🐱ウクライナ降伏不可避:大誤算2023年02月26日 01:06

ウクライナ降伏不可避:大誤算


意表を突かれたと言っていい。

浮沈子的には、完全に想定外だ。

(ゼレンスキー氏「習近平氏との会談を計画」…「中国は歴史的に領土の一体性を尊重してきた」)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230225-OYT1T50160/

「中国は歴史的に領土の一体性を尊重してきた。ロシアが我々の領土から撤退するためにできることをするべきだ」

浮沈子は、最初読んだ時は何を言っているのかさっぱり分からなかった(頭悪いんで・・・)。

ああ、香港とか、台湾とか、そういうことなわけだと気が付くまで、数時間かかった。

「習氏との会談を計画している。両国と世界の安全保障のために有益だと考えている」

ゼレンスキーが、その観点から中国と接近するとは考えても見なかったな。

欧米は、焦りまくっているのではないか。

なにしろ、米国はウクライナ分割を画策していると言われているからな。

(バイデン大統領、プーチン大統領に「ウクライナ領土20%受けて終戦を」提案)
https://japanese.joins.com/JArticle/300608?sectcode=A00&servcode=A00

「ドイツ高官の発言を引用し、米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官が先月、極秘でモスクワを訪問し、バイデン大統領の平和提案を伝達したと報じた。」

「ウクライナは領土分割の意思がなく、ロシアは長期的に戦争で勝利すると考えている」

ウクライナもバカではないから、中国接近を利用して、欧米から更なる支援(もう、弾道ミサイルと核弾頭しかないだろう:そうなのかあ?)をせしめようとしている魂胆は見え見えだ。

それでも、米国の慌てぶりにはあきれる。

(バイデン大統領 “中国提案の対話と停戦 ロシアを利するだけ”)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230225/k10013990801000.html

「プーチン氏が称賛している提案だ。そのどこに見るべき中身があるのか?中国の提案が実行されたとして、ロシア以外の誰も利するようには見えない」

「ウクライナにとって完全に不当な戦争の結果をめぐり、中国が交渉に関わるような考えは筋が通らない」

「バイデン大統領は、去年、習近平国家主席に対し「もし、ロシアの残虐行為に加担すれば、ロシアと同じような結果に直面することになる」と直接警告した」

これについては、このブログでも触れている(バイデンの直接関与は初めて知りましたが)。

最近の動きとしてみれば、米国が裏でウクライナ分割提案を画策する一方、「歴史的に領土の一体性を尊重してきた」中国が、和平に乗り出してきたことになる。

なりふり構わず、様々な情報をメディアに流してかく乱するのに腐心している。

「ワシントン・ポストは24日、アメリカ政府当局者の話として、中国がロシアに対し砲弾を供与することを検討していると伝えました。」

「CNNテレビは関係筋の話として、中国が無人機と弾薬のロシアへの供与を検討しているという情報があると伝え・・・」

まあ、どうでもいいんですが。

「中国は最終的な決断には至っていないとみられるもののロシアとの間で交渉が進められている」

もう、情報戦というレベルじゃないな。

ハズカシイ・・・。

つーか、ウクライナの反応がもたらしたインパクトは、凄まじい効果がある。

我が国などは、匙を投げた格好だ。

(「ウクライナが決める問題」 林外相、中国の対話促す文書に)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0949a71c49119eb6136d9dfebfeb8a0daff80499

「将来を決める交渉にいかに臨むべきかは、ウクライナの人々が決めるべき問題だ」

ロシアには決める権利はないということだな。

まあいい。

「中国に引き続き責任ある対応を強く求めたい」

和平仲介への期待でいっぱいというわけだ(そういうことかあ?)。

想定することは難しいけど、サミットで軍事支援を取りまとめて見たら、和平交渉の邪魔になるからやめてくれ位言われるかもな。

間抜けを絵に描いたような展開になりかねない。

一寸先は闇のウクライナ情勢。

複雑怪奇とか言って、総辞職でもするか(そんなあ!)。

領土一体をウクライナに認めることは、中国の台湾併合を認めることになりかねない(そうなのかあ?)。

米国の本音は、ウクライナ分割と台湾保護だと分かっている。

ゼレンスキーは、ただの俳優ではないかもしれない。

自らの生殺与奪の権を握る米国を手玉に取ることすらやってのける、本物の政治家かも知れないな。

単なる火遊びに終わらなければいいけどな・・・。