タイヤ2015年03月09日 06:38

タイヤ


自動車などのタイヤを使った装置は、その地面との接触に依存している。

(タイヤ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A4

教習所では、正しい空気圧、十分な溝、釘などが刺さっていないか、ハイドロプレーニング現象、スタンディングウエーブ現象、高速では少し高目の空気圧とか、一通り習うが、最近はランフラットタイヤなどもあり、そう単純ではない。

ABSは最早当たり前で、砂利道を除けば制動距離を短くしてくれるし、空気圧を検知して車内で確認できる仕掛けもある。

スペアタイヤを持ち運ぶのではなく、パンク修理剤をぶち込んでしまうとか、緊急用のテンパータイヤで済ませるとか、いろいろある。

こんなことを改めて書いているのは、この記事を読んだから。

(メルセデス-AMG GT に GT3 レーサー…サーキットを駆ける[動画])
http://response.jp/article/2015/03/08/246100.html

動画はCGだが、再生してみるとタイヤと路面の摩擦というのが、自動車にとってエネルギー伝達の全てであることを思い知る。

最近は、ウイングをパタパタさせて、エアブレーキを使うというのもあるそうだが、まあ、一部のスーパースポーツに留まる。

少なくとも、クルマを前進させたり曲げたりするには、ゴムタイヤの摩擦力を使うしかない。

レーシングタイヤの場合は、タイヤが溶けて路面にネバネバと張り付く粘着力による部分もある。

通常は、そんなことはない。

ポルシェのNタイヤについては、このブログでも既に触れた。

(タイヤの日)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/04/02/6765798

(ランフラットタイヤ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/03/07/6739708

タイヤは縁の下の力持ちである。

ワイパーと共に、シンプルで、これを上回る製品は未だに実用にはなっていない。

空中を浮いて走るのでない限り、当分の間、タイヤにはお世話になり続けることになる。

駆動力を伝え、旋回力を発生させ、制動力を発揮する。

走る、曲がる、止まるという、自動車の運動性能の全てに関与する。

基本中の基本でありながら、日常に於いて、その影は薄い・・・。

浮沈子がクルマに於いて重視する乗り味にも、大いに関係してくる。

タイヤの話、機会があればまた書く。