スポーツカーの形 ― 2012年10月13日 23:39
スポーツカーの形
918の記事が出ていたので、1980円も投資してしまった。
(■レンシュポルト最新号No.19では、オープン・ポルシェをテーマに特集を展開します!)
http://www.hobidas.com/book/rennsport/
ニュルでいきなり7分14秒を叩き出したりして、世間の(極々一部の)耳目を集めたりしたので、衝動買いである。
(ニュル破産)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/09/22/6581047
ネットにも、動画が出ていた。
(【ビデオ】新型HVスーパーカー、ポルシェ「918スパイダー」に試乗!)
http://jp.autoblog.com/2012/10/09/watch-chris-harris-get-his-turn-riding-in-the-porsche-918-spyder/
(【ビデオ】ポルシェ「918スパイダー」のカタログがネットに流出!)
http://jp.autoblog.com/2012/09/24/porsche-918-spyder-brochure-leaks-onto-web-w-video/
実際の生産に着手するのが来年の9月18日なので、まだ11か月余りあるのに、「試乗」とか「カタログ」とか話題作りに余念がない。
ポルシェ自身からも、先のニュルの動画がリリースされた。
(ポルシェのPHVスーパーカー、918スパイダー…ニュルを攻める[動画])
http://response.jp/article/2012/10/13/183074.html
(Porsche 918 Spyder Front Three Quarters:静止画)
http://www.motortrend.com/roadtests/alternative/1210_porsche_918_spyder_first_ride/photo_16.html
少なくとも3台のプロトタイプがあるようだ。
メーターはオーソドックスな3連メーターで、ハンドルにゴチャゴチャとスイッチが付いている。
エクステリアは、フロントから見る限り、極めて保守的なスポーツカーの姿だ。フロント左右に冷却のための開口部があり、ポルシェこだわりのヘッドライト周りの造形、センターに寄せたキャビン、サイドエアインテーク、リアスポイラーと、どこを取ってもMR2座席スポーツカーの文法通りである。
しかし、リアビューは、かつてない特徴がはっきりある。
背中に背負った排気管である。電気モーターを後車軸上に置いたことや、熱処理の関係で追いやられたらしいが、カチカチ山の狸状態である。設計上の制約であり、ハイブリッドMRを成立させるための便法であるとしても、これは違和感がある。
その恩恵で、リアアンダーのデザインはすっきりしている。ちょっとゴチャゴチャしているリアアッパーのそれは、今後変更される可能性が高いと見ている。
しかし、完成度は非常に高く、すぐに量産化してもいいのではないかと思えるほどだ。今後は、各部のブラッシュアップと軽量化、エクステリアの再設計が施されていくに違いない。
しかし、この形は、いい。
スポーツカーは、こうあるべきだという明確なメッセージが伝わってくる。
そして、ポルシェが本当に作りたかったのは、カレラGTも含めて、こういう「スポーツカーの形」をしたスポーツカーだったのだ、ということがひしひしと伝わってくる。本当はRRじゃなくって、MRをやりたいんだよねえ!。
だから、ボクスターの作りこみは、本気度満載である。エントリーモデルどころか、981は、最早ゆるぎない地位を築いたMRポルシェの象徴である。値段もそれなりになってきて、Sは800万円くらいになる。
911がある限り、ケイマンもアンダー911の座に留まるだろうが、そのうち、ケイマンターボとか出てくると一部逆転が起こるかもしれない。MRなら四駆にしなくてもOKだろうし。いや、前輪をハイブリッドにしてもいいかも・・・。
ともかく、こういった、ある意味無難なMRスポーツの造形は、実に安定感があって、いい。ホッとする。空力的にも無理がなく、安心して見ていられる。
他社のスーパーカーが、軒並みターボ化する中で、アヴェンタドールはNA路線、ポルシェはハイブリッドに舵を切ったわけだ。動力機構は時代と共に変わっていくだろうし、自動車全体をコンピューターが統合制御する時代になっても、「操る歓び」を身上とするスポーツカーの形は不変のような気がしている。
918の記事が出ていたので、1980円も投資してしまった。
(■レンシュポルト最新号No.19では、オープン・ポルシェをテーマに特集を展開します!)
http://www.hobidas.com/book/rennsport/
ニュルでいきなり7分14秒を叩き出したりして、世間の(極々一部の)耳目を集めたりしたので、衝動買いである。
(ニュル破産)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/09/22/6581047
ネットにも、動画が出ていた。
(【ビデオ】新型HVスーパーカー、ポルシェ「918スパイダー」に試乗!)
http://jp.autoblog.com/2012/10/09/watch-chris-harris-get-his-turn-riding-in-the-porsche-918-spyder/
(【ビデオ】ポルシェ「918スパイダー」のカタログがネットに流出!)
http://jp.autoblog.com/2012/09/24/porsche-918-spyder-brochure-leaks-onto-web-w-video/
実際の生産に着手するのが来年の9月18日なので、まだ11か月余りあるのに、「試乗」とか「カタログ」とか話題作りに余念がない。
ポルシェ自身からも、先のニュルの動画がリリースされた。
(ポルシェのPHVスーパーカー、918スパイダー…ニュルを攻める[動画])
http://response.jp/article/2012/10/13/183074.html
(Porsche 918 Spyder Front Three Quarters:静止画)
http://www.motortrend.com/roadtests/alternative/1210_porsche_918_spyder_first_ride/photo_16.html
少なくとも3台のプロトタイプがあるようだ。
メーターはオーソドックスな3連メーターで、ハンドルにゴチャゴチャとスイッチが付いている。
エクステリアは、フロントから見る限り、極めて保守的なスポーツカーの姿だ。フロント左右に冷却のための開口部があり、ポルシェこだわりのヘッドライト周りの造形、センターに寄せたキャビン、サイドエアインテーク、リアスポイラーと、どこを取ってもMR2座席スポーツカーの文法通りである。
しかし、リアビューは、かつてない特徴がはっきりある。
背中に背負った排気管である。電気モーターを後車軸上に置いたことや、熱処理の関係で追いやられたらしいが、カチカチ山の狸状態である。設計上の制約であり、ハイブリッドMRを成立させるための便法であるとしても、これは違和感がある。
その恩恵で、リアアンダーのデザインはすっきりしている。ちょっとゴチャゴチャしているリアアッパーのそれは、今後変更される可能性が高いと見ている。
しかし、完成度は非常に高く、すぐに量産化してもいいのではないかと思えるほどだ。今後は、各部のブラッシュアップと軽量化、エクステリアの再設計が施されていくに違いない。
しかし、この形は、いい。
スポーツカーは、こうあるべきだという明確なメッセージが伝わってくる。
そして、ポルシェが本当に作りたかったのは、カレラGTも含めて、こういう「スポーツカーの形」をしたスポーツカーだったのだ、ということがひしひしと伝わってくる。本当はRRじゃなくって、MRをやりたいんだよねえ!。
だから、ボクスターの作りこみは、本気度満載である。エントリーモデルどころか、981は、最早ゆるぎない地位を築いたMRポルシェの象徴である。値段もそれなりになってきて、Sは800万円くらいになる。
911がある限り、ケイマンもアンダー911の座に留まるだろうが、そのうち、ケイマンターボとか出てくると一部逆転が起こるかもしれない。MRなら四駆にしなくてもOKだろうし。いや、前輪をハイブリッドにしてもいいかも・・・。
ともかく、こういった、ある意味無難なMRスポーツの造形は、実に安定感があって、いい。ホッとする。空力的にも無理がなく、安心して見ていられる。
他社のスーパーカーが、軒並みターボ化する中で、アヴェンタドールはNA路線、ポルシェはハイブリッドに舵を切ったわけだ。動力機構は時代と共に変わっていくだろうし、自動車全体をコンピューターが統合制御する時代になっても、「操る歓び」を身上とするスポーツカーの形は不変のような気がしている。
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