「ロケット再利用への道」を歩み始めたエレクトロンに喝采を! ― 2019年12月07日 02:37
「ロケット再利用への道」を歩み始めたエレクトロンに喝采を!
(Rocket Labが7個の衛星を打ち上げ、地球に向けて誘導ブースターを試行:標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
https://www.space.com/rocket-lab-launches-seven-satellites-reusability.html
「このミッションは、データを収集し、来年の最初の完全復旧ミッションに向けて反復するのに役立つ重要な役割を果たします」
「しかし、高さ57フィート(17メートル)のエレクトロンは小さすぎて、SpaceXのFalcon 9やBlue Originのニューシェパードのような垂直で推進的な着陸を実現することはできません、とロケットラボCEOのピーターベックは言いました。そのため、同社はヘリコプターで電子の最初のステージを空から摘み取るつもりです。」
「正直に言うと、コストを削減することではありません」
「それは生産を増やすことです。それが私たちがそれをしている唯一の理由です。」
正直な社長さんだ。
それでいい。
一発5億円程度の売り上げで、コスト削っても辛いだけだ。
打ち上げ頻度を上げることだって、顧客の利益につながるからな。
イベント屋が、流れ星を作る衛星を上げたとか、多国籍のキューブサットを上げたとか、そういう話はよく聞こえてくるが、再使用への一歩を踏み出した点についての評価はこれからだ。
メディアによっては、一言も触れていないものもある。
(ロケットラボが7機目のElectronロケットを打ち上げた)
https://jp.techcrunch.com/2019/06/30/2019-06-29-rocket-lab-successfully-launches-seventh-electron-rocket-for-make-it-rain-mission/
英文の元ネタにもあたったが、再使用については一言も触れられていない。
まあ、今回はテレメトリー取得しただけだからな。
厳しい対応になっても、文句は言えない。
ファルコン9のような巨大なロケットとは異なる。
再使用に際してパラシュート降下させてヘリで捕まえるというどこかで聞いたような手法になったとしても、浮沈子的にはやむを得ないと思うけどな。
それよりも何よりも、どんな形であれ、再使用への一歩を踏み出したことを評価したい。
政府系の需要に頼り、根本的な改革を先送りし、ちまちまと小手先の改良でぬくぬくとしてきた多くのロケット企業や打ち上げ機関に爪の垢くれてやればいいのだ。
小さな一歩でも、踏みださなければ先に進むことはできない。
口先だけ再使用しますとか聞こえのいいことを吐いても、実際にはなにもしないというところの如何に多いことか。
スペースX以外に、そういうところが出てきたこと、身の丈に合った現実的な方法でチャレンジしようとしていること、無理してコスト削減とか、カッコつけずに地道にスタートしようとしていることに好感を覚える。
S社だけがのさばるだけじゃ、いつまで経っても状況は変わらない。
他の企業だって、負けない技術力は持っているはずだ。
足りないのは心意気だけ。
先日書いた記事では、アリアンスペースにつれない態度を取ったが(負け犬の遠吠えとか・・・)、一念奮起して、是非とも再使用ロケットの開発に踏み込んでもらいたいものだ。
また、エンジンだけそのうち再使用するULA(バルカンロケットは当初は使い捨て)とか、やるやると言いながら一向に形にならないブルーオリジン(ニューグレンなんて絵に描いた餅じゃないのかあ?)には、心を入れ替えて本格的に取り組んでもらいたい。
スペースコムの記事では、ロケットラボでは来年の再使用の開始を予定しているという。
「来年の最初の完全復旧ミッション」(再掲)
こうした動きが雪崩のように起これば、宇宙開発は一変する。
中国にだって、再使用の動きはある。
インドやロシアについては知らないけど、我が国だって、能代でロケット飛ばしてたしな。
やる気になれば、それなりの方法は採れるだろう。
それを妨げているのは、失敗に不寛容な国民の態度と、それをいいことに官需に甘んじ続ける企業の体質だろう。
地球の重力圏を脱して、軌道速度まで加速した上段の回収にも取り組んでもらいたいな。
スペースプレーン型でも、パワードランディング型でも構わない。
スペースXのスターシップは、ハイブリッドのような感じだ。
大気減速し、最後にパワードランディングするからな。
大気減速の際には、翼による制御も行う。
これは、航空機の原理で、ある意味ではスペースプレーンと言えよう。
何となく、イカに似ているのが玉に瑕だがな。
まあいい。
この際大目に見よう。
本家のスペースプレーンでは、空軍とボーイングが取り組んでいるX37Bもあるし、ノースロップグラマンのドリームチェイサーも飛び立とうとしている。
まあ、これらは上段というよりも宇宙船だがな。
また、毛色の違うところでは、1段目をスペースプレーンとするダルパとボーイングが取り組むXS-1もある。
(XS-1 (宇宙機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/XS-1_(%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%A9%9F)
「小型人工衛星打ち上げ用の再使用可能なスペースプレーンまたはブースター」
残念ながら、上段は使い捨てとなる。
完全再使用を目指しているのは、アランボンドのスカイロンと、BFR(スターシップ+スーパーヘビー)だが、スカイロンは塩漬け、スターシップは爆発、スーパーヘビーは影も形もない。
その一方で、半世紀前の技術を焼き直して飛ばそうとしている使い捨ての親玉SLSには、湯水のように金を注いでいる。
情けない話だ・・・。
ひっそりと行われたエレクトロンの打ち上げは、浮沈子的には快挙だ。
再使用ロケットの歴史に、大きな足跡を残すに違いない。
米国の有人飛行への復帰の話題が先行する来年だが、エレクトロンの再使用の進捗に、大いに注目したいところだ・・・。
(Rocket Labは、ヘリコプターでロケットをキャッチして再利用します:追加)
https://www.engadget.com/2019/08/06/rocket-lab-reusable-rocket-plans/
(Rocket LabはSpaceXのようなロケットを回収して再利用するための重要なマイルストーンを通過します:追加)
https://nytimespost.com/rocket-lab-passes-key-milestone-in-quest-to-recover-and-reuse-rockets-like-spacex/
「再突入によってブースターをナビゲートすることにより、ロケットラボはロケットブースターを回復できる世界でも数少ないグループの1つに近づきます。」
(Rocket Labの10回目の打ち上げは、ブースター回復技術をテストします:追加)
https://spaceflightnow.com/2019/12/06/rocket-labs-10th-launch-tests-booster-recovery-technology/
「Rocket Labは、金曜日の打ち上げ時に設置されたコールドガススラスタも使用します。」
今回は積んでたけど使わなかったということか。
(エレクトロンロケット打ち上げ実施。人工流れ星衛星2号機は無事に軌道投入:追加)
https://sorae.info/space/20191207-ale-2.html
「ロケット・ラボは、11月30日から延期になっていたエレクトロンロケットの打ち上げを日本時間12月6日にニュージーランドのマヒア半島の発射場から実施しました。」
日頃お世話になってるこのメディアも、再使用チャレンジの報はないしな・・・。
(Rocket Labはヘリコプターで実際にロケットをキャッチできますか?:動画出ます。:追加)
https://www.youtube.com/watch?v=ZIaDWCK2Bmk
「Rocket Labは、パラシュートとヘリコプターを使用して電子ロケットを回収しようと計画していることを発表しました。
本日は、Rocket Labの力と速度など、彼らが直面する課題についての深い掘り下げを含む再利用性の計画に飛び込みます。
次に、空気回収の歴史を調べ、Rocket Labの再利用計画を、スペースシャトルのSRB、Falcon 9、SpaceXのフェアリング、さらにはSMART再利用と呼ばれるULAの同様の計画などのパラシュートを利用する他の宇宙システムと比較します 。
また、Rocket LabとPeter Beck自身からも、彼らがどのようにこれを行うことを望んでいるかについてのエキサイティングな追加詳細を含む排他的な情報を得ました。」
なかなか興味深い動画だな。
(RocketLab&Reusable Rockets-プラズマナイフ、バルート、ヘリコプター、...象:動画出ます。:追加)
https://www.youtube.com/watch?v=lQNLoPoqJ9g
「RocketLabは、小型の電子ロケットで約500万ドルで低地球軌道に150kgを発射できる、小型の専用衛星打ち上げプロバイダーのトップ企業になりました。 プライベートスペース企業として、彼らはSpaceXと多くの比較を行ってきましたが、CEOのPeter BeckはこれまでSpaceXとは異なり、ロケットを再利用しないと主張していました。 火曜日に、彼らは、会社が完全に受動的なブースター降下プロファイルとヘリコプターによる捕獲を使用して、この技術を開発する計画を持っていることを発表しました。
そして、ロケットハードウェアの回収と再利用を真剣に検討している打ち上げプロバイダーは彼らだけではありません。今週、中国はグリッドフィンがブースターを最終的なインパクトポイントに導くロングマーチ2Cロケットを打ち上げました。」
中国のロケットのグリッドフィンが印象的だな・・・。
(中国のクールな新しいロケットフィンの動作をご覧ください!:追加)
https://www.space.com/china-rocket-fins-launch-video.html
「現地時間7月26日(EDT 7月25日)に中国西昌からロング3月2Cロケットを発射したこの国には、打ち上げ場所から離れた人口密集地域を保護するためのグリッドフィンが含まれていました。中国のフィンはロケットを再利用可能にすることを意図していません」
「中国のロケット施設の多くは人口密集地域にあり、米国や旧ソビエト連邦の孤立した発射地点よりも発射デブリがより差し迫った懸念となっています。」
なんだ、そうだったのか・・・。
(Rocket Labが7個の衛星を打ち上げ、地球に向けて誘導ブースターを試行:標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
https://www.space.com/rocket-lab-launches-seven-satellites-reusability.html
「このミッションは、データを収集し、来年の最初の完全復旧ミッションに向けて反復するのに役立つ重要な役割を果たします」
「しかし、高さ57フィート(17メートル)のエレクトロンは小さすぎて、SpaceXのFalcon 9やBlue Originのニューシェパードのような垂直で推進的な着陸を実現することはできません、とロケットラボCEOのピーターベックは言いました。そのため、同社はヘリコプターで電子の最初のステージを空から摘み取るつもりです。」
「正直に言うと、コストを削減することではありません」
「それは生産を増やすことです。それが私たちがそれをしている唯一の理由です。」
正直な社長さんだ。
それでいい。
一発5億円程度の売り上げで、コスト削っても辛いだけだ。
打ち上げ頻度を上げることだって、顧客の利益につながるからな。
イベント屋が、流れ星を作る衛星を上げたとか、多国籍のキューブサットを上げたとか、そういう話はよく聞こえてくるが、再使用への一歩を踏み出した点についての評価はこれからだ。
メディアによっては、一言も触れていないものもある。
(ロケットラボが7機目のElectronロケットを打ち上げた)
https://jp.techcrunch.com/2019/06/30/2019-06-29-rocket-lab-successfully-launches-seventh-electron-rocket-for-make-it-rain-mission/
英文の元ネタにもあたったが、再使用については一言も触れられていない。
まあ、今回はテレメトリー取得しただけだからな。
厳しい対応になっても、文句は言えない。
ファルコン9のような巨大なロケットとは異なる。
再使用に際してパラシュート降下させてヘリで捕まえるというどこかで聞いたような手法になったとしても、浮沈子的にはやむを得ないと思うけどな。
それよりも何よりも、どんな形であれ、再使用への一歩を踏み出したことを評価したい。
政府系の需要に頼り、根本的な改革を先送りし、ちまちまと小手先の改良でぬくぬくとしてきた多くのロケット企業や打ち上げ機関に爪の垢くれてやればいいのだ。
小さな一歩でも、踏みださなければ先に進むことはできない。
口先だけ再使用しますとか聞こえのいいことを吐いても、実際にはなにもしないというところの如何に多いことか。
スペースX以外に、そういうところが出てきたこと、身の丈に合った現実的な方法でチャレンジしようとしていること、無理してコスト削減とか、カッコつけずに地道にスタートしようとしていることに好感を覚える。
S社だけがのさばるだけじゃ、いつまで経っても状況は変わらない。
他の企業だって、負けない技術力は持っているはずだ。
足りないのは心意気だけ。
先日書いた記事では、アリアンスペースにつれない態度を取ったが(負け犬の遠吠えとか・・・)、一念奮起して、是非とも再使用ロケットの開発に踏み込んでもらいたいものだ。
また、エンジンだけそのうち再使用するULA(バルカンロケットは当初は使い捨て)とか、やるやると言いながら一向に形にならないブルーオリジン(ニューグレンなんて絵に描いた餅じゃないのかあ?)には、心を入れ替えて本格的に取り組んでもらいたい。
スペースコムの記事では、ロケットラボでは来年の再使用の開始を予定しているという。
「来年の最初の完全復旧ミッション」(再掲)
こうした動きが雪崩のように起これば、宇宙開発は一変する。
中国にだって、再使用の動きはある。
インドやロシアについては知らないけど、我が国だって、能代でロケット飛ばしてたしな。
やる気になれば、それなりの方法は採れるだろう。
それを妨げているのは、失敗に不寛容な国民の態度と、それをいいことに官需に甘んじ続ける企業の体質だろう。
地球の重力圏を脱して、軌道速度まで加速した上段の回収にも取り組んでもらいたいな。
スペースプレーン型でも、パワードランディング型でも構わない。
スペースXのスターシップは、ハイブリッドのような感じだ。
大気減速し、最後にパワードランディングするからな。
大気減速の際には、翼による制御も行う。
これは、航空機の原理で、ある意味ではスペースプレーンと言えよう。
何となく、イカに似ているのが玉に瑕だがな。
まあいい。
この際大目に見よう。
本家のスペースプレーンでは、空軍とボーイングが取り組んでいるX37Bもあるし、ノースロップグラマンのドリームチェイサーも飛び立とうとしている。
まあ、これらは上段というよりも宇宙船だがな。
また、毛色の違うところでは、1段目をスペースプレーンとするダルパとボーイングが取り組むXS-1もある。
(XS-1 (宇宙機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/XS-1_(%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%A9%9F)
「小型人工衛星打ち上げ用の再使用可能なスペースプレーンまたはブースター」
残念ながら、上段は使い捨てとなる。
完全再使用を目指しているのは、アランボンドのスカイロンと、BFR(スターシップ+スーパーヘビー)だが、スカイロンは塩漬け、スターシップは爆発、スーパーヘビーは影も形もない。
その一方で、半世紀前の技術を焼き直して飛ばそうとしている使い捨ての親玉SLSには、湯水のように金を注いでいる。
情けない話だ・・・。
ひっそりと行われたエレクトロンの打ち上げは、浮沈子的には快挙だ。
再使用ロケットの歴史に、大きな足跡を残すに違いない。
米国の有人飛行への復帰の話題が先行する来年だが、エレクトロンの再使用の進捗に、大いに注目したいところだ・・・。
(Rocket Labは、ヘリコプターでロケットをキャッチして再利用します:追加)
https://www.engadget.com/2019/08/06/rocket-lab-reusable-rocket-plans/
(Rocket LabはSpaceXのようなロケットを回収して再利用するための重要なマイルストーンを通過します:追加)
https://nytimespost.com/rocket-lab-passes-key-milestone-in-quest-to-recover-and-reuse-rockets-like-spacex/
「再突入によってブースターをナビゲートすることにより、ロケットラボはロケットブースターを回復できる世界でも数少ないグループの1つに近づきます。」
(Rocket Labの10回目の打ち上げは、ブースター回復技術をテストします:追加)
https://spaceflightnow.com/2019/12/06/rocket-labs-10th-launch-tests-booster-recovery-technology/
「Rocket Labは、金曜日の打ち上げ時に設置されたコールドガススラスタも使用します。」
今回は積んでたけど使わなかったということか。
(エレクトロンロケット打ち上げ実施。人工流れ星衛星2号機は無事に軌道投入:追加)
https://sorae.info/space/20191207-ale-2.html
「ロケット・ラボは、11月30日から延期になっていたエレクトロンロケットの打ち上げを日本時間12月6日にニュージーランドのマヒア半島の発射場から実施しました。」
日頃お世話になってるこのメディアも、再使用チャレンジの報はないしな・・・。
(Rocket Labはヘリコプターで実際にロケットをキャッチできますか?:動画出ます。:追加)
https://www.youtube.com/watch?v=ZIaDWCK2Bmk
「Rocket Labは、パラシュートとヘリコプターを使用して電子ロケットを回収しようと計画していることを発表しました。
本日は、Rocket Labの力と速度など、彼らが直面する課題についての深い掘り下げを含む再利用性の計画に飛び込みます。
次に、空気回収の歴史を調べ、Rocket Labの再利用計画を、スペースシャトルのSRB、Falcon 9、SpaceXのフェアリング、さらにはSMART再利用と呼ばれるULAの同様の計画などのパラシュートを利用する他の宇宙システムと比較します 。
また、Rocket LabとPeter Beck自身からも、彼らがどのようにこれを行うことを望んでいるかについてのエキサイティングな追加詳細を含む排他的な情報を得ました。」
なかなか興味深い動画だな。
(RocketLab&Reusable Rockets-プラズマナイフ、バルート、ヘリコプター、...象:動画出ます。:追加)
https://www.youtube.com/watch?v=lQNLoPoqJ9g
「RocketLabは、小型の電子ロケットで約500万ドルで低地球軌道に150kgを発射できる、小型の専用衛星打ち上げプロバイダーのトップ企業になりました。 プライベートスペース企業として、彼らはSpaceXと多くの比較を行ってきましたが、CEOのPeter BeckはこれまでSpaceXとは異なり、ロケットを再利用しないと主張していました。 火曜日に、彼らは、会社が完全に受動的なブースター降下プロファイルとヘリコプターによる捕獲を使用して、この技術を開発する計画を持っていることを発表しました。
そして、ロケットハードウェアの回収と再利用を真剣に検討している打ち上げプロバイダーは彼らだけではありません。今週、中国はグリッドフィンがブースターを最終的なインパクトポイントに導くロングマーチ2Cロケットを打ち上げました。」
中国のロケットのグリッドフィンが印象的だな・・・。
(中国のクールな新しいロケットフィンの動作をご覧ください!:追加)
https://www.space.com/china-rocket-fins-launch-video.html
「現地時間7月26日(EDT 7月25日)に中国西昌からロング3月2Cロケットを発射したこの国には、打ち上げ場所から離れた人口密集地域を保護するためのグリッドフィンが含まれていました。中国のフィンはロケットを再利用可能にすることを意図していません」
「中国のロケット施設の多くは人口密集地域にあり、米国や旧ソビエト連邦の孤立した発射地点よりも発射デブリがより差し迫った懸念となっています。」
なんだ、そうだったのか・・・。
CRS-19が運んだアリババと40人の盗賊? ― 2019年12月07日 13:50
CRS-19が運んだアリババと40人の盗賊?
実際運んだのは、40匹のマウスだ(なーんだ・・・)。
(SpaceX貨物ミッションは、強力なネズミ、火事、ビールの研究を組み合わせています:標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
https://spaceflightnow.com/2019/12/03/spacex-cargo-mission-combines-mighty-mice-fires-and-beer/
「宇宙ステーションに打ち上げられた40匹のマウスのうち8匹は、動物の筋肉の成長を制限するタンパク質であるミオスタチンを欠くように遺伝子操作されています。」
この記述を見て、いつか書くぞと思ってたんだが、ロケットネタが尽きずに今日になった。
(ミオスタチン)
https://en.wikipedia.org/wiki/Myostatin
「このプロジェクトの焦点は、国際宇宙ステーションに送られたマウスのミオスタチンを取り除くことで、微小重力による筋肉の喪失を防ぐことができるか、少なくとも軽減できるかどうかを判断することです」
「宇宙ステーションでマウスに投与される薬物試験は、骨量を調節するタンパク質であるアクチビンも阻害します。」
「この薬でアクチビンをブロックすると、骨密度が大幅に増加します」
(アクチビンとインヒビン)
https://en.wikipedia.org/wiki/Activin_and_inhibin
「宇宙旅行中に宇宙飛行士の健康を維持するためには、筋肉と骨の損失を防ぐためにできることはどれも非常に重要です」
長期間の宇宙旅行と言えば、有人火星探査に決まっている。
「しかし...骨量の減少は、地球上の人々にとって大きな健康問題でもあります。実際には、子供と大人の両方で骨の損失につながる多くの病気があります。そしてもちろん、骨粗鬆症は高齢者や寝たきりの人にとって大きな健康問題です。」
もちろん、筋ジスなどの病気の治療に多大な貢献が期待されるが、別に無重力で実験しなくてもいいと思うんだがな・・・。
「微小重力にさらされた人生でこの実験薬をテストすることで、多くの異なる条件で発生する骨損失と筋肉損失の両方に対処するための治療戦略をテストできることを願っています」
無理して、疾病治療と結び付けてエクスキューズする必要はない。
有人火星探査のためとか、火星移民のためだって堂々と言えばいいのだ。
遺伝子に改変を加えて、放射線や低重力に対応させようという話は、このブログでも以前に取り上げた。
(宇宙人の作り方?)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2018/03/25/8811112
「戸惑い 傍観するのは 時間の無駄ではないでしょうか」
リサニップによる挑発的な煽りが、頭にこびりついている。
人類は、さっそくISSでの実験に着手したというわけだ。
次は、放射線耐性を強化したマウスを積んで行くんだろう。
どーせ、また、何かの遺伝子疾患と結び付けて、地球上の我々にも恩恵があるようなふりをしてな。
そして、いつの日か(それほど遠くない日に)宇宙飛行士の遺伝子が操作される・・・。
月軌道辺りの宇宙船とか月面基地に長期間閉じ込めて(40人くらい?)、耐放射線能力や骨量、筋肉量などが確認される。
これでいけるとなったら、いよいよ火星旅行だ(そうなのかあ?)。
昨日、人類はそのための一歩を踏み出した(踏み出したのはマウスだけど)。
文字通り、小さな一歩だがな・・・。
浮沈子は、懸念以上のものを感じる。
我々は、宇宙に行く運命なのか。
そんなことはない。
それは、錯覚に過ぎない。
海から生まれた生命は、長い時間を掛けて陸に上がり、空を見上げるようになった。
それからさらに数億年・・・。
少しばかり、この惑星の束縛から離れたところに行ってはみたが、そこは過酷な環境で、とても生身で耐えられないことは初めから分かっている。
何億年かの進化の果てに辿り着くならともかくも、自らの身勝手な欲望のために赴くところなんかじゃない。
宇宙から撤退しろとは言わないが、自らの遺伝子を弄繰り回し、出来損ないの改変を施してまで行くところじゃない。
(ゲノム編集の落とし穴-“セントラルドグマ”が書き直される可能性も-)
https://www.riken.jp/press/2016/20161226_2/index.html
遺伝子の発現については、未知の領域があるらしい。
オフターゲット問題を解決しただけではダメだということだな。
DNAを好きなように切り張りできれば、全て解決するという発想自体が単純すぎる。
生命は、環境に対応するために、次々と変化を繰り返して進化してきた。
急激な環境の変化に対応できずに消えて行った種は、数限りない。
人類もまた、その一つに過ぎない。
自ら自然に働きかけて環境を変え、また、自らの生存に適さない環境に適応するために自らを変え、思うがままに生き延びていこうとしているが、残念ながら、それ程の存在かと疑ってしまうな。
人間もまた、自然の一部なのだ。
まあ、だから、何をやってもいいという発想も生まれる。
人工物(人工生命も含めて)もまた、人間が作り出したものである以上、自然の一部なのかもしれない。
人の作りしものに、完全なものなどない。
やがては壊れ、元の自然に還っていく。
弄繰り回した遺伝子が、意図したとおりに受け継がれて行くとは限らんしな。
いつかどこかで、手痛いしっぺ返しを食らうことになるのだ・・・。
(アリババと40人の盗賊)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%90%E3%81%A840%E4%BA%BA%E3%81%AE%E7%9B%97%E8%B3%8A
「庭に運び込まれた油容器の中身が盗賊たちと気付いたモルジアナは、1つだけ本物の油が入っている容器を探し当てると、急いでその油を台所へ運び込み、大鍋に入れて沸騰させ、煮えたぎった油を全ての容器に注ぎ込んで、中に隠れている盗賊たちを一人残らず殺した。」
聡明な女奴隷として登場するモルジアナだが、浮沈子的には極悪非道の悪女に思える。
「またしても客人の正体を見抜いたモルジアナは、余興として客人に舞踊を披露すると言い、彼女も短剣を持って踊りながら隙を見て頭領を刺し殺し、アリババ達に客人の正体を晒した。」
「かくして40人の盗賊たちは、聡明なモルジアナの機転により全員返り討ちにされた。」
マジか!?。
「40匹のネズミはすべて、1月初旬にドラゴンカプセルで地球に生き返ります。」(初出のCRS-19の記事より)
どーせ、最後は解剖されてしまうんだろう。
「モルジアナは奴隷の身分から一躍カシムの息子の妻になり・・・」
カシムの息子にはなりたくないもんだな・・・。
(筋ジス患者の原因遺伝子、ゲノム編集で修復 東大など:追加)
https://www.asahi.com/articles/ASMCP63J0MCPPLBJ003.html
「従来のゲノム編集技術に使うたんぱく質に似た「Cas3(キャススリー)」というたんぱく質に注目。DNAで狙ったところを、大きな範囲で削る力があることを突き止めた。」
「原因遺伝子にCas3を使うと、変異部分がごそっと削られ、不完全ではあるが、たんぱく質ができるようになった。」
「従来の方法では、狙ったところ以外でも遺伝子が書き換えられてしまう問題があった。今回の方法は、正確性が高いという。」
ゲノム編集が未完成な技術であり、しかしながら、鋭意改良が続けられていることの証左だ。
この実験がISSで行われたという話は聞かないんだがな・・・。
(遺伝子編集した赤ちゃんを生み出す実験が失敗して「意図せぬ突然変異」を引き起こした可能性が指摘される:追加)
https://gigazine.net/news/20191206-gene-edited-baby-unintended-mutations/
「賀氏の研究チームは確かにCCR5を標的に遺伝子編集を行っていましたが、既知の突然変異を完全に再現した編集はできておらず、「HIV耐性の獲得にはつながらないかもしれない突然変異」を作り出していたと専門家は指摘。」
「彼らがCCR5の突然変異を再現したという主張は、実際のデータを露骨に不正表示したものであり、『意図的な虚偽』といえます」
当事者がいないところでの議論だから割り引いて考える必要はあるだろうが、成功したかどうかには、合理的な疑念が残るようだ。
例のオフターゲットの問題も指摘されている。
「また、CRISPRは決して完璧なツールではなく、1つの遺伝子編集を試みた時に、ほかの遺伝子も意図せず変更されてしまうケースがあるとのこと。しかし、賀氏の研究チームは遺伝子編集の結果を確かめるために初期の胚を1つ検査しただけであり、包括的な検証を行っていなかったことも明らかになりました。」
医療の現場で、どこまで確認できるのかという議論もあるかも知れない。
「HIVは遺伝するものではなく、あくまでもHIVウイルスに感染することにより発症するため、精子洗浄を行って精子からHIVウイルスを除去するだけで、安全に子どもを授かることは可能です。」
インフォームドコンセントが正しく行われたのかについても、問題視されそうだ。
「両親が中国における社会的な事情により不妊治療を受けられなかった点が、今回の実験に参加する動機付けになった可能性があります」
有人火星探査や火星移住というもっともらしい目的を掲げて、人間に対するゲノム編集を進めようとする動きには要注意だな。
実際運んだのは、40匹のマウスだ(なーんだ・・・)。
(SpaceX貨物ミッションは、強力なネズミ、火事、ビールの研究を組み合わせています:標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
https://spaceflightnow.com/2019/12/03/spacex-cargo-mission-combines-mighty-mice-fires-and-beer/
「宇宙ステーションに打ち上げられた40匹のマウスのうち8匹は、動物の筋肉の成長を制限するタンパク質であるミオスタチンを欠くように遺伝子操作されています。」
この記述を見て、いつか書くぞと思ってたんだが、ロケットネタが尽きずに今日になった。
(ミオスタチン)
https://en.wikipedia.org/wiki/Myostatin
「このプロジェクトの焦点は、国際宇宙ステーションに送られたマウスのミオスタチンを取り除くことで、微小重力による筋肉の喪失を防ぐことができるか、少なくとも軽減できるかどうかを判断することです」
「宇宙ステーションでマウスに投与される薬物試験は、骨量を調節するタンパク質であるアクチビンも阻害します。」
「この薬でアクチビンをブロックすると、骨密度が大幅に増加します」
(アクチビンとインヒビン)
https://en.wikipedia.org/wiki/Activin_and_inhibin
「宇宙旅行中に宇宙飛行士の健康を維持するためには、筋肉と骨の損失を防ぐためにできることはどれも非常に重要です」
長期間の宇宙旅行と言えば、有人火星探査に決まっている。
「しかし...骨量の減少は、地球上の人々にとって大きな健康問題でもあります。実際には、子供と大人の両方で骨の損失につながる多くの病気があります。そしてもちろん、骨粗鬆症は高齢者や寝たきりの人にとって大きな健康問題です。」
もちろん、筋ジスなどの病気の治療に多大な貢献が期待されるが、別に無重力で実験しなくてもいいと思うんだがな・・・。
「微小重力にさらされた人生でこの実験薬をテストすることで、多くの異なる条件で発生する骨損失と筋肉損失の両方に対処するための治療戦略をテストできることを願っています」
無理して、疾病治療と結び付けてエクスキューズする必要はない。
有人火星探査のためとか、火星移民のためだって堂々と言えばいいのだ。
遺伝子に改変を加えて、放射線や低重力に対応させようという話は、このブログでも以前に取り上げた。
(宇宙人の作り方?)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2018/03/25/8811112
「戸惑い 傍観するのは 時間の無駄ではないでしょうか」
リサニップによる挑発的な煽りが、頭にこびりついている。
人類は、さっそくISSでの実験に着手したというわけだ。
次は、放射線耐性を強化したマウスを積んで行くんだろう。
どーせ、また、何かの遺伝子疾患と結び付けて、地球上の我々にも恩恵があるようなふりをしてな。
そして、いつの日か(それほど遠くない日に)宇宙飛行士の遺伝子が操作される・・・。
月軌道辺りの宇宙船とか月面基地に長期間閉じ込めて(40人くらい?)、耐放射線能力や骨量、筋肉量などが確認される。
これでいけるとなったら、いよいよ火星旅行だ(そうなのかあ?)。
昨日、人類はそのための一歩を踏み出した(踏み出したのはマウスだけど)。
文字通り、小さな一歩だがな・・・。
浮沈子は、懸念以上のものを感じる。
我々は、宇宙に行く運命なのか。
そんなことはない。
それは、錯覚に過ぎない。
海から生まれた生命は、長い時間を掛けて陸に上がり、空を見上げるようになった。
それからさらに数億年・・・。
少しばかり、この惑星の束縛から離れたところに行ってはみたが、そこは過酷な環境で、とても生身で耐えられないことは初めから分かっている。
何億年かの進化の果てに辿り着くならともかくも、自らの身勝手な欲望のために赴くところなんかじゃない。
宇宙から撤退しろとは言わないが、自らの遺伝子を弄繰り回し、出来損ないの改変を施してまで行くところじゃない。
(ゲノム編集の落とし穴-“セントラルドグマ”が書き直される可能性も-)
https://www.riken.jp/press/2016/20161226_2/index.html
遺伝子の発現については、未知の領域があるらしい。
オフターゲット問題を解決しただけではダメだということだな。
DNAを好きなように切り張りできれば、全て解決するという発想自体が単純すぎる。
生命は、環境に対応するために、次々と変化を繰り返して進化してきた。
急激な環境の変化に対応できずに消えて行った種は、数限りない。
人類もまた、その一つに過ぎない。
自ら自然に働きかけて環境を変え、また、自らの生存に適さない環境に適応するために自らを変え、思うがままに生き延びていこうとしているが、残念ながら、それ程の存在かと疑ってしまうな。
人間もまた、自然の一部なのだ。
まあ、だから、何をやってもいいという発想も生まれる。
人工物(人工生命も含めて)もまた、人間が作り出したものである以上、自然の一部なのかもしれない。
人の作りしものに、完全なものなどない。
やがては壊れ、元の自然に還っていく。
弄繰り回した遺伝子が、意図したとおりに受け継がれて行くとは限らんしな。
いつかどこかで、手痛いしっぺ返しを食らうことになるのだ・・・。
(アリババと40人の盗賊)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%90%E3%81%A840%E4%BA%BA%E3%81%AE%E7%9B%97%E8%B3%8A
「庭に運び込まれた油容器の中身が盗賊たちと気付いたモルジアナは、1つだけ本物の油が入っている容器を探し当てると、急いでその油を台所へ運び込み、大鍋に入れて沸騰させ、煮えたぎった油を全ての容器に注ぎ込んで、中に隠れている盗賊たちを一人残らず殺した。」
聡明な女奴隷として登場するモルジアナだが、浮沈子的には極悪非道の悪女に思える。
「またしても客人の正体を見抜いたモルジアナは、余興として客人に舞踊を披露すると言い、彼女も短剣を持って踊りながら隙を見て頭領を刺し殺し、アリババ達に客人の正体を晒した。」
「かくして40人の盗賊たちは、聡明なモルジアナの機転により全員返り討ちにされた。」
マジか!?。
「40匹のネズミはすべて、1月初旬にドラゴンカプセルで地球に生き返ります。」(初出のCRS-19の記事より)
どーせ、最後は解剖されてしまうんだろう。
「モルジアナは奴隷の身分から一躍カシムの息子の妻になり・・・」
カシムの息子にはなりたくないもんだな・・・。
(筋ジス患者の原因遺伝子、ゲノム編集で修復 東大など:追加)
https://www.asahi.com/articles/ASMCP63J0MCPPLBJ003.html
「従来のゲノム編集技術に使うたんぱく質に似た「Cas3(キャススリー)」というたんぱく質に注目。DNAで狙ったところを、大きな範囲で削る力があることを突き止めた。」
「原因遺伝子にCas3を使うと、変異部分がごそっと削られ、不完全ではあるが、たんぱく質ができるようになった。」
「従来の方法では、狙ったところ以外でも遺伝子が書き換えられてしまう問題があった。今回の方法は、正確性が高いという。」
ゲノム編集が未完成な技術であり、しかしながら、鋭意改良が続けられていることの証左だ。
この実験がISSで行われたという話は聞かないんだがな・・・。
(遺伝子編集した赤ちゃんを生み出す実験が失敗して「意図せぬ突然変異」を引き起こした可能性が指摘される:追加)
https://gigazine.net/news/20191206-gene-edited-baby-unintended-mutations/
「賀氏の研究チームは確かにCCR5を標的に遺伝子編集を行っていましたが、既知の突然変異を完全に再現した編集はできておらず、「HIV耐性の獲得にはつながらないかもしれない突然変異」を作り出していたと専門家は指摘。」
「彼らがCCR5の突然変異を再現したという主張は、実際のデータを露骨に不正表示したものであり、『意図的な虚偽』といえます」
当事者がいないところでの議論だから割り引いて考える必要はあるだろうが、成功したかどうかには、合理的な疑念が残るようだ。
例のオフターゲットの問題も指摘されている。
「また、CRISPRは決して完璧なツールではなく、1つの遺伝子編集を試みた時に、ほかの遺伝子も意図せず変更されてしまうケースがあるとのこと。しかし、賀氏の研究チームは遺伝子編集の結果を確かめるために初期の胚を1つ検査しただけであり、包括的な検証を行っていなかったことも明らかになりました。」
医療の現場で、どこまで確認できるのかという議論もあるかも知れない。
「HIVは遺伝するものではなく、あくまでもHIVウイルスに感染することにより発症するため、精子洗浄を行って精子からHIVウイルスを除去するだけで、安全に子どもを授かることは可能です。」
インフォームドコンセントが正しく行われたのかについても、問題視されそうだ。
「両親が中国における社会的な事情により不妊治療を受けられなかった点が、今回の実験に参加する動機付けになった可能性があります」
有人火星探査や火星移住というもっともらしい目的を掲げて、人間に対するゲノム編集を進めようとする動きには要注意だな。
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