選挙の争点2014年11月25日 00:19

選挙の争点


来月の14日に衆議院選挙が行われるんだそうだ。

現政権の経済政策が争点だといっているが、浮沈子はそれはないと思っている。

目くらましのようなもんだな。

本当の争点は、日米軍事同盟の強化の是非にあると考えている。

この点については、なかなか表ざたにならないが、米軍再編の一環として、我が国の軍事力との連携が模索されているわけだ。

北朝鮮や中国の動きもあるし、台湾の情勢も無視できない。

自民党政権が安泰なら、この基軸的な同盟の行く末に不安は無い。

しかし、その他の政治勢力が政権を取るようなことになれば、少なくとも北東アジアの軍事情勢は少なからぬ影響を受けるに違いない。

まあ、民主党を中心とする勢力なら心配はないので、事実上の問題はなかろう。

沖縄の普天間基地の問題についても、民主党は辺野古移転に反対ではない。

経済については、風呂の上から温める自公政権と、上の方だけかき混ぜる民主党の違いだけで、下のほうから暖める政権が実現することはない。

まあ、どうでもいいんですが。

このブログは、政治向きの話は、あまり取り上げないようにしている。

浮沈子の関心が薄いということもある。

世の中には、もっと大切なことが沢山あるというのが基本的な考え方だ。

元々、我が国の政治的な選択肢なんて、そんなに広くは無い。

その狭い選択肢の中で、押し合いへしあいしているのを見ても何の興味も湧かないのだ。

政治というのは結果責任で、現政権になってからは、インフレと株価を上げて、円安と相対的な賃金の減少を生んだ。

それで喜ぶのは、株を持っている人、輸出企業、外貨立ての資産を持っている人で、そうでない人や、国内取引だけの企業、輸入品を扱っている企業は軒並み経営が悪化しているだろう。

ガソリンはこのところ、別の要因で値下がりしているので、大食いのクルマを所有している浮沈子は、少し助かっている。

そういうのがいいという人は、現政権に投票するだろうな。

2期連続でGDPが縮小したことで、景気は伝統的な指標に従えば後退局面(リセッション)に入った。

(景気後退)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%AF%E6%B0%97%E5%BE%8C%E9%80%80

次に待っているのは不況の嵐。

株の大暴落と、物価の急上昇が同時に来て、回復困難な状況に一気に落ち込む。

少なくとも、今後2年間はいいことは何もない(国内消費は落ち込んで、回復しないし、価格競争力が衰えるので賃金も上げられない)。

そして、そのタイミングで現政権が最大の構造改革として掲げた消費税増税が待っている。

大体、浮沈子が見るところ、現政権の本音は憲法改正だろう。

解釈改憲を試みたりしているが、やっぱそれでは不足なのだ。

次の次、石破内閣では、是非ともやりたいに違いない。

経済なんて、たぶん、本当はどうだっていいと思ってるに決まっている。

戦争が出来る国、武力行使を行う国、海外派兵も出来る国、ソウイウクニニワタシハナリタイ。

別に、平和憲法を掲げつつ、国際貢献の名の下に海外派兵してどこが悪い?。

自衛隊とか訳のわからない団体(?)ではなく、日本国の軍隊として、堂々と戦って欲しい。

そういう国になるためには、逆に今の自民党ではダメだろうな。

自衛隊の中には、未だに天皇の軍隊という亡霊が跋扈している。

まあ、それは行きがかり上、仕方ないといってしまえばそれっきりだが、近代民主国家の軍隊としては、いささかお粗末だな。

天皇が観閲式に出たこともないのに、なんでそんなことになっているのか。

戦争を行うという特殊専門技術を有する集団としては、もう少し合理的に考えてもらいたいもんだ。

まあいい。

このブログは、技術としての兵器や、その運用については関心があるが、歪な国家である日本国の軍隊については余り関心が無い。

まして、国家や民族、歴史と経緯、ご都合主義と意地の張り合いには付き合いきれない。

北東アジア地域の中で、きちんとお行儀良くして、平和と安定にそこそこ寄与していれば十分だ。

それ以上でも、それ以下でもない。

米軍との調整の中で、地域の緊張を高めるような行動を取らなければそれでいい。

そこを間違えなければ、どんな政権でも浮沈子は構わないと思っている。

選挙では、その範囲でどんな政策を掲げているかを見ながら投票しよう。

浮沈子的には、あまり円安にならないほうが、ドルとかユーロに両替する時に助かるんだが・・・。

息抜き2014年11月25日 15:55

息抜き


何度か書いているかもしれないが、浮沈子のファンダイビングの原点は北マリアナ諸島のロタ島にある。

ブルーパームスしか使ったことはないが、浮沈子としては非常に満足している。

(Blue Palms)
http://www.blue-palms.com/

ロタには、日本人が経営するダイビングサービスが他にも2軒ある(現在は、他にはサービスはない)。

(セレナマリンサービス・ロタ)
http://www.hi-ho.ne.jp/k-akiba/sirena_go.htm

オーナーの林さんとは、何回かボートでご一緒したことがある。

(ROTA SCUBA CENTER RUBIN)
http://rotarubin.com/

こちらは、今のところご縁がない。

浮沈子のダイビングに於いて、安楽さ、透明度(透視度)、癒し度(?)のスタンダードは、ロタのダイビングになっている。

エキジットの際に、器材を脱がせてくれたりフィンまで脱がせてくれるだけでなく、器材のセッティングもやってくれる(サイドマウントは自前で行うが)。

ナイトロックスがチョイスできなかったり、CCRで潜れなかったりするのは仕方ない。

透明度の良さは抜群で、50mを基準にして、それよりいいか悪いかというレベル。

30mだと、ガイドさんが恐縮している(今日は抜けてなくて残念!)。

魚影は少ないが、ポイントによっては多い。

浮沈子の経験では、コーラルガーデンのチョウチョウウオ系は、うるさいほどいる。

浮沈子は、ロタでは生き物系は期待しない。

それよりも、水中の景色や浮遊感、ロタホールなどの地形、沈船(松運丸)などに興奮する(だから、エアの消費がはやいのかあ・・・)。

この時期は、ロタホールは光が入らなくなっているだろうから、今回は行かないかもしれない。

そう、今週末から来月上旬にかけて、息抜きにロタにいって来ようと思っているのだ。

(ウルトラマリン:有限会社トラベル・プランニング・サービス:今回利用した旅行会社)
http://www.u-marine.com/

ホテルは、サービスから徒歩3分のベイビューホテル。

以前は、よくコーラルガーデンに泊まったが、こっちの方が近くていい。

まあ、コーラルガーデンも、スーパーに行くには近くていいんだが。

ムーンライトパームスで、トゥバ(自然発酵酒のようだ)をすすりながら頂く手作りの料理が楽しみなのである。

前回は、3月上旬だった。

(機上の空論(ロタ編))
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/09/7240480

(ロタ入り)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/09/7240482

(ロタの朝)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/09/7240493

(ファイヤーワークス)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/09/7240662

(ムーンライトパームス)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/10/7241331

(ブルーパームス)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/10/7241442

(ジェリーズリーフ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/10/7241616

(ロタのダイビング)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/11/7242034

(バーベキュー)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/11/7242037

(ティアナズの朝)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/11/7242074

(ティアナズの昼)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/12/7242741

(リン鉱ポイント)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/12/7242750

(ベイブリーズ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/12/7243027

(松運丸)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/12/7243038

(ベイビューホテル)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/12/7243106

(CCR上陸作戦)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/13/7243535

(ロタの虹)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/13/7243590

(チェックアウト)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/14/7244302

そうか、前回はマレーシア航空機の行方不明事件があったんだ。

その後の消息はわからない。

今回は、そんな気苦労なしに行けたらいい。

不顕性感染2014年11月25日 23:13

不顕性感染


無症候性キャリアについては、このブログでも既に触れた。

(スピード34)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/11/16/7493083

「感染したら全員が発病に至るというわけではないようだ。
エボラにも無症候性キャリアが存在するという話もある。」

用語としては、「キャリア=運び手」なので、ウイルスを媒介して感染を広めてしまうということになる。

実際、そういう例としては、HIV感染者が挙げられている。

(無症候性キャリア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E7%97%87%E5%80%99%E6%80%A7%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%AA%E3%82%A2

しかし、他人にうつすことなく、免疫だけ獲得している人の場合は、「キャリア」というのは事実誤認になってしまう。

今日読んだ記事の中に、不顕性感染という言葉が出てきた。

(エボラにならない人、エボラにならない町)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4481

(不顕性感染)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E9%A1%95%E6%80%A7%E6%84%9F%E6%9F%93

「不顕性感染を示す個体は臨床症状を示さないため、感染源として気付かないうちに病原体を他個体に拡げてしまうおそれがある。このような個体をキャリアと呼ぶ。」

ははあ、そういうことね。

みんながみんな感染させるわけではない。

不顕性感染を示す大勢の中の、一部の感染可能な個体を無症候性キャリアというのか(違う?)。

専門家の中には、このキャリアではない不顕性感染者が、感染防御のバリアとなることへの期待があるようだな。

逆に、キャリアになってしまったら、早急に隔離する必要があるんじゃないのか?。

少なくとも、未感染者からは十分に離しておく必要がある。

何らかの形で、ウイルスを体内から除去しないと、通常生活には戻れないということにもなりかねない。

これはこれで、困った話である。

インドでは、治癒後に精液からウイルスが検出されたために、帰国後に隔離されてしまった話があった。

これも、無症候性キャリアの一種なんだろう(感染経路は、ズバリ・・・。子供は、わかんなくていいです!)。

感染力を持たないで免疫だけ獲得した人々が、どの程度持続してエボラに罹らないのかはわからない。

その人たちを、安易に最前線に送り込んで、杜撰な感染防御で看護に当たらせたりしたら、ちょっとヤバイような気がするんだが。

まあいい。

この先、そういう対応が出てくるかもしれない。

その時は、是非ともちゃんとした防御策を取っていただきたいものだ。

ウイルスの変異ということもあるし、免疫力の低下ということもある。

こうしてみると、エボラが蔓延した後のことも、そろそろ考えておかなければならないな。

不顕性感染者が、突如として無症候性キャリアになり、自身気付かないまま、周り中にウイルスを巻き散らかしたりするわけだ。

そして、周囲の人々がバタバタと倒れていく中で、本人だけが病気にもならずに、次々と感染を広めてしまう・・・。

(メアリー・マローン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%B3

「メアリーはそれまで腸チフスを発症したことがなく、彼女自身が病気になったり、保菌者であるという自覚のないまま、周囲の人に感染を広げる健康保菌者(無症候性キャリア)であった。」

「「健康保菌者が存在する」という考えは当時の社会一般から見ればあまりにも突飛なものであったため彼女には受け入れられず、むしろ「いわれのない不当な扱いを受けている」という思いを募らせるばかりであった。」

「彼女は再びノース・ブラザー島の病院に隔離され、亡くなるまでの23年間そこから出ることはなかった。」

ちょっと気になる記述も・・・。

「エイズ・メアリー - 行きずりの女性と一晩を共にした後、朝起きると彼女の姿は消え、バスルームの鏡に口紅で「AIDSの世界にようこそ」というメッセージが残されていた、という都市伝説。「エイズ・メアリー」という名前は"Typhoid Mary"にちなんでいるとも言われるが、実際の起源は不詳である。」

子供は、わかんなくていいです!!。

エボラでこんな話が蔓延したら、それこそ事件だな。

ウイルスや細菌は、こうして無症候性キャリアの中で生き続ける道を獲得するわけだ。

われわれ人類の体の中の、たとえば大腸菌やヘルペスウイルスなどは、過去には致死性の高い病気を発症していたのかもしれないが、そのうち宿主と馴染んで共存する道を見出したのだろう。

ええっ?、ってことは、人類は先々、エボラと共存するってことなのかあ!?。

まあいい。

それまでは、踏み絵のように、生死を賭けた闘いが繰り広げられていくんだろう。

浮沈子は、踏み絵なんて踏みたくないんですけど。

無症候性キャリアになるか、それとも完全に排除して免疫だけ獲得するか、さもなくば死ぬか。

実態はまだわからないが、垂直感染(母親から胎児への感染)だって、あるんじゃなかろうか。

それで、なんとか助かっても、子供はエボラになって生まれてくるとか。

そんでもって、無症候性キャリアになって、病院中に感染を広げてしまうということなんだな。

因果な話だ。

一生隔離かよ!。

是非とも、特効薬やワクチンを開発してもらいたいものだ。

この話は、まだ、散発的に報道されているだけだが、いずれは大きな問題になるだろう。

いままでは、小規模な感染だったが、1万人を超える感染になって、範囲も広くなり、このまま行くと風土病になる危険もある。

そのなかで、無症候性キャリアや、不顕性感染者の問題をどうするのかが問われてくるのだ。