🐱プログレス、お前もか ― 2023年02月12日 17:44
プログレス、お前もか
(ISSに係留中のロシア補給船で冷却材が漏洩 昨年のソユーズ宇宙船と同様のトラブルか)
https://sorae.info/space/20230212-progress-ms21-leak.html
「「プログレスMS-21」(82Pミッション)で2023年2月11日に熱制御システムの減圧が発生し、ラジエーターから冷却材が漏洩」
もう一つ記事にしたい話(幻のロケット)があって、どちらを先に書こうか迷っていたんだが、とりあえず、あまり興味はないけど、冷却材漏れの再発(?)の記事から書くことにした。
といっても、ソラエの記事に出ている以上の情報はない。
「今回の状況が2022年12月に宇宙船「ソユーズMS-22」で冷却材の漏洩が発生した時に似ており、今後の打ち上げで同様のトラブルに直面しないために徹底した分析が必要」
来週18日に離脱するスケジュールが変更されるかどうかは分からない。
「2022年10月26日にバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、10月28日にISSロシア区画の「ポイスク」モジュールへのドッキングに成功してから4か月近く係留」
「なお、ISSには2023年2月11日に別の補給船「プログレスMS-22」(83Pミッション)が到着しています。」
ぶつかっちまったんじゃないのかあ?(未確認:係留されている場所が離れているので、それはないと思うけどな)。
まあ、どうでもいいんですが。
気になる話もある。
「ロスコスモスは2023年2月11日21時56分(日本時間)にテレグラムで「プログレスMS-21で減圧が記録された」と投稿。」
当初の情報では、外部冷却液の漏洩ではなく、補給船内(かどうかは未確認)の「減圧」だったわけだ。
リアルにヤバイ状況だった可能性はある(そうなのかあ?)。
「2月12日2時15分(日本時間)に情報を更新し、クリカレフ氏の言葉として「熱制御システムから冷却材が漏洩した」と報告しています。」(ここでは、明確に「漏洩」としている。)
4時間余りの間に、何がどうなったのかは知らない。
「MS-21とISSを隔てるハッチは開放されており、ISS内部の温度・圧力は正常」
それはいつの話なのか、ずーっとそうだったのかは不明だ。
事実とは異なる発表がなされているのかもな(未確認)。
「宇宙船「ソユーズMS-23」が2月20日に無人のまま打ち上げられることになっています。」
新たな漏洩があったわけで、このままプログレスMSー21を離脱させれば、原因究明が行われないまま、救命艇となるソユーズMSー23が上がることになるわけで、未知のリスクを抱えた状況が継続することになるわけだ。
それとも、発表とは異なる真の原因があって、それはちゃんと分かっているのではないのかあ?。
まあいい。
(国際宇宙ステーション運用の最新情報、乗組員は通常の活動を継続)
https://blogs.nasa.gov/spacestation/2023/02/11/international-space-station-operations-update-crew-continues-normal-activities/
「冷却ループで減圧を記録」
NASAブログでは、冷却ループの減圧としている(ホントかあ?)。
(宇宙ステーションにドッキングされた別のロシアの宇宙船が漏れている)
https://arstechnica.com/science/2023/02/another-russian-spacecraft-docked-to-the-space-station-is-leaking/
「老朽化したインフラストラクチャ、老朽化した技術、不十分な予算による品質管理の問題に依存しているロシアの宇宙産業から予想される種類の問題です。」
エリックバーガーは、製造上の問題だと決めつけているしな(そうなのかあ?)。
(2番目のプログレスが冷却剤の突然の喪失に見舞われたため、ロシアの貨物船がドッキング)
https://spaceflightnow.com/2023/02/11/russian-cargo-ship-docks-as-second-progress-suffers-depressurization-of-coolant-loop/
「ロシアの宇宙機関ロスコスモスは、宇宙ステーションの7人の乗組員は危険にさらされていないと述べ、機関のテレグラムアカウントを介して「減圧」イベントを明らかにしました.」
「しかし、この投稿では、影響を受けたシステムは特定されていません。」
うーん、ビミョーだ・・・。
浮沈子は、この間のやり取りの詳細は知らないが、当初の「減圧」コメントと、その後、4時間も経ってから冷却材の漏出の件が公表されたことを考えると、何らかの事実が隠蔽されているに違いないと見ている(例によって、当てにはなりませんが)。
「来週の終わりにはまだドッキング解除を目標にしています。しかしもちろん、この問題に関する情報がさらに収集されるにつれて、計画は変更される可能性があります。」
「無操縦のソユーズが 2 月 19 日に打ち上げられ、損傷した船に取って代わります。現在損傷しているプログレスが解放された後、2月21日にポイスクモジュールにドッキングする予定」
ははあ、そういうことか。
つまり、今回の「事故」を起こしたプログレスMS-21をどかした後に、救命艇ソユーズMS-23をドッキングするわけだ。
同時接続はない。
つーことは、おざなりな調査しか予定していないことになるわけで、証拠隠滅にはちょうどいいな(理由は、もちろん人命優先!)。
「ロシアは、プログレス MS-21/82S 車両が予定どおり来週ドッキング解除されるかどうか、または追加の検査を実施するために、この事件が代替ソユーズの打ち上げを遅らせるかどうかについて、まだ明らかにしていません。」
本気で調査する気もない癖に、カッコだけつけてるんじゃないのかあ?。
減圧は、外部冷却系ではなく、プログレス本体で起こった(たぶん、プログレスMS-22のドッキングの衝撃とは無関係:何らかの操作ミスの可能性が高い)。
4時間のタイムラグは、そのトラブルシューティングに費やされ、NASAと調整の上、発表は外部冷却系の冷媒の漏出ということにされた。
今後行われる調査は、まあ、テキトーに誤魔化され、決定的な証拠はプログレスMS-21の大気圏突入と共に消え去る(願ったり叶ったりだな)。
もちろん、前回のソユーズMSー22の漏出が、ホントは製造上の問題なのではという話は再燃するだろうが、それは、NASAも了解のうえで、微小隕石の衝突という話に落ち着いている。
ロシア側のモジュール(宇宙船や補給機含む)が次々とトラブルに見舞われている状況は、NASAにとっても、確かに嬉しい話ではない。
ヘタな隠ぺい工作に加担することなく、徹底調査したうえで、ソユーズMS-23が到着したら、さっさと乗員乗せて地上に送り返すのがよろしい。
製造上の問題や、操作上の問題が解決するまで、ロシア側モジュールの御守は、米国製宇宙船で送り込まれるロシア側スタッフに任せればいいのだ。
そのためには、米国側での予備の宇宙船の運用も考慮しなければならないだろう(スターライナー早く飛ばせよ!)。
ISSのリブースト(軌道高度維持のための噴射:今はプログレスが行っている:ドッキングの位置からして、今回やるとしたらプログレスMS-23だろうけど)が問題だが、中国からホールスラスタでも譲ってもらって、20個くらいISS直付けで運用すればなんとかなるだろう(計算上は、ざっくりそんなもんです:天宮(マックス80トン)4基、ISS(420トン)20基)。
毎度お騒がせなロシアモジュールにはとっとと撤収してもらって、民間宇宙ステーションが出来る前だろうが何だろうが、一刻も早くISSを落としちまうのがお勧めだ(新品の太陽電池パネルはもったいないけどな)。
西側世界を敵に回してウクライナ侵攻を続けるロシアに対して、正当な扱いをしなければならないだろう。
ISSには、我が国も膨大な投資を行っているし、現在は宇宙飛行士も送り込んでいる。
米国に対しても、欧州と共に言うべきことはキッチリ言って、さっさとロシアを追い出す算段でもするのがよろしい。
浮沈子は、宇宙開発での国際協力というのは、もう、時代遅れになったと感じている。
宇宙空間における軍事展開を積極的に行い、覇権の確立を追求する時代だ(そんなあ!)。
気球飛ばしてる場合じゃないしな(立て続けに、3個くらい撃墜されてるみたいです)。
それでなくとも無数の宇宙デブリが飛び交う地球低軌道は、ますます危険極まりないところになっていくだろう。
宇宙旅行も命懸けだな・・・。
(ISSに係留中のロシア補給船で冷却材が漏洩 昨年のソユーズ宇宙船と同様のトラブルか)
https://sorae.info/space/20230212-progress-ms21-leak.html
「「プログレスMS-21」(82Pミッション)で2023年2月11日に熱制御システムの減圧が発生し、ラジエーターから冷却材が漏洩」
もう一つ記事にしたい話(幻のロケット)があって、どちらを先に書こうか迷っていたんだが、とりあえず、あまり興味はないけど、冷却材漏れの再発(?)の記事から書くことにした。
といっても、ソラエの記事に出ている以上の情報はない。
「今回の状況が2022年12月に宇宙船「ソユーズMS-22」で冷却材の漏洩が発生した時に似ており、今後の打ち上げで同様のトラブルに直面しないために徹底した分析が必要」
来週18日に離脱するスケジュールが変更されるかどうかは分からない。
「2022年10月26日にバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、10月28日にISSロシア区画の「ポイスク」モジュールへのドッキングに成功してから4か月近く係留」
「なお、ISSには2023年2月11日に別の補給船「プログレスMS-22」(83Pミッション)が到着しています。」
ぶつかっちまったんじゃないのかあ?(未確認:係留されている場所が離れているので、それはないと思うけどな)。
まあ、どうでもいいんですが。
気になる話もある。
「ロスコスモスは2023年2月11日21時56分(日本時間)にテレグラムで「プログレスMS-21で減圧が記録された」と投稿。」
当初の情報では、外部冷却液の漏洩ではなく、補給船内(かどうかは未確認)の「減圧」だったわけだ。
リアルにヤバイ状況だった可能性はある(そうなのかあ?)。
「2月12日2時15分(日本時間)に情報を更新し、クリカレフ氏の言葉として「熱制御システムから冷却材が漏洩した」と報告しています。」(ここでは、明確に「漏洩」としている。)
4時間余りの間に、何がどうなったのかは知らない。
「MS-21とISSを隔てるハッチは開放されており、ISS内部の温度・圧力は正常」
それはいつの話なのか、ずーっとそうだったのかは不明だ。
事実とは異なる発表がなされているのかもな(未確認)。
「宇宙船「ソユーズMS-23」が2月20日に無人のまま打ち上げられることになっています。」
新たな漏洩があったわけで、このままプログレスMSー21を離脱させれば、原因究明が行われないまま、救命艇となるソユーズMSー23が上がることになるわけで、未知のリスクを抱えた状況が継続することになるわけだ。
それとも、発表とは異なる真の原因があって、それはちゃんと分かっているのではないのかあ?。
まあいい。
(国際宇宙ステーション運用の最新情報、乗組員は通常の活動を継続)
https://blogs.nasa.gov/spacestation/2023/02/11/international-space-station-operations-update-crew-continues-normal-activities/
「冷却ループで減圧を記録」
NASAブログでは、冷却ループの減圧としている(ホントかあ?)。
(宇宙ステーションにドッキングされた別のロシアの宇宙船が漏れている)
https://arstechnica.com/science/2023/02/another-russian-spacecraft-docked-to-the-space-station-is-leaking/
「老朽化したインフラストラクチャ、老朽化した技術、不十分な予算による品質管理の問題に依存しているロシアの宇宙産業から予想される種類の問題です。」
エリックバーガーは、製造上の問題だと決めつけているしな(そうなのかあ?)。
(2番目のプログレスが冷却剤の突然の喪失に見舞われたため、ロシアの貨物船がドッキング)
https://spaceflightnow.com/2023/02/11/russian-cargo-ship-docks-as-second-progress-suffers-depressurization-of-coolant-loop/
「ロシアの宇宙機関ロスコスモスは、宇宙ステーションの7人の乗組員は危険にさらされていないと述べ、機関のテレグラムアカウントを介して「減圧」イベントを明らかにしました.」
「しかし、この投稿では、影響を受けたシステムは特定されていません。」
うーん、ビミョーだ・・・。
浮沈子は、この間のやり取りの詳細は知らないが、当初の「減圧」コメントと、その後、4時間も経ってから冷却材の漏出の件が公表されたことを考えると、何らかの事実が隠蔽されているに違いないと見ている(例によって、当てにはなりませんが)。
「来週の終わりにはまだドッキング解除を目標にしています。しかしもちろん、この問題に関する情報がさらに収集されるにつれて、計画は変更される可能性があります。」
「無操縦のソユーズが 2 月 19 日に打ち上げられ、損傷した船に取って代わります。現在損傷しているプログレスが解放された後、2月21日にポイスクモジュールにドッキングする予定」
ははあ、そういうことか。
つまり、今回の「事故」を起こしたプログレスMS-21をどかした後に、救命艇ソユーズMS-23をドッキングするわけだ。
同時接続はない。
つーことは、おざなりな調査しか予定していないことになるわけで、証拠隠滅にはちょうどいいな(理由は、もちろん人命優先!)。
「ロシアは、プログレス MS-21/82S 車両が予定どおり来週ドッキング解除されるかどうか、または追加の検査を実施するために、この事件が代替ソユーズの打ち上げを遅らせるかどうかについて、まだ明らかにしていません。」
本気で調査する気もない癖に、カッコだけつけてるんじゃないのかあ?。
減圧は、外部冷却系ではなく、プログレス本体で起こった(たぶん、プログレスMS-22のドッキングの衝撃とは無関係:何らかの操作ミスの可能性が高い)。
4時間のタイムラグは、そのトラブルシューティングに費やされ、NASAと調整の上、発表は外部冷却系の冷媒の漏出ということにされた。
今後行われる調査は、まあ、テキトーに誤魔化され、決定的な証拠はプログレスMS-21の大気圏突入と共に消え去る(願ったり叶ったりだな)。
もちろん、前回のソユーズMSー22の漏出が、ホントは製造上の問題なのではという話は再燃するだろうが、それは、NASAも了解のうえで、微小隕石の衝突という話に落ち着いている。
ロシア側のモジュール(宇宙船や補給機含む)が次々とトラブルに見舞われている状況は、NASAにとっても、確かに嬉しい話ではない。
ヘタな隠ぺい工作に加担することなく、徹底調査したうえで、ソユーズMS-23が到着したら、さっさと乗員乗せて地上に送り返すのがよろしい。
製造上の問題や、操作上の問題が解決するまで、ロシア側モジュールの御守は、米国製宇宙船で送り込まれるロシア側スタッフに任せればいいのだ。
そのためには、米国側での予備の宇宙船の運用も考慮しなければならないだろう(スターライナー早く飛ばせよ!)。
ISSのリブースト(軌道高度維持のための噴射:今はプログレスが行っている:ドッキングの位置からして、今回やるとしたらプログレスMS-23だろうけど)が問題だが、中国からホールスラスタでも譲ってもらって、20個くらいISS直付けで運用すればなんとかなるだろう(計算上は、ざっくりそんなもんです:天宮(マックス80トン)4基、ISS(420トン)20基)。
毎度お騒がせなロシアモジュールにはとっとと撤収してもらって、民間宇宙ステーションが出来る前だろうが何だろうが、一刻も早くISSを落としちまうのがお勧めだ(新品の太陽電池パネルはもったいないけどな)。
西側世界を敵に回してウクライナ侵攻を続けるロシアに対して、正当な扱いをしなければならないだろう。
ISSには、我が国も膨大な投資を行っているし、現在は宇宙飛行士も送り込んでいる。
米国に対しても、欧州と共に言うべきことはキッチリ言って、さっさとロシアを追い出す算段でもするのがよろしい。
浮沈子は、宇宙開発での国際協力というのは、もう、時代遅れになったと感じている。
宇宙空間における軍事展開を積極的に行い、覇権の確立を追求する時代だ(そんなあ!)。
気球飛ばしてる場合じゃないしな(立て続けに、3個くらい撃墜されてるみたいです)。
それでなくとも無数の宇宙デブリが飛び交う地球低軌道は、ますます危険極まりないところになっていくだろう。
宇宙旅行も命懸けだな・・・。
🐱幻の再使用ロケット ― 2023年02月12日 20:03
幻の再使用ロケット
再使用ロケットと言えば、S社のファルコンシリーズ。
ファルコン1は、実際に再使用されたことはないけど。
設計上は、それが可能な感じになっていたようだ。
(ファルコン1)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B31
「一段ロケットは洋上で回収して再利用可能なシステムで設計されたが、回収は行われたことがない。」
現在は、ファルコン9とヘビーが運用中。
9の方は、1段目のほぼほぼ全てが再使用という感じだ。
ヘビーは、センターコアを再使用した実績はないけど、サイドブースターは再使用されているようだ(回収は全て成功)。
2段目は使い捨てで、フェアリングは回収して再使用しているみたいだしな(全部じゃないかも:未確認)。
軌道打ち上げロケット以外では、ニューシェパード(ブルーオリジン)とスペースシップツー(バージンギャラクティック)があり、軌道打ち上げロケットではエレクトロン(ロケットラボ)が1段目の回収に成功している(おっこどしちゃったりしてますけど)。
他にも、再使用を表明している開発中のロケットはある(バルカン(モジュール化された、1段目のエンジン部分だけ回収):ULA、ニュートロン(フェアリング毎、1段目を回収:2段目は使い捨て):ロケットラボ)。
そう、ロケットの再使用は、今や流行なのだ。
高頻度、低価格の打ち上げを行う上で、それは避けて通れない必要最低限の技術なわけだ。
おっと、S社自体も、1段目(とフェアリング)の回収に胡坐をかくことなく、超ド級大型ロケットであるスターシップで、2段目も含めた完全再使用を目指すとして、鋭意開発を続けていることは周知だ(部屋の中のゾウだからと言って、忘れてたわけじゃありません!)。
忘れていたのは、こっちの方だな・・・。
(ニュー・グレン)
https://en.wikipedia.org/wiki/New_Glenn
「Blue Originが開発中の大型 軌道 打ち上げロケット」
「この車両の設計作業は 2012 年に開始されました。」
開発中かどうかも怪しいけどな(そんなあ!)。
SLSが、大幅な遅延とかいいながら、11年目にしてようやく試験発射に成功したのに比べれば、スクラッチからの設計で、11年経過した程度では、遅れているというのは酷な評価だ。
一応、1段目のエンジン(BE-4)の設計製造には目途をつけ、共同利用するULAには、昨年納品を済ませているしな(現在、納品検査中?)。
「車両のイラストと高レベルの仕様は、2016 年 9 月に最初に公開されました。」
「直径 7 m の 2 段式ロケットです。 (23 フィート)。その第 1 段は、Blue Origin によって設計および製造されている 7 つのBE-4エンジンによって駆動されます。」
「最初のステージは、その開始以来、再利用できるように設計されています。」
「2021 年に、同社はコードネーム Project Jarvis というプロジェクトで、第 2 段階も再利用可能にする可能性のあるアプローチに関する概念設計作業を開始」
そう、いつの間にか、完全再使用を目指す開発に切り替わっている。
2段目の再使用には困難が伴う。
(Blue Origin の「Project Jarvis」テスト タンクの最初の画像)
https://arstechnica.com/science/2021/08/first-images-of-blue-origins-project-jarvis-test-tank/
「同社の主な目標は New Glenn ロケットの全体的な打ち上げコストを下げることです。直径 7 メートルで BE-3U エンジン 2 基を備えた大型の上段は高価です。Blue Origin が SpaceX の Starship 打ち上げシステムと競合するには、New Glenn を完全に再利用可能にする必要があります。」
直径9mのスターシップに比べれば、やや小ぶりとはいえ、巨大ロケットには違いない。
「再突入体の設計のための 3 つの異なるアプローチを研究」
・1つは、上段に大きな翼を取り付けて、最初の段から分離し、ペイロードを運び、滑走路に戻るスペースプレーンのような外観と機能にすること
・2 つ目のアプローチでは、地球の大気圏への再突入時に熱シールドとしても機能するエアロスパイク エンジンを使用
・最終的なアプローチは、SpaceX の Starship のコンセプトに似ています。フラップと推進燃焼の組み合わせを使用して、ビークルを垂直に着陸させます。
「Blue Origin は今年末までに最終決定を下す予定」
結局どうなったのかは知らない。
まんま、スターシップの後追い、真似事のように見えるけど、ブルーオリジンのアプローチは堅実だ。
「2021 年までに、Blue は New Glenn の公開された再利用仕様を 2016 年の以前の設計から最小 25 フライトに削減」
BE-4エンジンにしても、時間を掛け、問題点を潰して納品にこぎつけているし、フルフロー二段燃焼などというキワモノに手を染めたりはしていない(一軸式酸素リッチ二段燃焼サイクル)。
燃料(液化メタン)は異なるけど、スペースシャトルのメインエンジン(SSME:液化水素)と同じ方式だ(こっちは、燃料リッチだけどな:熱的、エンジン材料的には簡単:酸素リッチの方が高温になるので困難)。
初物のエンジンだけに、開発には苦労し、納期も遅れたけど、一応、形にはしたからな。
所期の性能が得られるのかや、耐久性については、今後の実績を見るしかない(最初は、再使用はしないからな:使い捨てのうちにデータ取って、再使用に必要な開発を進める気だろう:未確認)。
1段目のエンジンは、形になり、2段目のエンジンは液体水素燃料を使ったBE-3で、これはニューシェパードで実績を積んでいる(先日、急に止まっちゃって、チョンボ着けたけどな)。
(ブルーオリジン「ニューシェパード」無人打ち上げでエンジントラブル、緊急脱出システムが作動)
https://sorae.info/ssn/20220913-ns23.html
「日本時間2022年9月12日、同社の再利用型ロケット「ニューシェパード」による無人での宇宙飛行ミッションを実施しましたが、飛行中にエンジントラブルが発生してカプセルの緊急脱出システムが作動し、打ち上げは失敗」
まあいい。
今回発表があったのは、NASAが、火星磁気圏の探査に、ニューグレンを使用することにしたという、俄かには信じられない話だ。
(Blue Originの大型ロケット、火星磁気圏の探査機を2024年に打ち上げ)
https://nordot.app/996650657026736128?c=388701204576175201
「米航空宇宙局(NASA)は、火星磁気圏の調査プロジェクト「Escape and Plasma Acceleration and Dynamics Explorers(ESCAPADE)」で使用する探査機の打ち上げに、Blue Originの次世代大型ロケット「New Glenn」を使用する」
エスカペイドなんて聞いたこともなかったけどな。
「2機の探査機は、Rocket Labが開発する。大きさは冷蔵庫ほどで、燃料込みの重さは約120kg。」(この発表では、燃料込みとなっている点に注意)
記事にリンクされている動画(1年前)を見ると、ドンガラな1段目と思しき筒や、段間構造物が転がっていて、暇そうな作業員が内側を磨いていたりする。
ユーチューブには、2年前の動画も上がっている。
(New Glenn First Stage Tank Production)
https://www.youtube.com/watch?v=avg0XZU2OBo
「ニュー グレン ロケットの最大の構造は、再利用可能な第 1 段タンクです。 タンクの生産は、フロリダ州ケープカナベラルにある当社工場のハイベイで順調に進行しています。」
1発のロケットも上がっていない段階で、惑星探査を任せるというのはギャンブルだ。
が、それが米国の文化なわけで、失敗や遅延に不寛容な我が国とは異なる。
エスカペイドなる、怪しげなミッションについても調べた。
(NASA の ESCAPADE ミッション – ツイン マーシャン オービター – 打ち上げに向けて動き出す)
https://blogs.nasa.gov/escapade/2021/08/20/nasas-escapade-mission-twin-martian-orbiters-moves-toward-launch/
「ESCAPADE は、火星の磁気圏 (惑星の周りの空間の磁化領域) が太陽風とどのように相互作用するか、およびその大気放出を促進するプロセスを研究します。」
火星には、地球のような全惑星的磁気圏が明確に存在しないことは周知だが、よわーい磁気圏があるということなんだろう(未調査)。
逆に言えば、極小磁場における惑星周辺の太陽風(と、惑星大気の剥ぎ取り)の観測にはうってつけなわけだ。
「さまざまな惑星で同じプロセスを研究することで、地球と太陽系以外の惑星の両方でそれらがどのように機能するかについて重要な洞察を得ることができます。」
「最終的な設計、組み立て、テスト、打ち上げ、そして火星への道に進むことに非常に興奮しています。」
興奮するのは、ちと早いような気がするんだがな・・・。
「ESCAPADE は、Rocket Lab によって開発された 2 つの同一の惑星間フォトン宇宙船で構成されています。どちらの探査機も小型冷蔵庫ほどの大きさで、重さは燃料を除いて約 250 ポンド (120 キログラム) 以下です。」(この発表では、燃料別になっている。)
「私たちの ESCAPADE 用 Photon 宇宙船は、惑星探査へのより費用対効果の高いアプローチを実証し、科学コミュニティの太陽系へのアクセスを向上させます。カリフォルニア大学バークレー校とロケット ラボのエンジニアリング チームのこれまでの努力と献身が報われ、ミッションが NASA によって承認され、最終的な設計と構築を開始できることに興奮しています。」
選定されたロケットが、運用中のエレクトロンでも、開発中のニュートロンでもなかったわけで、切歯扼腕しているはずのペーターベックなわけだが、そんなことはおくびにも出さない。
つーか、2021 年 8 月 20 日時点では、まだ、エレクトロンが選定されると思っていたかもしれないな(惑星軌道に投入するには、ちっと重かったのかも知れない)。
「2024 年 1 月までに打ち上げられた双子の ESCAPADE 探査機は、火星の周りの非常に楕円形の軌道に入る前に、惑星間空間で 11 か月を過ごします。彼らは6か月かけて、真珠をひもにつないだように、同じ公称科学軌道に徐々に降下し、最接近時に火星の表面から100マイル(160キロメートル)以内を通過します。」
他の探査機との相乗りになるのかも知れないが、ニューグレンは、鶏頭を割くのに牛刀を用いるの類(適用のしかたがまちがっていることのたとえ)だ。
ニューグレンは、地球低軌道に45トンのペイロードを打ち上げ可能で、ファルコンヘビー(64トン:たぶん、完全使い捨てモード)に迫る。
が、そこはNASAには思惑があるんだろう。
他に、一緒に載せる重い探査機があるに違いない(ロザリンドフランクリンとかあ?)。
ちなみに、ミッションのアクロニム(頭字語)であるESCAPADEは、「いたずら」(興奮、大胆さ、または冒険を伴う行為または事件:グーグル翻訳の注釈による)という意味だそうだ。
火星ミッションであると同時に、多惑星(衛星などを含む)の磁気圏と太陽風との関連を探る一連のミッションなのかもしれない(水星探査では、飛行中のベピコロンボが磁気圏探査を行うようです)。
(ミッション・トゥ・マーズ - エスケープ)
https://www.rocketlabusa.com/missions/upcoming-missions/misson-to-mars-escapade/
「ミッションは UCBSSL が主導し、宇宙船の設計は Rocket Lab が提供しています。2 つの宇宙船は、2024 年に NASA が提供する商用ロケットに乗って火星のライドシェアリングに打ち上げられる予定です。」
さて、何と一緒に打ち上げられるんだろうな・・・。
再使用ロケットと言えば、S社のファルコンシリーズ。
ファルコン1は、実際に再使用されたことはないけど。
設計上は、それが可能な感じになっていたようだ。
(ファルコン1)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B31
「一段ロケットは洋上で回収して再利用可能なシステムで設計されたが、回収は行われたことがない。」
現在は、ファルコン9とヘビーが運用中。
9の方は、1段目のほぼほぼ全てが再使用という感じだ。
ヘビーは、センターコアを再使用した実績はないけど、サイドブースターは再使用されているようだ(回収は全て成功)。
2段目は使い捨てで、フェアリングは回収して再使用しているみたいだしな(全部じゃないかも:未確認)。
軌道打ち上げロケット以外では、ニューシェパード(ブルーオリジン)とスペースシップツー(バージンギャラクティック)があり、軌道打ち上げロケットではエレクトロン(ロケットラボ)が1段目の回収に成功している(おっこどしちゃったりしてますけど)。
他にも、再使用を表明している開発中のロケットはある(バルカン(モジュール化された、1段目のエンジン部分だけ回収):ULA、ニュートロン(フェアリング毎、1段目を回収:2段目は使い捨て):ロケットラボ)。
そう、ロケットの再使用は、今や流行なのだ。
高頻度、低価格の打ち上げを行う上で、それは避けて通れない必要最低限の技術なわけだ。
おっと、S社自体も、1段目(とフェアリング)の回収に胡坐をかくことなく、超ド級大型ロケットであるスターシップで、2段目も含めた完全再使用を目指すとして、鋭意開発を続けていることは周知だ(部屋の中のゾウだからと言って、忘れてたわけじゃありません!)。
忘れていたのは、こっちの方だな・・・。
(ニュー・グレン)
https://en.wikipedia.org/wiki/New_Glenn
「Blue Originが開発中の大型 軌道 打ち上げロケット」
「この車両の設計作業は 2012 年に開始されました。」
開発中かどうかも怪しいけどな(そんなあ!)。
SLSが、大幅な遅延とかいいながら、11年目にしてようやく試験発射に成功したのに比べれば、スクラッチからの設計で、11年経過した程度では、遅れているというのは酷な評価だ。
一応、1段目のエンジン(BE-4)の設計製造には目途をつけ、共同利用するULAには、昨年納品を済ませているしな(現在、納品検査中?)。
「車両のイラストと高レベルの仕様は、2016 年 9 月に最初に公開されました。」
「直径 7 m の 2 段式ロケットです。 (23 フィート)。その第 1 段は、Blue Origin によって設計および製造されている 7 つのBE-4エンジンによって駆動されます。」
「最初のステージは、その開始以来、再利用できるように設計されています。」
「2021 年に、同社はコードネーム Project Jarvis というプロジェクトで、第 2 段階も再利用可能にする可能性のあるアプローチに関する概念設計作業を開始」
そう、いつの間にか、完全再使用を目指す開発に切り替わっている。
2段目の再使用には困難が伴う。
(Blue Origin の「Project Jarvis」テスト タンクの最初の画像)
https://arstechnica.com/science/2021/08/first-images-of-blue-origins-project-jarvis-test-tank/
「同社の主な目標は New Glenn ロケットの全体的な打ち上げコストを下げることです。直径 7 メートルで BE-3U エンジン 2 基を備えた大型の上段は高価です。Blue Origin が SpaceX の Starship 打ち上げシステムと競合するには、New Glenn を完全に再利用可能にする必要があります。」
直径9mのスターシップに比べれば、やや小ぶりとはいえ、巨大ロケットには違いない。
「再突入体の設計のための 3 つの異なるアプローチを研究」
・1つは、上段に大きな翼を取り付けて、最初の段から分離し、ペイロードを運び、滑走路に戻るスペースプレーンのような外観と機能にすること
・2 つ目のアプローチでは、地球の大気圏への再突入時に熱シールドとしても機能するエアロスパイク エンジンを使用
・最終的なアプローチは、SpaceX の Starship のコンセプトに似ています。フラップと推進燃焼の組み合わせを使用して、ビークルを垂直に着陸させます。
「Blue Origin は今年末までに最終決定を下す予定」
結局どうなったのかは知らない。
まんま、スターシップの後追い、真似事のように見えるけど、ブルーオリジンのアプローチは堅実だ。
「2021 年までに、Blue は New Glenn の公開された再利用仕様を 2016 年の以前の設計から最小 25 フライトに削減」
BE-4エンジンにしても、時間を掛け、問題点を潰して納品にこぎつけているし、フルフロー二段燃焼などというキワモノに手を染めたりはしていない(一軸式酸素リッチ二段燃焼サイクル)。
燃料(液化メタン)は異なるけど、スペースシャトルのメインエンジン(SSME:液化水素)と同じ方式だ(こっちは、燃料リッチだけどな:熱的、エンジン材料的には簡単:酸素リッチの方が高温になるので困難)。
初物のエンジンだけに、開発には苦労し、納期も遅れたけど、一応、形にはしたからな。
所期の性能が得られるのかや、耐久性については、今後の実績を見るしかない(最初は、再使用はしないからな:使い捨てのうちにデータ取って、再使用に必要な開発を進める気だろう:未確認)。
1段目のエンジンは、形になり、2段目のエンジンは液体水素燃料を使ったBE-3で、これはニューシェパードで実績を積んでいる(先日、急に止まっちゃって、チョンボ着けたけどな)。
(ブルーオリジン「ニューシェパード」無人打ち上げでエンジントラブル、緊急脱出システムが作動)
https://sorae.info/ssn/20220913-ns23.html
「日本時間2022年9月12日、同社の再利用型ロケット「ニューシェパード」による無人での宇宙飛行ミッションを実施しましたが、飛行中にエンジントラブルが発生してカプセルの緊急脱出システムが作動し、打ち上げは失敗」
まあいい。
今回発表があったのは、NASAが、火星磁気圏の探査に、ニューグレンを使用することにしたという、俄かには信じられない話だ。
(Blue Originの大型ロケット、火星磁気圏の探査機を2024年に打ち上げ)
https://nordot.app/996650657026736128?c=388701204576175201
「米航空宇宙局(NASA)は、火星磁気圏の調査プロジェクト「Escape and Plasma Acceleration and Dynamics Explorers(ESCAPADE)」で使用する探査機の打ち上げに、Blue Originの次世代大型ロケット「New Glenn」を使用する」
エスカペイドなんて聞いたこともなかったけどな。
「2機の探査機は、Rocket Labが開発する。大きさは冷蔵庫ほどで、燃料込みの重さは約120kg。」(この発表では、燃料込みとなっている点に注意)
記事にリンクされている動画(1年前)を見ると、ドンガラな1段目と思しき筒や、段間構造物が転がっていて、暇そうな作業員が内側を磨いていたりする。
ユーチューブには、2年前の動画も上がっている。
(New Glenn First Stage Tank Production)
https://www.youtube.com/watch?v=avg0XZU2OBo
「ニュー グレン ロケットの最大の構造は、再利用可能な第 1 段タンクです。 タンクの生産は、フロリダ州ケープカナベラルにある当社工場のハイベイで順調に進行しています。」
1発のロケットも上がっていない段階で、惑星探査を任せるというのはギャンブルだ。
が、それが米国の文化なわけで、失敗や遅延に不寛容な我が国とは異なる。
エスカペイドなる、怪しげなミッションについても調べた。
(NASA の ESCAPADE ミッション – ツイン マーシャン オービター – 打ち上げに向けて動き出す)
https://blogs.nasa.gov/escapade/2021/08/20/nasas-escapade-mission-twin-martian-orbiters-moves-toward-launch/
「ESCAPADE は、火星の磁気圏 (惑星の周りの空間の磁化領域) が太陽風とどのように相互作用するか、およびその大気放出を促進するプロセスを研究します。」
火星には、地球のような全惑星的磁気圏が明確に存在しないことは周知だが、よわーい磁気圏があるということなんだろう(未調査)。
逆に言えば、極小磁場における惑星周辺の太陽風(と、惑星大気の剥ぎ取り)の観測にはうってつけなわけだ。
「さまざまな惑星で同じプロセスを研究することで、地球と太陽系以外の惑星の両方でそれらがどのように機能するかについて重要な洞察を得ることができます。」
「最終的な設計、組み立て、テスト、打ち上げ、そして火星への道に進むことに非常に興奮しています。」
興奮するのは、ちと早いような気がするんだがな・・・。
「ESCAPADE は、Rocket Lab によって開発された 2 つの同一の惑星間フォトン宇宙船で構成されています。どちらの探査機も小型冷蔵庫ほどの大きさで、重さは燃料を除いて約 250 ポンド (120 キログラム) 以下です。」(この発表では、燃料別になっている。)
「私たちの ESCAPADE 用 Photon 宇宙船は、惑星探査へのより費用対効果の高いアプローチを実証し、科学コミュニティの太陽系へのアクセスを向上させます。カリフォルニア大学バークレー校とロケット ラボのエンジニアリング チームのこれまでの努力と献身が報われ、ミッションが NASA によって承認され、最終的な設計と構築を開始できることに興奮しています。」
選定されたロケットが、運用中のエレクトロンでも、開発中のニュートロンでもなかったわけで、切歯扼腕しているはずのペーターベックなわけだが、そんなことはおくびにも出さない。
つーか、2021 年 8 月 20 日時点では、まだ、エレクトロンが選定されると思っていたかもしれないな(惑星軌道に投入するには、ちっと重かったのかも知れない)。
「2024 年 1 月までに打ち上げられた双子の ESCAPADE 探査機は、火星の周りの非常に楕円形の軌道に入る前に、惑星間空間で 11 か月を過ごします。彼らは6か月かけて、真珠をひもにつないだように、同じ公称科学軌道に徐々に降下し、最接近時に火星の表面から100マイル(160キロメートル)以内を通過します。」
他の探査機との相乗りになるのかも知れないが、ニューグレンは、鶏頭を割くのに牛刀を用いるの類(適用のしかたがまちがっていることのたとえ)だ。
ニューグレンは、地球低軌道に45トンのペイロードを打ち上げ可能で、ファルコンヘビー(64トン:たぶん、完全使い捨てモード)に迫る。
が、そこはNASAには思惑があるんだろう。
他に、一緒に載せる重い探査機があるに違いない(ロザリンドフランクリンとかあ?)。
ちなみに、ミッションのアクロニム(頭字語)であるESCAPADEは、「いたずら」(興奮、大胆さ、または冒険を伴う行為または事件:グーグル翻訳の注釈による)という意味だそうだ。
火星ミッションであると同時に、多惑星(衛星などを含む)の磁気圏と太陽風との関連を探る一連のミッションなのかもしれない(水星探査では、飛行中のベピコロンボが磁気圏探査を行うようです)。
(ミッション・トゥ・マーズ - エスケープ)
https://www.rocketlabusa.com/missions/upcoming-missions/misson-to-mars-escapade/
「ミッションは UCBSSL が主導し、宇宙船の設計は Rocket Lab が提供しています。2 つの宇宙船は、2024 年に NASA が提供する商用ロケットに乗って火星のライドシェアリングに打ち上げられる予定です。」
さて、何と一緒に打ち上げられるんだろうな・・・。
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