🐼変異種:インクリメント演算子:たった四杯で夜も寝られず2021年09月04日 20:56

変異種:インクリメント演算子:たった四杯で夜も寝られず


現行の新型コロナウイルスに、後数回の変異が加われば、ワクチン回避能力をゲットするという話はよく出てくる。

米国CDCのワレンスキーも、そんな話をしていた。

(新型コロナウイルスは「あと数回の突然変異で」ワクチンから逃れる恐れも —— CDCが警鐘)
https://www.businessinsider.jp/post-239326

「現れるかもしれない次の変異株 —— あとほんの数回の突然変異で現れる可能性もある —— がわたしたちのワクチンを逃れる恐れがあるというのが大きな懸念」

現在のワクチン(mRNAワクチンを初め)が、スパイクタンパク質に憑りつき、細胞への侵入を阻止することをメインに開発されていることを考えれば、変異を繰り返すうちに、作られる抗体が作用しなくなる奴が出てくる可能性はある。

それでも、抗体は複数種類作られるようだから、どれかが当たれば感染や増殖、発症は押さえられる可能性がある。

数うちゃ当たる・・・。

しかしなあ、これだけ次々と変異が繰り返されると、いつ、ワクチン回避変異種が出てくるかというのは心配になる。

ベータとかは、アストラゼネカの発症予防効果を10%まで低下させたしな。

(変異株の新型コロナウイルスにも効果はありますか。)
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0012.html

「B.1.351(ベータ株)に対するワクチン有効率が10.4%にまで低下することも確認」

ベータが広まらなくて、ホントに良かったな(デルタの方が良かったのかあ?)。

まあいい。

ワクチン回避変異は、ウイルスが生き残るために選択される。

つーか、ワクチンでブロックされた奴が淘汰されて、そうでないやつが生き残る。

その変異機会を与え続ければ、ある日ある時、スーパー逃避変異を獲得した変異種が誕生してもおかしくない。

それは、1000年後かも知れないし、もう、誕生していて、まん延を待っているだけかもしれない。

もういくつ寝るとお正月・・・。

(デルタ株に変異4つ加わると、現行ワクチンの効果が大幅減…3つの変異はすでにトルコで確認)
https://www.yomiuri.co.jp/science/20210904-OYT1T50223/

「デルタ株に人工的に四つの変異を加えた「デルタ4+」で調べると、従来株でできる大半の抗体が結合できず、ウイルスの感染力も強まった。」

「デルタ4+は世界で未検出だが、うち三つの変異があるデルタ株はトルコで見つかっているという。」

4ー3=1

あと一つか。

ヤバいな・・・。

ヤバ過ぎ!。

「デルタ株をもとに作られた抗体は、従来株、デルタ株、デルタ4+の働きをいずれも抑えることを確認」

現行のワクチンはどれも、武漢産変異種を基に開発されている。

改良型のワクチンは、まだ投入されていない。

ワクチンの改良を重ねてコストを掛けるよりは、現行ワクチンが効く限り、回数を重ねて接種した方が得策だ。

もちろん、経済的なメリットもあるんだろうが、早々に改良型ワクチンを投入すれば、それを回避する変異を促しかねないからな(未確認)。

使えるうちは、従来のワクチンで凌ぐというのは、戦術的にはあり得る話だ。

しかし、あと1回というのはヤバ過ぎだな。

ワレンスキーは、この話を知っていたに違いない(未確認)。

ヤバいのが出てるぞって・・・。

改良型ワクチンの投入が不可避になれば、その瞬間からワクチンに対する信頼は揺らぐ。

つーか、改良型が出てからうとうとする動きが出始めるしな。

もちっと待ってからうった方がいいんじゃね?。

在庫整理とか、変異種の入れ替わりの速度とか、難しい対応を迫られることになる。

重症化予防効果は、単純にスパイクタンパク質に対する抗体によるブロックだけではないようだが、重症化しなくても感染を広げる新型コロナの場合、感染そのものを抑制する効果は重要だ。

感染が爆発していけば、重症者は一定の確率で発生し、医療資源を圧迫し続ける。

ワクチンの効き目の内訳(感染予防効果、発症予防効果、重症化予防効果)は、社会規制の強度(ワクチンパスポート、まん延防止等重点措置、緊急事態宣言及びそれらの内容)や医療資源の内訳(自宅療養、宿泊施設療養、酸素ステーション、入院患者待機ステーション、感染症病床、重症化病床)に強く影響を与える。

もちろん、接種状況(ワクチンの種類、1回目、2回目、追加接種、年齢、性別、持病の有無、接種割合、接種時期、人口密度エトセエトセ)は重要だが、年内にほぼほぼうちきれば、そこは安定していく。

変化し続けるのは、変異そのものと、ワクチンによって獲得した免疫との相性だな。

効き目(キレ)の問題と、持続性(持ち)の問題は、たぶん相関関係はないのかも知れないけど、スプレー式みたいに気軽に使えるなら、持続性はある程度犠牲にしても、変異種に対する効果を重視するという考え方もある。

あらゆる変異種に対応できるなら、3日も持てば十分だ・・・。

開発速度も問題だな。

ファイザーは、95日以内で開発できると豪語しているが、遅過ぎねーかあ?。

(ファイザー社「コロナワクチンの “耐性変異種”が登場する可能性あり」)
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0d81e87d27461033d05b21102dbd612ab796712

「ただ 変異株の発見から95日以内に、この変異株に対応するワクチンを生産できるプロセスを構築した」

変異種対ワクチンの攻防は続く。

もう、生身の身体では、新型コロナウイルスに立ち向かえなくなるかもしれない。

後は、特効薬だな。

万が一、罹っちまっても、のど飴舐めれば重症化しないとか(どーせ、味覚は失われるかもしれないので、飴の味は何でもいい?)。

社会規制を開くには、ワクチンパスポートと、抗原検査くらいは併用してもらわんとな。

街角の自販機で買えて、舐めれば5分で分かるやつ。

ワクチンは期限切れの個人差もあるから、検査と併用しないとな。

陽性になったら、自宅療養なんてテキトーなことしないで、24時間継続された医学管理下に置いて、急変しないか監視しないとな。

新型コロナの病態(つーか、人間の免疫)は、不明な所が多い。

なぜ、一瞬で重症化するのか。

誰がそうなるのか(重症化因子は何か)。

検査で特定して監視できるのか。

未解明の謎を抱えたまま、冬の大流行に向かってなだれ込む世界。

ワクチン先進国では、3回目の接種が始まり、後進国にはワクチンそのものがない。

ワクチン逃避変異種は、あと1回の変異で出てくるし、特効薬はなく、医療資源も乏しい。

こんな状態で社会規制を解けば、その結果は見えている。

それでも、新型コロナの状況に応じて、社会を活性化させようという動きは止まらないだろう。

英国(人口6700万人)は、毎日100人の死者を受け入れ、米国(人口3.3億人)は1500人の死者を受け入れている。

イスラエル(人口930万人)は、統計が動くので何とも言えないけど、概ね30人前後で推移している。

我が国も、数百人規模の死者を容認すれば、安心してマスク外して暮らすことができるだろう(安心かあ?)。

浮沈子は詳しくないけど、プログラミング言語のC++(シープラスプラス)の名前は、C言語のインクリメント演算子(1増やす)からの命名だそうだ。

へえー・・・。

デルタ4+は、さぞかし高性能なんだろうな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(英諮問機関、12─15歳へのコロナワクチン接種推奨せず 心筋炎を懸念)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-britain-children-idJPKBN2FZ1T9

「12─15歳に対する新型コロナウイルスワクチンの接種を推奨しない方針」

英政府の諮問機関であるワクチン・予防接種合同委員会(JCVI)の決定として報じられた。

「接種後に若い世代を中心にまれな副反応として心筋炎の発症が報告されているため」

BBCの記事とかも読んだんだが、概ね同じことが書かれている。

もちろん、持病持ちとかは接種すべきとされている。

アストラゼネカ製では心筋炎の懸念はないとされているから、ファイザーかモデルナだろうな。

BBCの記事では、その世代にとって、接種のメリットが少ないというのが背景にある。

もちろん、リスクはゼロではないし、未発症のまま他の世代に感染させるという厄介な話もあるし、下手をすれば循環する感染の連鎖の中で、新たな変異種を生む懸念もある。

他の世代にとっては、うってくれた方がいいに決まっている。

だが、JCVIは推奨しない決定を下した。

浮沈子が知る限り、米国CDCが追加接種に当初取っていた態度を別にすれば、ワクチン接種に部分的であれネガティブな話が出たのは初めてだ。

「米国やイスラエルなどは子どもに対する広範なワクチン接種を開始しているが、JCVIの見解を受け、英国が異なる対応を取る可能性も出てきた。」

浮沈子が棲息する東京都大田区でも、バッタバッタと重症化している40代50代に先駆け、12歳から18歳の世代が接種予約を優先的に開始していた。

夏休みを利用して、接種完了を促進しようというのが趣旨だったんだろうが(未確認)、その後の感染状況を見ると、バカな決定したもんだと情けなくなるな。

先日も、10代の子供を残して亡くなった50代の父親(ワクチン未接種)の話が出ていた。

やれやれ・・・。

子どもをないがしろにしろと言っているわけではない。

JCVIの決定は、子供の健康「だけ」を重視して決めている。

最終決定は、各国(英国は、連合王国ですから)の医療顧問が広範囲に検討し、大臣に対して具申する。

ガーディアンは、JCVIの決定が覆る公算が高いと報じている。

9月に入って(スコットランドは8月11日からだそうです)、学校が始まり、当然、感染者も増加している。

学校現場は、ワクチン接種を歓迎するはずだが、逆に副反応による欠席の方が心配という話も出ていた。

まあいい。

どっちに転んでも、感染状況に大差はない。

英国の追加接種の情報は出ていない。

今回も、そっちを探していて見つけた。

ワクチン先進国も、いろいろ苦労しているようだ。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(英諮問機関、健康な12~15歳へのワクチン接種推奨せず)
https://www.afpbb.com/articles/-/3364779

「主に健康面から見た有益性は、現時点で健康な12~15歳全員へのワクチン接種プログラムの勧告を支持するには小さすぎると考えられる」

「潜在的な副反応に関する長期的なデータが蓄積されれば、確実性が高まり、有益性と有害性を再検討できる可能性がある」

定量的な比較を行うなら、有益性に対する確実性の問題も出てくると思うんだがな。

そこはクリアなんだろうか?。

たとえば、流行状況によってもワクチン接種のメリットは変わってくる。

年長者のワクチン接種が進んで流行が抑えられれば、年少者がワクチンを接種するメリットは減少する。

もともと重症化しにくい世代のワクチン接種は、他の世代の接種に伴う流行の減少によって、益々少なくなってくるということなわけだ。

その一方、年少世代は、感染性は有する。

年長世代にとっては、厄介な存在だな。

えーい、うっちまえ!(ということになるかどうかは未定ですが)。

英国では、インフルエンザとかでは、若年世代への接種で高齢者の感染を抑制することに成功している。

世代間の交流の密度、感染力、ワクチンの有効率などに違いがあるから一概には言えないが、英国が総合判断として年少者へのワクチン接種に踏み切る公算は高いと見られている。

米国では、12歳未満への接種も模索されている。

妊婦への接種により、胎児への垂直接種(?)も行われ、全人類的新型コロナワクチン接種が推進される中で、英国だけが異なる判断を下すだろうか?。

逆に、そうだとしたら画期的だ。

するずるとしたワクチン推奨の流れに、ガツンとくさびを打つことになる。

我々の社会が、何を価値として上位に置くのか。

健康なのか、社会の活性なのか(そういう選択かあ?)。

JCVIの勧告が投げかけた波紋は大きく広がっている。

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