スペースコロニーと火星:目くそ鼻くその類 ― 2021年03月02日 10:05
スペースコロニーと火星:目くそ鼻くその類
人類は多惑星種となるべきだなどと世迷言に明け暮れてる人々がいるかと思えば、工学的にも多大な問題を抱えるスペースコロニーに傾倒している人々もいる。
火星自体には、工学的な問題は少ないだろうから、実現可能性を考えた時にどちらが有利かは分からない(行くまでが大変という工学的問題はある)。
月にせよ火星にせよ、自然の天体を使用することの優位は、既にそれがそこにあるからという分かりやすい話から始まるという点にある。
どこぞの小惑星を引っ張って来るとか、そういう手間は必要ない。
月は、様々な問題をトレーニングするステップアップのステージとして手頃という考え方もある(浮沈子的には、とても手ごろとは思えないけどな)。
月で問題を解決して、火星にチャレンジする。
そういう段階的なアプローチが取れるというわけだ。
まあ、そのギャップもデカいけどな。
人類は、地球低軌道に於いて、半世紀に渡って軌道滞在の経験を重ね、ISSに限っても20年以上の時を刻んでいる(人類初の宇宙ステーションであるサリュート1号は、1971年4月の打ち上げ:ドッキングの失敗、続く帰還時の事故等により本格運用に至ることなく廃棄:そもそも、ISSの後ろ半分はサリュートと同じ設計で出来ている)。
軌道上(ラグランジュ点等を含む)のスペースコロニーは、スケールアップの刻み方は自在だ(金次第?)。
工学的な問題は山ほどあるが、それは人類が解決するしかない。
宇宙人に頼るわけにもいかんしな。
自然天体とは異なり、建造・維持に様々な問題があるけど、大きな宇宙船という意味では既に薬籠中にある。
百年、千年、万年の単位で考えれば、不可能であるというわけではないだろう。
継続の意思さえあれば、その技術力と経済力に応じた段階を刻むことができることが、最大のメリットだ。
(ブルーオリジンの巨大なニューグレンロケットは何年も遅れています。何が悪かったのか?)
https://arstechnica.com/science/2021/03/so-what-really-happened-with-blue-origins-new-glenn-rocket/
「彼は宇宙を探索することを真に信じており、人間が宇宙に工場を建設し、オニールシリンダーと呼ばれる人工世界を開発し、地球を保護するためのインフラストラクチャを構築することが彼の役割であるかのように感じています。」
人類の中では、下から数えた方が早いかも知れない浮沈子には、世界で最も裕福であり続ける人物の考えなど及びもつかない。
「ベゾスのビジョンは説得力があります。」
エリックバーガーには理解できても、大多数の人類には不可能だろうな。
2020年代にその役割を終えるISSには、民間で建造される新たな宇宙ステーションの構想があるらしい(未確認)。
月軌道に、一時滞在用の足場(便宜上、月軌道ステーションと呼んでますけど)は造るらしいけど、まあ、小さいからな。
天然天体は月までにして、後は人工天体を指向するというのは一つの見識だ。
火星移民などというベラボーな話に比べれば、月くらいまでの範囲でデカい宇宙船を浮かべて遊んでる方が健全かも知れない(コロニー落としもできるしな)。
ブルーオリジンでは、ニューシェパードからニューグレンにジャンプアップしようとして苦労しているようだが、その程度の飛躍でジタバタしているようではスペースコロニーに手は届くまい。
オニールシリンダーの直径は8km、長さは32kmとされている。
ISSは、せいぜい直径数m、長さも100mかそこいらだからな。
体積にして3千万倍以上ということになる(320^3で計算)。
ニューグレンへのジャンプアップなんて、せいぜい1000倍のオーダーに過ぎない(3万分の1以下・・・)。
ジャンプアップのうちには、入らないだろう(そうなのかあ?)。
記事にあるように、S社のアプローチは健全だ。
小刻みにステップアップして、成功体験を積み重ねている。
スターシップ/スーパーヘビーだって、ファルコン9の10倍程度のオーダーに過ぎない。
イーロンマスクは、慎重すぎるのかも知れないな(凡人からは、そうは見えないけどな)。
まあ、どうでもいいんですが。
天然天体の巨大さは、スペースコロニーの比ではない(計算省略)。
その気候や環境を人工的に変えて、人類が住めるようにするなどという話は、与太話以外の何ものでもない。
浮沈子の部屋の温度でさえままならぬ話で、今朝は暖かだったが(気温は最低でも12度くらい)、明日朝には5度を切る予報だ。
氷点下55度の火星に置いておくのは、ファイザー/ビオンテックのワクチンくらいにしておくのが丁度いい(超低温でなくても、2週間くらいなら持つそうです)。
まあ、どうでもいいんですが。
ベラボーな話には、日常感覚では付いていけないな。
直径数千kmの天然天体のテラフォーミングや移住、やや小ぶりの巨大宇宙船(長さ32kmのコロニー)の建造、ちっこい宇宙ロケット(せいぜい100m程度)の開発、狭苦しい浮沈子の部屋の温度管理・・・。
人間の思考の柔軟性に、宇宙の物理学は到底追いつけない(そういうことかあ?)。
(「魂は千里を走る」とは、どういう意味ですか?)
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14109516899
「幽体離脱なら、死ぬことはないのに~。」
このおばちゃんは、何か勘違いをしているようだな。
まあいい。
ジェフベゾスが幽体離脱しているかどうかは知らない。
凡人からはそうとしか見えなくても、人類の未来を変えるような人には、明確なビジョンが見えているんだろう。
人類は、未来永劫、地球の地べたに縛り付けられ続けると信じている浮沈子には想像もつかない。
巨大宇宙ロケットも、スペースコロニーも、火星移住も、所詮はSFの世界だ。
見えている未来は、明日朝の気温が下がるということまで。
今日は雨模様だが、体調もいいので、久々のフィットネスに出かけようかな・・・。
人類は多惑星種となるべきだなどと世迷言に明け暮れてる人々がいるかと思えば、工学的にも多大な問題を抱えるスペースコロニーに傾倒している人々もいる。
火星自体には、工学的な問題は少ないだろうから、実現可能性を考えた時にどちらが有利かは分からない(行くまでが大変という工学的問題はある)。
月にせよ火星にせよ、自然の天体を使用することの優位は、既にそれがそこにあるからという分かりやすい話から始まるという点にある。
どこぞの小惑星を引っ張って来るとか、そういう手間は必要ない。
月は、様々な問題をトレーニングするステップアップのステージとして手頃という考え方もある(浮沈子的には、とても手ごろとは思えないけどな)。
月で問題を解決して、火星にチャレンジする。
そういう段階的なアプローチが取れるというわけだ。
まあ、そのギャップもデカいけどな。
人類は、地球低軌道に於いて、半世紀に渡って軌道滞在の経験を重ね、ISSに限っても20年以上の時を刻んでいる(人類初の宇宙ステーションであるサリュート1号は、1971年4月の打ち上げ:ドッキングの失敗、続く帰還時の事故等により本格運用に至ることなく廃棄:そもそも、ISSの後ろ半分はサリュートと同じ設計で出来ている)。
軌道上(ラグランジュ点等を含む)のスペースコロニーは、スケールアップの刻み方は自在だ(金次第?)。
工学的な問題は山ほどあるが、それは人類が解決するしかない。
宇宙人に頼るわけにもいかんしな。
自然天体とは異なり、建造・維持に様々な問題があるけど、大きな宇宙船という意味では既に薬籠中にある。
百年、千年、万年の単位で考えれば、不可能であるというわけではないだろう。
継続の意思さえあれば、その技術力と経済力に応じた段階を刻むことができることが、最大のメリットだ。
(ブルーオリジンの巨大なニューグレンロケットは何年も遅れています。何が悪かったのか?)
https://arstechnica.com/science/2021/03/so-what-really-happened-with-blue-origins-new-glenn-rocket/
「彼は宇宙を探索することを真に信じており、人間が宇宙に工場を建設し、オニールシリンダーと呼ばれる人工世界を開発し、地球を保護するためのインフラストラクチャを構築することが彼の役割であるかのように感じています。」
人類の中では、下から数えた方が早いかも知れない浮沈子には、世界で最も裕福であり続ける人物の考えなど及びもつかない。
「ベゾスのビジョンは説得力があります。」
エリックバーガーには理解できても、大多数の人類には不可能だろうな。
2020年代にその役割を終えるISSには、民間で建造される新たな宇宙ステーションの構想があるらしい(未確認)。
月軌道に、一時滞在用の足場(便宜上、月軌道ステーションと呼んでますけど)は造るらしいけど、まあ、小さいからな。
天然天体は月までにして、後は人工天体を指向するというのは一つの見識だ。
火星移民などというベラボーな話に比べれば、月くらいまでの範囲でデカい宇宙船を浮かべて遊んでる方が健全かも知れない(コロニー落としもできるしな)。
ブルーオリジンでは、ニューシェパードからニューグレンにジャンプアップしようとして苦労しているようだが、その程度の飛躍でジタバタしているようではスペースコロニーに手は届くまい。
オニールシリンダーの直径は8km、長さは32kmとされている。
ISSは、せいぜい直径数m、長さも100mかそこいらだからな。
体積にして3千万倍以上ということになる(320^3で計算)。
ニューグレンへのジャンプアップなんて、せいぜい1000倍のオーダーに過ぎない(3万分の1以下・・・)。
ジャンプアップのうちには、入らないだろう(そうなのかあ?)。
記事にあるように、S社のアプローチは健全だ。
小刻みにステップアップして、成功体験を積み重ねている。
スターシップ/スーパーヘビーだって、ファルコン9の10倍程度のオーダーに過ぎない。
イーロンマスクは、慎重すぎるのかも知れないな(凡人からは、そうは見えないけどな)。
まあ、どうでもいいんですが。
天然天体の巨大さは、スペースコロニーの比ではない(計算省略)。
その気候や環境を人工的に変えて、人類が住めるようにするなどという話は、与太話以外の何ものでもない。
浮沈子の部屋の温度でさえままならぬ話で、今朝は暖かだったが(気温は最低でも12度くらい)、明日朝には5度を切る予報だ。
氷点下55度の火星に置いておくのは、ファイザー/ビオンテックのワクチンくらいにしておくのが丁度いい(超低温でなくても、2週間くらいなら持つそうです)。
まあ、どうでもいいんですが。
ベラボーな話には、日常感覚では付いていけないな。
直径数千kmの天然天体のテラフォーミングや移住、やや小ぶりの巨大宇宙船(長さ32kmのコロニー)の建造、ちっこい宇宙ロケット(せいぜい100m程度)の開発、狭苦しい浮沈子の部屋の温度管理・・・。
人間の思考の柔軟性に、宇宙の物理学は到底追いつけない(そういうことかあ?)。
(「魂は千里を走る」とは、どういう意味ですか?)
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14109516899
「幽体離脱なら、死ぬことはないのに~。」
このおばちゃんは、何か勘違いをしているようだな。
まあいい。
ジェフベゾスが幽体離脱しているかどうかは知らない。
凡人からはそうとしか見えなくても、人類の未来を変えるような人には、明確なビジョンが見えているんだろう。
人類は、未来永劫、地球の地べたに縛り付けられ続けると信じている浮沈子には想像もつかない。
巨大宇宙ロケットも、スペースコロニーも、火星移住も、所詮はSFの世界だ。
見えている未来は、明日朝の気温が下がるということまで。
今日は雨模様だが、体調もいいので、久々のフィットネスに出かけようかな・・・。
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