🐱ウクライナ降伏不可避:既視感 ― 2023年02月23日 12:40
ウクライナ降伏不可避:既視感
(米「中国がロシア支援検討」と警告、和平交渉はなお隔たり)
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-wrap-idJPKCN2LF06Z
「ブリンケン米国務長官は「ロシアがウクライナで使用する軍事装備品の直接支援を中国が検討している」と懸念を示した。」
「ロシアの侵攻を支援すれば責任を負うことになり、米国は代償を科すことをためらわないと明確にする」(バイデン)
これって、昨年3月の記事だ。
新冷戦、新ドミノ理論の登場で、先日既視感を覚えてクラクラしたばかりなのに・・・。
参考までに、先日の報道も見ておこう。
(中国、対ロ武器提供検討か)
https://jp.reuters.com/article/idJP2023021901000934
「中国がウクライナに侵攻を続けるロシアに対し、殺傷力のある武器提供を検討しているとの情報がある」
「ブリンケン氏は、中国がロシアに提供を検討しているのは殺傷力のある武器を含む「さまざまな種類」の支援だと説明。中国がこれまでも外交面でロシアを支援してきたとした上で、こうした武器を提供した場合には重大な局面となると訴えた。」
ああ、またクラクラしてきた・・・。
1年近く前の記事を読み返すきっかけとなったのはこれ。
(ブリンケンの「中国がロシアに武器提供」発言は、中国の和平案にゼレンスキーが乗らないようにするため)
https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20230222-00338344
「一目瞭然となるように時系列的な図表を作成してみた。」
記事にある表の9番にはこうある。
「2022年3月17日:ブリンケンが「中国がロシアに軍装備品の支援を検討している」と発言。」
最近の発言については23番に出ている。
「2023年2月18日:ブリンケンが中国がロシアに兵器の支援提供を検討していると発言。」
「両者に共通するのは、「停戦が進みそうだ」というタイミングである。
ということは、アメリカは「停戦させたくない」と思っていることの論拠になり得るということを意味する。」
今更だがな。
中国通の遠藤氏は、習近平が大っ嫌いだが、ウクライナ紛争停戦の仲介役として期待しているようだ(そうなのかあ?)。
浮沈子は、それはないと見ているがな。
ともあれ、米国が中国のロシアへの軍事支援を警告するのは初めてではないということだ。
現在の状況下(双方が交戦意欲満々!)で、停戦交渉が進展するとは思えないけど、西側の当局者は、ウクライナに送る武器の調達に際し、業界から長期契約を求められているに違いない。
半年やそこらで止めちまわれては困るわけだ。
停戦反対!。
それは、ロシアでも同じかもしれない。
現ウクライナ政権が、領土割譲状態で停戦に応じるとは思えないし、あちこち亀裂だらけの欧州でも、程度の差こそあれ、とりあえずは軍事支援の継続をぶち上げたわけだからな。
中国が余計なことさえしなければ、戦争の継続は間違いない。
ダメ押ししておこう・・・。
今回のブリンケンの発言は、ミュンヘン安全保障会議に合わせて行われている。
(ミュンヘン安全保障会議)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%B3%E3%83%98%E3%83%B3%E5%AE%89%E5%85%A8%E4%BF%9D%E9%9A%9C%E4%BC%9A%E8%AD%B0
「1963年から毎年開催されている会議」
「この種の集会としては世界最大規模」
「会議は毎年2月に開催され、会場にはミュンヘンのバイリッシャー・ホフというホテルが使われる。」
「2022 conference
第58回会議は2022年2月18日から20日に開催された。」
今年は、既報の通り、2月17日から19日に開催されている。
中国への警告が、年中行事になるのか、遠藤氏が指摘するように、ウクライナへの和平行動と連動しているのかは知らない。
また、昨年はベラルーシに於いて和平交渉が模索されていた時期とも重なるが、今回は具体な動きは表面化していない(中国が和平案を発表するというが、ホントかあ?)。
ロシアが長期的にウクライナを支配下に置き(もちろん、隷属国家として)、NATOとの緩衝地帯とする意向は変わらない。
場合によっては、ベラルーシと共に東欧諸国への影響力行使(武力侵攻を含む)の足掛かりとする可能性は大いにある。
それは、欧州とのかかわりが深い中国にとっては、あまり嬉しいシナリオではないかもしれないが、例えば、ロシアがウクライナに於ける権益の一部をくれてやるといえば、話は変わるかも知れない。
中露は対欧ではライバルであり、対米では同志でもある(そうなのかあ?)。
大国の利害が錯綜する中、翻弄される周辺国はたまらんな。
米国は、ウクライナが停戦したり、押し込まれて降伏した日には、ウクライナでの権益のみならず、欧州における影響力を大幅に失うことになりかねない。
ここは、なんとしてもウクライナに頑張ってもらわなければならない(ドンパチやって、戦場で犠牲を払ってもらわんとな)。
しかも、長期に!。
やれやれ・・・。
ウクライナ降伏不可避。
浮沈子の見立ては変わらない。
もちろん、既視感を感じたベトナム戦争当時の東南アジア情勢とは異なる。
米国は兵力を直接投入していないし、ウクライナは供与された武器で良く戦っている。
帝国(ロシア?)と同盟(西側)との間で、バランスをとりながら漁夫の利を得ようとしているフェザーン自治領の役割を、中国が果たすかどうかは分からない(すいません、例えが古くて・・・)。
(銀河英雄伝説)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E6%B2%B3%E8%8B%B1%E9%9B%84%E4%BC%9D%E8%AA%AC
「遠未来の銀河系を舞台に、数多くの英雄たちによる攻防と権謀術数を、ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリーの2人を軸に描くスペースオペラ。」
お話の中では、フェザーンは帝国に飲み込まれちまうんだがな。
まあ、どうでもいいんですが。
浮沈子は米国がバルブを閉めれば戦争は終わると思っている。
そして、それは事実だろうけど、そのタイミングはウクライナの継戦能力がなくなった時点だろう。
つっかえねーなー・・・。
中国が腹を括って、正面から米国と対峙するとは思えないが(それだって分からんぞお・・・)、ロシアとの協力(兵器供与を含む)が深まる公算は高い。
ロシアのウクライナ侵攻は、低調だったNATOの勢いを盛り返すきっかけとなり、スウェーデンとフィンランド(もちろん、ウクライナもですが)の加盟申請というオマケもついた。
その一方で、イランや中国、インドなどは、ロシアとの関係を深めている。
南米やアフリカでも、ロシアは強い影響力を行使しているからな(もちろん、中国も)。
世界がロシアの思う通りにならなければ、そんな世界は滅ぼしてやるというプーチンの狂気(そうなのかあ?)に付き合わされる方はたまらんな。
その一方で、ドイツのように、米国の言うことを聞かないからといって、ロシアとのパイプラインを爆破されたりするのも御免被りたい。
本当の話なら、狂気の沙汰だ。
まあ、台湾有事の際には、我が国全土の空港を米軍に自由に使わせろと迫っている国だからな。
何があっても驚かない。
サハリンからのタンカーが撃沈されたりしてな(そんなあ!)
しかし、中国の動きは要注意だ。
風船事件だけじゃないということだな・・・。
(米「中国がロシア支援検討」と警告、和平交渉はなお隔たり)
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-wrap-idJPKCN2LF06Z
「ブリンケン米国務長官は「ロシアがウクライナで使用する軍事装備品の直接支援を中国が検討している」と懸念を示した。」
「ロシアの侵攻を支援すれば責任を負うことになり、米国は代償を科すことをためらわないと明確にする」(バイデン)
これって、昨年3月の記事だ。
新冷戦、新ドミノ理論の登場で、先日既視感を覚えてクラクラしたばかりなのに・・・。
参考までに、先日の報道も見ておこう。
(中国、対ロ武器提供検討か)
https://jp.reuters.com/article/idJP2023021901000934
「中国がウクライナに侵攻を続けるロシアに対し、殺傷力のある武器提供を検討しているとの情報がある」
「ブリンケン氏は、中国がロシアに提供を検討しているのは殺傷力のある武器を含む「さまざまな種類」の支援だと説明。中国がこれまでも外交面でロシアを支援してきたとした上で、こうした武器を提供した場合には重大な局面となると訴えた。」
ああ、またクラクラしてきた・・・。
1年近く前の記事を読み返すきっかけとなったのはこれ。
(ブリンケンの「中国がロシアに武器提供」発言は、中国の和平案にゼレンスキーが乗らないようにするため)
https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20230222-00338344
「一目瞭然となるように時系列的な図表を作成してみた。」
記事にある表の9番にはこうある。
「2022年3月17日:ブリンケンが「中国がロシアに軍装備品の支援を検討している」と発言。」
最近の発言については23番に出ている。
「2023年2月18日:ブリンケンが中国がロシアに兵器の支援提供を検討していると発言。」
「両者に共通するのは、「停戦が進みそうだ」というタイミングである。
ということは、アメリカは「停戦させたくない」と思っていることの論拠になり得るということを意味する。」
今更だがな。
中国通の遠藤氏は、習近平が大っ嫌いだが、ウクライナ紛争停戦の仲介役として期待しているようだ(そうなのかあ?)。
浮沈子は、それはないと見ているがな。
ともあれ、米国が中国のロシアへの軍事支援を警告するのは初めてではないということだ。
現在の状況下(双方が交戦意欲満々!)で、停戦交渉が進展するとは思えないけど、西側の当局者は、ウクライナに送る武器の調達に際し、業界から長期契約を求められているに違いない。
半年やそこらで止めちまわれては困るわけだ。
停戦反対!。
それは、ロシアでも同じかもしれない。
現ウクライナ政権が、領土割譲状態で停戦に応じるとは思えないし、あちこち亀裂だらけの欧州でも、程度の差こそあれ、とりあえずは軍事支援の継続をぶち上げたわけだからな。
中国が余計なことさえしなければ、戦争の継続は間違いない。
ダメ押ししておこう・・・。
今回のブリンケンの発言は、ミュンヘン安全保障会議に合わせて行われている。
(ミュンヘン安全保障会議)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%B3%E3%83%98%E3%83%B3%E5%AE%89%E5%85%A8%E4%BF%9D%E9%9A%9C%E4%BC%9A%E8%AD%B0
「1963年から毎年開催されている会議」
「この種の集会としては世界最大規模」
「会議は毎年2月に開催され、会場にはミュンヘンのバイリッシャー・ホフというホテルが使われる。」
「2022 conference
第58回会議は2022年2月18日から20日に開催された。」
今年は、既報の通り、2月17日から19日に開催されている。
中国への警告が、年中行事になるのか、遠藤氏が指摘するように、ウクライナへの和平行動と連動しているのかは知らない。
また、昨年はベラルーシに於いて和平交渉が模索されていた時期とも重なるが、今回は具体な動きは表面化していない(中国が和平案を発表するというが、ホントかあ?)。
ロシアが長期的にウクライナを支配下に置き(もちろん、隷属国家として)、NATOとの緩衝地帯とする意向は変わらない。
場合によっては、ベラルーシと共に東欧諸国への影響力行使(武力侵攻を含む)の足掛かりとする可能性は大いにある。
それは、欧州とのかかわりが深い中国にとっては、あまり嬉しいシナリオではないかもしれないが、例えば、ロシアがウクライナに於ける権益の一部をくれてやるといえば、話は変わるかも知れない。
中露は対欧ではライバルであり、対米では同志でもある(そうなのかあ?)。
大国の利害が錯綜する中、翻弄される周辺国はたまらんな。
米国は、ウクライナが停戦したり、押し込まれて降伏した日には、ウクライナでの権益のみならず、欧州における影響力を大幅に失うことになりかねない。
ここは、なんとしてもウクライナに頑張ってもらわなければならない(ドンパチやって、戦場で犠牲を払ってもらわんとな)。
しかも、長期に!。
やれやれ・・・。
ウクライナ降伏不可避。
浮沈子の見立ては変わらない。
もちろん、既視感を感じたベトナム戦争当時の東南アジア情勢とは異なる。
米国は兵力を直接投入していないし、ウクライナは供与された武器で良く戦っている。
帝国(ロシア?)と同盟(西側)との間で、バランスをとりながら漁夫の利を得ようとしているフェザーン自治領の役割を、中国が果たすかどうかは分からない(すいません、例えが古くて・・・)。
(銀河英雄伝説)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E6%B2%B3%E8%8B%B1%E9%9B%84%E4%BC%9D%E8%AA%AC
「遠未来の銀河系を舞台に、数多くの英雄たちによる攻防と権謀術数を、ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリーの2人を軸に描くスペースオペラ。」
お話の中では、フェザーンは帝国に飲み込まれちまうんだがな。
まあ、どうでもいいんですが。
浮沈子は米国がバルブを閉めれば戦争は終わると思っている。
そして、それは事実だろうけど、そのタイミングはウクライナの継戦能力がなくなった時点だろう。
つっかえねーなー・・・。
中国が腹を括って、正面から米国と対峙するとは思えないが(それだって分からんぞお・・・)、ロシアとの協力(兵器供与を含む)が深まる公算は高い。
ロシアのウクライナ侵攻は、低調だったNATOの勢いを盛り返すきっかけとなり、スウェーデンとフィンランド(もちろん、ウクライナもですが)の加盟申請というオマケもついた。
その一方で、イランや中国、インドなどは、ロシアとの関係を深めている。
南米やアフリカでも、ロシアは強い影響力を行使しているからな(もちろん、中国も)。
世界がロシアの思う通りにならなければ、そんな世界は滅ぼしてやるというプーチンの狂気(そうなのかあ?)に付き合わされる方はたまらんな。
その一方で、ドイツのように、米国の言うことを聞かないからといって、ロシアとのパイプラインを爆破されたりするのも御免被りたい。
本当の話なら、狂気の沙汰だ。
まあ、台湾有事の際には、我が国全土の空港を米軍に自由に使わせろと迫っている国だからな。
何があっても驚かない。
サハリンからのタンカーが撃沈されたりしてな(そんなあ!)
しかし、中国の動きは要注意だ。
風船事件だけじゃないということだな・・・。
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