やっぱ、2年に1度の定期点検に引っかかったポセイドンセブンのユニットは良好2020年01月07日 21:57

やっぱ、2年に1度の定期点検に引っかかったポセイドンセブンのユニットは良好


プレダイブチェックの進行は、一度だけ酸素センサーのエラーを吐いただけで、順調に最後まで進んだ。

で、お約束の車検未通過で引っかかる。

エラーコードでいえば、55-81になる。

(ERROR CODES)
https://poseidon.com/rb-error-codes

「Column 1:55:Service Interval..
Column 2:81:The service interval has expired」

まあ、お約束だからな。

これを解消するには、サービスセンターに送って、秘密の暗号(開けえー、ゴマ!)で扉を開け、リセットしてもらわなければならない。

Oリングとかは、前回から潜っておらず(小笠原以降では、プールで1回だけ)、ネガティブテストを含めたプレダイブチェックで良好だったこと、いきなり海で潜るのではなく、足の立つ浅いプールでしっかりと動作確認してからにしたいので、オーバーホールではなく、再設定だけでできないか確認中(良い子は、マネしないでね!)。

着々と進むCCR復活プロジェクトだが、器材は何とでもなるとしても、問題なのは人間の方だな。

CCRは、未だに進化中の潜水器であり、人間が面倒見てやらなければ、水中ではただの面倒なお荷物になってしまう。

水没したり、ソレノイドバルブがいかれたり、DEEPバッテリーが死んだり(11万円がパー!)、センサーが突然暴走したり(そんなあ!)・・・。

もちろん、レクリエーショナルレベルでは、マニュアルで酸素足したり、ディリュエントフラッシュしてSCR運用したりすることはない。

何かあったら、即ベイルアウト!。

この、安易かつシンプルな対応で、昨日今日ダイバーになったばかりの初心者にも、安心して使ってもらえるというワケだ(そうなのかあ?)。

そうはいっても、まあ、アドバンスくらいかな(規定上は、オープンウォーターとエンリッチで可)。

(リブリーザー・ダイバー)
https://www.padi.co.jp/scuba-diving/padi-courses/course-catalog/rebreather-diver/

「PADIリブリーザー・ダイバーになるには、
・PADIオープン・ウォーター・ダイバーであること
・PADIエンリッチド・エア・ダイバーであること
・最低25本の経験本数があること
・18歳以上であること
が前提条件となります。」

「6本のトレーニング・ダイブの中には
・しっかりとしたプレダイブ・チェックの仕方
・マウス・ピースが口に入っていない時にループを閉塞しておく習慣をつける
・バブル・チェック、ベイルアウトの練習とほかの潜在的危険の察知と対処
・浮力調整の練習
・ディスプレイや計器類を監視する習慣
・ダイブ後の手順と器材の取り外し
が含まれます。」

ベイルアウト(緊急浮上)すればいいといっても、そう簡単な話じゃない。

呼吸回路という浮力体をコントロールしながらの浮上になるので、その制御に関する知識と実践を経て初めて認定される。

もちろん、通常でも中性浮力のコントロールは必要だし、浮沈子が今回挑もうとしているドライスーツで行うということになれば、BCと合わせて3つの浮力体をコントロールするという、まるでジャグリングのような芸当になる。

(ジャグリング)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0

「広義では、手に保持できる程度の道具を使った、修練の必要な特殊な技能または芸を指す。」

違いない・・・。

CCRは、準備に1本、潜って1本、片づけて1本くらいに考えていた方がいい。

まあ、レンタルとかしてくれるところがあれば、準備と片付けはショップでやってくれるかもしれないけどな。

最低限、プレブリージングはしないと、誰も責任取ってくれないけどな。

ポセイドンセブンの場合、水中で出来ることはPO2をモニターし続け、システムが稼働しているかどうかを確認し続けることだけだ。

そして、何かあったらベイルアウトに躊躇なく切り替えてエキジットに掛かる。

浮上に必要なガスをオンボードに頼るか、オフボードのベイルアウト用タンクからにするかは深度などに依るけど、リダンダンシーを考慮すれば、常に別に1本持って行くのがお勧めだ。

大きな声では言えないけど、浮沈子の場合、BCに給気するガスは、オフボード側から取っているからな(浮力調整でガス使いまくりです!)。

エントリーして、マウスピースの切り替えを確認したら、こっそりベイルアウトタンクの中圧ホースに繋ぎ変えている(んで、エキジットする直前に元に戻している:ここだけの秘密ですけど・・・)。

まあいい。

ある程度の深度に行く際には、或いは、エントリーしたところまで、水中を相当泳いで戻ってこなければならない状況では、フルサイズの11リッターのアルミタンクを携行する。

なんだかんだ言って、精神的にはこれが一番!。

何なら、CCR使い終わった後に、そのままで、もう1本潜れるしな(意味ねー・・・)。

3日間くらいなら、ベイルアウトタンクの充填なしに、この仕様で潜れるしな。

各部の操作を初めとして、思い出すまでが一苦労だろう。

さらに、基本に忠実な操作をデモンストレーションできるようにしておかなければならない。

そう、今回の復帰は、いよいよCCRインストラクターになるための布石なのだ。

出来ることと、教えることは別の能力だが、少なくとも自分が出来ないことは教えようがない。

逆に、あっさり出来てしまって、生徒が何を悩んでいるかを推し量ることができなければ、解決策を提示することも出来ない。

経験値も必要だし、教え方のコツも大切だ。

ややっこしさでは、サイドマウントといい勝負だしな。

そういう実践的なことは、これからだけど、自分に合ったCCRダイビングの形も追求したい。

とりあえず、この冬の間に日本の海をCCRで潜る。

もちろん、ドライスーツで・・・。

ジャグリングだよなあ・・・。

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