脳が認識する仮想としての現実2019年12月02日 13:44

脳が認識する仮想としての現実
脳が認識する仮想としての現実


航空機の強度試験に於けるシミュレーションの話を考えていて、以前取り上げていたVRの話を思い出した。

考えてみれば、仮想の空間の中に、現実世界を作り上げるというのは奇妙な話だ。

浮沈子が好きな話に胡蝶の夢というのがある。

(胡蝶の夢)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%A1%E8%9D%B6%E3%81%AE%E5%A4%A2

「夢の中の自分が現実か現実の方が夢なのかといった説話」

ウィキにはぐちゃぐちゃと解説が書いてあるが、鬱陶しいだけだな。

浮沈子的解釈は異なる。

脳が認識しているのは、全て仮想なのだ。

視覚とか聴覚といったセンサー、脳が受け取る大部分の情報だと言われる内臓からの信号、脳自身の信号である記憶、知識、概念、クオリアを含めたあらゆる「現実」は、全て仮想だ。

だからこそ、VRは成立する。

リアリティを作り上げているのは、脳自身だからな。

高精細なモニターとか、立体音響などは、没入感を助けるだけで、本質じゃあない。

極端な例を挙げれば、単なる記号の羅列に過ぎない小説とか読んで泣いたり笑ったりするしな。

脳が仮想現実を作り上げる能力は、驚くべきものだ。

その能力があんま高いと、リアルな世界で生きられなくなって、病院送りになったりもするしな。

電波が見えたり、自分がナポレオンだとか言ってみたり・・・。

荘子は、自分が蝶になったという「夢」を見たらしいが、ホントは違うんじゃないのかあ?。

まあいい。

蝶といえば、モンシロチョウの話もある。

(モンシロチョウ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6

「翅に紫外線を当てるとメスの翅が白く、オスの翅が黒く見えるため、オスメスの区別がよりはっきりする。紫外線は人間には見えないが、モンシロチョウには見えると考えられていて、モンシロチョウはこの色の違いでオスメスの判別をしているとみられる。」

そうか、モンシロチョウのオスは、メスの白い翅見てハアハアしてるわけか(子供は分かんなくていいです!)。

人間のメス(失礼!)が、紫外線を反射する日焼け止め塗るのは、そのせいかもな(モンシロチョウのオス誘惑してどーする?)。

まあ、どうでもいいんですが。

他の生物に、人間の意識と同じようなものがあるかどうかは知らないが、彼らもまた、同じ様に彼らなりの仮想世界に住んでいるんだろう。

モンシロチョウの仮想世界、犬や猫の仮想世界、ゾウリムシの仮想世界などなど。

外来の刺激に反応して、何らかの変化を起こすシステムは、それなりの仮想世界を有するといってもいいかも知れない。

ただの一臓器に過ぎない脳が仮想世界を有するというなら、生化学的にはより複雑な仕組みを持つ肝臓とかだって、独自の仮想世界を持っているに違いない。

ちきしょうめ、今日はアルコールをしこたま処理しなくちゃならん、勘弁してくれー・・・。

残業までさせられると、脳の方は、それを二日酔いと認識するわけだな。

やれやれ・・・。

生命の器官である臓器が、刺激ー反応系の仮想世界を持つということになれば、個々の細胞だって十分仮想世界を持つと言える。

単細胞生物もそうだし、生命かどうか議論があるウイルスだって、十分だ。

ある環境に置かれれば、バンバン増殖しちまうしな。

先日の風邪はつらかったからな・・・。

いや、生物系に限らないかもしれない。

仮想世界は、無生物にだって存在する。

分かりやすいのは、やはりコンピューターとかだろう。

入力に応じて、出力を返す計算機だ。

自動販売機だって、お金を入れてボタンを押せば商品が出てくる(最近は、カードやスマホで買えるようですが)。

刺激ー反応系の仮想世界は、彼らの中にもあるのかもしれない。

浮沈子の好きな映画にブレードランナー(第一作)というのがある。

(ブレードランナー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%BC

「1982年公開のSF映画。フィリップ・K・ディックのSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を原作としている。」

SFの世界では、非生物(つーのかあ?)であるアンドロイドが意識を持つのは当たり前という感じだが、そこんとこを突き詰めた話なのかもしれない(精神を安定させるために、偽の記憶を持たせたりするしな)。

少なくとも、独自の仮想世界を持つことは確かだ。

複雑であるかそうでないかは、仮想世界の存在とは本質的には関係ない。

より複雑であれば、人間の脳が持つ仮想世界に似ているかもしれないという期待はある。

しかし、単純だからといって、そこに仮想世界がないとは言えない。

電灯のスイッチにも、仮想世界がある(オンとオフだけですが)。

今日のブログでは、仮想世界と呼んでいるが、意識と言い換えてもいいかも知れない。

ただし、意識というと、どうしても人間臭くなるからな。

モンシロチョウの意識というと、???となるが、彼らの仮想世界ということなら、まあ、受容できないことはない。

生命という特異な化学反応系を、無生物を含めた仮想世界仮説から捉え直してもいいのかもしれない。

更に極論すれば、非生物である物質に仮想世界があるなら、分子や原子、それらを構成する素粒子や場にも、仮想世界は存在する。

極域の夜空に妖しく舞う赤や緑(人間の目には白色っぽく見えるらしい)のオーロラが見えるのは、太陽からの荷電粒子によって地球磁場が乱され、高空(100kmから400km)に漂う酸素原子とか(の電子)が励起され、電子が元の軌道に戻る際に発する特定波長の光子などのせいだという。

太陽にも仮想世界があり、地球磁場にも仮想世界がある。

もちろん、原子状酸素にも。

ここでいう仮想世界は、単なる物理法則と置き換えることが可能かもしれないけど、身も蓋もない話だな。

いつだったか、シミュレーション仮説について調べたこともあった。

(シミュレーション仮説)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E4%BB%AE%E8%AA%AC

「・過去に関するシミュレーションが多数実行されると想定することは妥当である。
・そうであれば、そのようなシミュレーションの中でさらにシミュレーションが行われ、再帰的に派生していくだろう。
・従って、我々が多数のシミュレーションのいずれかに存在しているか、実際の宇宙に存在しているかは不明であり、可能性としてはシミュレーション内の方が高い。」

浮沈子には、ワケワカの話だな・・・。

今日の記事は、この世がシミュレーションだと言っているわけではない(言ってないわけでもないけど)。

とりあえずは無関係だ。

観測される宇宙には、観測機器自体の仮想世界があり、その部品の仮想世界があり、それらからの刺激(観測結果)を認識する人間の仮想世界と共に、無数の仮想世界の重層が組み込まれているということだ。

シミュレーションであれ、仮想世界であれ、何らかの物理的束縛を受けている(それ自体がシミュレーション?)。

与太ブログを綴る浮沈子も、空復という束縛から逃れることはできない。

仮に、それが仮想世界の話であったとしてもだ。

マトリックスの中には、仮想世界の方で有名人になったり上手いものを食った方がいいというシーンが出てくる。

大賛成だな(そうなのかあ?)。

ヨタ記事はこのくらいにして、仮想世界の昼飯でも食ってこよう・・・。

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