A3802014年01月12日 01:28

A380
A380


エアバスが製造した巨人機である。

(エアバスA380)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%90%E3%82%B9A380

2007年の運行開始から7年が経つが、死者及び重傷者を伴う事故は発生していない。

カンタス航空でエンジンがぶっ飛んだ時、地上で2名の負傷者とあるが、詳細は不明だ。

浮沈子は、双発ジェットについては、未だに不信感を拭えない。

そりゃあ、単発よりは安全だろうが、4発には敵わない。

同じ路線を飛ぶなら、絶対4発の機材を選択したいな。

もう一つ、4発の機材というのは、全てがゆとりをもって作られているような気がする。

もともと大型機だし、双発機に比べて構造体自体の強度は高い。

A340(フィリピン航空)、747-400(同)に乗った時も、剛性感というか、ガッチリしたボディ強度を実感する。

グアムに行った時の777も良かったから、単に機体の大きさによるものかもしれない。

昔乗った747クラシックも、悪くは無かったな。

自動車だけではない、航空機のボディ特性というのも、乗り心地に大きな影響がある。

787にはまだ乗っていないが、こんだけ売れていれば、そのうちどこかで乗る機会があるだろうから、比べてみたいものだ。

A380は、複合材料を多用した新世代の航空機である。

(姿を現した超巨人機A380:A380に採用された新技術)
http://book.geocities.jp/bnwby020/airbus02.html

「たとえば、A380は、現用航空機の実用経験にもとづいて、炭素繊維強化プラスティック(CFRP)を多用している。中央ウィングボックスをCFRPにしたのもその一例で、これにより通常のアルミ合金を使った場合よりも1.5トンの重量軽減になった。また垂直尾翼と方向舵をCFRPによる一体構造とし、水平尾翼や昇降舵も同じように一体化したのも、重量軽減に貢献している。」

「さらに2階キャビンのフロアビームや後方の与圧隔壁もCFRPである。主翼外皮は新しい改良アルミ合金だし、前縁にも加熱プラスティックが使われている。

「このようにA380の機体構造と構成部品は、最新のカーボン複合材と改良型の金属材料が多用され、従来の材料よりもはるかに軽量にできている。そのうえ運用上の信頼性と整備性が向上し、万一故障したときの修理も容易になった。」

「A380の胴体上部を覆う外板には「グレア」と呼ぶ新素材が使われている。これはアルミとグラスファイバーを貼り合わせた強化材で、密度はアルミ合金よりも1割ほど少なく、重量が800kgほど軽くなると共に、疲労や損傷が少なく、火災にも強い。事実、あらかじめ亀裂を入れて試験をした結果では、数千回の飛行に相当する繰り返し荷重をかけても、亀裂はほとんど広がらなかった。」

「この新素材の表面はグラスファイバーになっていて、現用アルミ・コーティングよりもはるかに腐食に強い。そのため腐食が内部に向かって浸透するのを防ぐ結果になる。グレアは製造段階では加熱接着処理をするが、修理は通常のアルミ合金と同じようにおこなうことができる。」

「こうした複合材の利用について、エアバスはA310の時代から複合材構造を導入し、競争相手の10倍も多くの飛行時間を重ねてきた。具体的にはA310-300では構造重量の7.5%が複合材であった。それがA320では11%に増え、今日のA310-600は16%だし、A380は23%になる。」

「ほかに重量軽減の方策としては、重心位置の移動とフライ・バイ・ワイヤの改良によって、水平安定板の面積を当初の設計よりも40㎡ほど減らすことができた。これも重量の軽減に役立っている。」

「もうひとつ、A380の重量軽減を実現した要素としては、油圧系統である。これまでの旅客機は圧力3,000psi(ポンド/平方インチ)の油圧装置を使っていたのに対し、A380のそれは5,000psiという高圧になっている。このことにより、所要の圧力を細い管で送ることが可能となる。管が細くなり、関連部品も小さくなったことで、重量は1トンほど減らすことができた。のみならず、整備性も改善される。軍用機の場合は、何年も前からこうした高圧を使っているため、決して特殊で未熟な技術というわけではない。」

「操縦系統は4重の独立系統から成る。このうち2系統は通常の油圧アクチュエーターを使い、あとの2系統は電気油圧アクチュエーターを使って操縦翼面を動かす。パイロットは、これら4系統のどれを使って操縦してもよい。このような4重の安全性を操縦系統に持たせた航空機は、これまで民間機にも軍用機にもなかった。」

「機内の空気調節装置も2系統から成り、革新的な機構を採用して、効率を高めている。エンジンのコンプレッサーから取り出した高温高圧のブリードエアを調節し、キャビン内部に快適な温度で、与圧空気として送りこむ仕掛けである。」

こうしてみると、787と比べて、かなり保守的な作りになっていることが分かる。

(787型機の概要)
http://www.boeing.jp/%E3%83%92%E3%82%B7%E3%83%8D%E3%82%B9%E9%83%A8%E9%96%80-%E7%B4%B9%E4%BB%8B/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%AF%E6%B0%91%E9%96%93%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%E9%83%A8%E9%96%80/787%E5%9E%8B%E6%A9%9F%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81

「機体構造の50%には炭素繊維複合材を使用」とある。

A380の倍以上だ。

787には、このほか、空調や動翼の駆動を電動で行うなど、革新的な技術が盛り込まれている。

A380は、旧世代の航空機の技術をブラッシュアップし、極めて完成度が高い航空機である一方、新世代の素材技術を大胆に導入し、強度や耐腐食性を向上させた。

いいとこ取りの航空機ともいえる。

787や、A350は、完全に新世代の航空機であり、構造材のほか、様々な部分で電気が導入されていて、各種制御系はコンピューターに委ねられた空飛ぶロボットになっている。

浮沈子は、CCRの運用経験から、電気は壊れるものであるという、刷り込みが出来上がっている。

もちろん、形あるものは全て壊れるし、空の上とか水中とか、それが命取りとなる環境で使用する場合は、壊れた時の安全な運用を想定したバックアップや回避策が用意されているし、そもそも壊れそうなところは、2重化されていたりして、システムトータルの安全性を確保している。

とはいえ、787の一連の問題をみると、しばらくは、ダメ出しをしないと乗れないような気がしている。

A380は、その意味では浮沈子的には安心感が高い。

4発だし・・・。

4発いいぞお!。

時代は双発で、777みたいな大型機もそうなっていて、今後、全く新たに4発が作られることはないだろう。

747-8は、基本的には747そのものだし。

(ボーイング747-8)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0747-8

「改良が加えられるとはいえ、胴体は-400型と基本的に同一の構造である(胴体直径は同一の6.1m)。」

「787のように湿気の影響を受けにくい新素材を多用していないことから、787の売りの一つである、客室の地上に近い(在来機の5%程度に比べ、20%以上を確保される予定)湿度の維持は行われない。」

貨物機型しか売れていないようだが、浮沈子的には4発の旅客機の系譜が途切れないようにと願っている。

十分に大型の航空機であれば、4発でも十分採算は取れるし、安全性や快適性については、双発機中型機に対して、圧倒的な優位にある。

大きいことはいいことだ!。

地球の重力加速度と、大気の特性が変わらない限り、旅客機の大きさというものには最適解がある。

それは、機体素材の特性、エンジンの推力、燃料のエネルギー密度、運行速度などの物理特性のほか、燃料の値段や騒音規制、排気ガス規制、世の中の景気、滑走路を含む空港の施設など、多様な要素で決まってくる。

旅客の需要によって、中型機の航続距離を伸ばして目的地へ直接乗り込むスタイルを想定した787やA350に対し、A380や787-8は、ハブ空港間を大型機で結び、そこから中型機でローカル空港へというモデルを想定した。

しかし、結果は、どちらの需要もあるということになった。

100人以下の乗客しかいないショボイローカル空港に、250人クラスの787が就航することはありえないし、3クラス550人規模のA380がギチギチに埋まるような路線は、発着枠の問題から787には向かない。

一方、今まで乗り継ぎでしか行けないところに、直行便が飛んでくれれば、煩わしいトランジットをしないで済むという観点から、乗客にとってはありがたい話だし、新たな旅客需要を喚起する可能性もある。

相補い合って、発展するという構図が出来上がりつつあるわけだ。

それはそれでいい。

新東京国際空港(成田)にクルマで1時間余りの距離に住む浮沈子は、余り海外旅行に負担を感じないで済むが、ローカル空港から乗り継いでいかなければならないとしたら、直行してくれると嬉しいだろうとは思う。

実際、30分で行ける羽田から出てくれると、実に嬉しかったりする!。

まあいい。

A380は、向こう30年くらいは作り続けられるだろうし、ボーイングが787-8の新造の後継機をつくるという話はないので、当分4発機に乗りたければ、この2機に頼るしかないな(A340も、まだたくさんあります)。

タイ国際航空のA380は、近場のダイビングエリアへ飛ぶ時に、たぶん、唯一乗れる機材かもしれない。

(スペシャルページ)
http://www.thaiair.co.jp/special/tgsaver_thailand/index.html

さっき、サイドマウントのダイビングが出来そうな返事が来たので、現実の話になる可能性が高くなった。

乞うご期待だな。

指ぬき2014年01月12日 03:26

指ぬき
指ぬき


サイドマウントでは、様々なスキルが必要になる。

タンクのバルブ側の固定方法は、バンジーだけだったり(浮沈子が習っている方法)、ボルトスナップだったり、両方だったりするが、ボトム側を固定するのは全てタンクに巻いたベルトに固定したボルトスナップを、BCの尻尾やウエストベルトに付けたDリングに引っ掛けることによって行う。

スナップの口を開けるときには、親指で、出っ張りを引っ掛けてスライドさせるが、この時に親指の皮を切る。

傷だらけになるのだ。

(ステンレス製 ハードウエアー ボルトスナップ 120mm)
http://www.amazon.co.jp/Ex-Scuba-%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%AC%E3%82%B9%E8%A3%BD-%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%BC-%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%97-120mm/dp/B003A2RQ70

で、画像は、これを防止するための指ぬきである。

材質はネオプレーンの3mmくらいで、実は、元々手袋だったものを、なんと、ハサミでチョキンとしたもの。

まだ使っていないので、滑らないかとか、抜けて落ちないかとか、その辺の使い勝手はわからない。

しかし、タンクの付けはずしの際に、傷だらけになるというのは、野郎共はともかく、妙齢のご婦人には辛いところだ。

初めは、親指を残して、手首はそのままにしたフィンガーガード(人差し指用)の親指版を構想していたのだが、チョキチョキと作り上げてから、余った4本の指を見ているうちに、これでいいじゃん!、と考えて、チョキン!。

(フィンガープロテクター)
http://www.hamadashokai.co.jp/goods/detail.php?match_code=4997223353654

これなら、グローブ着用が禁止されているエリアでも、文句はあるまい。

もちろん、当初の親指用の方は、しっかりした装着感で、実用間違いないが、指ぬきで済めばそれに越したことはない。

欠点は、小さすぎて、なくなりそうなこと。

色とか柄がダサいこと。

サイドマウントの必携アイテムとして、流行ること間違いない!。

まあ、サイドマウント自体が流行らなければ、元も子もないんだが・・・。

カラー画像にすると、自分の手ながら、あまりに不気味なので白黒にした(やっぱ、不気味だ)。

もう一つ、問題がある。

親指の先だけ、白く日焼けしない状態の説明が難しい。

まあ、どうでもいいんですが。

普通の事務用品としての、ゴム製の指ぬきでも代用できるかどうかは分からない。

余り薄いと、そっちが破れてしまうということもある。

こういう機能的なウェアというのは、その辺りの頃合が微妙なのだ。

フックに当る部分に、プロテクトとしてゴム引きしてあると理想的だな。

ダイビング中には、親指の腹を使って、インフレーターのボタンを押したり、可動式のDリングの位置を調整したりする。

そういった際に、何か不都合が生じるようなら、改良が必要になるかもしれない。

親指に耐水テープを巻くという、さらに簡便な方法もある。

ちょっとしたことが気になって、サイドマウントが嫌いになったりするのは勿体無い。

しかし、指導団体や、ショップは、こういったことも含めてきちんと対応すべきだろう。

何なら、受講の際に、オマケグッズとして、ショップからプレゼントしてくれると嬉しかったりする。

ドーセ、原価なんて、たいしたこと無いんだし、そもそも、ネオプレーンの切れ端なら、業界にはいくらでもあるだろう。

指先を保護するということは、サイドマウントでは重要だ。

タンクが外せなくなったりしたら、エキジットの際に、大変な思いをしなければならない。

反対側のタンクというのは、逆の腕では外せないのだ。

2本持ちを原則とするサイドマウントでは、ある意味で、必須のアイテムなのである。

フィンガープロテクター、フィンガーガード、指ぬき、指サック、何でもいい。

ふやけて傷つきやすくなった指を保護するアイテムを、是非とも用意していただきたい。

もっとも、切れて痛そうにしている彼女の指を、優しく舐めてあげよう!、などと、不届き千万なことを考えている輩には、無用の長物ではある・・・。

サウンドコミュニケーション2014年01月12日 04:48

サウンドコミュニケーション
サウンドコミュニケーション


(ハンドウイルカ:感覚とコミュニケーション)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%AB#.E6.84.9F.E8.A6.9A.E3.81.A8.E3.82.B3.E3.83.9F.E3.83.A5.E3.83.8B.E3.82.B1.E3.83.BC.E3.82.B7.E3.83.A7.E3.83.B3

「ハンドウイルカ同士は身体表現と音声によって互いにコミュニケーションを行っていると考えられている。声帯は持たないが、噴気孔近くにある6個の気嚢(きのう)を用いて、様々な音声を発している。個々のハンドウイルカには、自分自身を表現する「名前」(音)があり、他の個体に対して自分自身を表現することが可能らしい。約30種類程度の識別可能な音を使って音声によるコミュニケーションを行っているようであるが、まだ「イルカ語」として確認できてはいない。」

「ただし一頭のイルカに教えたゲーム内容が別の個体に伝わることから言語に相当する伝達手段を持つことが確認されている。エコー音で状況を直接イメージするように進化した脳を持つイルカが、わざわざ記号に変換して配列する体系の言語を採用する合理性は乏しく、そのような、イメージ中心で単語を補助的にしか用いない世界観に基づいた「イルカ語」はあったにしろ翻訳不可能であろうと言われている。」

「しかしイルカ用の人工単語を覚えさせて「このフリスビーを尻尾で触った後でそれを飛び越えよ」程度の文章なら理解できる能力を持つ。またこの実験により、イルカは「誰が」「何を」「どうした」の入った文章を理解したが、「いつ」「どのように」という文章は理解できなかったことが報告されている。この結果によりイルカの脳が持つ世界観の一端が伺われる。」

(軍用イルカ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8D%E7%94%A8%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%AB

「軍用イルカ(ぐんようイルカ、Military dolphin)は、軍事目的で利用されるイルカである。アメリカ軍が利用中であり、ロシア軍には利用計画が存在した。主な任務としては、ダイバーの救助、及び、機雷の探知等である。1990年代の湾岸戦争、2003年のイラク戦争においては実戦で使用された。」

イルカが、ある意味で高い知能を持ち、人間とのコミュニケーションを行っていることには、概ね異論は無かろう。

音波による状況把握とあるが、距離とか方向といった単純なものではない。

(反響定位)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8D%E9%9F%BF%E5%AE%9A%E4%BD%8D

「反響定位とは、動物が自分が発した音が何かにぶつかって返ってきたものを受信し、それによってぶつかってきたものの距離を知ることである。それぞれの方向からの反響を受信すれば、そこから周囲のものの位置関係、それに対する自分の位置を知ることができる。したがって、音による感受法でありながら、一般の聴覚よりも、むしろ視覚に近い役割を担っている。」

しかし、コミュニケーションという手段に音波を使用する場合、抽象化せずに伝達することが可能なのだろうか?。

浮沈子は、仮に言語化(抽象化)されていないとしても、その範囲は限られていると考える。

ある状況を表す単語(きっと、その種類は膨大にあると思われる)を組み合わせて、意志を伝達するということは必ずあるはずであり、彼らにとっての視覚(反響定位による像)と組み合わされた、例えばプログラミングでいう構造化言語のような体系を駆使することで、あらゆる状況と意志を伝達しているに違いない。

映像が、言語に取り込まれているのだ。

うーん、イルカの半分も無い脳を駆使している浮沈子には、これが限界だな。

ところで、こんなことを考えたのは、先日知ったLogosease(ロゴシーズ)というダイブトランシーバーのことを考えていたら、ふと、こいつはダイバーとイルカのコミュニケーションに使えるんじゃないか、と思ったからだ。

(饒舌の世界?)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/01/10/7186929

超音波、内臓コンピューター、言語翻訳、骨伝道・・・。

しかし、映像と言語をハイパーミックスした「イルカ語」を、一体、どうやって翻訳しようというのか。

きっと、カメラと自動翻訳が合体して、そんでもって、膨大な単語帳(イルカ語の)を備え、彼らの構造化言語を訳出するための3次元モニターを備えたデータマスク(おおっ、懐かしいね!)を開発しなければならない。

(データーマスク HUD)
http://www.oceanic.jp/pg201.html

いや、そんなことは、きっと誰かがとっくに考えて、始めているに違いない。

人類が、1000年かかっても知り得ない、膨大な水中世界の秘密を、彼らから(文字通り)聞きだすことが出来るのも、間近かもしれないのだ。

(Cetacean intelligence)
http://en.wikipedia.org/wiki/Cetacean_intelligence

この中に、彼らが、人間の手話を理解するというくだりがある。

「While there is little evidence for dolphin language, experiments have shown that they can learn human sign language.」

このことは、人間の言語体形を、イルカが学習し得るという、大変有り難いことが可能であることを示している。

どうやら、彼らは我々よりも学習能力が高く、複雑怪奇なイルカ語を人間が学ぶよりも容易に、シンプルな人間の言葉を理解してくれるようだ(なんか、馬鹿にされた感じ?)。

どっちかが、どっちかに合わせても、通じ合えればそれでいい。

場合によっては、仮想言語(両方が理解しやすい、中間言語)を作って、お互いにそれを共通語としてもいい。

彼らの中には、きっと、心を病んでいる個体もいることだろう。

複雑な精神構造を持つ動物は、必然的に機能不全になることがあるのだ。

そんな時に、お互いに意志を通じ合い、悩みを分かち合っていければ、信頼の醸成も可能になるだろう。

宝物が満載の沈没船の在り処だって、きっと教えてもらえるに違いない!(結局、それかあ?)。

まあ、どうでもいいんですが。

イルカの日という映画があった。

(イルカの日)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%81%AE%E6%97%A5

「世界的に有名な海洋動物学者ジェイクは、妻のマギーと共にフロリダ沖の小島に造った研究施設で、イルカに簡単な言葉を覚えさせる研究を行なっていた。研究はみるみる成果を上げ、2頭のイルカは人間との会話が出来るまでになっていった。」

1973年の作品である。

もう、40年も経つのだ。

しかし、未だに人間とイルカは悩みを分かち合うことが出来ないでいる。

この監督、マイク・ニコルズは、「卒業」の監督でもある。

「エレーン、エレーン!」

(卒業 (1967年の映画))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%92%E6%A5%AD_(1967%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)

ベンジャミンへの愛に気づくエレーンはそれに答える。

「ベーンッ!」。

まあいい。

イルカに、このシーンの何たるかを説明する資格は、浮沈子にはない。

お宝満載の沈没船は、夢に終わりそうだな。