適正ウエイトを探る2019年11月19日 07:53

適正ウエイトを探る


今期瞬間最低体重(今のところ、62.1kg)から急激にリバウンドして、なんと、68kgを突破して、なお増加中の浮沈子!。

ダイビング中は爆食許可とか、風邪ひいたらダイエット休止とか言って、脳は次々と食物を取り込みたがる。

まあいい。

体調が戻ったら、また再開すればいい。

ウエイトといっても、そっちの話じゃない。

先月、レッドシー(紅海)でダイビングした際に、塩分濃度が高いことから浮力が付いて、3mmシーガルにマレスの軽いフィンなのに、7kgも着けて潜った。

(レッドシーツアー、ミッションコンプリート)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2019/10/25/9168868

「日本で10月4日にチェックした時(10リットルアルミタンク)は、同じ設えで4kgのウエイトだったが、現地では7kgでちょうどよかった(途中まで6kgで粘ったけど、結局1kg足した)。」

ダイビングに於ける適正ウエイトについては、最近、いろいろな情報源に接している。

先日読んだTDIのイントロテックのテキストでは、BC抜いて空のタンクで「息吸って」水面が目の辺りという表記があった(これが妥当な気がするんだがな)。

PADI辺りでは、同じ条件で「普通に呼吸して」水面が目の辺りとなるし、浮沈子もそう習った(CカードはP社じゃありませんけど)。

数日前から読み始めた田原さんの本(お上手ダイバー養成新書)にもそう書いてある。

もちろん、テクニカルダイビングでは、最終減圧停止を水深3mで安定して実施できるように、やや重めのウエイトにするようだし、リブリーザーではミニマムループボリュームにして頭が沈む程度にする(P社の場合)。

いずれにしても、そのダイビングに必要な装備を完全に身に付けて、実際の環境で微調整しなければならない。

レッドシーツアーでは、みんな浮きまくったけどな(同じアルミタンクでも、浮力に差があるとはいえ、事前に富戸で調整していったウエイト(4kg)だと、3kgも軽かったからな)

やれやれ・・・。

(基礎からわかる! ダイビングスキルアップ術
第10回 適正ウエイト)
https://marinediving.com/skill/basic_skill/10_weight/

「同じ海でも、エジプトとペルシア半島の間に挟まれた紅海は、さばく気候にあるとあって乾燥して水分が蒸発しやすい上、降り注ぐ川がないので、同じインド洋のモルディブなどに比べるとぐっと塩分濃度が高い。つまり浮きやすい。これと同じようなことがアシカダイブでおなじみのコルテス海(カリフォルニア湾)、ラパス近辺にもいえる。こうしたエリアでは、ウエイトを少し重めに着けることがポイントだ。」

少しじゃねーよ!。

「大切なのは、まずは目安のウエイト量で海に入ってみて、BCやドライスーツの空気を抜いた状態で水面に垂直に浮いてみる。このときに、目の辺りに水面がくるようであれば「適正ウエイト」といえる。」

この時の呼吸については触れられていない。

まあ、ふつーに息して計ると考えていいだろう。

田原さんの本では、重めのウエイトを目の敵にしているけど、逆に軽過ぎて安全停止が出来ないと危険ということにもなる。

重めのウエイトで潜る初心者から、早く抜け出してほしい気持ちはわかるし、確かにウエイトが減れば様々なメリットも生まれる。

要は、「適正」かつ「適性」(そのダイビングに合った、という意味らしい)なウエイト量を見つけることに尽きる。

先週富戸で潜った際は、シェルドライスーツ(インナーはアクアラングのメーカーもの)にメタリコン塗装の10リッターシングルタンクという標準的な設えで、器材はハーネス、プレート(ステンレス:シングルタンク用アダプター付)、ロングホース、ポケットパンツ、プライマリーライトも持つテック仕様で、さらに6kgのウエイト(下側のタンクバンドに2kg、腰のウエイトポケットに4kg)が必要だった。

おっも!。

段差がないと、タンクが担げない。

初日は、これに18kgのAV1(アポロ製水中スクーター)持って入ったからな。

陸上は、地獄だ・・・。

まあ、水中は天国だったからいいか。

こんなページもある。

(適正ウエイト:データを入れると計算してくれるページ)
https://oceana.ne.jp/calcweight

「※あくまで目安です。実測が確実です。」

ちなみに浮沈子の場合は、ほぼ実際のウエイトに近い値が出た(1kgくらい軽め:塩分濃度がふつーの場合)。

実測する際に、初めに付けるウエイトの目安程度にはなりそうな感じだ。

潜降や浮上の際の安全停止を考慮すれば、やや重め(プラス1kg程度)のウエイト量が楽ちんだし、ストレスも少ない。

水中での移動が少なければ、エアの消費量もそれほど変わらない。

ガンガン泳ぐダイビングなら、軽いに越したことはないので、適正ウエイトを正確に探った方がいいかも知れない。

やや重めの場合は、十分な浮力のあるBCを着るというのも重要だな。

アウトローの5リッターだと、最悪、浮上できなくなるかもしれない。

もちろん、そんなときには躊躇なくウエイトを捨てる(!)。

命は、ウエイトよりも重いからな・・・。

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