せっかくフィットネスサボって生中継で見てたんだが、60機纏めてデプロイする手抜きに愕然! ― 2019年05月24日 14:20
せっかくフィットネスサボって生中継で見てたんだが、60機纏めてデプロイする手抜きに愕然!
フロリダの高層気象に悩まされて、先週の打ち上げがキャンセルされ、丸一週間遅れての打ち上げとなったスターリンク衛星(衛星間光リンクがないとか、Kaバンドだけとか、通信機能的には実験レベルだが、太陽電池パネルやホールスラスターなど衛星本体については運用レベル?)。
注目する点は、スペースX史上最重量のペイロードを、無事に打ち上げられるかということ。
このところ、1段目の回収についてもケチがついていたから、それも注目だな(フェアリングの回収もあるしな:後述)。
しかし、何といっても、60機の衛星を、特段の放出機構なしに、どうやってデプロイするかという点が最大の見せ場だ。
プレスキットを熟読しても、ヒントはない。
(starlink_mission_press_kit)
https://www.spacex.com/sites/spacex/files/starlink_mission_press_kit.pdf
「01:02:14 Starlink satellites begin deployment」
あっさりしたもんだな(begin・・・とあるのが、実は「ひっかけ」だったわけだ:そうなのかあ?)。
浮沈子は、イリジウムネクストの時のように、1機1機が先の方から順序良く放出されていくもんだとばかり思っていたら、さにあらず。
多少、予定より遅れていたが、T+1時間2分47秒辺りで、衛星群を保持していたところから、一気に60機纏めて放り出した。
暫くは、そのまま漂っていたが、徐々にばらけていく感じだ(特段の分離機構が働いている様子はない)。
一体、こりゃ、何なんだあ?。
(Starlink Mission:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=10&v=riBaVeDTEWI
どういう仕掛けで固定されていて、それをリリースした後、どうやってバラバラにするのかの詳細は不明だ。
(Successful deployment of 60 Starlink satellites confirmed!)
https://twitter.com/SpaceX/status/1131765246664646657
この後、無事に全機が展開して、それぞれの軌道に入っていくようだが、それについてはしばらく時間が掛かるだろう(数日?)。
デプロイした高度は、約440kmと計画通り。
「Krypton ion thrusters activate in about 3 hours to raise orbit」
「All 60 Starlink satellites online, solar array deployment coming up soon」
ツイッターによれば、今回はフェアリングの回収にも成功した様だ。
「Fairing halves recovered」
やれやれ・・・。
しかしなあ、60機まとめて一気に放り出すという展開は想定外だな。
まいった・・・。
生で見ていて正解だったな。
いつものレストランで飯食って、コーヒー飲みながら見てたんだが、思わず噴くかと思ったほど驚いた。
こういう感動的(肩透かし的?)な体験は、なかなかできるもんじゃない。
次は、どんなイベントを見せてくれるんだろうか?。
(打ち上げ成功:スペースX、スターリンク通信衛星60機を軌道投入:追加)
https://news.yahoo.co.jp/byline/akiyamaayano/20190524-00127177/
「日本時間2019年5月24日11:30、米スペースXは、同社の巨大通信衛星網Stalink(スターリンク)衛星60機をフロリダ州ケープカナベラル空軍基地からFalcon 9(ファルコン9)ロケットで打ち上げた。衛星はおよそ62分後に軌道上で展開を開始した。」
プロのライターが書く真っ当な記事は、やっぱ読みやすいや・・・。
(SPACEXは60のSTARLINK衛星を打ち上げる:標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
https://www.spaceflightinsider.com/organizations/space-exploration-technologies/spacex-launches-60-starlink-satellites/
「離陸の約1時間後に、意図的にエンドツーエンドのスピンをかけた第2ステージは、SpaceXが述べたように、スピンからの回転力を使って60個のStarlink衛星を展開しました。」
「展開は瞬時に行われましたが、各衛星が互いにゆっくり離れるのに時間がかかりました。いくつかの宇宙船が分離の間にお互いに対してブラッシュアップすることは可能でした、しかしSpaceXはどんな小さな衝撃にも耐えることができるように衛星を設計しました。」
「今後数日、数週間、数ヶ月の間に、Starlink衛星は搭載されたクリプトン燃料のイオン推進力を使用して、宇宙船が軌道面上に広がる最終高度340マイル(550 km)まで軌道を拡大します。」
初期の軌道は高度440km、傾斜角53度となっている。
セカンドステージにスピン掛けて、その勢いで展開しようなどというのは手抜きも甚だしいが、各衛星の推進力に委ねて分離機構を省略し、その分台数(搭載機数)を少しでも増やしたい気持ちはよくわかる。
どれだけ一度に打ち上げられるかが、このビジネスのキモだからな。
イリジウムネクストが毎回10機ずつ。
先般、一足先に事業衛星を打ち上げたワンウェブが6機(とりあえず)。
同一の衛星を、一度に60機も打ち上げるのは、たぶん、史上初に違いない。
重量的には、ファルコンヘビーなら、さらに大量の衛星の打ち上げが可能だろうが、それを積み込むフェアリングがないからな。
スターシップの完成を待たなければならないが、当分先の話になるだろう。
暫くは、毎回60機ずつの打ち上げが続く。
それだって、他のライバルには十分過ぎるほどのアドバンテージがある。
今回の打ち上げが全て期待通りに成功すれば、通信機能を強化した事業版の本格衛星の展開が始まる。
数千機とか、1万機とかいうレベルの衛星コンステレーションを数年以内に現実に作り上げ、維持し続けることが出来るのはスペースXだけだろう。
秋山文野氏の記事では、その稼ぎでスターシップとか作るらしいからな。
「マスクCEOはスターリンク衛星網サービスの収益は「スターシップ宇宙船の開発費に当てる」ことを表明」
まあ、どうでもいいんですが。
我が国で営業始めたら、お試しで入ってもいいかな・・・。
(「光ファイバー網より速い」スターリンク衛星網の実力を英専門家が分析:追加)
https://news.yahoo.co.jp/byline/akiyamaayano/20190524-00127192/
「当初は金融業者など高コストでも高速通信を必要とするユーザー層取り込みがビジネスの主眼になる可能性」
やっぱ、浮沈子のようなビンボー人はお呼びじゃないってことか・・・。
フロリダの高層気象に悩まされて、先週の打ち上げがキャンセルされ、丸一週間遅れての打ち上げとなったスターリンク衛星(衛星間光リンクがないとか、Kaバンドだけとか、通信機能的には実験レベルだが、太陽電池パネルやホールスラスターなど衛星本体については運用レベル?)。
注目する点は、スペースX史上最重量のペイロードを、無事に打ち上げられるかということ。
このところ、1段目の回収についてもケチがついていたから、それも注目だな(フェアリングの回収もあるしな:後述)。
しかし、何といっても、60機の衛星を、特段の放出機構なしに、どうやってデプロイするかという点が最大の見せ場だ。
プレスキットを熟読しても、ヒントはない。
(starlink_mission_press_kit)
https://www.spacex.com/sites/spacex/files/starlink_mission_press_kit.pdf
「01:02:14 Starlink satellites begin deployment」
あっさりしたもんだな(begin・・・とあるのが、実は「ひっかけ」だったわけだ:そうなのかあ?)。
浮沈子は、イリジウムネクストの時のように、1機1機が先の方から順序良く放出されていくもんだとばかり思っていたら、さにあらず。
多少、予定より遅れていたが、T+1時間2分47秒辺りで、衛星群を保持していたところから、一気に60機纏めて放り出した。
暫くは、そのまま漂っていたが、徐々にばらけていく感じだ(特段の分離機構が働いている様子はない)。
一体、こりゃ、何なんだあ?。
(Starlink Mission:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=10&v=riBaVeDTEWI
どういう仕掛けで固定されていて、それをリリースした後、どうやってバラバラにするのかの詳細は不明だ。
(Successful deployment of 60 Starlink satellites confirmed!)
https://twitter.com/SpaceX/status/1131765246664646657
この後、無事に全機が展開して、それぞれの軌道に入っていくようだが、それについてはしばらく時間が掛かるだろう(数日?)。
デプロイした高度は、約440kmと計画通り。
「Krypton ion thrusters activate in about 3 hours to raise orbit」
「All 60 Starlink satellites online, solar array deployment coming up soon」
ツイッターによれば、今回はフェアリングの回収にも成功した様だ。
「Fairing halves recovered」
やれやれ・・・。
しかしなあ、60機まとめて一気に放り出すという展開は想定外だな。
まいった・・・。
生で見ていて正解だったな。
いつものレストランで飯食って、コーヒー飲みながら見てたんだが、思わず噴くかと思ったほど驚いた。
こういう感動的(肩透かし的?)な体験は、なかなかできるもんじゃない。
次は、どんなイベントを見せてくれるんだろうか?。
(打ち上げ成功:スペースX、スターリンク通信衛星60機を軌道投入:追加)
https://news.yahoo.co.jp/byline/akiyamaayano/20190524-00127177/
「日本時間2019年5月24日11:30、米スペースXは、同社の巨大通信衛星網Stalink(スターリンク)衛星60機をフロリダ州ケープカナベラル空軍基地からFalcon 9(ファルコン9)ロケットで打ち上げた。衛星はおよそ62分後に軌道上で展開を開始した。」
プロのライターが書く真っ当な記事は、やっぱ読みやすいや・・・。
(SPACEXは60のSTARLINK衛星を打ち上げる:標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
https://www.spaceflightinsider.com/organizations/space-exploration-technologies/spacex-launches-60-starlink-satellites/
「離陸の約1時間後に、意図的にエンドツーエンドのスピンをかけた第2ステージは、SpaceXが述べたように、スピンからの回転力を使って60個のStarlink衛星を展開しました。」
「展開は瞬時に行われましたが、各衛星が互いにゆっくり離れるのに時間がかかりました。いくつかの宇宙船が分離の間にお互いに対してブラッシュアップすることは可能でした、しかしSpaceXはどんな小さな衝撃にも耐えることができるように衛星を設計しました。」
「今後数日、数週間、数ヶ月の間に、Starlink衛星は搭載されたクリプトン燃料のイオン推進力を使用して、宇宙船が軌道面上に広がる最終高度340マイル(550 km)まで軌道を拡大します。」
初期の軌道は高度440km、傾斜角53度となっている。
セカンドステージにスピン掛けて、その勢いで展開しようなどというのは手抜きも甚だしいが、各衛星の推進力に委ねて分離機構を省略し、その分台数(搭載機数)を少しでも増やしたい気持ちはよくわかる。
どれだけ一度に打ち上げられるかが、このビジネスのキモだからな。
イリジウムネクストが毎回10機ずつ。
先般、一足先に事業衛星を打ち上げたワンウェブが6機(とりあえず)。
同一の衛星を、一度に60機も打ち上げるのは、たぶん、史上初に違いない。
重量的には、ファルコンヘビーなら、さらに大量の衛星の打ち上げが可能だろうが、それを積み込むフェアリングがないからな。
スターシップの完成を待たなければならないが、当分先の話になるだろう。
暫くは、毎回60機ずつの打ち上げが続く。
それだって、他のライバルには十分過ぎるほどのアドバンテージがある。
今回の打ち上げが全て期待通りに成功すれば、通信機能を強化した事業版の本格衛星の展開が始まる。
数千機とか、1万機とかいうレベルの衛星コンステレーションを数年以内に現実に作り上げ、維持し続けることが出来るのはスペースXだけだろう。
秋山文野氏の記事では、その稼ぎでスターシップとか作るらしいからな。
「マスクCEOはスターリンク衛星網サービスの収益は「スターシップ宇宙船の開発費に当てる」ことを表明」
まあ、どうでもいいんですが。
我が国で営業始めたら、お試しで入ってもいいかな・・・。
(「光ファイバー網より速い」スターリンク衛星網の実力を英専門家が分析:追加)
https://news.yahoo.co.jp/byline/akiyamaayano/20190524-00127192/
「当初は金融業者など高コストでも高速通信を必要とするユーザー層取り込みがビジネスの主眼になる可能性」
やっぱ、浮沈子のようなビンボー人はお呼びじゃないってことか・・・。
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