パンスペルミア説2014年03月31日 09:56

パンスペルミア説
パンスペルミア説


無責任だとか、卑怯だとか、ずるいとか、ご都合主義とか、生命の起源を語る時に必ずといってよいほどコケにされ、馬鹿にされ、無視されるパンスペルミア説・・・。

(パンスペルミア説)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%82%A2%E8%AA%AC

浮沈子が生命科学に興味を持っていた頃とは、少し風向きが変わっているようだ。

「隕石中のアミノ酸がホモキラリティーを持つ」

「地球の原始大気は酸化的なものであり、グリシンなどのアミノ酸が合成されにくい」

「特に、地球誕生後数億年で生命体が発生したと言う点で、パンスペルミア仮説が支持されることが多い」

しかし、これらはいずれも化学物質やせいぜい細菌レベルの話であって、人間のような高度な生物(?)が宇宙を飛び回っているわけではない。

「生命は宇宙に広くあまねく存在しており、地球の生命の起源は地球ではなく、他の天体で発生した微生物の芽胞が地球に到達したものであるという説。」

(芽胞の耐久性)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%BD%E8%83%9E

「芽胞は通常の細菌と比べて極めて高温に強く、100℃での煮沸によっても完全に不活化することが出来ない。芽胞を高温で完全に不活化するには、オートクレーブ処理(約2気圧の飽和水蒸気中で121℃15分以上)、乾熱処理(180℃30分あるいは160℃1時間以上)などの処理が必要。」

まあ、これらは、地球の柔な環境に慣れてしまったヘタレな芽胞なので、宇宙放射線が飛び交う中を生き延びるヤツラは、もっとタフな構造をしているかもしれない。

浮沈子は、生命は宇宙へ向かうと信じていて、地球上にいるのは仮の姿であると考えている(根拠なし)。

たまたま、居付いたところが居心地がよくなるのは当然で、腰を下ろしてしまっているが、やがては次のステージを求めて宇宙に旅立つ運命にある。

(この空を飛べたら)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%81%AE%E7%A9%BA%E3%82%92%E9%A3%9B%E3%81%B9%E3%81%9F%E3%82%89

(歌詞)
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND52932/index.html

まあ、どうでもいいんですが。

きっと、昔は宇宙を飛んでいた生命が、再び故郷へと向かうというストーリーが、浮沈子は気に入っているのだ。

しかし、考えてみれば、複雑になって、宇宙での長期滞在に耐えられなくなってしまった人間のような存在のままでは、そのようなことは出来ないに違いない。

もう一度、シンプルで強靭な細菌レベルに戻って、芽胞として旅立つのか、それとも、人類の姿のまま、なんとか恒星間の旅路に耐えていくのか。

まあ、人類の姿をしたままでは無理だろうから、何らかの方法を考えなければならない。

(2001夜物語)
http://ja.wikipedia.org/wiki/2001%E5%A4%9C%E7%89%A9%E8%AA%9E

まあ、こんなのもありかもしれない。

(アニメ 2001夜物語 その1「宇宙の孤児」)
http://www.pideo.net/video/dailymotion/1012ff36997e3b83/

(アニメ 2001夜物語 その2「地球からの贈り物」)
http://www.pideo.net/video/dailymotion/fee3c1fdb9bbe657/

(アニメ 2001夜物語 その3「遥かなる地球の歌」)
http://www.pideo.net/video/dailymotion/eeee287c2bb87e6d/

この2001夜物語は、原作もユニークで楽しめる。

反物質とかSF丸出しだが、発想としては面白い。

ただ、これは、地球が出発点となっている点で、浮沈子のビジョンとは異なる。

あくまでも、宇宙は回帰していく場所なのだ。

パンスペルミア説と人類播種計画は、セットで考えなければ意味を成さない。

生命という化学反応系は、形を変え、所を変えて、広く遍く宇宙に存在する。

春は盛り、サクラの花も満開になった。

そんな生命の息吹を感じる中で、ふと、宇宙に満ち満ちているいのちを想ってみる。

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