🐱変異種:第8波:3割2022年12月15日 21:36

変異種:第8波:3割
変異種:第8波:3割


((第109回)東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料(令和4年12月15日))
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1022727.html

「添付ファイル:08 異株検査 (PDF 407.4KB)」(画像参照)

データは、遅れて上がってきた報告も、遡及して反映されているので、今後数字が変わる可能性がある。

が、BA.5の置き換わりが進行しているのは間違いないので、亜系統の割合が増えることになるだろう(まあ、そうとは限りませんが)。

1か月ほどすると、安定する感じだ。

まあいい。

置き変わりのペースは、イライラするほど遅い。

特定の亜系統に一気に置き換わるのではなく、それぞれが概ね1パーセント未満で動いている(BF.7とBA.2.75除く)。

置き変わりで感染者が増えているというより、人流の増加で感染拡大が起こっている中で、少しずつ置き変わっている感じだ。

実際、新規感染者全体の増加を当てはめると、BA.5感染者の実数は、むしろ増えている。

11月15日:11196人
11月16日:10114人
11月17日:9755人
11月18日:8292人
11月19日:9457人
11月20日:7777人
11月21日:4619人
ーーーーーーーーーー
小計:61210人(BA.5:72.9%≒44622人)

11月22日:12758人
11月23日:12850人
11月24日:5639人
11月25日:12938人
11月26日:13569人
11月27日:10346人
11月28日:5767人
ーーーーーーーーーー
小計:73867人(BA.5:69.5%≒51338人:前週比15%増)

全体の増加に対する寄与率も見てみる。

73867-61210=12657(全体増分:前週比21%増)
51338-44622=6716(BA.5増分)
6716÷12657≒0.53(53%)

BA.5単体で見ても、5割以上の寄与ということになる。

まだ、BA.5が減ってるわけじゃないのだ・・・。

その他の亜系統が、仮に、全く置き変わっておらず、BA.5のままだったとすると以下になる(増加率はBA.5単体と同じ、15%とした)。

61210×0.15≒9182
9182÷12657≒0.73(73%)

差分の27パーセント程度(3475人)が、亜系統への置き変わりによる増加になる(ざっくりです)。

まだ人流増加等がメインだな。

換気不十分の影響もあるかも知れない。

ワクチンは、元から効かないからな(そうなのかあ?)。

「オミクロン株対応ワクチンの接種率:
・全体:27.7%
・うち高齢者:45.2%」(12月15日公表の首相官邸ページによる。)

発症予防効果が71パーセントとかいう話もあるけど、この接種率じゃあ、少なくとも感染予防効果(発症予防効果より低い)は、ないのと同じだ。

高齢者の接種率が、半数程度というのも気になる。

従来株ベースのワクチンは、高齢者の90パーセント以上に接種済みだからな。

感染者数は、あいかわらずゆるゆると増加している。

(<新型コロナ・15日>東京都で新たに1万7687人感染、30代女性を含む21人死亡)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/220094

「病床使用率は52.2%」

「1週間平均の新規感染者数は、15日時点で1万4802.9人で、前の週に比べて122.0%」

増加のペースは、1.2倍程度。

第6波とか第7波の時のように、前週比2倍とかにはならない。

ゆるーい増加と、ゆるーい置き変わりだな。

陽性率も緩やかな増加が継続している。

1週間で1パーセント程度(これも、後から数字が変わります)。

現在は、37パーセントから39パーセントの間だ。

病床利用率も、緩やかだが確実に上昇している。

実質的には7割程度になっているだろうから、油断はできない。

救急医療への圧迫は、既に相当なレベルに達している。

搬送困難事例が頻発している状態だ。

(“4週間後には一日3万人近く感染おそれ” 都モニタリング会議)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221215/k10013924271000.html

「感染拡大が続くと4週間後には、一日の新規感染者数が、今の倍の3万人近くになるおそれ」

そんな状態になれば、医療ひっ迫は避けられない。

外来はともかく、入院は一定以上のリスクがある患者を管理するためだからな。

それが増加しているのに、なんら手をうたないのはどういうことか。

「新型コロナやインフルエンザの発熱外来について、今月29日から来月3日にかけて、12の都立病院で診療スペースを整備し、平日と同じ程度の、一日で合わせておよそ1000人を診療できる体制にする」

東京都では、ピーク時に9万人以上の感染者を想定しているそうだ。

1000人の上乗せが、どの程度の効果があるかははなはだ疑問だな。

民間の休診分を補うことさえできない。

「診療時間は、午前9時から午後5時まで」

やれやれ・・・。

出来ることはやるけど、出来ない事は出来ないからな。

「▽2週間後には今の1.4倍にあたる2万人、
▽4週間後には2倍にあたる2万9000人を上回るとの予測」

「新規陽性者数の増加傾向が続く中、年末年始に向けて感染が一気に拡大する可能性がある」

一気に拡大することは想定していない予測だな。

1.2×1.2≒1.4(2週間後:2.0万人)

1.2×1.2×1.2×1.2≒2.1(4週間後:2.9万人)

第6波や第7波の時のように、1週間で2倍になったらどうなるのか。

2×2=4(2週間後:5万6千人)

2×2×2×2=16(4週間後:22万4千人)

現在の感染者数のアベレージは、概ね1.4万人だからな。

「一気に拡大」というのは、そういうことだ(そうなのかあ?)。

ちなみに、東京都の第7波の最大感染者は4万人程度だ。

まあ、どうでもいいんですが。

今のところ、感染者の増加は、そういうべらぼーな感じではない。

今後のことはともかく、今までの増加を見る限り、爆発的な状況は想定し辛い(テキトーです)。

医療ひっ迫ということになれば、インフルエンザとの同時流行が懸念されるけど、いまのところ、それもない。

米国では、3重流行(トリプルデミック?)が起こっていて、大変なことになっているようだ。

(マスク生活への逆戻りが始まったアメリカ 人々が恐れる「トリプルデミック」とは?)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/220140

「人々が恐れるのは新型コロナと季節性インフルエンザ、秋に乳幼児らの感染が拡大した呼吸器系疾患を引き起こすRSウイルスによる「トリプルデミック」」

「三つが同時に拡大する危機が高まっている。」

「すでに一部で医療機関の逼迫や風邪薬の不足が発生」

「西部オレゴン州の当局者は8日、集中治療室(ICU)のベッド不足について「三つの感染の組み合わせにより、コロナの最悪期にもなかったことが起きている」と述べた。」

一寸先は闇の新型コロナ。

ケーブダイビングで言えば、ライトが全部ぶっ壊れちまって、おまけにロストラインしたような感じか。

ヤバいな・・・。

ヤバ過ぎ!。

「ニューヨーク市は9日、公共施設の屋内などでのマスク着用を強く呼びかけることを決めた。」

「全米人口最多のカリフォルニア州ロサンゼルス郡では8日、公衆衛生責任者がマスク着用を訴えるとともに、感染状況がさらに悪化した場合は着用義務を復活させる考え」

うーん、マスク交換とかのスキルも、必須かもな・・・。