星の数ほど2012年10月22日 01:11

星の数ほど
星の数ほど


多い数の例えに使われる星の数は、どれくらいあるのだろうか。

(銀河系にある星の数はいくつありますか?それから宇宙全体にある星の数も分かるなら教えてください。)
http://q.hatena.ne.jp/1298263896

まあ、とんでもない数の星があるわけだが、実際に観測された星は、数十億(それでも、大変な数である)という。

(リアリズムを極めた星空。)
http://www.goto.co.jp/planetarium/h_pla_chiron2.html

この記事にあるケイロンというプラネタリウムの投影機は、1億4000万の星を投影することが出来るという。

ホントかうそか、数えてみる気にもならない。

(「最も先進的なプラネタリム」 多摩六都科学館がギネス記録認定)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121019/tky12101919270005-n1.htm

ギネスの認定も、ファジーな表現である。何をもって先進的というのか?。根性出して、全部数えたのかあ?。

「すべてのメシエ天体と多数の星雲や星団を双眼鏡で観察できるほど精細に表現しています。」とある。最近のプラネタリウムは、双眼鏡持参で行かなくっちゃいけないのか・・・。

「また、全ての恒星がリアルに煌めき、自然な瞬きも再現します。」とも書いてある。都会の光で、実際の夜空の星を見ることが出来なくなった代わりに、今のガキども(失礼!、お子様たち)は、プラネタリウムで星空を知るわけだ。嘆かわしい話である。

それなら、最も近い恒星であるケンタウルス座のアルファ星にすら人類が行くことは永遠にできず、スタートレックを始め、恒星間旅行を扱った物語は、全部嘘っぱちだと教えてやるべきである。それが、リアリズムというものだ。

(東日本最大の多摩六都科学館に最先端の「ハイブリッド・プラネタリウム」が誕生)
http://www.goto.co.jp/news_release/2012/news_120709.html

「子供だまし」とはよく言ったもので、「宇宙空間を旅するかのような演出」で、ウソ八百を教え込むのだ。NHKの元解説委員が館長をやっているだけのことはある。まあ、子供たちの何人かは、きっと実際の宇宙空間に行って「本物の宇宙旅行」を体験することになるのだろう。

大人のウソは、子供のためにつく方便なのである。その時になって騙されたと、恨むようなこともあるまい。人類が、リアルに触れることの出来る宇宙なんて、この太陽系の地球近傍の片隅に過ぎない。

(深海と宇宙)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/03/28/6392083

1億4千万個の恒星を映し出す幻灯機に、幾ら払ったのか知らないが、昔の東急文化会館の五島プラネタリウムしか知らない私には、無用の長物のように思えてならない。肉眼で見える星は、せいぜい数万個なのだから、それだけ映せればいいような気がする。

そのうち、プラネタリウムに望遠鏡を持ち込んで鑑賞するようになるのか?。

ちなみにケイロンとは、射手座の元になった半人半馬(ケンタウロス)の真面目な賢者なんだが、女房(レアー)に悟られずに不倫をするために馬になったオヤジ(クロノス)と、その愛人(ピリュラー)の間にできた子供で・・・、なんて話は、ちょっとお子様向きではありませんな。

画像は、ブガッティのショーモデルで、これもケイロン(シロン)という。