クルードラゴン ― 2015年02月02日 12:32
クルードラゴン
宇宙船に内蔵した燃料とロケットを使って、緊急時の脱出と着陸時のコントロールを行い、再使用を可能にするという、まあ、誰もが考えそうだが未だかつて実現したことのない方法が試されようとしている。
とりあえずは、緊急脱出システムからだな。
(SpaceX nears pad abort test for human-rated Dragon capsule)
http://spaceflightnow.com/2015/01/30/spacex-nears-pad-abort-test-for-human-rated-dragon-capsule/
来月にはテストするとある。
「SpaceX is finishing up preparations for a major test of a rocket-powered abort system for the company’s new Dragon crew ferry spacecraft, targeting launch from Cape Canaveral in March after a pair of Falcon 9 missions in February.」
ロケットパワード・アボートシステムというらしいが、うまいことを考えたものだ。
ここでは、ドラゴンクルーと呼ばれているが、ドラゴンV2のことである。
(Major test of Crew Dragon’s abort capabilities coming up—first look at the pad abort vehicle.:元記事)
https://www.facebook.com/SpaceX/photos/a.10150303260090131.563831.353851465130/10155518892565131/?type=1&theater
元記事では、クルードラゴンといっている。
まあ、どうでもいいんですが。
「The pad abort is scheduled after two upcoming Falcon 9 launches from Complex 40.」
「The Deep Space Climate Observatory for NOAA is set to blast off Feb. 8, followed by the launch of a pair of communications satellites for Eutelsat and Asia Broadcast Satellite before the end of the month.」
ははあ、2月8日に予定されている打ち上げというのは、ノアの衛星なわけだな。
(Deep Space Climate Observatory)
http://en.wikipedia.org/wiki/Deep_Space_Climate_Observatory
「It is intended to be positioned at the Sun-Earth L 1 Lagrangian point , 1,500,000 kilometres (930,000 mi) from Earth, to monitor variable solar wind condition and provide early warning of approaching coronal mass ejections .」
太陽ー地球のL1って、どこだっけ?。
(ラグランジュ点)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A5%E7%82%B9
ああ、太陽と地球の間か。
そうはいっても、太陽と地球の間は1億5千万kmもあるので、150万kmというのは、その1パーセントに過ぎない。
もう、地球にベタな位置だな。
それでも、静止軌道の35786kmにくらべれば、桁違いに遠い。
この衛星の打ち上げの時に、1段目の再使用ロケットの回収テストをするわけだ。
だいじょうび?。
衛星の重さは570kgとあるので、軽いことは軽いんだけど。
(Diagram of the DSCOVR spacecraft)
http://en.wikipedia.org/wiki/Deep_Space_Climate_Observatory#mediaviewer/File:Deep_Space_Climate_Observatory_spacecraft_diagram.jpg
(DSCOVR:Deep Space Climate Observatory:ノアのサイト)
http://www.nesdis.noaa.gov/DSCOVR/
(Program Overview [pdf]:NOAA Satellite and Information Service
Deep Space Climate Observatory (DSCOVR):Program-at-a-Glance参照)
http://www.nesdis.noaa.gov/DSCOVR/pdf/DSCOVR%20-%20Program%20Overview%20Info%20Sheet.pdf
「Mission Life: 5 yrs planned」
5年の寿命じゃあ、軌道維持などに使う燃料も少なくていいし、そりゃ軽いわな・・・。
まあいい。
その後には、通信衛星を2つ抱き合わせで打ち上げるという。
こんときゃ、ちょっと再使用の回収は無理だろうな(荷物が重いから)。
(ユーテルサット)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%83%83%E3%83%88
今回打ち上げる衛星が何なのかはわからないが、過去の例を見ると、3トンから6トンである。
(ABS-3)
http://en.wikipedia.org/wiki/ABS-3
古い衛星だが、3トン弱だ。
いずれも静止軌道に上げるので、燃料も食う。
まあいい。
とりあえずは、2月8日に予定されているノアの衛星の時の回収に注目で、その後は3月の緊急脱出ロケットのテストだ。
8機のスーパードラコロケットエンジンのテストは順調のようだし。
「The Crew Dragon’s initial flights will end with splashdowns in the ocean like the capsule’s cargo version.」
まあ、徐々にやっていけばいいのだ。
緊急脱出システムと、カプセル回収システムを抱き合わせるというのは、なかなかいいアイデアだ。
片方使えば、もう片方は使わなくていい。
無駄がない。
しかも、パラシュートも持っていくので、冗長性がある。
みーんな捨てちゃうボーイングよりは、よっぽど気が利いている。
おまけに、安い。
ボーイングの6割くらいの金額で開発できる(ボ社:42億ドル、ス社:26億ドル)。
ボーイングが、なんでそんなに金が掛かるのかが不思議なくらいだ。
新しいことは何もやっていないのに。
宇宙船に内蔵した燃料とロケットを使って、緊急時の脱出と着陸時のコントロールを行い、再使用を可能にするという、まあ、誰もが考えそうだが未だかつて実現したことのない方法が試されようとしている。
とりあえずは、緊急脱出システムからだな。
(SpaceX nears pad abort test for human-rated Dragon capsule)
http://spaceflightnow.com/2015/01/30/spacex-nears-pad-abort-test-for-human-rated-dragon-capsule/
来月にはテストするとある。
「SpaceX is finishing up preparations for a major test of a rocket-powered abort system for the company’s new Dragon crew ferry spacecraft, targeting launch from Cape Canaveral in March after a pair of Falcon 9 missions in February.」
ロケットパワード・アボートシステムというらしいが、うまいことを考えたものだ。
ここでは、ドラゴンクルーと呼ばれているが、ドラゴンV2のことである。
(Major test of Crew Dragon’s abort capabilities coming up—first look at the pad abort vehicle.:元記事)
https://www.facebook.com/SpaceX/photos/a.10150303260090131.563831.353851465130/10155518892565131/?type=1&theater
元記事では、クルードラゴンといっている。
まあ、どうでもいいんですが。
「The pad abort is scheduled after two upcoming Falcon 9 launches from Complex 40.」
「The Deep Space Climate Observatory for NOAA is set to blast off Feb. 8, followed by the launch of a pair of communications satellites for Eutelsat and Asia Broadcast Satellite before the end of the month.」
ははあ、2月8日に予定されている打ち上げというのは、ノアの衛星なわけだな。
(Deep Space Climate Observatory)
http://en.wikipedia.org/wiki/Deep_Space_Climate_Observatory
「It is intended to be positioned at the Sun-Earth L 1 Lagrangian point , 1,500,000 kilometres (930,000 mi) from Earth, to monitor variable solar wind condition and provide early warning of approaching coronal mass ejections .」
太陽ー地球のL1って、どこだっけ?。
(ラグランジュ点)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A5%E7%82%B9
ああ、太陽と地球の間か。
そうはいっても、太陽と地球の間は1億5千万kmもあるので、150万kmというのは、その1パーセントに過ぎない。
もう、地球にベタな位置だな。
それでも、静止軌道の35786kmにくらべれば、桁違いに遠い。
この衛星の打ち上げの時に、1段目の再使用ロケットの回収テストをするわけだ。
だいじょうび?。
衛星の重さは570kgとあるので、軽いことは軽いんだけど。
(Diagram of the DSCOVR spacecraft)
http://en.wikipedia.org/wiki/Deep_Space_Climate_Observatory#mediaviewer/File:Deep_Space_Climate_Observatory_spacecraft_diagram.jpg
(DSCOVR:Deep Space Climate Observatory:ノアのサイト)
http://www.nesdis.noaa.gov/DSCOVR/
(Program Overview [pdf]:NOAA Satellite and Information Service
Deep Space Climate Observatory (DSCOVR):Program-at-a-Glance参照)
http://www.nesdis.noaa.gov/DSCOVR/pdf/DSCOVR%20-%20Program%20Overview%20Info%20Sheet.pdf
「Mission Life: 5 yrs planned」
5年の寿命じゃあ、軌道維持などに使う燃料も少なくていいし、そりゃ軽いわな・・・。
まあいい。
その後には、通信衛星を2つ抱き合わせで打ち上げるという。
こんときゃ、ちょっと再使用の回収は無理だろうな(荷物が重いから)。
(ユーテルサット)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%83%83%E3%83%88
今回打ち上げる衛星が何なのかはわからないが、過去の例を見ると、3トンから6トンである。
(ABS-3)
http://en.wikipedia.org/wiki/ABS-3
古い衛星だが、3トン弱だ。
いずれも静止軌道に上げるので、燃料も食う。
まあいい。
とりあえずは、2月8日に予定されているノアの衛星の時の回収に注目で、その後は3月の緊急脱出ロケットのテストだ。
8機のスーパードラコロケットエンジンのテストは順調のようだし。
「The Crew Dragon’s initial flights will end with splashdowns in the ocean like the capsule’s cargo version.」
まあ、徐々にやっていけばいいのだ。
緊急脱出システムと、カプセル回収システムを抱き合わせるというのは、なかなかいいアイデアだ。
片方使えば、もう片方は使わなくていい。
無駄がない。
しかも、パラシュートも持っていくので、冗長性がある。
みーんな捨てちゃうボーイングよりは、よっぽど気が利いている。
おまけに、安い。
ボーイングの6割くらいの金額で開発できる(ボ社:42億ドル、ス社:26億ドル)。
ボーイングが、なんでそんなに金が掛かるのかが不思議なくらいだ。
新しいことは何もやっていないのに。
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