはじいたんだろう?。
どうやら、少なくとも集計上は、9月末では7千人台半ばで終わりそうだ。
コナクリやフリータウンで感染爆発が起これば、1000人や2000人はあっという間に増えるだろうが。
しかし、幸いなことに、その兆候は今のところない。
両国とも、リベリアの轍は踏むまいと肝に銘じているに違いない。
まあ、だからって、首都圏以外の感染を放置していていいわけじゃないんですが。
画像は、ギニアの最新情報で、今回の特徴は、マセンタ県がゲケドウ県を抜いて、総数でトップになったことと、ンゼレコレ県がジワリと不気味に増加していること。
もちろん、コナクリの増加も見逃せない。
参考までに前回のグラフはここ。
(スピード21:画像参照)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/09/25/7442688
誰かが、ギニアの感染は落ち着いたとかなんとか言っていたが、とてもそういう状況ではないな。
一触即発、感染爆発の爆弾を抱えて、なんとか爆発させないようにと、火消しに必至というのが実態だ。
エボラは、まだ、加速のエネルギーを秘めている。
もちろん、加速させているのは人間の方なんだが・・・。
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