打ち上げ成功なるも、スターライナーの軌道投入エンジン点火に失敗!? ― 2019年12月20日 22:26
打ち上げ成功なるも、スターライナーの軌道投入エンジン点火に失敗!?
だっせーっ!。
ULAのアトラスV(N22)による打ち上げには成功した様だが、ボーイングのスターライナーはメインエンジンの点火(アポジーキック?)に失敗し、軌道に乗りそこなったようだ。
このままだと、ペリジー(近地点)が低いので、大気との摩擦で減速し、大気圏に突入して燃え尽きることになる。
やれやれ・・・。
やっぱ、見かけだけのドンガラだったということか(そっ、そんなあ!)。
(ライブカバレッジ:スターライナーは発売後すぐに問題が発生します)
https://spaceflightnow.com/2019/12/18/atlas-5-av-080-starliner-oft-mission-status-center/
「12/20/2019 22:01
以下は、NASAのスターライナーテスト飛行のステータスに関する最新の更新です。
「フロリダのケープカナベラル空軍基地にあるスペースランチコンプレックス41のユナイテッド打ち上げアライアンスアトラスVロケットで金曜日の東部標準時午前6時36分に打ち上げられましたが、ボーイングのCST-100スターライナーは計画軌道にありません。フライトコントローラーのトラブルシューティング中の安定した構成。」」
「・・・ISSとのランデブーに必要な火傷は起こりませんでした。」(The burn needed for a rendezvous with the ISS did not happen.)
ブライデンシュタインのコメントは悲鳴のようだ。
首になったNASAのゲスティンマイヤー一押しのスターライナーは、しょっぱなから躓いたわけだが、ここで諦めるわけにはいかないだろう。
「12/20/2019 21:15
Starliner宇宙船は、カプセルを大気に戻す軌道外軌道に打ち上げられたため、軌道挿入操作を完了する時間はほとんどありません。」
「12/20/2019 21:14
スターライナー宇宙船は、軌道投入操作を開始するための正しい姿勢ではありませんでした。」
「12/20/2019 21:12
軌道挿入の火傷が遅れている、とボーイングの広報担当者は報告している。」
「12/20/2019 21:11
ヒューストンのミッションコントロールセンターのボーイングまたはNASAからの更新はまだありません。」
「12/20/2019 21:11
スターライナーの軌道挿入火傷は、もうすぐ完了する予定でした。」
「12/20/2019 21:08
4つの軌道操縦および姿勢制御エンジンが起動し、スターライナー宇宙船を軌道に投入します。Aerojet Rocketdyneで構築された各OMACエンジンは、約1,500ポンドの推力を生成します。」
トラブルシューティングが間に合えばよし、そうでなければ、大気圏で燃え尽きる運命だ。
そうなったとしても、貴重なデータを少しでも多く得て、次回に繋げなければらなない。
まあ、まだダメと決まったわけじゃないが、おそらく復旧は難しいだろうな・・・。
以下、追加。
「12/21/2019 05:17
NASAの管理者であるジムブリデンスティーンは、スターライナーチームが日曜日のニューメキシコでのクルーカプセルの着陸を目標にしていることを確認しています。着陸時刻は、米国東部標準時の午前9時30分(MSTの午前7時30分、GMTの1430時)になると予測されています。」
なるほど、再突入させて着陸させることができれば、もう一度打ち上げ直すことも出来る仕様だったな(忘れてました!)。
(ケープカナベラルからの打ち上げ後、ボーイングクルーカプセルが揺れ動く)
https://spaceflightnow.com/2019/12/20/boeing-crew-capsule-falters-after-launch-from-cape-canaveral/
「スターライナーは、宇宙船のタイミングエラーのために、ケープカナベラルからの打ち上げの30分後に自動軌道挿入操作を完了できませんでした。NASAの追跡およびデータ中継衛星のネットワークを介したカプセルとの通信の一時的な中断により、スターライナーの自動操縦を無効にし、地上からの火傷を命じるミッションコントロールの試みが脱線しました。」
「スターライナーは、その後、安定した計画外の軌道に到達するための操縦を行い、日曜日にニューメキシコ州のホワイトサンズスペースハーバーに着陸できる次の着陸機会まで、カプセルが地球を安全に旋回できるようにしました。」
「Bridenstineによれば、スターライナーを日曜日以降も軌道上に置いて追加のテストを行うことを最初に検討した後、当局者は金曜日の午後に日曜日にホワイトサンズに着陸することを決定しました。」
無事に回収されることを願うばかりだが、原因の究明は徹底的に行われるの違いない。
B社は、全世界に赤っ恥を晒したわけだが、NASAもただでは済むまい。
トランプに抜擢されたブライデンスタインは、米国のロケット(宇宙船?)による有人宇宙飛行再開のイメージに泥を塗ることになった(そうなのかあ?)。
まあ、アルテミス計画に比べて、ISSへの有人飛行は、政治的要素が少ないジミーなミッションだからな。
SLSで同じチョンボをやらかした日には、目も当てられないことになりかねない・・・。
その意味では、今回の失敗はいい薬になったわけだ。
航空機部門の蹉跌に加えて、宇宙部門にも大打撃をくらったB社だが、世界が注目する中でその底力を発揮して、華麗に挽回してくれることを期待しよう(って、エールになってないか・・・)。
さらに追加。
「Bridenstineによると、宇宙船は制御スラスタを誤って発射したため、予想よりも多くの推進剤を消費しました。ヒューストンのNASAとボーイングのフライトコントローラーの合同チームが問題に気づき、介入を試みましたが、スターライナーは軌道挿入燃焼を時間内に実行するための手動コマンドを受け取りませんでした。」
「軌道挿入燃焼を行うように実際に命令する信号を得ることができるまでに、それは少し遅すぎました」
「任務管理者は、任務管理とスターライナー宇宙船との間の衛星通信リンクの短い中断が地上コマンドがカプセルに到達するのを妨げているように見えたと言いました。」
地上からのコマンドが、適時に送られなかったことが問題だ。
「Bridenstineは、宇宙飛行士がStarlinerカプセルで飛行している場合、応答し、手動で制御して軌道挿入火傷を実行することができると示唆しました。」
「ニコールとマイクは、今日発生した状況に対処するために特別に訓練されており、自動化が計画どおりに機能していませんでした。もしそこに乗組員がいれば、No.1は安全だっただろう…そして実際、彼らがそこにいたなら、明日国際宇宙ステーションとドッキングするかもしれません。」
確かに宇宙飛行士が操縦に手を出すのは、次善の手段だ。
しかし、その宇宙飛行士が、何らかの理由で気絶してたりしたらどーする?。
地上から支援して、コントロールを取り戻すしかなくなる。
その、衛星経由でのリカバリーに失敗したわけだからな。
この失敗の意味は大きい。
そんな体たらくでは、地上からのコマンド送信で、気絶した宇宙飛行士が乗った宇宙船を遠隔操縦し、無事に帰還させることができないことになっちまう。
今回のチョンボ、意外に根深いかも知れない。
20世紀においてさえ、月着陸船の操縦の困難さは人間の能力を超えていた。
最早自動化の恩恵がなければ、人間は自らが作り出した乗物を操縦することさえできないわけで、その信頼性が崩れたということは、単に機械が壊れたということ以上に深刻だ。
21世紀のNASAのトップが、「人間が乗っていれば成功したかもしれない」などという小学生レベルの認識では困るな・・・。
(ボーイング新型宇宙船、打ち上げ直後に不具合 地球帰還へ:追加)
https://www.afpbb.com/articles/-/3260587
「スターライナーが搭載する時計が正常に同期されていなかったために、「機体が実際とは違う時刻だと思い込んだ」と説明。スターライナーが実際よりも飛行が進んだ段階にあると認識し、燃料を過剰に消費してしまったため、NASAとボーイングはISSとのドッキング中止を強いられた。」
俄かには信じられない理由だな・・・。
だっせーっ!。
ULAのアトラスV(N22)による打ち上げには成功した様だが、ボーイングのスターライナーはメインエンジンの点火(アポジーキック?)に失敗し、軌道に乗りそこなったようだ。
このままだと、ペリジー(近地点)が低いので、大気との摩擦で減速し、大気圏に突入して燃え尽きることになる。
やれやれ・・・。
やっぱ、見かけだけのドンガラだったということか(そっ、そんなあ!)。
(ライブカバレッジ:スターライナーは発売後すぐに問題が発生します)
https://spaceflightnow.com/2019/12/18/atlas-5-av-080-starliner-oft-mission-status-center/
「12/20/2019 22:01
以下は、NASAのスターライナーテスト飛行のステータスに関する最新の更新です。
「フロリダのケープカナベラル空軍基地にあるスペースランチコンプレックス41のユナイテッド打ち上げアライアンスアトラスVロケットで金曜日の東部標準時午前6時36分に打ち上げられましたが、ボーイングのCST-100スターライナーは計画軌道にありません。フライトコントローラーのトラブルシューティング中の安定した構成。」」
「・・・ISSとのランデブーに必要な火傷は起こりませんでした。」(The burn needed for a rendezvous with the ISS did not happen.)
ブライデンシュタインのコメントは悲鳴のようだ。
首になったNASAのゲスティンマイヤー一押しのスターライナーは、しょっぱなから躓いたわけだが、ここで諦めるわけにはいかないだろう。
「12/20/2019 21:15
Starliner宇宙船は、カプセルを大気に戻す軌道外軌道に打ち上げられたため、軌道挿入操作を完了する時間はほとんどありません。」
「12/20/2019 21:14
スターライナー宇宙船は、軌道投入操作を開始するための正しい姿勢ではありませんでした。」
「12/20/2019 21:12
軌道挿入の火傷が遅れている、とボーイングの広報担当者は報告している。」
「12/20/2019 21:11
ヒューストンのミッションコントロールセンターのボーイングまたはNASAからの更新はまだありません。」
「12/20/2019 21:11
スターライナーの軌道挿入火傷は、もうすぐ完了する予定でした。」
「12/20/2019 21:08
4つの軌道操縦および姿勢制御エンジンが起動し、スターライナー宇宙船を軌道に投入します。Aerojet Rocketdyneで構築された各OMACエンジンは、約1,500ポンドの推力を生成します。」
トラブルシューティングが間に合えばよし、そうでなければ、大気圏で燃え尽きる運命だ。
そうなったとしても、貴重なデータを少しでも多く得て、次回に繋げなければらなない。
まあ、まだダメと決まったわけじゃないが、おそらく復旧は難しいだろうな・・・。
以下、追加。
「12/21/2019 05:17
NASAの管理者であるジムブリデンスティーンは、スターライナーチームが日曜日のニューメキシコでのクルーカプセルの着陸を目標にしていることを確認しています。着陸時刻は、米国東部標準時の午前9時30分(MSTの午前7時30分、GMTの1430時)になると予測されています。」
なるほど、再突入させて着陸させることができれば、もう一度打ち上げ直すことも出来る仕様だったな(忘れてました!)。
(ケープカナベラルからの打ち上げ後、ボーイングクルーカプセルが揺れ動く)
https://spaceflightnow.com/2019/12/20/boeing-crew-capsule-falters-after-launch-from-cape-canaveral/
「スターライナーは、宇宙船のタイミングエラーのために、ケープカナベラルからの打ち上げの30分後に自動軌道挿入操作を完了できませんでした。NASAの追跡およびデータ中継衛星のネットワークを介したカプセルとの通信の一時的な中断により、スターライナーの自動操縦を無効にし、地上からの火傷を命じるミッションコントロールの試みが脱線しました。」
「スターライナーは、その後、安定した計画外の軌道に到達するための操縦を行い、日曜日にニューメキシコ州のホワイトサンズスペースハーバーに着陸できる次の着陸機会まで、カプセルが地球を安全に旋回できるようにしました。」
「Bridenstineによれば、スターライナーを日曜日以降も軌道上に置いて追加のテストを行うことを最初に検討した後、当局者は金曜日の午後に日曜日にホワイトサンズに着陸することを決定しました。」
無事に回収されることを願うばかりだが、原因の究明は徹底的に行われるの違いない。
B社は、全世界に赤っ恥を晒したわけだが、NASAもただでは済むまい。
トランプに抜擢されたブライデンスタインは、米国のロケット(宇宙船?)による有人宇宙飛行再開のイメージに泥を塗ることになった(そうなのかあ?)。
まあ、アルテミス計画に比べて、ISSへの有人飛行は、政治的要素が少ないジミーなミッションだからな。
SLSで同じチョンボをやらかした日には、目も当てられないことになりかねない・・・。
その意味では、今回の失敗はいい薬になったわけだ。
航空機部門の蹉跌に加えて、宇宙部門にも大打撃をくらったB社だが、世界が注目する中でその底力を発揮して、華麗に挽回してくれることを期待しよう(って、エールになってないか・・・)。
さらに追加。
「Bridenstineによると、宇宙船は制御スラスタを誤って発射したため、予想よりも多くの推進剤を消費しました。ヒューストンのNASAとボーイングのフライトコントローラーの合同チームが問題に気づき、介入を試みましたが、スターライナーは軌道挿入燃焼を時間内に実行するための手動コマンドを受け取りませんでした。」
「軌道挿入燃焼を行うように実際に命令する信号を得ることができるまでに、それは少し遅すぎました」
「任務管理者は、任務管理とスターライナー宇宙船との間の衛星通信リンクの短い中断が地上コマンドがカプセルに到達するのを妨げているように見えたと言いました。」
地上からのコマンドが、適時に送られなかったことが問題だ。
「Bridenstineは、宇宙飛行士がStarlinerカプセルで飛行している場合、応答し、手動で制御して軌道挿入火傷を実行することができると示唆しました。」
「ニコールとマイクは、今日発生した状況に対処するために特別に訓練されており、自動化が計画どおりに機能していませんでした。もしそこに乗組員がいれば、No.1は安全だっただろう…そして実際、彼らがそこにいたなら、明日国際宇宙ステーションとドッキングするかもしれません。」
確かに宇宙飛行士が操縦に手を出すのは、次善の手段だ。
しかし、その宇宙飛行士が、何らかの理由で気絶してたりしたらどーする?。
地上から支援して、コントロールを取り戻すしかなくなる。
その、衛星経由でのリカバリーに失敗したわけだからな。
この失敗の意味は大きい。
そんな体たらくでは、地上からのコマンド送信で、気絶した宇宙飛行士が乗った宇宙船を遠隔操縦し、無事に帰還させることができないことになっちまう。
今回のチョンボ、意外に根深いかも知れない。
20世紀においてさえ、月着陸船の操縦の困難さは人間の能力を超えていた。
最早自動化の恩恵がなければ、人間は自らが作り出した乗物を操縦することさえできないわけで、その信頼性が崩れたということは、単に機械が壊れたということ以上に深刻だ。
21世紀のNASAのトップが、「人間が乗っていれば成功したかもしれない」などという小学生レベルの認識では困るな・・・。
(ボーイング新型宇宙船、打ち上げ直後に不具合 地球帰還へ:追加)
https://www.afpbb.com/articles/-/3260587
「スターライナーが搭載する時計が正常に同期されていなかったために、「機体が実際とは違う時刻だと思い込んだ」と説明。スターライナーが実際よりも飛行が進んだ段階にあると認識し、燃料を過剰に消費してしまったため、NASAとボーイングはISSとのドッキング中止を強いられた。」
俄かには信じられない理由だな・・・。
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